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#012「ワールドシリーズで最も有名なホームラン」(1975.10.21)

「入れ、入れ」と体で表現したフィスク。1975年のワールドシリーズは雨による順延が続き、それにより注目がさらに集まったシリーズとなった。レッドソックスの2勝3敗で迎えた第6戦は3日も順延し、フェンウェイパークで行われた。その注目された試合は好プレーが相次ぐ試合となり、試合は延長戦へ。特にレッドソックスはチャンスを掴むも決定打が出ず、延長12回までもつれ込んだのである。

12回裏の先頭打者として打席に入ったのはカールトン・フィスク。そのフィスクは2球目を捕らえた。レフトスタンドへ向けて大きく上がった打球は飛距離こそ十分だが、フェアかファールかが微妙な位置へ飛んでいったこともあり、フィスクはフェアになるように、両手で大きく風を送るかのような仕草を見せた。それはまるでフェアゾーンに落ちるようにと願いを込めるかのようであり、このフィスクの願いが通じたのか、打球はレフトポールに当たるサヨナラHRとなった。

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#011「満身創痍で放った代打逆転サヨナラ弾!」(1988.10.15)

まさかの登場でまさかの逆転弾を放ったギブソン。1988年ワールドリーズ第1戦、3対4と劣勢のドジャースは最終回2アウト1塁と追い込まれた。マウンドにはアスレティックスの誇るクローザーのデニス・エカーズリーがいた。ここでトミー・ラソーダ監督は左足の怪我で出場が絶望視されていたカーク・ギブソンを打席に送ったのである。どよめく球場の雰囲気の中で、ギブソンは痛々しく粘った。そして8球目をライトスタンドに運んだのである。代打逆転サヨナラ2ランHRとなり、ドジャースは先勝し、この勢いで世界一の栄冠を勝ち取った。

アスレティックスはトニー・ラルーサ監督の下、ホセ・カンセコマーク・マグワイアを中心とする強力打線に加え、デーブ・スチュワート、ボブ・ウェルチらの先発投手陣を抱え、黄金時代を迎えつつあるほど戦力が整っていた。対するドジャースもこの年、連続イニング無失点のメジャー記録を樹立したオーレル・ハーシハイザーがいるものの、主砲ギブソンを欠き、戦前はアスレティックス有利と言われていたのである。

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#010「歴史を変えた“ザ・キャッチ”」(1954.9.29)

メジャー史に残る外野守備となった「ザ・キャッチ」。1954年ワールドシリーズ第1戦、2対2で迎えた8回表、ノーアウト1塁2塁というピンチを迎えたジャイアンツ。ここでこの試合3安打放っているビック・ワーツを打席に迎えた。ワーツの打球はセンター後方に大きな飛球となるが、これをセンターを守るウイリー・メイズが背走し、打球を好捕。そのまま即座に2塁に送球し、得点を許さなかった。このワンプレーがシリーズの流れを変えた。

この年のワールドシリーズはリーグ新記録となる111勝を挙げて、ヤンキースの6連覇を阻んでリーグ優勝を果たしたインディアンズとジャイアンツとの対戦となった。インディアンズには火の玉投手ことボブ・フェラーを始めとして、ボブ・レモン、マイク・ガルシアなどの強力投手陣を抱えており、戦前の大方の予想はインディアンズ優勢。ジャイアンツの目玉はメイズだったが前年まで兵役についており、この年からフィールドに戻ってきたばかり。そうではあるがメイズは打率.345、41HR、110打点を記録して首位打者になるなど超人的な実力を見せていた。

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#009「流れを変えた最高の中継プレー“ザ・フリップ”」(2001.10.13)

何故その場所にいたのか、キャプテンのジーター。2001年、アメリカンリーグのディビジョンシリーズ第3戦。4年連続世界一を目指すヤンキースは、アスレティックス相手に0勝2敗と追い詰められていた。1対0で迎えた7回裏、ヒットで出塁したジェレミー・ジオンビー(ジェイソン・ジオンビーの弟)を1塁に置き、続くテレンス・ロングがライト線へヒット。これを見て1塁ランナーのジオンビー弟は一気にホームを狙った。

