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Billy WAGNER(ビリー・ワグナー)

New York METS

#13 ビリー・ワグナー | RP

ビリー・ワグナー

  • 1993年6月ドラフト・アストロズ1位(全米12番目)
  • 1971年7月25日生 左投左打 180センチ 81キロ
  • バージニア州出身

過去3年間の成績

 YEAR Team    G  GS  CG SHO   W   L  SV     IP    H   SO   BB    R   ER    ERA
 -----------------------------------------------------------------------------
 2006  NYM   70   0   0   0   3   2  40   72.1   59   94   21   22   18   2.24
 2007  NYM   66   0   0   0   2   2  34   68.1   55   80   22   22   20   2.63
 2008  NYM   45   0   0   0   0   1  27   47.0   32   52   10   17   12   2.30
 -----------------------------------------------------------------------------
 Total      765   0   0   0  39  37 385  818.0  555 1066  270  243  218   2.40

選手の紹介文
メジャーを代表するクローザーのワグナー。メジャーリーグを代表する左腕のクローザーとして君臨するビリー・ワグナー。160キロ近い速球に加え、スライダーを武器にセーブの山を積み上げている。2008年シーズンはオールスターゲームに選出されるなど、チームに大きく貢献していたが、肘の痛みで離脱し、結果として手術が決まった。復帰には1年かかると言われ、2009年シーズン中の復帰が待たれることになる。

左腕投手として活躍するワグナーも元々は右投げであり、それは現在でも利き腕は右腕であることに変わらない。そんなワグナーが左投げに変わったのが、少年時代にフットボールをプレー中に右手を骨折するアクシデントがあり、それがきっかけと言われている。利き腕である右手をうまく使い、左腕から150キロを超える速球を生み出しているのである。

ワグナーは5歳の頃に両親が離婚し、親戚の家を転々と転校を繰り返すはめにあうなど、家族の愛に飢えていた。そんなワグナーを癒したのが野球とフットボールであった。高校までは外野手としてプレーしており、憧れの選手はリッキー・ヘンダーソンだった。しかし、打撃が得意でないため大学に入ってから投手に転向。投手がダメで野手になるという話はよく聞くが、ワグナーのような例は少ないだろう。ただ、右手を骨折し左投げに変わるワグナーなら考えられないことはない。

大学に入ったワグナーは投手としての才能を思う存分発揮した。3部リーグに所属する野球の強い大学でないことも幸いしたか、大学2年時に9イニング平均で19.1個という奪三振記録を樹立。大学のキャリアでも182回1/3を投げ、327奪三振と文句のつけようのない結果を残した。そして、1993年のドラフトでアストロズから1位指名(全米12番目)を受けたのである。また、ワグナーは大学時代に現在のサラ夫人と出会ったことも心に平穏をもたらしたという。

ドラフト指名された年は、1Aオーバーンで7試合にだけ登板。ワグナーらしさが出てきたのは翌1994年のことで、1Aクアドシティで26試合に先発し、8勝9敗の防御率3.29をマーク。投球回数153回に対して、204奪三振と91四球は共にリーグトップの記録であった。1995年は開幕を2Aジャクソンで開幕を迎えるが、シーズン途中に3Aツーソンへ昇格。そして、シーズン終盤の9月半ばにメジャー昇格し、9月13日のヤンキース戦で打者1人だけに投げたのがワグナーのメジャーデビューである。この年、メジャーで上がったマウンドはこの1度のみであった。

1996年、3Aツーソンで開幕を迎えたワグナー。12試合の先発で6勝2敗、防御率3.28という数字を残したワグナーの元にメジャー昇格の知らせが届いたのは6月に入ってからのことである。マイナーではずっと先発をつとめていたワグナーはこの時を境にクローザーへの道を歩むことになる。この年、メジャーでは37試合に登板し、2勝2敗9セーブの防御率2.44をマーク。9イニング換算の奪三振率が11.7個と抜群の成績で、特に左打者との被打率は.083とほぼ完全に抑えた(ちなみに右打者の場合、被打率.165)。

オフの間はテキサスで過ごすというワグナー。1997年は開幕からアストロズのクローザーとして定着。29度のセーブ機会で23個のセーブを記録した。66回1/3を投げ、106個の三振を奪う相変わらずの奪三振率をマーク。チームが地区優勝を飾り、初めてのポストシーズンも経験。ブレーブスとのディビジョンシリーズ第2戦に登板するが、1回を投げて3安打2失点という散々な内容で敗れ去った。翌1998年、ワグナーは故障者リスト入りを1度経験するが、シーズン30セーブをマーク。この年のワグナーにとって大きかったのは、シーズン途中で移籍してきたランディ・ジョンソンの加入だった。同じタイプの投手だけにワグナーは今後の更なる飛躍のきっかけを掴んだという。

三振をバッタバッタ取る荒れ球投手という評価のあったワグナーだったが、1999年のワグナーはそれらの評価を覆す制球力で素晴らしい成績を残した。1992年にダグ・ジョーンズが記録したシーズン36セーブを抜く39セーブをマーク。66試合の登板で防御率は1.57に抑え、さらに三振奪取率は15.0個(74回2/3を投げ、124奪三振)を数えた。しかし、終盤に左肘を痛めてしまい、肝心のポストシーズンではワグナーらしさを全く出せずに終わってしまったのである。

