- 2008-07-10 (木) 0:05
- MLB Players
#5 アルバート・プホルス(Albert PUJOLS) | 1B

- 1999年6月ドラフト・カージナルス13位
- 1980年1月16日生 右投両打 191センチ 95キロ
- ドミニカ共和国出身
過去3年間の成績
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 2005 StL 161 591 129 195 38 2 41 117 65 97 16 .430 .609 .330 2006 StL 143 535 119 177 33 1 49 137 50 92 7 .431 .671 .331 2007 StL 158 565 99 185 38 1 32 103 58 99 2 .429 .568 .327 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1091 4054 847 1344 298 13 282 861 452 592 38 .420 .620 .332
選手の紹介文
メジャーリーグで鮮烈なデビューを飾ったアルバート・プホルス。デビューから7年連続で打率3割、30HR、100打点を記録しており、これはメジャー記録でもある。バリー・ボンズなきメジャーリーグの中では、最も恐れられる打者となる。打撃面に大きな注目が集まるが、ゴールドグラブ賞を受賞するほどの高い守備力も見逃せないポイントである。
ドミニカ共和国出身で12人兄弟の末っ子として生まれる。16歳の頃に父親とともにカンザスシティに移住。子供の頃から学習能力が高く、1年で英語をマスターしたそうである。高校から実力が注目され、州の優秀選手に選ばれるなどし、奨学生として短大へ進学。在学中の1999年にカージナルスにドラフト13位で指名され、プロの世界へ足を踏み入れることとなった。
1年目となる2000年は1Aピオリアでスタート。109試合に出場し、打率.324(395打数128安打)、17HR、84打点を記録し、このチームが所属するミッドウエストリーグのMVPを獲得した。32本の2塁打を含む55本もの長打を放ち、長打率.565を記録。誰もがこのプホルスの将来に大きな希望を抱かせた。
この年の終盤には1Aポトマック、3Aメンフィスにまで昇格した。3Aのメンフィスが所属するパシフィックコーストリーグでのリーグチャンピオンシップシリーズで、延長13回にサヨナラホームランを放ち、チームを3Aワールドシリーズへ導いた。なお、プホルスはプレーオフ11試合で打率.302を記録し、プレーオフのMVPにも輝いている。
2001年のスプリングキャンプでは招待選手として参加。昨年、フェルナンド・タティースがエクスポズへ移籍したこともあり、サードは空いていた。ボビー・ボニーヤを後釜にと考えていたが、そのボニーヤが怪我。さらにファーストが確定しているマーク・マグワイアも怪我で思うようなバッティングができないため、ファースト、サードに加え、外野も守り、自らをアピールする機会がプホルスに多く巡ってきた。打撃面では打率.349に三振はわずか8個という成績を残し、開幕ロースター入りを決めた。
4月6日からのダイヤモンドバックス3連戦で、14打数7安打の8打点を記録し、メジャーデビューを華々しく飾る。開幕は外野を守っていたが、1週間もたたないうちにサードの定位置を確保する。さらに勢いは止まらず、メジャーリーグの新人タイ記録となる4月月間8本のHRを記録した(1982年のケント・ハーベック、1994年のカルロス・デルガドがそれぞれ記録している)。また打率も.370であり、この年から制定された4月の月間最優秀新人賞も受賞した。
オールスターまでに打率.323、21HR、66打点の長打率.594を記録し、オールスターゲームへの出場も決めた。途中からサードの守備に入り、打席には1度立ったが、四球に終わり、ヒットは打つことができなかった。後半戦も前半戦同様のペースで打ちまくり、ナショナルリーグの新人王をほぼ手中に収めた。結果的に打率.329、37HR、130打点という数字を残している。
さらにチームもポストシーズンへ出場。対ダイヤモンドバックスのディビジョンシリーズ第2戦では、ランディ・ジョンソンから先制2ランHRを放った。しかし、このシリーズはこのHRを合わせても2安打しか記録できず、課題が残す形となっている。チームも2勝3敗で敗れ、プホルスのメジャー初シーズンは終わりを告げた。とはいえ、地元では「ネクスト・ミュージアル(かつてカージナルスに在籍した大選手、スタン・ミュージアルの後継者)」という重々しい名前も付けられるほど、その後の期待は大きかったのである。
2002年、2年目のジンクスなんてものは感じさせず、打率.314、34HR、127打点という好成績を残した。デビューから2年連続で打率3割、30HR、100打点、100得点を記録したのは長いメジャーリーグの歴史でもプホルスが始めてである。しかし、MVP投票ではボンズがおり、2位票の大半を集める2位に終わっている。
