- 2008-12-02 (火) 0:06
- MLB Players

#51 バーニー・ウイリアムス(Bernie WILLIAMS) | CF

- 1985年9月・ヤンキースと契約
- 1968年9月13日生 右投両打 188センチ 93キロ
- プエルトリコ出身
選手の紹介文
1990年代後半からのヤンキース黄金時代の主力選手として活躍したバーニー・ウイリアムス。スイッチヒッターとして首位打者を獲得したこともある。全盛期はヤンキースの4番打者として揺るがぬ安定感を見せた。2006年を最後に球場から遠ざかっていたが、2007年のヤンキースタジアム閉幕時に背番号51番が久々に登場し、多くのファンから声援を受けた。
プエルトリコのベガアルタに生まれたウイリアムス。幼少時から音楽に夢中で、職人だった父のギターが非常に上手かったこともあり、ウイリアムス自身のギターの腕前も早くに上達した。後にミュージシャンになるか野球選手に悩むほどの技量を育んでいたのである。また陸上競技にも取り組んでおり、15歳のときには陸上競技の国際大会で4個の金メダルを獲得するほどの活躍を見せたという。
野球を始めたのは9歳の頃で、元々の高い運動能力から早くに才能は開花した。当時のプエルトリコにはホアン・ゴンザレスやイバン・ロドリゲスがおり、パワーの面では劣っていたが、スピード面では勝っていたのである。ゴンザレスを見に来たはずのヤンキースのコーチがウイリアムスを選び、レンジャーズがゴンザレスを選んだのである。
ヤンキースには過去プエルトリコ出身投手がいたこともり、プエルトリコにはヤンキースファンが多く、ウイリアムスもその1人だった。とはいえ、音楽への道もあり、医者になりたいという夢もあり、悩むところだったが野球を選択。1985年、17歳になったばかりのウイリアムスはヤンキースと契約することになったのである。音楽や医者になる夢は今でなくても出来るという判断からだった。
1986年からルーキーリーグでそのキャリアをスタートさせた。1年目に33盗塁を記録するスピードを見せたウイリアムス。1987年は1Aに移るが、肩を痛めるアクシデントでシーズンの半分を棒に振った。翌1988年、1Aで打率.335、7HR、45打点、29盗塁という好成績を残していたが、守備中に手首を骨折してしまい、後半戦は試合に出場できなかった。オフのリハビリ期間中に左打者の練習を始め、スイッチヒッターとなるのである。
1989年からはスイッチヒッターとして登録された。開幕時は2Aだったが、後半には3Aへ昇格。翌1990年は2Aでフルシーズン過ごし、134試合の出場で打率.281、8HR、54打点、39盗塁をマークし、盗塁王に輝いている。1991年は3Aで開幕し、7月に入って初めてメジャー昇格の声が届いた。メジャーでは85試合に出場し、打率.238、3HR、34打点、10盗塁を記録している。1992年も3Aとメジャーで半々過ごす形となったが、シーズン後半にはヤンキースのセンターの座をものにしている。
1993年はヤンキースのレギュラーとしてフルシーズンを経験。139試合に出場し、打率.268、12HR、68打点という数字に終わっているが、守備面ではチームに貢献していた。1994年も打率.289に終わるが、翌1995年には初めて打率.307と3割の壁を破ったのである。チームトップの173安打に加え、18HR、82打点とパワー面でも向上の兆しを見せ、チームのポストシーズン出場にも貢献し、この限りで現役を退くドン・マッティングリーとは対象的なキャリアを過ごすことになるのである(敗れはしたが、リーグチャンピオンシップシリーズでは打率.429、2HRと大当たりしている)。
1996年、143試合に出場し、打率.305、29HR、102打点をマーク。デレク・ジーター、アンディ・ペティット、ホルヘ・ポサダという若い才能の台頭とウイリアムスがマッチしたのである。ディビジョンシリーズ(対レンジャーズ)では、打率.467、3HRと大当たりすれば、リーグチャンピオンシップシリーズ(対オリオールズ)でも打率.474、2HR、6打点でMVPを獲得。ワールドシリーズでは当たりは止まったが、チームは18年ぶりの世界一に輝いている。
1997年は打率.328、21HR、100打点という成績を残せば、自身初となるゴールドグラブ賞を受賞。1998年、ヤンキースはシーズン114勝と記録的な強さを誇り、世界一に輝いたが、その中でウイリアムスは打率.339、26HR、97打点で首位打者を獲得。シーズン最終戦で2安打を放ち、モー・ボーンを上回っての首位打者である。首位打者、ゴールドグラブ賞、世界一を同時で制覇した始めての選手となった。オフにはFAとなり移籍も噂されたが、7年間8750万ドルという内容でヤンキースと再契約を交わしている。