2000年、優勝候補に挙がっていたアストロズが低迷。ワグナーのピッチングも冴えず、15度のセーブ機会で9回の失敗。左肘を痛めたことが原因で6月半ばには故障者リスト入りしてしまう。結局、左肘手術を決断することになり、そのままシーズンを終えた。結果的には28試合の登板で、2勝4敗6セーブ、防御率6.18という成績に終わっている。

再起をかける2001年、150キロを超える速球が復活し、スプリングトレーニングから好調ぶりをアピール。この年は64試合の登板で、2勝5敗39セーブ、防御率2.73を記録している。チームもカージナルスと並ぶ地区優勝タイで2年ぶりのポストシーズン進出へ貢献。しかし、ブレーブスとのディビジョンシリーズ第1戦では、ピンチで登板したワグナーがチッパー・ジョーンズから逆転3ランHRを打たれ、そのままアストロズは敗れ去ってしまったのである。

2002年は開幕前に3年間2700万ドルで契約延長に合意したワグナー。シーズン終了後にFAとなるだけにアストロズとしても粘り強く交渉を進めた結果である。シーズンに入ってからは70試合の登板で4勝2敗35セーブ、防御率2.52をマーク。翌2003年も78試合に登板し、1勝4敗44セーブ、防御率1.78を記録している。シーズン44セーブはキャリアハイであり、球団新記録でもある。6月8日のデビルレイズ戦で通算200セーブを達成しており、球団記録(デーブ・スミスの199セーブ)も塗り替えたのである。6月11日のヤンキース戦では6投手での継投ノーヒッターを達成しているが、その最後を締めくくったのがワグナーであった。

ポストシーズンを勝ち抜くことが課題。2004年からは交換トレードでフィリーズへの移籍が決まった。期待されてのフィリーズ入りだったが、移籍1年目は2度の故障者リスト入りに苦しみ、結果としては45試合の登板で4勝0敗21セーブ、防御率2.42に終わっている。翌2005年は75試合の登板で4勝3敗38セーブ、防御率1.51と、シーズン通して安定した数字を残した。そして、オフにFAとなるとメッツと4年間4300万ドルで契約合意に至ったのである。

2006年、メッツのクローザーとして70試合に登板し、3勝2敗40セーブ、防御率2.24という記録を残した。7月4日のパイレーツ戦では通算300セーブを記録。メッツの選手でシーズン30セーブ以上記録しているのはジェシー・オロスコジョン・フランコアーマンド・ベニテスに続き、ワグナーが4人目となる。チームも地区優勝を果たし、ポストシーズンに進出し、ディビジョンシリーズ(対ドジャース戦)では2セーブ挙げるが、リーグチャンピオンシップシリーズ(対カージナルス戦)の第2戦では打ち込まれて黒星を喫するなど、ワールドシリーズ進出は果たせなかった。

2007年は、7月は月間で無失点で8セーブを挙げる活躍を見せた。シーズン終盤は打ち込まれる試合もあったが、終わってみれば66試合の登板で2勝2敗34セーブ、防御率2.63を記録している。通算奪三振数を1000個の大台に乗せたが、左腕の救援投手として通算1000奪三振を記録しているのは、メジャー史上でオロスコとワグナーの2人しかいない快挙である。この年はチームが終盤に失速し、ポストシーズン進出は果たせなかった。

2008年、シーズン途中に左肘手術に踏み切ることになり、不本意な形での離脱となった。6月半ばには3試合連続セーブ失敗と不安定な面も見せたが、この年は45試合の登板で0勝1敗27セーブ、防御率2.30という成績に終わっている。復活には1年を擁するとされており、完全復活は2009年シーズン途中ということになりそうだ。

<written by Kenji@webmaster>

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G  GS  CG SHO   W   L  SV     IP    H   SO   BB    R   ER    ERA
 -----------------------------------------------------------------------------
 1995  Hou    1   0   0   0   0   0   0    0.1    0    0    0    0    0   0.00
 1996  Hou   37   0   0   0   2   2   9   52.2   28   67   30   16   14   2.44
 1997  Hou   62   0   0   0   7   8  23   66.1   49  106   30   23   21   2.85
 1998  Hou   58   0   0   0   4   3  30   60.0   46   97   25   19   18   2.70
 1999  Hou   66   0   0   0   4   1  39   75.2   35  124   23   14   13   1.57
 2000  Hou   28   0   0   0   2   4   6   28.2   28   28   18   19   19   6.18
 2001  Hou   64   0   0   0   2   5  39   63.2   44   79   20   19   19   2.73
 2002  Hou   70   0   0   0   4   2  35   75.0   51   88   22   21   21   2.52
 2003  Hou   78   0   0   0   1   4  44   86.0   52  105   23   18   17   1.78
 2004  Phi   45   0   0   0   4   0  21   48.1   31   59    6   16   13   2.42
 2005  Phi   75   0   0   0   4   3  38   78.2   45   87   20   17   13   1.51
 2006  NYM   70   0   0   0   3   2  40   72.1   59   94   21   22   18   2.24
 2007  NYM   66   0   0   0   2   2  34   68.1   55   80   22   22   20   2.63
 2008  NYM   45   0   0   0   0   1  27   47.0   32   52   10   17   12   2.30
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 Total      765   0   0   0  39  37 385  818.0  555 1066  270  243  218   2.40

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