- 2008-06-10 (火) 0:04
- MLB Players

#25 ボビー・ボンズ(Bobby BONDS) | OF

- 1964年・ジャイアンツと契約
- 1946年3月15日生 右投右打 185センチ 84キロ
- カリフォルニア州出身
選手の紹介文
メジャーデビュー戦の初打席で満塁HRを放つ華々しいデビューを飾り、30HR30盗塁を5回も記録したボビー・ボンズ。今ではバリー・ボンズの父親という印象が強いが、パワーとスピードを兼ね備えた選手として一時代を築いたことは紛れもない事実である。
1946年にカリフォルニア州に生まれたボビー。高い運動能力に恵まれ、野球だけでなく、フットボール、バスケットボール、陸上競技でも注目されるアスリートだった。ウイリー・メイズに憧れていたボビーは野球を選択することとなり、1964年にはメイズのジャイアンツと契約している。
ちなみにその1964年には、息子であるバリーは誕生していた。実にボビーは18歳にして父親となっていたのである。さらに妻の従弟にはレジー・ジャクソンがいるという名実共に野球一家が誕生。ジャイアンツと契約したのはバリー誕生の10日後のことであり、ボビーのプロ野球界での歩みのすぐそばに、常に最愛の息子バリーがいたことになる。
3Aから始まった1968年、開幕から高打率を残し、メジャー昇格を果たしたのは6月25日のこと。このデビュー戦でボビーは豪快な満塁HRを放ち、華々しくデビューを飾ったのである。デビュー戦で満塁HRを放ったのはメジャーリーグ史上2人目。1898年のウイリアム・ドゥグルビー以来である。
メジャー2年目となる1969年には158試合に出場し、1番打者として、32HR、45盗塁を達成。この当時で「30-30」を達成したのはチームメイトであるメイズとハンク・アーロンの2人のみである。この年はリーグトップとなる120得点も記録している。ボビーはこの後も5年連続100得点以上を記録するリードオフマンぶりを見せている。
1970年にはキャリア初のシーズン200本安打を達成するが、一方でシーズン189三振というメジャー記録も樹立するなど、荒々しさもボビーの魅力だった(シーズン三振記録は2004年のアダム・ダンが195三振で記録更新している)。その後は打撃改造にも取り組む努力にも取り組んだ。
1971年には33HR、102打点を記録し、チームの地区優勝に貢献。この年にはゴールドグラブ賞も受賞。翌1972年にはオールスターゲームで特大のHRを放ち、オールスターMVPを獲得している。
ボビーのベストシーズンとしては1973年が挙げられる。160試合に出場し、39HR、43盗塁を達成し、自身2度目の「30-30」を達成。リーグトップとなる131得点も記録している。
さらにメジャー記録となる11本の先頭打者HRを記録(1996年、ブラディ・アンダーソンが12本で記録を塗り替えている)。この年のMVP投票では3位に食い込むなど、その実力は誰もが認めるものである。当時、後に大監督となるスパーキー・アンダーソンが「ボビーはベストな選手だ」と賛辞も送っている。
1974年はスランプに陥り、満足したシーズンを送れなかったが、この年のオフにはヤンキースへの移籍が決まった。これからボビーは幾多の球団を渡り歩くことになる。ヤンキースでは32HR、30盗塁で3度目の「30-30」入り。
1977年はエンゼルスに移籍するも、開幕前の怪我が長引き結果を残せなかったが、翌1978年には37HR、41盗塁で4度目の「30-30」。翌1978年はホワイトソックスとレンジャーズの2チームでプレーし、トータルで31HR、43盗塁。実に5度目の「30-30」入りを果たした。
そして、1981年、35歳の若さで現役引退を決めたボビー。メジャーリーグでは14年間と短い間ではあったが、5度の「30-30」入りを達成するなど、その功績はメジャーリーグ史に深く刻み込んだと言える。スピードを兼ね備えたパワーヒッターという新しい息吹を野球界に持ち込んだ革新的な選手であったとも評することができるだろう。
通算成績は打率.268、332HR、1024打点、461盗塁。先頭打者HRは35本を数え、1988年にリッキー・ヘンダーソンに抜かれるまでのメジャー記録でもあった。
引退後はコーチを務める傍ら、同じように野球の道を選び、大選手に成長していく息子のプレーを楽しみにしていたという。その父親に対しても大きな愛情を見せていた息子のバリー。その親子に別れが訪れたのは2003年8月23日のことである。ボビー、享年57歳であった。
もう少し長生きすれば息子バリーの通算HR記録更新を目の当たりにできたかもしれない。しかし、ボビーもバリーも共に世界一の美酒を口にしたことは1度もない。バリーにとっての最大の親孝行とは、ワールドチャンピオンリングを手にすることではないだろうか。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
受賞アワード一覧
- オールスターMVP:1回(1973)
- ゴールドグラブ賞:3回(1971-NL、1973-NL、1974-NL)
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1968 SF 81 307 55 78 10 5 9 35 84 38 16 .336 .407 .254 1969 SF 158 622 120 161 25 6 32 90 187 81 45 .351 .473 .259 1970 SF 157 663 134 200 36 10 26 78 189 77 48 .375 .504 .302 1971 SF 155 619 110 178 32 4 33 102 137 62 26 .355 .512 .288 1972 SF 153 626 118 162 29 5 26 80 137 60 44 .326 .446 .259 1973 SF 160 643 131 182 34 4 39 96 148 87 43 .370 .530 .283 1974 SF 150 567 97 145 22 8 21 71 134 95 41 .364 .434 .256 1975 NYY 145 529 93 143 26 3 32 85 137 89 30 .375 .512 .270 1976 Cal 99 378 48 100 10 3 10 54 90 41 30 .337 .386 .265 1977 Cal 158 592 103 156 23 9 37 115 141 74 41 .342 .520 .264 1978 CWS 26 90 8 25 4 0 2 8 10 10 6 .347 .389 .278 1978 Tex 130 475 85 126 15 4 29 82 110 69 37 .356 .497 .265 1979 Cle 146 538 93 148 24 1 25 85 135 74 34 .367 .463 .275 1980 StL 86 231 37 47 5 3 5 24 74 33 15 .305 .316 .203 1981 CHC 45 163 26 35 7 1 6 19 44 24 5 .323 .380 .215 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1849 7043 1258 1886 302 66 332 1024 1757 914 461 .353 .471 .268
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:3回(1971-NL、1973-NL、1975-AL)
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