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Al LEITER(アル・ライター)

Major League Baseball

#22 アル・ライター(Al LEITER) | SP

アル・ライター

  • 1984年6月ドラフト・ヤンキース2位(全米50番目)
  • 1965年10月23日生 左投左打 190センチ 97キロ
  • ニュージャージー州出身

選手の紹介文
かつてはメッツのエースとして活躍したライター。勝つチームを渡り歩き、メジャーリーグ全30球団から白星を挙げているアル・ライター。若くしてブルージェイズ、マーリンズで世界一を経験し、メッツ時代にもワールドシリーズ出場を経験している。非常に明るい選手で周囲の選手を和ませる雰囲気を持っていたこともあり、引退後はキャスターとして活躍している。

ライターの子供の頃のアイドルはトム・シーバーで、よくシェイスタジアムまでよく足を運んだという。高校時代に延長14回2/3まで無失点に抑え、32個もの三振を奪ったこともあった。1984年のドラフトでヤンキースに2位指名(全米50番目)を受けてプロ入り。マイナーでは目立った成績こそは挙げられなかったが、その投球スタイルはかつてのヤンキースのエース、ロン・ギドリーを彷彿させた。そして、毎年着実に階段を昇るライターは1987年に初めてのメジャー昇格を果たす。メジャー1年目は4試合に先発し、2勝2敗という成績に終わり、翌1988年も14試合に先発するが、4勝4敗と並の成績に終わる。

転機が訪れたのは1989年のことで、開幕早々にブルージェイズへの移籍が決まったのである。交換相手は、かつて本塁打王にも輝き、後に日本でもプレーすることになるジェシー・バーフィールドであり、期待されての交換トレードだった。しかし、ライターは移籍後すぐに故障者リスト入りしてしまい、残りのシーズンを棒に振ってしまった。再起をかけた1990年はマイナーからのスタートだったが、終盤にメジャー昇格し、中継ぎとして4試合に登板。怪我の影響もあり、移籍当初の期待を裏切る形でその後2年間は主にマイナーで過ごすこととなった。

本格的にメジャーに定着したのは1993年のことである。前年に世界一を経験したブルージェイズの中で中継ぎとして地位を確立。この年、34試合に登板(先発は14試合)し、9勝6敗2セーブの防御率4.11という記録を残している。ワールドシリーズにも中継ぎとして登板し、チームの2年連続世界一に貢献した。

1994年からは本格的に先発へ転向したが、20試合に先発し、6勝7敗という成績に留まった。この頃までのライターは毎年の様に怪我で故障リスト入りを繰り返し、さらにノーコンであることが、ワンランク上の投手になることを妨げていた。1995年には怪我なく、先発でフル回転し、初めての2桁勝利(11勝11敗)を記録し、飛躍のきっかけを掴んだ。この年のオフ、FAとなったライターは新興球団であるマーリンズへの移籍を決めたのである。

大試合で素晴らしいピッチングを見せる。マーリンズへの移籍1年目となる1996年、5月11日の対ロッキーズ戦で球団史上初のノーヒッターを記録。この勢いに乗って、この年のライターは33試合に先発し、自己最多の16勝(12敗)を始めとして、防御率2.93を記録するなど、キャリア最高のシーズンとした。翌1997年は2度の故障者リスト入りがあったが、チームはワイルドカードでポストシーズンへ進出し、球団創立5年目での世界一の栄光を手にした。ライターにとっては2度目の世界一となる。

その年のオフに待っていたのは、チームの緊縮財政の方針によるメッツへの移籍だった。若手選手との交換でメッツ入りすることになったが、交換相手には後に球団史上3人目のノーヒッターを記録するAJ・バーネットも含まれていた(2人目のノーヒッター記録者はケビン・ブラウン)。

メッツでの1年目となる1998年は17勝6敗の防御率2.47を記録し、誰もが認めるチームのエースとなった。翌1999年は前年から痛めていた左膝の状態がおもわしくなく、特に前半戦は苦しんだが、後半戦は大活躍。特に同率で迎えたレッズとのポストシーズン進出をかけて戦ったワンゲームプレーオフに先発し、見事な2安打完封勝利を挙げ、チームを1988年以来のポストシーズン進出に導いた(しかし、リーグチャンピオンシップシリーズではブレーブスの前に敗れてしまった)。

2000年、移籍3年目のライターは31試合に先発し、16勝8敗、防御率3.20の好成績を挙げ、チームを2年連続でのポストシーズン進出へ導く活躍。見事にワールドシリーズへもコマを進め、ライターにとっては在籍してきた3球団全てでワールドシリーズ進出の名誉を手にした。ヤンキースとのサブウェイシリーズだったが、第1戦と第5戦に先発。共に好投したが、第5戦ではライター続投が裏目となり、敗れてしまった。

