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Benito SANTIAGO(ベニト・サンチアゴ)

Major League Baseball

#09 ベニト・サンチアゴ(Benito SANTIAGO) | C

ベニト・サンチアゴ

  • 1982年9月・パドレスと契約
  • 1965年3月9日生 右投右打 185センチ 91キロ
  • プエルトリコ出身

選手の紹介文
新人時代には34試合連続ヒットを記録したこともあるサンチアゴ。1980年代から強肩捕手として一躍、メジャーリーグを代表する存在となったベニト・サンチアゴ。時折見せる勝負強い打撃も売りとしており、一時の限界説を吹っ飛ばす復活劇も印象的だった。かつては背番号9がプロテクターに隠れて見えないことから、背番号を09に変えて話題になったこともある。

プエルトリコ出身のサンチアゴは高校卒業時の1982年9月にパドレスとマイナー契約を交わした。強肩強打を売りとする17歳の青年がプロへの扉を開いたのである。プロ1年目となる1983年には1Aマイアミで122試合に出場し、打率.247、5HR、56打点をマーク。翌1984年も1Aレノで114試合に出場し、打率.279、16HR、83打点という数字を残している。

1985年、2Aビーウモントに昇格すると、怪我もありながらも101試合の出場で、打率.298、5HR、52打点を記録。1986年はその大半を3Aラスベガスで過ごし、117試合の出場で打率.287、17HR、71打点を挙げ、9月半ばに待望のメジャー昇格を果たしたのである。メジャー初打席ではマイク・スコットからいきなり2塁打を放つ鮮烈なデビュー。メジャー初HRも延長10回の末のサヨナラHRとサンチアゴの周りには華々しさが漂った。

1987年、開幕からメジャーに定着。序盤から新人らしからぬ活躍を見せ、オールスターゲームにも選出される。さらに8月末から34試合連続ヒットを記録する猛打も見せた。この間の打率は.346というもので、この記録は新人選手として、捕手として、さらにはパドレスの選手として未だにメジャー最長記録として君臨している。この年は146試合の出場で、打率3割、18HR、79打点と文句の付けようの内容である。

この年の新人王投票では満票で選出されるが、ナショナルリーグで満票当選というのはサンチアゴが史上5人目であり、過去にはフランク・ロビンソン(1956年)、オーランド・セペダ(1958年)、ウイリー・マッコビー(1959年)、ビンス・コールマン(1985年)らが名を揃える。ちなみにこの後にはマイク・ピアザ(1993年)、ラウル・モンデシー(1994年)、スコット・ローレン(1997年)が続いている。さらにサンチアゴはシルバースラッガー賞も受賞している。

1988年、持ち前の強肩を生かし、守備面での活躍が特に目立った。この年に記録した75捕殺は捕手としてトップである。座ったまま送球するサンチアゴのスタイルはそう簡単に真似が出来るものではかった。結局、ゴールドグラブ賞とシルバースラッガー賞を同時受賞したこの年、打撃面では139試合の出場で、打率.248、10HR、46打点を記録している。

1989年、オールスターゲームでもファン投票でトップを飾るなど、もはやサンチアゴの存在はメジャーリーグ全体でも完全に認められるものになった。2年連続でゴールドグラブ賞も受賞している。翌1990年は怪我で2ヶ月の離脱を経験するが、オールスターにも選出され(プレーできず)、100試合の出場ながらも3年連続のゴールドグラブ賞を受賞。怪我から復帰後、メジャー通算500本目のヒットを満塁HRで飾った。

背番号は9番ではなく、09番を付けて見やすくなるように工夫した。怪我も治った1991年、守備での貢献に加え、打撃面でも152試合の出場で、打率.267、17HR、87打点をマーク。この打点数はキャリアハイである。翌1992年は走塁時に右手小指を故障し、約1ヶ月の故障者リスト入り。結局、この年は106試合に出場し、打率.251、10HR、42打点に終わっている。

初めてのFA権を取得したサンチアゴは、それを行使して出来たばかりの新球団マーリンズへの移籍を決めた。こうして迎えた1993年は、1イニング2本のヒットを2度も記録。139試合に出場し、打率.230、13HR、50打点という成績に終わった。翌1994年はストライキによる短縮シーズンであったが、相変わらずの強肩ぶりを見せながら、打撃面では101試合の出場で、打率.273、11HR、41打点に終わっている。

再びFAでレッズへ移籍した1995年、途中2ヶ月の離脱がありわずか81試合の出場に留まったが、守備面では496回の守備機会でたったの2回しかエラーを記録していない。チームも地区優勝を飾り、サンチアゴにとっては初めてポストシーズンの出場を果たした。ディビジョンシリーズ(対ドジャース)では、ラモン・マルチネスから3ランHRを放ち、チームの勝利に貢献した(結果的にリーグチャンピオンシップシリーズで敗れたのだが)。

