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Andy PETTITTE(アンディ・ペティット)

New York YANKEES

#46 アンディ・ペティット(Andy PETTITTE) | SP

アンディ・ペティット

  • 1991年5月・ヤンキースドラフト外
  • 1972年6月15日生 左投左打 196センチ 102キロ
  • ルイジアナ州出身

過去3年間の成績

 YEAR Team    G  GS  CG SHO   W   L  SV     IP    H   SO   BB    R   ER    ERA
 -----------------------------------------------------------------------------
 2005  Hou   33  33   0   0  17   9   0  222.1  188  171   41   66   59   2.39
 2006  Hou   36  35   2   1  14  13   0  214.1  238  178   70  114  100   4.20
 2007  NYY   36  34   0   0  15   9   0  215.1  238  141   69  106   97   4.05
 -----------------------------------------------------------------------------
 Total      403 393  25   4 201 113   0 2527.2 2636 1844  790 1196 1077   3.84

選手の紹介文
常勝ヤンキースを肌で知る左腕ペティット。1990年代後半のヤンキース黄金時代の生え抜きの中心投手として大活躍したアンディ・ペティット。196センチという長身から、大きなカーブやチェンジアップを高い制球力で操ることが出来、大舞台での勝負強さは折り紙付きである。牽制のうまさには定評がある。ステロイド疑惑に巻き込まれ、使用を認めたことでも注目を集めた。

ルイジアナ州出身のペティットの憧れは、故郷の先輩ロン・ギドリーであり、ギドリーに憧れ野球を始めた。高校卒業時の1990年ドラフトにおいてヤンキースから22位指名を受けるが契約には至らずに大学へ進学。大学では、ロジャー・クレメンスを指導したというコーチに出会い指導を受けたところから球速が大きくアップ。「左のクレメンス」とまで言われたペティットは大学を中退し、1991年5月に1度は断ったヤンキースとドラフト外で契約し、プロ入りを果たした。

契約したこの年は、ルーキーリーグと1Aの2つのクラスで投げ、合わせて6勝3敗と高い潜在能力を披露。翌1992年は1Aグリースボロでフルシーズン投げ、27試合に先発し、10勝4敗、防御率2.20という数字を残し、1993年も上のクラスの1Aプリンスウイリアムで11勝9敗、防御率3.04をマークしている。2Aアルバニーで開幕を迎えた1994年は11試合に先発し、7勝2敗という成績を残して、シーズン途中に3Aコロンバスへ昇格。3Aでも16試合に投げて、7勝2敗をマーク。この年は2つのクラスで計14勝というもので、その将来に大きな希望を抱かせた。

1995年、開幕は3Aだったが4月29日にメジャーからお呼びがかかった。最初はブルペンからのスタートで5試合に中継ぎ登板を果たすと、5月半ばにはマリアーノ・リベラとの交換で再び3Aへ降格。しかし、5月末には再びメジャーへ再昇格。昇格したすぐ後にメジャー初先発を経験。6月2日のメジャーでの2試合目の先発となるエンゼルス戦で完投を記録した(しかし、試合には負けた)。その後はヤンキースの先発ローテーションにしっかりと名を連ね、終わってみれば、26試合に先発し、12勝9敗、防御率4.17という数字を残した。新人でありながら、マリナーズとのディビジョンシリーズ第2戦での先発も果たしている。なお、この年の新人王投票ではマーティ・コルドバ、ギャレット・アンダーソンに次ぐ3位に付けた。

2年目のジンクスが心配された1996年だが、最多勝となる21勝(8敗)を挙げる活躍を見せた。サイヤング賞投票でもパット・ヘントゲンに次ぐ2位となっている。しかも、ペティットが先発した34試合はチームが24勝10敗という好成績をあげるなど、チームの地区優勝に貢献した。順調に勝ち進んだヤンキースはワールドシリーズへ進出。第1戦の先発を任されたペティットはブレーブス打線に捕まり、2回1/3で7失点と散々な内容に終わるが、第5戦に先発するとジョン・スモルツと激しい投げ合いを見せ、ジョン・ウェッテランドとの完封リレーで1対0と辛勝勝ちした。これでヤンキースは1978年以来の世界一に輝いたことになる。

安定感は抜群の頼れる男。1997年のペティットは、4月に5勝0敗と抜群の成績で開幕スタートを切った。ヤンキースの投手で開幕からこれだけの好調ぶりを見せたのは1993年のボブ・ウィックマンの開幕8連勝以来である。7月5日のブルージェイズ戦ではメジャー初完封を記録し、そこから23イニング連続無失点という記録も樹立。この年は35試合に先発し、18勝7敗、防御率2.88をマークした。しかし、インディアンズとのディビジョンシリーズでは第2戦と第5戦に先発し、ともにKOと痛い目にあってしまった。

ヤンキースが球史に残る勢いで勝ち進んだ1998年、開幕投手を務めたのはペティットだった(しかし、負け投手)。ペティット自身、メジャー通算100試合目の先発となった4月22日の対ブルージェイズ戦では、クレメンスと投げ合い見事に完投勝利をマークしている。33試合に先発し、16勝11敗という数字を残し、投球回数も216回1/3と3年連続で200回以上をクリア。これはヤンキースの投手としては、ペティットの憧れだったギドリーが1977年から記録した4年連続投球回数200回以上に次ぐ記録である。ワールドシリーズでも第4戦に先発し、7回1/3を無失点に抑える好投でパドレスの息の根を止めた。