世界一奪取を目標にスタートした2001年は開幕から左肘の痛みに苦しみ、開幕から3連敗で4月後半には故障者リスト入り。チームもどん底で最下位と低空飛行を続ける中、ライターの復活から徐々に上がっていき、最終的には地区首位を狙える位置まで来た(最終的には力尽きて地区2位)。この年のライターは11勝11敗の防御率3.31という成績に終わっている。

マーリンズ在籍時にはノーヒッターを達成したこともある。2002年、4月30日にダイヤモンドバックス戦で勝利を収めると、史上初となるメジャー全30球団から白星を挙げた投手となった。この年は33試合に先発し、13勝13敗、防御率3.48という成績を残している。2003年は15勝(9敗)、翌2004年も10勝(8敗)と連続シーズン2桁勝利を10年まで伸ばしたのである。2004年限りでメッツを退団することとなったが、メッツで挙げた計95勝は球団史上6位にランクする成績である。

2005年は古巣のマーリンズと1年間800万ドルで契約を交わしたライター。前半戦は3勝7敗、防御率6.64と振るわないことから、先発投手が足りていないヤンキースに放出された。ヤンキースのユニフォームを着るのは1989年以来となったが、復帰最初の試合でレッドソックスを相手に6回1/3を投げて、3安打1失点に抑える内容で復帰を飾った。ポストシーズンでも白星を挙げるなど、存在感を見せた。

2006年はヤンキースとマイナー契約を交わしたが、WBCにアメリカ代表として出場すると、そのまま現役引退を決めた。元々、シーズンオフにはオフにはスポーツ局のキャスターを務めていたこともあり、引退後もキャスターを務めた。いずれは政治家へ転身するのかという噂まで立っている。選手としての通算成績は162勝132敗、防御率3.80、1974奪三振というものである。

【written by Kenji@webmaster】

獲得タイトル一覧

受賞アワード一覧

  • ロベルトクレメンテ賞(2000)

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G  GS  CG SHO   W   L  SV     IP    H   SO   BB    R   ER    ERA
 -----------------------------------------------------------------------------
 1987  NYY    4   4   0   0   2   2   0   23.2   24   28   15   16   16   6.35
 1988  NYY   14  14   0   0   4   4   0   57.1   49   60   33   27   25   3.92
 1989  NYY    4   4   0   0   1   2   0   27.2   23   22   21   20   18   6.08
 1989  Tor    1   1   0   0   0   0   0    7.2    9    4    2    3    3   4.05
 1990  Tor    4   0   0   0   0   0   0    6.1    1    5    2    0    0   0.00
 1991  Tor    3   0   0   0   0   0   0    2.2    3    1    5    5    5  27.00
 1992  Tor    1   0   0   0   0   0   0    1.0    1    0    2    1    1   9.00
 1993  Tor   34  12   1   1   9   6   2  105.0   93   66   56   52   48   4.11
 1994  Tor   20  20   1   0   6   7   0  112.2  125  100   65   68   63   5.08
 1995  Tor   28  28   2   1  11  11   0  183.0  162  153  108   80   74   3.64
 1996  Fla   33  33   2   1  16  12   0  215.1  153  200  119   74   70   2.93
 1997  Fla   27  27   0   0  11   9   0  151.1  133  132   91   78   73   4.34
 1998  NYM   28  28   4   2  17   6   0  193.0  151  174   71   55   53   2.47
 1999  NYM   32  32   1   1  13  12   0  213.0  209  162   93  107  100   4.23
 2000  NYM   31  31   2   1  16   8   0  208.0  176  200   76   84   74   3.20
 2001  NYM   29  29   0   0  11  11   0  187.1  178  142   46   81   69   3.32
 2002  NYM   33  33   2   2  13  13   0  204.1  194  172   69   99   79   3.48
 2003  NYM   30  30   1   1  15   9   0  181.2  176  139   94   83   80   3.99
 2004  NYM   30  30   0   0  10   8   0  174.2  138  117   97   65   62   3.21
 2005  Fla   17  16   0   0   3   7   0   80.0   88   52   60   61   59   6.64
 2005  NYY   16  10   0   0   4   5   0   62.1   66   45   38   42   38   5.49
 -----------------------------------------------------------------------------
 Total      419 382  16  10 162 132   2 2391.0 2152 1974 1163 1101 1010   3.80

キャリアハイライト一覧

  • オールスター出場:2回(1996-NL、2000-NL)
  • 世界一経験:2回(1993-Tor、1997-Fla)
  • ノーヒッター:1回(1996-5-11-Fla/ロッキーズ戦)

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