- 2008-10-11 (土) 0:08
- MLB Playback
2001年、アメリカンリーグのディビジョンシリーズ第3戦。4年連続世界一を目指すヤンキースは、アスレティックス相手に0勝2敗と追い詰められていた。1対0で迎えた7回裏、ヒットで出塁したジェレミー・ジオンビー(ジェイソン・ジオンビーの弟)を1塁に置き、続くテレンス・ロングがライト線へヒット。これを見て1塁ランナーのジオンビー弟は一気にホームを狙った。
ライトを守っているシェーン・スペンサーからの返球は、カットに入るファーストのティノ・マルチネスの頭を越え、捕手ホルヘ・ポサダの右側に逸れつつあった。この返球に反応したのはショートストップのデレク・ジーターだった。突然、ジーターがその中継線に入ってきたのである。
わずかに逸れた返球に対し、一連の流れの中で中継線に入ったジーターは素早くボールを取り、バックハンドでポサダの左側にトス。ホームへ向かってきたジオンビー弟をジャストのタイミングで刺し、得点を許さなかった。結果、ヤンキースはこの試合に勝利し、このシリーズも2連敗後の3連勝で制したのである。
仮にジーターのトスがなければ、ポサダは右側にそれた送球を取り、体を反転してタッチプレイに移らざるを得ないという時間的ロスがあるため、ホームインを許していただろう。ジーターのこの機転を利かしたワンプレイは「ザ・フリップ」と呼ばれ、前年までのヤンキース3連覇が決してフロックでないことの証明となった。
<written by Kenji@webmaster>
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