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Barry LARKIN(バリー・ラーキン)

Major League Baseball

#11 バリー・ラーキン(Barry LARKIN) | SS

バリー・ラーキン

  • 1985年6月ドラフト・レッズ1位(全米4番目)
  • 1964年4月28日 右投右打 183センチ 84キロ
  • オハイオ州出身

選手の紹介文
レッズのチームリーダーとして活躍したラーキン。スピード感あふれる走塁と守備でレッズを引っ張ったバリー・ラーキン。レッズのチームリーダーとしてラーキンの存在感は際立っていたのである。1990年にはチームの世界一に貢献し、1995年にはシーズンMVPを受賞している。ラーキンが背負っていた背番号11番は、将来的にはレッズの永久欠番になると言われている。

シンシナティで生まれたラーキンは高校時代、野球と共にフットボールやバスケットボールにも汗を流すスポーツマンだった。ちなみに高校の1年後輩には、後にメジャーリーグのスーパースターとなり、チームメイトになるケン・グリフィー・ジュニアもいた。高校卒業時にはレッズから2位指名(全米51番目)を受けるも大学へ進学。大学での3シーズンにおいて通算打率.361を記録し、2度もアメリカ代表に選出される名誉を手にした。

そして、ラーキンは1984年のロサンゼルスオリンピックのアメリカ代表チームに選ばれ、見事に銀メダルを手にしている(金メダルは日本)。この時のアメリカ代表チームには、ウイル・クラークマーク・マグワイアBJ・サーホフらを揃える蒼々たるチームであった。

1985年にはレッズから再びドラフト1位(全米4番目)で指名されてプロ入り。翌1986年には、3Aデンバーで103試合に出場し、打率.329、10HR、51打点、19盗塁を記録し、シーズン終盤にはメジャー昇格を果たしている。オジー・スミスばりの軽快な守備を見せ、メジャーでもショートのポジションを自分のものとした。

1987年は怪我で1ヶ月の離脱を経験するが、翌1988年は初めてメジャーでフルシーズンを過ごし、151試合の出場で、打率.296、12HR、56打点、40盗塁を記録し、飛躍のきっかけをつかむ。大きな期待をかけられて臨んだ1989年は、オールスター以降の後半戦、約1ヶ月半を故障者リストで過ごすが、97試合の出場で、打率.342を記録した。

1990年はチーム状態も最高で迎えた。その中でラーキンは、158試合に出場し、打率.301、7HR、67打点、30盗塁を記録し、チームの地区優勝に貢献。パイレーツとのリーグチャンピオンシップシリーズも4勝2敗で振り切り、ラーキンにとっては初めてのワールドシリーズへの進出を果たした。劣勢と言われたアスレティックスとのワールドシリーズだったが、レッズが予想外の4連勝で勝負を決めた。ラーキンはこのシリーズ、打率.353を記録し、世界一に貢献したのである。

ショートストップとして3年連続ゴールドグラブ賞を受賞。チームリーダーとしての地位を確立したラーキンは、1993年まで打率3割を記録(1991年は.302、1992年は.304、1993年は.315だが、この年は怪我で8月以降のシーズンを棒に振っている)。1989年から数えて5年連続の打率3割というのは、ショートストップとしては、ナショナルリーグにおいて40年ぶりとなる快挙である。6年連続となれば史上初だったが、1994年は打率.279に終わってしまった。

1995年のラーキンは、打率.319、15HR、66打点、51盗塁を記録し、チームに地区優勝をもたらした。こうして迎えたドジャースとのディビジョンシリーズ第3戦、マウンドにはメジャーデビューを飾ったばかりの野茂英雄がいた。初回、この野茂に対してにヒットで出塁すると、あっさりとに二盗、三盗を決めて揺さぶりをかける。さらに3回裏、再び出塁したラーキンは足で揺さぶりをかけ、これが3番に入っていたロン・ガントの特大2ランHRを呼び込んだ。これによりレッズは3連勝でリーグチャンピオンシップシリーズへ駒を進めた(しかし、ブレーブスの前に敗れる)。

この年のMVP投票では、本塁打王と打点王の2つのタイトルを手にしていたダンテ・ビシェットが有力視されていたが、ふたを開けてみれば、ラーキンがMVPの名誉を受賞したのである。数字的にはラーキン以上の選手はいるものの、フィールドの内や外に限らずチームを引っ張った、数字に表れない部分を評価された形での受賞である。ショートとしてのMVPは、ナショナルリーグでは1962年のモーリー・ウイルス以来の快挙であった。