1996年はフィリーズへFA移籍し、136試合に出場し、打率.264、30HR、85打点をマーク。フィリーズの捕手としてシーズン30HRを記録するのは、1956年のスタン・ロペタ(32HR)が記録して以来である。翌1997年はブルージェイズへ移籍し、序盤は怪我で苦しんだが、守備力でチームのエースであるロジャー・クレメンスのシーズン20勝に貢献した。

しかし、1998年は開幕前に自動車事故で大怪我を負い、8月まではプレーすることも出来なかった。9月に入ってようやくメジャー昇格を果たしたが、わずか15試合のみの出場に終わり、限界説も流れた。1999年にはカブスと契約。107試合に出場し、打率.249、36打点に終わり、自慢の守備力にも陰りが見始めた。求められるのは正捕手としての活躍ではなかったのである。翌2000年はレッズに復帰。序盤は怪我もある中、時折は勝負強い打撃も見せるものの出場試合数は89試合に留まっている。

2001年はジャイアンツのスプリングトレーニングに参加するものの途中までは契約選手ではなく、テスト生としての参加だった。しかし、契約後はその存在を見せ、ダグ・ミラベル、ボビー・エステレーラを押しのけ、正捕手の座を獲得。特にジャイアンツの投手陣に与える影響は大きく、チーム防御率は4.18ながら、サンチアゴがマスクを被ると3.84にまで下げた。この年は133試合に出場し、打率.262、6HR、45打点をマークし、25本の2塁打を記録している。

2002年、ジャイアンツで初めてのワールドシリーズを経験2002年、ジャイアンツの正捕手としてチームを引っ張るリーダーシップを見せた。シーズンの打撃成績は126試合の出場で打率.278、16HR、74打点という成績を残し、チームのワイルドカードでのポストシーズン進出に貢献。ディビジョンシリーズ(対ブレーブス)の第4戦、同点で迎えた8回裏に貴重な勝ち越し3ランHRを放った。この1発がジャイアンツにこのシリーズの王手をもたらし、この勢いでリーグチャンピオンシップシリーズ(対カージナルス)も勝ち抜き、サンチアゴ自身も37歳にして念願の初のワールドシリーズ出場の機会を手にした(ワールドシリーズでは敗れ、世界一は逃した)。

2003年もジャイアンツの一員として108試合に出場。オフにはFAとなり、ロイヤルズと契約。しかし、2004年シーズンは左手骨折でわずか49試合にしか出場できず、シーズン終了後にパイレーツへと放出されている。翌2005年はパイレーツでわずか6試合に出場しただけで解雇。その後、メッツとマイナー契約するもメジャーに昇格できず、その後にメジャーリーグの舞台でプレーはしていない。

【written by Kenji@webmaster】

獲得タイトル一覧

受賞アワード一覧

  • 新人王(1987-NL)
  • リーグチャンピオンシップシリーズMVP:1回(2002-NL)
  • ゴールドグラブ賞:3回(1988-NL~1990-NL)

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1986  SD    17   62   10   18   2   0   3    6   12    2    0  .308 .468  .290
 1987  SD   146  546   64  164  33   2  18   79  112   16   21  .324 .467  .300
 1988  SD   139  492   49  122  22   2  10   46   82   24   15  .282 .362  .248
 1989  SD   129  462   50  109  16   3  16   62   89   26   11  .277 .387  .236
 1990  SD   100  344   42   93   8   5  11   53   55   27    5  .323 .419  .270
 1991  SD   152  580   60  155  22   3  17   87  114   23    8  .296 .403  .267
 1992  SD   106  386   37   97  21   0  10   42   52   21    2  .287 .383  .251
 1993  Fla  139  469   49  108  19   6  13   50   88   37   10  .291 .380  .230
 1994  Fla  101  337   35   92  14   2  11   41   57   25    1  .322 .424  .273
 1995  Cin   81  266   40   76  20   0  11   44   48   24    2  .351 .485  .286
 1996  Phi  136  481   71  127  21   2  30   85  104   49    2  .332 .503  .264
 1997  Tor   97  341   31   83  10   0  13   42   80   17    1  .279 .387  .243
 1998  Tor   15   29    3    9   5   0   0    4    6    1    0  .333 .483  .310
 1999  ChC  109  350   28   87  18   3   7   36   71   32    1  .313 .377  .249
 2000  Cin   89  252   22   66  11   1   8   45   45   19    2  .310 .409  .262
 2001  SF   133  477   39  125  25   4   6   45   78   23    5  .295 .369  .262
 2002  SF   126  478   56  133  24   5  16   74   73   27    4  .315 .450  .278
 2003  SF   108  401   53  112  21   2  11   56   69   29    0  .329 .424  .279
 2004  KC    49  175   15   48  10   0   6   23   32    8    1  .312 .434  .274
 2005  Pit    6   23    1    6   1   1   0    0    3    0    0  .261 .391  .261
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     1978 6951  755 1830 323  41 217  920 1270  430   91  .307 .415  .263

キャリアハイライト一覧

  • オールスター出場:5回(1989-NL~1992-NL、2002-NL)

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