- 2009-03-31 (火) 0:05
- MLB Players
#29 エイドリアン・ベルトレイ(Adrian BELTRE) | 3B

- 1994年7月・ドジャースと契約
- 1979年4月7日生 右投右打 180センチ 74キロ
- ドミニカ共和国出身
過去3年間の成績
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 2006 Sea 156 620 88 166 39 4 25 89 118 47 11 .328 .465 .268 2007 Sea 149 595 87 164 41 2 26 99 104 38 14 .319 .482 .276 2008 Sea 143 556 74 148 29 1 25 77 90 50 8 .327 .457 .266 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1570 5836 774 1581 321 26 242 862 1010 459 98 .327 .459 .271
選手の紹介文
マリナーズのサードを守り、主力打者としてチームを引っ張るエイドリアン・ベルトレイ。若くしてメジャー昇格を果たすも荒さが前面に出ており、伸び悩みの感はあったが、元々の周囲の期待が大きすぎたこともある。マリナーズ移籍後はスラッガーとしてではなく、守備を含めたトータルで結果を残している。
ドミニカ共和国出身のベルトレイがドジャースと契約を結んだのは、1994年7月のことである。ベルトレイは16歳(1978年生まれ)としていたが、実はまだ15歳(1979年生まれ)だったという。本来であれば16歳にならないとプロと契約を結べないはずが、1歳ごまかして契約を交わしたことは違反であり、この年齢詐称が表面化するのは後々のことである。
1995年、プロとしてのキャリアは故郷のドミニカリーグで迎えることとなったが、打率.307をマークする非凡さを見せた。翌1996年はアメリカ本土に移り、1Aサバンナと1Aサンベルナルディノの2つのランクでプレーし、計129試合の出場で打率.284、26HR、99打点と力強い打撃成績を残している。サードを守る強肩も一目を置かれるなど、将来性は高く評価されていた。
1997年は1Aベロビーチに移り、ここでフルシーズンを過ごした。123試合に出場し、打率.317、26HR、104打点、25盗塁をマークして、本塁打王と打点王の二冠王に輝いていた。さらに得点(95点)はリーグ2位であり、打率はリーグ4位という猛打でリーグのMVPも受賞。スラッガーとしての資質を遺憾なく発揮したことに球団内の評価は高まる一方だった。
1998年、開幕は2Aサンアントニオで迎えるが、64試合に出場して打率.321、13HR、56打点、20盗塁と前年の勢いに並ぶだけの活躍を見せたベルトレイ。6月末になるとメジャー昇格の通知が届いたのである。ドジャースとしては、それまでサードを守っていたトッド・ジールをマーリンズに放出したことが遠因となる。メジャーではサードのポジションをほぼ手中に収め、結果としては77試合に出場。打撃成績は打率.215、7HR、22打点に終わっている。オフに参加したドミニカのウインターリーグでは打率.301、10HR、37打点と好成績を残し、リーグのMVPにも輝くなど能力の高さを見せたのである。
1999年はスプリングトレーニングから打棒を発揮し(打率.456)、ドジャースの開幕サードの座を手にした。ドジャースのサードはなかなか定着しなかったが、そこに現れた期待の若手ということでチーム内の期待は凄まじいものがあった。152試合に出場し、打率.275、15HR、67打点、18盗塁をマークしている。課題としてはサードの守備であり、29個ものエラーを喫する不安定さを露呈した。これはホゼ・オファーマンのシーズンエラー記録(35個/1995年)に次ぐものである。
そして、オフになるとプロ入り時の年齢詐称問題が明るみに出てしまった。代理人スコット・ボラスが契約の無効を訴え、フリーエージェントを求めたことから、メジャーリーグ全体を含んだ大問題になってしまう。コミッショナーサイドによる約6週間の調査の結果、ベルトレイのFAは認められず、ドジャースが1年間ドミニカ共和国の選手と契約できない、という裁定となった。結果、2000年以降もドジャースの一員としてプレーすることが決まったのである。
2000年、5月末からの約3週間を故障者リストで過ごすが、結果としては138試合の出場で打率.290、20HR、85打点、12盗塁をマーク。得点圏での打撃成績は打率.321、8HR、54打点と勝負強い面も見せている。翌2001年はオフシーズンに受けた手術の影響で開幕は故障者リストで迎えた。5月12日にようやく戦線復帰し、尻上がりに良くなる成績で、結果としては126試合に出場し、打率.265、13HR、60打点という内容に終わっている。
2002年、開幕序盤こそは好調で5月の始めの段階で3割以上の打率をキープしていたが、そこから急降下。オールスター後に復調するが、シーズン通しては159試合の出場で打率.257、21HR、75打点に終わった。翌2003年は序盤から2割前半の低打率で、158試合に出場するも打率.240、23HR、80打点に終わった。マイナー時代に見せたスラッガーぶりはなりを潜める点に周囲の評価は二分されている。
