- 2008-11-03 (月) 0:06
- MLB Players

#6 アル・ケーライン(Al KALINE) | OF

- 1953年・タイガースと契約
- 1934年12月19日生 右投右打 187センチ 79キロ
- メリーランド州出身
選手の紹介文
タイガース一筋にプレーし、通算3000本安打も達成しているアル・ケーライン。マイナー経験なく18歳でメジャーデビューし、20歳の若さで首位打者を獲得する早熟ぶりを見せた。MVP等の大きなタイトルには縁がなかったが、1968年にはタイガースの世界一にも貢献している。背番号6番はタイガースの永久欠番となっている。
メリーランド州に生まれたケーライン。高校時代から高い評価を受けていたこともあり、卒業時の1953年6月にはタイガースと契約金35000ドルで契約を交わした。18歳のケーラインは細身の体ではあったが、高い打撃能力や内野手としての強肩に一目置かれていたのである。ちなみに当時はまだ地元ボルチモアにメジャー球団がなく、ブラウンズが移転してオリオールズになるのは翌1954年のことであり、ケーラインがもう少し遅く生まれてきていたら運命は変わっていたかもしれない。
契約した年、マイナーリーグを経験せずにそのままメジャーデビューを飾った。元々は内野手だったが、プロ入り後はライトを守るようになったのである。この年は大半が守備固めであり、わずか30試合に出場したのみである。打撃面において、高校時代は打率4割をマークしていたが、新人の頃はさっぱりで、打球が内野の頭を越えず、苦しんだという。
いかなる状況であろうと、タイガース内のでケーラインの将来に対しての評価は変わらなかった。2年目となる1954年にはライトのポジションを獲得。まだ19歳という若さもあったが138試合に出場し、打率.276、4HR、43打点という成績に終わっている。
1955年、開幕早々の4月半ばに1試合3HRをマークするなど、序盤から好調を維持。終わってみれば152試合の出場で、打率.340、200安打、27HR、102打点という好成績を残し、20歳で首位打者のタイトルを獲得。これはタイガース史上に残る大選手タイ・カッブの持つ史上最年少首位打者にあと1日と迫るものである。MVP争いでは1位となったヨギ・ベラに17ポイント差で迫る2位に付けている。
一躍飛躍を果たしたケーラインはその後も安定した数字を残していった。安定した打撃能力に加え、守備面でもチームにも貢献。1954年からは5年連続で2桁の捕殺数をマークすると、相手チームも無理して進塁しないようになり、捕殺数は減ることになった。1957年にゴールドグラブ賞が制定されるとその年以降の11年間で10度も受賞するほど高い評価を手にしている。
20歳の首位打者以降、なかなか打撃タイトルに縁はなかった。1962年には守備中に怪我で鎖骨を骨折し、約2ヶ月も離脱。結果、わずか100試合の出場に留まったが、打率.304、29HR、94打点と圧巻の数字を残した。翌1963年は145試合の出場で、打率.312、27HR、101打点という成績を残し、MVP投票はエルストン・ハワードに次ぐ2位に付けた。タイガースとしてはリーグ5位でありながらもMVP争いに名前が挙がるという点は評価の高さを伺わせる。
なかなか優勝に縁がなかったタイガースだが、1968年にようやく優勝を果たした。ケーラインにとって始めての優勝経験だったが、この年は死球による腕の骨折もあり、満足したプレーは出来なかった。シーズン中は先発メンバーを外れることが多かったのである。ワールドシリーズ(対カージナルス)では、この年のレギュラー外野手3人(ジム・ノースラップ、ウイリー・ホートン、ミッキー・スタンリー)とケーラインの起用に注目が集まる中、スタンリーにショートを守らせる奇策を見せた。それほどまで大試合でのケーラインの出場にこだわったのである。
1勝3敗と追い詰められたタイガースだが、第5戦の7回裏に1アウト満塁のチャンスでケーラインが逆転2点タイムリーを放ったところからきっかけを掴み、試合に勝利。第6戦、7戦にも勝利し、見事に逆転での世界一を果たした。このシリーズ、ケーラインは打率.379(29打数11安打)、2HR、8打点を記録する打棒で自身初の世界一に大きく貢献した。
1974年を持って現役を引退。通算成績は打率.297、399HR、1583打点というものである。特に3007安打は、タイガース史上でカッブに次ぐ球団最高記録である。引退後もブロードキャスターとして一貫してタイガースの試合に関わり、スプリングトレーニングでもタイガースの若手育成に取り組むなど、まさにタイガース一筋である。1980年には殿堂入り資格取得1年目にして殿堂入りを果たし、その栄誉が讃えられた。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
- 首位打者:1回(1955-AL)
受賞アワード一覧
- ゴールドグラブ賞:10回(1957-AL~1959-AL、1961-AL~1967-AL)
- ロベルトクレメント賞(1973)
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1953 Det 30 28 9 7 0 0 1 2 5 1 1 .300 .357 .250 1954 Det 138 504 42 139 18 3 4 43 45 22 9 .305 .347 .276 1955 Det 152 588 121 200 24 8 27 102 57 82 6 .421 .546 .340 1956 Det 153 617 96 194 32 10 27 128 55 70 7 .383 .530 .314 1957 Det 149 577 83 170 29 4 23 90 38 43 11 .343 .478 .295 1958 Det 146 543 84 170 34 7 16 85 47 54 7 .374 .490 .313 1959 Det 136 511 86 167 19 2 27 94 42 72 10 .410 .530 .327 1960 Det 147 551 77 153 29 4 15 68 47 65 19 .354 .426 .278 1961 Det 153 586 116 190 41 7 19 82 42 66 14 .393 .515 .324 1962 Det 100 398 78 121 16 6 29 94 39 47 4 .376 .593 .304 1963 Det 145 551 89 172 24 3 27 101 48 54 6 .375 .514 .312 1964 Det 146 525 77 154 31 5 17 68 51 75 4 .383 .469 .293 1965 Det 125 399 72 112 18 2 18 72 49 72 6 .388 .471 .281 1966 Det 142 479 85 138 29 1 29 88 66 81 5 .392 .534 .288 1967 Det 131 458 94 141 28 2 25 78 47 83 8 .411 .541 .308 1968 Det 102 327 49 94 14 1 10 53 39 55 6 .392 .428 .287 1969 Det 131 456 74 124 17 0 21 69 61 54 1 .346 .447 .272 1970 Det 131 467 64 130 24 4 16 71 49 77 2 .377 .450 .278 1971 Det 133 405 69 119 19 2 15 54 57 82 4 .416 .462 .294 1972 Det 106 278 46 87 11 2 10 32 33 28 1 .374 .475 .313 1973 Det 91 310 40 79 13 0 10 45 28 29 4 .320 .394 .255 1974 Det 147 558 71 146 28 2 13 64 75 65 2 .337 .389 .262 ------------------------------------------------------------------------------ Total 2834 10116 1622 3007 498 75 399 1583 1020 1277 137 .377 .480 .297
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:15回(1955-AL~1967-AL、1971-AL、1974-AL)
- 世界一経験:1回(1968-Det)
- 殿堂入り:1980年(投票率:88.3%)※1回目
- 永久欠番:#6(Tigers)
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Tags :
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