1999年は肘と右足首を痛めて、初めての故障者リストで開幕を迎えるが、4月半ばにはヤンキースのローテーションに戻ってきた。前半戦はペティットらしからぬピッチングが続き、移籍話も具体的に出たりもした。しかし、ジョー・トーレ監督がペティットは必要な戦力である、として移籍話という周囲の雑音を吹き飛ばした。これに気をよくしたか、後半戦のペティットはそれまでと別人のようなピッチングでチームに勝利をもたらし、結局、14勝11敗という数字を残した。注目すべきはレッドソックスとのリーグチャンピオンシップシリーズ第4戦において、ブレット・セイバーヘイゲンに投げ勝ったことである。しかし、ワールドシリーズでは4回を持たずにKOされたのだが(しかし、チームはサヨナラ勝ち)。

2000年、開幕早々に故障者リスト入りするが、32試合に先発し、19勝9敗の高成績をマーク。シーズン終盤にはヤンキースの投手としては史上15人目の通算100勝も達成した。メッツとのサブウェイシリーズが話題になったこの年のワールドシリーズでは第1戦と第5戦に先発し、好投。ヤンキースの3年連続世界一に貢献した。

牽制球は得意中の得意。2001年は6月半ばに故障者リスト入りしたが、開幕から好調をキープ。8月半ばまでで14勝6敗と好成績を残していたが、その後はなかなか勝ち星が伸びず、結局、15勝10敗という成績に終わってしまった。マリナーズとのリーグチャンピオンシップシリーズでは2勝をマークしたペティットだが、ワールドシリーズでは第2戦と第6戦の先発としてマウンドに上がったが、いずれもKOされてしまった。

2002年、2度の故障者リスト入りに苦しみ、22試合の先発に留まり、13勝5敗、防御率3.28という成績に終わった。なお、通算1000奪三振を達成しており、これはヤンキース史上8人目の快挙である。翌2003年は33試合に登板し、リーグ2位となる21勝(8敗)をマークする好調で、チームに大きく貢献。この年のワールドシリーズでは2試合に登板し、防御率0.57に抑えながらも1勝1敗という戦績で、チームを世界一に導けなかった。

オフにFAとなると、アストロズと3年間3150万ドルで契約合意。初めてピンストライブ以外のユニフォームに袖を通すことになったが、選んだ背番号はクレメンスがかつて付けていた21番を選択。さらにそのクレメンスも引退を宣言していたが、ペティットの誘いに乗る形で同じアストロズの一員となった。しかし、移籍1年目の2004年は、左肘の怪我に苦しみ、結果的に手術することになるのだが、わずか15試合の登板で6勝(4敗)しか挙げられなかった。

2005年はクレメンスと共にチームの勝利に大きく貢献した。33試合に先発し、17勝9敗、防御率2.39という安定感を見せたペティット。特に本拠地の登板では防御率2.12と強いところを見せている。7月には5勝0敗、防御率0.90という成績を残せば、9月も4勝0敗、防御率1.86とチームの勝利に貢献した。この年、アストロズは球団史上初となるリーグ優勝を果たしている(惜しくも世界一は逃した)。

アストロズへ投げていた頃のペティット。2006年、36試合に登板(先発は35試合)し、14勝13敗、防御率4.20という成績に終わっている。開幕序盤から打ち込まれる試合が多く、後半になり持ち直した感はある。8月には月間での奪三振数が49個を数え、これはアストロズの投手としてランディ・ジョンソンが1998年に記録した61個に次ぐ記録である。

2007年、古巣ヤンキースと1年間1600万ドルで契約合意し、出戻りが決まった。36試合の登板(先発は34試合)で、15勝9敗、防御率4.05をマーク。9月19日の対オリオールズ戦では通算200勝を達成したが、メジャー史上107人目の快挙であり、左腕投手としては27人目となる。ペティットがデビューした1995年以降で200以上の白星を挙げているのはグレッグ・マダックス(216勝)、ジョンソン(203勝)とペティットの3人だけである。なお、シーズン途中には盟友のクレメンスもヤンキース移籍を決めている。

2007年オフにFAとなったが、再度ヤンキースと1年間1600万ドルという契約内容での残留が決まった。大柄な体の割にはフィールディングも良く、評価も高い。毎年、200イニング以上投げ、15勝以上を計算できるペティットはヤンキースにとって非常にありがたい存在である。

<written by Kenji@webmaster>

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G  GS  CG SHO   W   L  SV     IP    H   SO   BB    R   ER    ERA
 -----------------------------------------------------------------------------
 1995  NYY   31  26   3   0  12   9   0  175.0  183  114   63   86   81   4.17
 1996  NYY   35  34   2   0  21   8   0  221.0  229  162   72  105   95   3.87
 1997  NYY   35  35   4   1  18   7   0  240.1  233  166   65   86   77   2.88
 1998  NYY   33  32   5   0  16  11   0  216.1  226  146   87  110  102   4.24
 1999  NYY   31  31   0   0  14  11   0  192.2  216  121   89  105  100   4.70
 2000  NYY   32  32   3   1  19   9   0  205.2  219  125   80  111   99   4.35
 2001  NYY   31  31   2   0  15  10   0  201.2  224  164   41  103   89   3.99
 2002  NYY   22  22   3   1  13   5   0  135.2  144   97   32   58   49   3.28
 2003  NYY   33  33   1   0  21   8   0  208.1  227  180   50  109   93   4.02
 2004  Hou   15  15   0   0   6   4   0   83.0   71   79   31   37   36   3.90
 2005  Hou   33  33   0   0  17   9   0  222.1  188  171   41   66   59   2.39
 2006  Hou   36  35   2   1  14  13   0  214.1  238  178   70  114  100   4.20
 2007  NYY   36  34   0   0  15   9   0  215.1  238  141   69  106   97   4.05
 -----------------------------------------------------------------------------
 Total      403 393  25   4 201 113   0 2527.2 2636 1844  790 1196 1077   3.84

受賞タイトル一覧

  • 最多勝1回(1996)

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