- 2008-12-28 (日) 0:02
- MLB Players
#53 ボビー・アブレイユ(Bobby ABREU) | RF

- 1990年8月・アストロズと契約
- 1974年3月11日生 右投左打 183センチ 89キロ
- ベネズエラ出身
過去3年間の成績
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 2006 Phi 98 339 61 94 25 2 8 65 86 91 20 .427 .434 .277 2006 NYY 58 209 37 69 16 0 7 42 52 33 10 .419 .507 .330 2007 NYY 158 605 123 171 40 5 16 101 115 84 25 .369 .445 .283 2008 NYY 156 609 100 180 39 4 20 100 109 73 22 .371 .471 .296 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1799 6490 1174 1946 454 53 241 1084 1405 1160 318 .405 .498 .300
選手の紹介文
走攻守で高いレベルを維持しているボビー・アブレイユ。フィリーズ在籍時は「30-30」を2度も達成するなど高いレベルの数字を残しつつも、過小評価されている感のある選手だった。ヤンキース移籍後も結果は残したが、チームの世界一にはまだ貢献していない。通算打率も3割をキープしており、更なる飛躍が期待される選手である。
サルサを好んで聴くベネズエラ出身のアブレイユは、まだ16歳だった1990年にアストロズと契約しプロ入り。マイナーの階段を順調に昇り、1994年には2Aジャクソンで118試合に出場し、打率.303、16HR、73打点、12盗塁を記録し、リーグ最高の長打率.530もマークした。翌1995年は3Aツーソンに昇格し、打率.304、10HR、75打点、16盗塁を記録。さらに3塁打を17本も放つなど、アストロズの将来の鍵を握る男と注目されていた。
1996年は開幕を3Aで迎えたが、132試合に出場し、打率.285、13HR、68打点、24盗塁をマーク。アストロズのマイナー球団全ての中で、最高の得点(86点)、四球(83個)、外野からの捕殺(15個)に加え、3塁打は16本も記録。メジャーの登録枠が広がる9月1日に、ようやくメジャー昇格のお呼びがかかる。メジャーでは15試合に出場し、初ヒット初打点も記録している。
期待されて迎えた1997年は、開幕からレギュラー候補に挙げられるが、右手首の故障がアブレイユを苦しめた。開幕直後こそは好調だったが、徐々に調子を落とし、5月末から約1ヶ月の故障者リスト入り。3Aで復帰し、メジャーに再び戻ってきたのは8月31日のことである。結局この年は、アブレイユにとって飛躍を果たすどころが、大きくつまずく苦しい1年となってしまったのである。
アブレイユの運命が一気に変わったのが、1997年のオフのことだった。翌年からメジャーリーグに新加入するダイヤモンドバックスとデビルレイズのためのエクスパンションドラフトが行われた。アブレイユはこのドラフトでデビルレイズに3巡目に指名されてしまい、指名後すぐフィリーズへトレードされてしまった。
1998年はフィリーズで開幕を迎えることになった。開幕からレギュラーとして名を連ね、初めてメジャーでフルシーズン過ごしたことになる。開幕直後の4月7日のマーリンズ戦では4打数4安打と固め打ちを披露し、6月半ばには12試合連続ヒットも記録。結局、151試合に出場し、打率.312、17HR、74打点、19盗塁とメジャー定着1年目としては素晴らしい成績を残した。打率も出塁率(.409)もチームトップであり、得点圏打率.427はメジャートップである。
1999年、152試合に出場し、打率.335、20HR、93打点、27盗塁と全てにおいてキャリア最高の数字をマーク。打率はリーグ3位となるもので、球団史上としては1967年のトニー・ゴンザレスが記録した.339に次ぐ高打率である。さらに出塁率(.446)もリーグ3位であり、球団史上でも1955年のリッチ・アシュバーンの.449に次ぐものである。もうひとつ、球団史上6人目となる「20-20」クラブ入りも果たし、ヒット数(183本)、2塁打数(35本)、3塁打数(11本:リーグ最多)とHR数と4つの部門で全て2桁以上の数字をマークするなど、全ての面において将来への更なるステップアップを感じさせる打棒を発揮した。
2000年も勢いは留まらず、ヒット数(182本)、2塁打数(42本)、3塁打数(10本)、25HRと全部門で2桁以上を2年連続で続けた。盗塁数も28個で、球団史上マイク・シュミット(1974~75年)以来の2年連続「20-20」クラブ入りを果たすなど、才能を充分に見せつけた。随所で見せる勝負強さで周囲からの信頼感も増すばかりだった。
2001年は開幕からチームが好調で、地区首位を快走。最終的にはチームが失速し、ポストシーズンへコマを進めることは出来なかったが、アブレイユは162試合全てに出場。打率.289、31HR、110打点、36盗塁をマークした。ベネズエラ出身の選手が「30-30」クラブ入り下のは史上初のことであり、シーズンで100打点と30盗塁を記録するというのは、球団史上で1910年のシェリー・マギーまで遡らなければならないだけの大記録である。
