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Bill MUELLER(ビル・ミラー)

Major League Baseball

#11 ビル・ミラー(Bill MUELLER) | 3B

ビル・ミラー

  • 1993年6月ドラフト・ジャイアンツ15位(全米414番目)
  • 1971年3月17日生 右投両打 178センチ 82キロ
  • カリフォルニア州出身

選手の紹介文
2003年には突如首位打者のタイトルを獲得しているミラー。レッドソックス移籍後に首位打者獲得、さらには86年ぶりの世界一にも貢献したビル・ミラー。スイッチヒッターのサードベースマンとして伸び悩んでいた感があったもののレッドソックス入りが転機となった。1試合で左右両打席から満塁HRを打つ快挙も達成。しかし、晩年は膝手術の影響で早くにして現役を退いている。

ミズーリ州に生まれたミラー。祖父がドイツからの移民であり、スペリングからはミューラーと呼ぶのだが、アメリカに移ってきたときに発音をミラーと変更した(しかし、スペリングは変えず)。よって祖父の意志をずっと引き継いでいるのが現状である。そして、大学時の1993年ドラフトでジャイアンツから15位指名(全米414番目)を受けて、プロ入りを決めたのである。

契約後に1Aエバレットへ参加すると、主にセカンドを守り58試合の出場で打率.300をマーク。非凡な打撃センスを見せたのである。1994年は上のランクの1Aサンホゼに昇格すると、サードへとポジションを移し、ここでも120試合に出場。打率.302と十分な数字を残した。この年の3塁打数(9本)、出塁率(.435)はいずれもリーグトップであるなど、自らの評価を高めたのである。

1995年は2Aシェレベポートから3Aフェニックスにまで駆け上がり、合わせて129試合に出場して、打率.305を記録。翌1996年、開幕は3Aだったが、4月半ばにメジャー昇格。すぐに3Aに戻るが、8月以降はメジャーに定着した。この年はわずか55試合にしか出場出来なかったが、打率.330と期待以上の成績を残したのである。

1997年からはジャイアンツのサードに定着。初のメジャーでのフルシーズンとなる中で128試合に出場し、打率.292、7HR、44打点をマーク。バリー・ボンズジェフ・ケントJT・スノーという100打点トリオをサポートする形でジャイアンツの地区優勝にも貢献した。しかし、初のポストシーズンではディビジョンシリーズ(対マーリンズ)であっさり3連敗し、シーズンを終えている。

1998年、145試合に出場し、打率.294、9HR、59打点を挙げたミラー。翌1999年も116試合の出場で打率.290、2HR、36打点という数字に終わった。同じチームにボンズという怪物はいたが、ミラーも選球眼は良く、出塁率は.380以上を記録はしており、チームへの貢献度は問題なかった。

しかし、2000年は153試合に出場して、打率.290と落ち込み、出塁率も.333にまで落ち込んでしまった。チームは地区優勝を飾ったが、メンバーの中ではミラーは若干見劣りしたことも事実である。ディビジョンシリーズ(対メッツ)では惜しくも敗退。オフになるとカブスへの移籍話がまとまってしまった。交換相手はティム・ウォーレルだった。

カブスの一員として迎えた2001年だったが、膝を痛めた影響で約3ヶ月も離脱。結果的には70試合にしか出場出来ない中で、打率.295をマーク。翌2002年も開幕に出遅れてしまい、5月からのプレーとなるが、打撃は低迷。9月には古巣ジャイアンツへの出戻りトレードがまとまるなど苦しい時期だったのである。そして、オフにはFAとなった。

アグレッシブな守備を見せるサードとしてチームに貢献。2003年からはレッドソックスと2年間450万ドルで契約合意。開幕時はレッドソックスのサードをシェイ・ヒレンブランドと併用する形での起用が続いたが、4月末頃から好調な打撃を披露したことからレギュラーの座を掴んだミラー。一時は4割近い打率を見せるなど、一躍首位打者争いに顔を出した。そして、7月29日の対レンジャーズ戦では3HRに9打点と大当たりしたが、左右両打席で満塁HRを放つメジャー初の記録もおまけで付いてきたのである。

シーズン通しても勢いは衰えず、146試合の出場で打率.326をマークして首位打者のタイトルを獲得。さらに19HR、85打点とキャリアハイとなる数字を残し、シルバースラッガー賞も受賞している。ワイルドカードとしてコマを進めたポストシーズンでは、リーグチャンピオンシップシリーズでヤンキースの前に惜しくも敗れ、ミラー自身のバットも湿っていた。

2004年、一時離脱があったが、110試合の出場で打率.283、12HR、57打点を記録。マニー・ラミレス、デビッド・オルティスという主軸を中心にレッドソックス打線は勝負強い打撃を見せて、ワイルドカードとしてポストシーズン出場。リーグチャンピオンシップシリーズ(対ヤンキース)では3連敗後の4連勝でリーグ優勝を果たした。ワールドシリーズ(対カージナルス)では打率.429(14打数6安打)を記録したミラーの働きもあり、レッドソックスの元に世界一が転がり込んだ。実にレッドソックスにとっては86年ぶりの世界一となり、その美酒に酔ったのである。

2005年は150試合に出場し、打率.295、10HR、62打点という数字を残した。オフにFAとなると、ドジャースと2年間950万ドルで契約。しかし、2006年シーズンは痛めた右膝の状態が思わしくなく手術を決断。そのまま復帰を果たせることなく、現役を退くこととなった。メジャー通算成績は打率.291、1229安打、85HR、493打点というものである。

引退後はドジャースのGM特別補佐となったミラー。2007年シーズン途中にはドジャースの打撃コーチとなった。これは打撃コーチだったエディ・マレーの更迭に伴い、現場での役回りが巡ってきた。最初は一時的な話しだったが、シーズン最後まで打撃コーチを勤め上げた。その後は、フロントに戻っている。

【written by Kenji@webmaster】

獲得タイトル一覧

  • 首位打者:1回(2003-AL)

受賞アワード一覧

  • シルバースラッガー賞:1回(2003-AL)

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1996  SF    55  200   31   66  15   1   0   19   26   24    0  .401 .415  .330
 1997  SF   128  390   51  114  26   3   7   44   71   48    4  .369 .428  .292
 1998  SF   145  534   93  157  27   0   9   59   83   79    3  .383 .395  .294
 1999  SF   116  414   61  120  24   0   2   36   52   65    4  .388 .362  .290
 2000  SF   153  560   97  150  29   4  10   55   62   52    4  .333 .388  .268
 2001  ChC   70  210   38   62  12   1   6   23   19   37    1  .403 .448  .295
 2002  ChC  103  353   51   94  19   4   7   37   41   51    0  .355 .402  .266
 2002  SF     8   13    0    2   0   0   0    1    1    1    0  .214 .154  .154
 2003  Bos  146  524   85  171  45   5  19   85   77   59    1  .398 .540  .326
 2004  Bos  110  399   75  113  27   1  12   57   56   51    2  .365 .446  .283
 2005  Bos  150  519   69  153  34   3  10   62   74   59    0  .369 .430  .295
 2006  LAD   32  107   12   27   7   0   3   15    9   17    1  .357 .402  .252
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     1216 4223  663 1229 265  22  85  493  571  543   20  .373 .425  .291

キャリアハイライト一覧

  • 世界一経験:1回(2004-Bos)

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