1996年、パワー面が発揮され、打率.298、33HR、89打点、36盗塁をマーク。見事にショートストップとしては史上初となる「30-30」クラブ入りを果たした。1997年は正式にレッズのキャプテンに任命されたラーキン(デーブ・コンセプシオン以来のキャプテンとなる)。しかし、怪我の影響もあり、わずか73試合にしか出場していない。翌1998年には復活し、打率.309をマークしている。

レッズの顔として活躍を続けたラーキンも1997年オフには主力選手を放出するチームの方針に一時は自らトレード志願。1990年の世界一メンバーで残っているのは唯一ラーキンだけなためにチームも放出は考えられなかった。しかし、1998年に入って、チームが優勝戦線から後退し始めると再び、トレードを移籍する発言をし、周囲を驚かせた。

レッズのショートと言えば、ラーキンしかいない。2000年は優勝を狙うメッツのレイ・オルドニェスが怪我をしたため、代理としてメッツ移籍が一旦はまとまるが、ラーキン自身がそれを拒否。レッズで残ってプレーすることを決めた。こうしてこの年の8月21日、球団史上4人目の2000本安打を達成した。その他の達成者として、ピート・ローズ、コンセプシオン、ジョニー・ベンチに次ぐものである。

2001年4月20日、37歳になったラーキンはメジャー初となる満塁HRを放った。これは通算6735打数目にして、初めてのグランドスラムである。これまで満塁のチャンスで打席に入るのが、通算で120回もあったという。しかし、この年は怪我で45試合しか出場できず、チームは地区5位に終わっている。年齢もあり、その後の成績は緩やかな下降線を描いた。

2004年限りで現役生活にピリオドを打つことになった。メジャー19年間で打率3割を9度も記録した点は評価が高い。通算成績は打率.295、2340安打、198HR、960打点、379盗塁というものである。チームリーダーとして評価が高いのは、ヒスパニック系のチームメイトと意思疎通するために自らスペイン語を学ぶ姿勢などが挙げられる。

<written by Kenji@webmaster>

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1986  Cin   41  159   27   45   4   3   3   19   21    9    8  .320 .403  .283
 1987  Cin  125  439   62  107  16   2  12   43   52   36   21  .306 .371  .244
 1988  Cin  151  588   91  174  32   5  12   56   24   41   40  .347 .429  .296
 1989  Cin   97  325   47  111  14   4   4   36   23   20   10  .375 .446  .342
 1990  Cin  158  614   85  185  25   6   7   67   49   49   30  .358 .396  .301
 1991  Cin  123  464   88  140  27   4  20   69   64   55   24  .378 .506  .302
 1992  Cin  140  533   76  162  32   6  12   78   58   63   15  .377 .454  .304
 1993  Cin  100  384   57  121  20   3   8   51   33   51   14  .394 .445  .315
 1994  Cin  110  427   78  119  23   5   9   52   58   64   26  .369 .419  .279
 1995  Cin  131  496   98  158  29   6  15   66   49   61   51  .394 .492  .319
 1996  Cin  152  517  117  154  32   4  33   89   52   96   36  .410 .567  .298
 1997  Cin   73  224   34   71  17   3   4   20   24   47   14  .440 .473  .317
 1998  Cin  145  538   93  166  34  10  17   72   69   79   26  .397 .504  .309
 1999  Cin  161  583  108  171  30   4  12   75   57   93   30  .390 .420  .293
 2000  Cin  102  396   71  124  26   5  11   41   31   48   14  .389 .487  .313
 2001  Cin   45  156   29   40  12   0   2   17   25   27    3  .373 .372  .256
 2002  Cin  145  507   72  124  37   2   7   47   57   44   13  .305 .367  .245
 2003  Cin   70  241   39   68  16   1   2   18   32   22    2  .345 .382  .282
 2004  Cin  111  346   55  100  15   3   8   44   39   34    2  .352 .419  .289
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     2180 7937 1327 2340 441  76 198  960  817  939  379  .371 .444  .295

受賞タイトル一覧

  • ロベルトクレメンテ賞1回(1993)
  • シーズンMVP1回(1995-NL)
  • ゴールドグラブ賞3回(1994-NL~1996-NL)
  • シルバースラッガー賞9回(1989-NL~1992-NL、1995-NL、1996-NL、1998-NL、1999-NL)

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