- 2008-09-27 (土) 0:02
- MLB Playback
1989年8月29日、リーグ3連覇を狙うアスレティックスはカージナルスからウイリー・マギーを獲得。移籍が決まった時点でマギーはナショナルリーグ2位となる打率.335をマークしていた。思いもよらぬシーズン終盤でのアメリカンリーグでの移籍となったが、マギーは移籍後不振に陥った。チームもリーグ3連覇は達成するが、ワールドシリーズではレッズの前に4連敗してシーズンを終えた。
不振に陥ったのはマギーだけではなく、移籍前にナショナルリーグ1位だったレニー・ダイクストラも不振に陥った。マギー移籍前には.340だった打率が、シーズン終了時には.325とリーグ4位に落ちていた。これにより既にナショナルリーグで規定打席に達していたマギーが、アメリカンリーグに在籍しながら、ナショナルリーグの首位打者になる珍事が起こったのである。
移籍後のマギーの打率は.274と低く、移籍前と合わせると.324となり、結果的にはアメリカンリーグ首位打者のジョージ・ブレット(.329)、ナショナルリーグ2位のエディ・マレー(.330)、3位のデーブ・マガダン(.328)にも届いていなかった点が愉快ではある。しかし、マギーは1985年には.353という高打率で首位打者となり、さらにMVPも受賞している名選手である。
マギーはアスレティックスでは怪我で離脱したデーブ・ヘンダーソンの代役が求められていたが、ポストシーズンに入ってからはヘンダーソンが復帰したこともあり、マギーの出場機会は減った。通算2254本安打を記録した巧打者であるマギーにとっては困惑の1年だったに違いない。
<written by Kenji@webmaster>
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