2002年、157試合に出場し、打率.308、20HR、85打点、31盗塁をマークし、リーグトップとなる50本の2塁打を記録している。これで3年連続40本以上の2塁打を記録していることになり、これは球団史上エド・デラハンティ(1895~97年)以来の快挙となる。翌2003年は158試合の出場で打率.300、20HR、101打点、22盗塁とフィリーズの中軸打者としての責任は果たしたのである。
2004年はオールスター32番目の選手として最終投票で自身初となるオールスター出場の権利を手にした。シーズン最後の試合でHR数を30本の大台に乗せたことから、既に記録していた40盗塁と合わせて「30-40」クラブ入りを果たした。つまり自身2度目の「30-30」クラブ入りである。シルバースラッガー賞を初受賞したこの年、打率.301、30HR、105打点を記録した。
2005年、162試合にフル出場し、打率.286、24HR、102打点、31盗塁をマーク。これにより7年連続で20HRと20盗塁を記録し続けていることになる。これはメジャー史上、バリー・ボンズ(9年連続)、ボビー・ボンズ(7年連続)に次ぐ史上3人目の快挙となる(この記録は翌年で途切れることになる)。オールスターゲームにはファン投票で選出される形で2年連続。試合前日のHR競争で優勝している。また、守備力も評価され、ゴールドグラブ賞を始めて受賞したのはこの年である。
2006年は開幕から不振に苦しむ中、トレード期限ギリギリの7月末、コーリー・ライドルと共にヤンキースへの移籍が決まったのである。若手選手との交換での移籍が成立したのである。ヤンキースの快進撃に貢献し、地区優勝をもたらした。これまでのアブレイユは、ポストシーズン経験がアストロズ在籍中の1997年以来となる。この年手のディビジョンシリーズではタイガースの前に敗れはしたが、アブレイユ自身は打率.333、4打点とマークしている。2球団合わせての成績は打率.297、15HR、107打点、30盗塁という数字を残している。
2007年は打率.283、16HR、101打点、25盗塁とそれ以前と比べると若干見劣りする成績に終わった。翌2008年もオプション行使され、ヤンキース残留となったが、打率.296、20HR、100打点、22盗塁を記録。シーズン終盤には持ち直したもののチームをポストシーズンへの出場へ導くことは出来なかった。オフになると晴れてFAとなったアブレイユ。どの球団と契約するか、非常に注目される。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
受賞アワード一覧
- ゴールドグラブ賞:1回(2005-NL)
- シルバースラッガー賞:1回(2004-NL)
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1996 Hou 15 22 1 5 1 0 0 1 3 2 0 .292 .273 .227 1997 Hou 59 188 22 47 10 2 3 26 48 21 7 .329 .372 .250 1998 Phi 151 497 68 155 29 6 17 74 133 84 19 .409 .497 .312 1999 Phi 152 546 118 183 35 11 20 93 113 109 27 .446 .549 .335 2000 Phi 154 576 103 182 42 10 25 79 116 100 28 .416 .554 .316 2001 Phi 162 588 118 170 48 4 31 110 137 106 36 .393 .543 .289 2002 Phi 157 572 102 176 50 6 20 85 117 104 31 .413 .521 .308 2003 Phi 158 577 99 173 35 1 20 101 126 109 22 .409 .468 .300 2004 Phi 159 574 118 173 47 1 30 105 116 127 40 .428 .544 .301 2005 Phi 162 588 104 168 37 1 24 102 134 117 31 .405 .474 .286 2006 Phi 98 339 61 94 25 2 8 65 86 91 20 .427 .434 .277 2006 NYY 58 209 37 69 16 0 7 42 52 33 10 .419 .507 .330 2007 NYY 158 605 123 171 40 5 16 101 115 84 25 .369 .445 .283 2008 NYY 156 609 100 180 39 4 20 100 109 73 22 .371 .471 .296 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1799 6490 1174 1946 454 53 241 1084 1405 1160 318 .405 .498 .300
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:2回(2004-NL、2005-NL)
-
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