1998年から3年連続の世界一となったが、その期間ウイリアムスはヤンキースの4番打者としてチームの中心にいた。1999年は打率.342、25HR、115打点、2000年も打率.307、30HR、121打点と頼れる数字を残している。2001年こそワールドシリーズで敗れ世界一は逃すが、打率.307、26HR、94打点をマークしている。
2002年は打率.333を記録するが、翌2003年は打率.263に終わり、連続シーズン打率3割は8年でストップした。その後は成績が下降し、7年契約の最終年となる2005年は打率.249と苦しんだ。オフに1年間150万ドルでかろうじて再契約するも、以前のようにセンターを守るわけでなく、ライトをメインに指名打者での出場機会が増えたウイリアムスである。
2006年、打率.281、12HR、61打点という成績に終わったウイリアムス。翌2007年もヤンキースの一員でいるつもりだったウイリアムスだが、チーム事情もあり、レギュラーが約束された立場でない提示となり、そのままグラウンドに現れることはなくなり、結果的に現役生活にピリオドを打つこととなった。
2008年をもって歴史ある旧ヤンキースタジアムでの最終試合前に、その姿を約2年ぶりに現したウイリアムス。大喝采で迎えられたのは言うまでもない。メジャーでの通算成績は打率.297、2336安打、287HR、1257打点というものである。通算449本の2塁打は、ヤンキース史上、ルー・ゲーリッグの534本に次ぐ球団2位となる記録となる。特にポストシーズンの出場機会に恵まれたウイリアムスは出場試合数(121試合)、2塁打数(29本)、打点(80点)、長打(51本)がいずれもメジャー記録である。HR数(22本)もマニー・ラミレスに抜かれるまでのメジャー記録だった。
<written by Kenji@webmaster>
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1991 NYY 85 320 43 76 19 4 3 34 57 48 10 .336 .350 .238 1992 NYY 62 261 39 73 14 2 5 26 36 29 7 .354 .406 .280 1993 NYY 139 567 67 152 31 4 12 68 106 53 9 .333 .400 .268 1994 NYY 108 408 80 118 29 1 12 57 54 61 16 .384 .453 .289 1995 NYY 144 563 93 173 29 9 18 82 98 75 8 .392 .487 .307 1996 NYY 143 551 108 168 26 7 29 102 72 82 17 .391 .535 .305 1997 NYY 129 509 107 167 35 6 21 100 80 73 15 .408 .544 .328 1998 NYY 128 499 101 169 30 5 26 97 81 74 15 .422 .575 .339 1999 NYY 158 591 116 202 28 6 25 115 95 100 9 .435 .536 .342 2000 NYY 141 537 108 165 37 6 30 121 84 71 13 .391 .566 .307 2001 NYY 146 540 102 166 38 0 26 94 67 78 11 .395 .522 .307 2002 NYY 154 612 102 204 37 2 19 102 97 83 8 .415 .493 .333 2003 NYY 119 445 77 117 19 1 15 64 61 71 5 .367 .411 .263 2004 NYY 148 561 105 147 29 1 22 70 96 85 1 .360 .435 .262 2005 NYY 141 485 53 121 19 1 12 64 75 53 1 .321 .367 .249 2006 NYY 131 420 65 118 29 0 12 61 53 33 2 .332 .436 .281 ------------------------------------------------------------------------------ Total 2076 7869 1336 2336 449 55 287 1257 1212 1069 147 .381 .477 .297
受賞タイトル一覧
- リーグチャンピオンシップシリーズMVP1回(1996-AL)
- 首位打者1回(1998-AL)
- ゴールドグラブ賞4回(1997-AL~2000-AL)
- シルバースラッガー賞1回(2002-AL)
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