ライトを守っているシェーン・スペンサーからの返球は、カットに入るファーストのティノ・マルチネスの頭を越え、捕手ホルヘ・ポサダの右側に逸れつつあった。この返球に反応したのはショートストップのデレク・ジーターだった。突然、ジーターがその中継線に入ってきたのである。

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#008「大記録に挑んだ安打製造機!5安打足りず」(1980)

惜しくも打率4割を逃した1980年のブレット。1980年のジョージ・ブレットは、8月が終わった段階での打率が.403と高打率をキープ。実にテッド・ウイリアムス以来の4割打者誕生かと注目が集まったが、9月に入って失速。途中、手首の怪我で離脱もあったが、9月19日の時点で.400として以降はスランプに陥った。結果、打率.390(449打数175安打)に終わり、打率4割は達成できなかった。打率4割には5安打足りなかった計算になる。

開幕当初のブレットは決して好調を維持し続けたわけではなく、5月が終わる段階では打率3割にも足りてなかった。6月になって調子を取り返すが、盗塁を試みた際に右足首を痛めて約1ヶ月離脱。7月10日に戦線復帰し、そこから快進撃が始まった。7月の月間打率は.494、8月の月間打率は.430という勢いで打率4割の期待を抱かせたのである。

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#007「移籍が生んだ珍事!移籍前リーグで首位打者」(1990)

移籍前のリーグで首位打者に輝いたマギー。1989年8月29日、リーグ3連覇を狙うアスレティックスはカージナルスからウイリー・マギーを獲得。移籍が決まった時点でマギーはナショナルリーグ2位となる打率.335をマークしていた。思いもよらぬシーズン終盤でのアメリカンリーグでの移籍となったが、マギーは移籍後不振に陥った。チームもリーグ3連覇は達成するが、ワールドシリーズではレッズの前に4連敗してシーズンを終えた。

不振に陥ったのはマギーだけではなく、移籍前にナショナルリーグ1位だったレニー・ダイクストラも不振に陥った。マギー移籍前には.340だった打率が、シーズン終了時には.325とリーグ4位に落ちていた。これにより既にナショナルリーグで規定打席に達していたマギーが、アメリカンリーグに在籍しながら、ナショナルリーグの首位打者になる珍事が起こったのである。

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#006「打率4割の最年少記録を作った“若者”」(1941.9.28)

メジャー最後の4割打者であるウイリアムス。1941年、開幕当初のテッド・ウイリアムスは足首の怪我が響き、約2週間は代打での出場が続いた。スタメンに復帰後は復調し、5月25日の対ヤンキース戦で5打数4安打をマークして打率を4割の大台に乗せた。そのまま4割を維持したままでオールスターゲームに出場し、劇的な3ランHRも放っている。

後半戦に入り、一時的に打率4割を割ることがあったが、選球眼の良いウイリアムスはよく四球を選んでいた。シーズンが終盤に差し掛かり、打率4割が現実のものとなってくるに従って、周囲は騒ぎ始めたのである。もし4割打者が誕生すれば、1930年のビル・テリー以来11年ぶりとなる。

残り3試合を残した段階で打率は.399。残すは9月27日、28日の対アスレティックス3連戦(28日はダブルヘッダー)のみである。27日の試合では3打数1安打に終わり、打率は.3995となった。四捨五入すれば打率4割となることから、28日の試合はウイリアムスは欠場するのではという声が聞こえた。

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#005「勇気ある決断!連続試合出場ストップ」(1998.9.20)

自ら申し出て、連続試合出場に終止符を打ったリプケン。1998年9月20日、そこにあるべきはずの名前がなかった。この年のボルチモアでの最終戦、カル・リプケンが自らの連続試合出場に終止符を打つことを決断し、自ら申し出たという。1982年から続いていたメジャーリーグ記録でもある連続試合出場は2632試合でストップすることになった。

1982年5月30日から始まった連続試合出場は、サードを守りスタートし、後にショートストップにコンバート。1982年6月5日からは1987年9月14日までは8243連続イニング出場を果たし、これもメジャー記録である。1994年のストライキを乗り越え、1995年9月6日にはルー・ゲーリッグの持つ2130試合連続出場のメジャー記録を塗り替えた。1996年6月14日には衣笠祥雄の2215試合連続試合出場という世界記録も塗り替えたのである。

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