そんな中で迎えた2004年シーズンはベルトレイにとって重要な1年となった。開幕直後の4月6日のパドレス戦で通算100号HRを放った。25歳の誕生日前日に飛び出した100本目のHRだが、25歳以下での通算100HR到達は、メジャー史上36人目の快挙である。4月の月間成績は打率.353、7HR、20打点をマーク。5月は打率.283となるが、6月以降は.354、.338、.362、.355と終始高打率をキープした。
7月は10HRに22打点を挙げると、8月も13HRに24打点と勢いは全く衰えなかった。結果として156試合に出場し、打率.334、48HR、121打点という抜群の成績を残し、本塁打王に輝いた。サードとしてのシーズン48HRは、マイク・シュミットの記録(1980年)に並ぶものである。MVP投票ではバリー・ボンズに次ぐ2位に付けている。シルバースラッガー賞も初受賞を果たすなど、重要なシーズンとなった。オフには晴れてFAとなると、マリナーズと5年間6400万ドルという大型契約を交わし、移籍が決まったのである。
移籍1年目となる2005年、期待された中で156試合に出場し、打率.255、19HR、87打点と前年の成績を大きく下回った。守備では安定感を見せたが、打撃は期待を裏切り、キャリアハイとなるシーズン108三振と苦しんだ。翌2006年も開幕から全く振るわず、後半戦に入り、ようやく当たりを取り戻している。しかし、156試合の出場で打率.268、25HR、89打点は期待はずれであり、三振数も118個喫し、前年を上回っている。
2007年、149試合に出場し、打率.276、26HR、99打点に41本の2塁打を記録するなど、マリナーズ移籍後としては最高の成績を残した。サードとしてはリーグ最多タイの18個のエラーを喫したが、リーグトップの121個の刺殺、リーグ2位の287個の捕殺が評価され、自身初となるゴールドグラブ賞を受賞している。7月には1ヶ月だけで30打点を挙げる猛打を見せるなど、当たりを取り戻しつつあった。
2008年は左肩を痛めながらのプレーとなったが、143試合の出場で打率.266、25HR、77打点という数字を残した。9月1日の対レンジャーズ戦では球団史上4人目となるサイクルヒットも達成。この試合では1試合で5安打5得点を達成した球団史上初の選手となった。同じ日にスティーブン・ドリューもサイクルヒットを記録しており、メジャーリーグとしても1日に2人がサイクルヒットというのは1920年以来の快挙となる。左肩と左手親指の手術に踏み切ることとなり、シーズンを9月半ばで終えることとなったベルトレイ。2年連続でゴールドグラブ賞も受賞を果たした。2009年は契約最終年となることで、その動向に注目が集まる。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
- 本塁打王:1回(2004-NL)
受賞アワード一覧
- ゴールドグラブ賞:2回(2007-AL、2008-AL)
- シルバースラッガー賞:1回(2004-NL)
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1998 LAD 77 195 18 42 9 0 7 22 37 14 3 .278 .369 .215 1999 LAD 152 538 84 148 27 5 15 67 105 61 18 .352 .428 .275 2000 LAD 138 510 71 148 30 2 20 85 80 56 12 .360 .475 .290 2001 LAD 126 475 59 126 22 4 13 60 82 28 13 .310 .411 .265 2002 LAD 159 587 70 151 26 5 21 75 96 37 7 .303 .426 .257 2003 LAD 158 559 50 134 30 2 23 80 103 37 2 .290 .424 .240 2004 LAD 156 598 104 200 32 0 48 121 87 53 7 .388 .629 .334 2005 Sea 156 603 69 154 36 1 19 87 108 38 3 .303 .413 .255 2006 Sea 156 620 88 166 39 4 25 89 118 47 11 .328 .465 .268 2007 Sea 149 595 87 164 41 2 26 99 104 38 14 .319 .482 .276 2008 Sea 143 556 74 148 29 1 25 77 90 50 8 .327 .457 .266 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1570 5836 774 1581 321 26 242 862 1010 459 98 .327 .459 .271
キャリアハイライト一覧
- サイクルヒット:1回(2008-9-1-Sea/レンジャーズ戦)
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