2003年も打率.359、43HR、124打点という結果を残し、首位打者のタイトルを手にしている。23歳での首位打者となるとナショナルリーグではトミー・デービス(1962年)の記録を塗り替える最年少首位打者となる。さらにカージナルスの首位打者となるとジョー・トーレ(1971年)以来となる。安打数も212安打と大台に乗せたが、同一シーズンで40HR、200本安打を記録したのはカージナルスとしての球団史上、ホーンスビー(1922年)以来の快挙となる。しかし、MVP投票ではボンズに次ぐ2位に終わった。
2004年、開幕前に7年間1億ドルでカージナルスと契約を更新したプホルス。さらにデビュー以来、サードに外野とポジションが一定しなかったが、この年からはファーストに固定されることになった。打率.331、46HR、123打点という圧倒的な数字を残し、高いレベルを維持。2塁打を51本、3塁打を2本放ち、長打は計99本と圧巻の数字である。チームメイトのジム・エドモンズ、スコット・ローレンと共にカージナルスを引っ張り、リーグ優勝を果たした。リーグチャンピオンシップシリーズではプホルスはMVPを獲得する活躍を見せたが、ワールドシリーズではレッドソックスの前に4連敗で敗れてしまった。
2005年、プホルスの打棒は留まることを知らず、打率.330、41HR、117打点をマーク。そして、待望のMVPも受賞した。MVP級の成績を残し続けていたが、ボンズの存在がMVP受賞を遅らせたと言われる。カージナルスのMVPとしてはウイリー・マギー(1985年)以来となる。ちなみに注目されていなかった足で16盗塁も記録している。対アストロズとのリーグチャンピオンシップシリーズでは、結果2勝4敗で敗れるのだが、第5戦でブラッド・リッジから特大のHRを放つなど、存在感をはっきり示している。
2006年には開幕前のWBCでドミニカ共和国代表としてプレー。シーズン開幕後は記録的な打棒でチームを引っ張った。4月に放った月間HR数は14本を数え、これはメジャー記録である(2007年にアレックス・ロドリゲスも4月に14HRを記録し、メジャータイ記録となっている)。怪我でペースダウンすることになるのだが、途中まではボンズのシーズン73HR、ハック・ウイルソンの191打点というシーズン記録を塗り替えるほどの好調を維持していた。
シーズンを終えての成績は打率.331、49HR、137打点というもので、打率以外はキャリアハイの数字を残した。チームはシーズン83勝という低勝率ながらもポストシーズンを勝ち抜き、2年ぶりにリーグ優勝を果たす。ワールドシリーズではタイガースとの対戦となり、4勝1敗で振り切り、プホルスは世界一の美酒を初めて味わうことになる。MVP投票ではライアン・ハワードに敗れるが、プホルスにとって初めてゴールドグラブ賞も受賞するなど、価値あるシーズンとなった。
2007年は序盤から怪我などに苦しみ、思うように結果は残せなかった。尻上がりに良くなる内容ではあったが、結果としては打率.327、32HR、103打点に終わっている。メジャーデビューから7年連続25HR以上となるとダリル・ストロベリー以来、メジャー5人目の快挙となるが、7年連続30HR以上となるとプホルスしか該当しないことになる。得点数は99点に終わり、1点届かず、デビューから続けていた打率3割、30HR、100打点、100得点は昨年までの6年連続でストップしてしまった。
すでに大打者としての存在感を見せているプホルス。結果は残して当たり前であり、毎年のようにMVP級の活躍が求められている。2008年も故障者リスト入りするなど、怪我での離脱が目立ってきた感はあるが、打撃に関しては衰えを全く見せていない。早くも通算300HRを達成しており、これからは通算記録という頂きに挑戦するプホルスの姿が見られそうだ。
<written by Kenji@webmaster>
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 2001 StL 161 590 112 194 47 4 37 130 93 69 1 .403 .610 .329 2002 StL 157 590 118 185 40 2 34 127 69 72 2 .394 .561 .314 2003 StL 157 591 137 212 51 1 43 124 65 79 5 .439 .667 .359 2004 StL 154 592 133 196 51 2 46 123 52 84 5 .415 .657 .331 2005 StL 161 591 129 195 38 2 41 117 65 97 16 .430 .609 .330 2006 StL 143 535 119 177 33 1 49 137 50 92 7 .431 .671 .331 2007 StL 158 565 99 185 38 1 32 103 58 99 2 .429 .568 .327 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1091 4054 847 1344 298 13 282 861 452 592 38 .420 .620 .332
受賞タイトル一覧
- MVP1回(2005)
- ハンクアーロン賞1回(2003)
- 新人王(2001)
- 首位打者1回(2003)
- ゴールドグラブ賞1回(2006)
- シルバースラッガー賞3回(2001,03,04)
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