- 2009-01-19 (月) 0:05
- MLB Players

#* アディー・ジョス(Addie JOSS) | SP

- 1902年・ブロンコスと契約
- 1880年4月12日生 右投右打 187センチ 83キロ
- ウィスコンシン州出身
選手の紹介文
20世紀初頭のメジャーリーグを代表する投手として活躍したアディー・ジョス。2度のノーヒッター(うち1試合は完全試合)、4年連続含む5度の防御率1点台と投手として抜群の実力を発揮した。惜しくも病気により31歳にして天に召されてしまったが、それ故に悲劇のヒーローである面が強く残ることとなってしまった。
ウィスコンシン州で生まれたジョスは、大学在籍中からセミプロ球団やマイナー球団で投げていた。速球と鋭いカーブを武器にしており、練習により抜群の制球力も身につけた。1901年にはマイナーのトレドで投げて、25勝(15敗)という非凡な数字を残している。
1902年、クリーブランドに本拠地を構えるブロンコス(現在のインディアンズ)と契約。4月にはメジャーデビューを飾ったが、そのデビュー戦(対ブラウンズ戦)で1安打完封という衝撃的な結果を残したのである。この年は32試合に登板(先発は28試合)し、17勝13敗、防御率2.77という成績を残した。完投が28試合(完封が5試合)というのも時代を象徴する数字である。
1903年からはチームの主力選手であるナップ・ラジョイの影響もあり、チーム名をナップスと改称した。そのチームの主力投手として活躍が期待されたジョスだが、シーズン中に高熱でうなされ約1ヶ月離脱。しかし、18勝13敗、防御率2.19という数字を残した。
1904年はマラリアで一時離脱。その中でも14勝10敗、防御率1.59と桁違いの成績を残し、最優秀防御率のタイトルを獲得した。翌1905年も20勝12敗、防御率2.01という好成績を残したが、この年も腰痛で苦しむなど、なかなか満足したシーズンを過ごすことができないでいた。
1906年以降は21勝(9勝)、27勝(11敗)、24勝(11敗)とチームの勝利に大きく貢献(1905年から数えると4年連続でのシーズン20勝を記録したことになる)。防御率に関しても1.72、1.83、1.16。1.71と4年連続防御率1点台を記録する抜群の安定感を見せている。1907年には最多勝と最優秀防御率の2つのタイトルを手にしている。
1908年のシーズン終盤、10月2日の対ホワイトソックス戦で40勝投手のエド・ウォルシュと投げ合ったジョス。8回まで1人のランナーも出さない投球を披露。最終回も抑え、最後はサード強襲の当たりを味方の守備がきっちりと抑え、完全試合を達成したのである。20世紀にして、サイ・ヤング(1904年)に次ぐ2人目の完全試合達成者となった。投げ合ったウォルシュも4安打1失点の15奪三振という投球を見せており、価値ある勝利であった。
1910年、開幕早々にノーヒッターを達成。しかし、ジョスは右肘に痛みを訴え、後半戦を欠場することとなった。このとき、ジョスの体は病魔が襲っており、1911年シーズン開幕前にはやせ細った体になっていた。肺結核に蝕まれていたのである。1911年4月には31歳の若さでこの世を去ることとなってしまった。
誰からも愛される人柄で、ジョスの葬儀にはナップスのメンバーが試合を延期してまで足を運んだという。メジャー9年間の通算成績は160勝97敗、防御率1.89というものだが、歴代の大投手の中でも通算防御率が1点台なのはウォルシュ(1.82)とジョスの2人だけであるメジャー実績が10年以上でなければ殿堂入り出来ない規約より、なかなか殿堂入り出来ないでいたが、特例が認められ、1978年に殿堂入りが決まった。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
- 最多勝:1回(1907-AL)
- 最優秀防御率:2回(1904-AL、1907-AL)
受賞アワード一覧
各年度別成績一覧
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 1902 Cle 32 29 28 5 17 13 0 269.1 225 106 75 120 83 2.77 1903 Cle 32 31 31 3 18 13 0 283.2 232 120 37 105 69 2.19 1904 Cle 25 24 20 5 14 10 0 192.1 160 83 30 51 34 1.59 1905 Cle 33 32 31 3 20 12 0 286.0 246 132 46 90 64 2.01 1906 Cle 34 31 28 9 21 9 1 282.0 220 106 43 81 54 1.72 1907 Cle 42 38 34 6 27 11 2 338.2 279 127 54 100 69 1.83 1908 Cle 42 35 29 9 24 11 2 325.0 232 130 30 77 42 1.16 1909 Cle 33 28 24 4 14 13 0 242.2 198 67 31 71 46 1.71 1910 Cle 13 12 9 1 5 5 0 107.1 96 49 18 35 27 2.26 ----------------------------------------------------------------------------- Total 286 260 234 45 160 97 5 2327.0 1888 920 364 730 488 1.89
キャリアハイライト一覧
- 完全試合:1回(1908-10-2-Cle/ホワイトソックス戦)
- ノーヒッター:2回(1908-10-2-Cle/ホワイトソックス戦、1910-4-20-Cle/アスレティックス戦)
- 殿堂入り:1978年(ベテランズ委員会)
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