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Cal RIPKEN(カル・リプケン)

Major League Baseball

#8 カル・リプケン | SS

カル・リプケン

  • 1978年6月ドラフト・オリオールズ2位
  • 1960年8月24日生 右投右打 193センチ 99キロ
  • メリーランド州出身

選手の紹介文
2632試合連続出場という不滅の記録を作ったリプケン。2632試合連続試合出場という不滅の大記録を樹立したカル・リプケン。MVPを2回も獲得したリプケンは、打つだけでなく守ることもできる大型選手ということで、遊撃手という概念を大きく変えた選手ともいえる。多くのファンに愛されたリプケンは、球界に関わる全ての人々から尊敬を集めたと言っても過言ではない。

1960年、メリーランド州に生まれたリプケン。リプケンが生まれた頃から父シニアはマイナーリーグの監督を務めており、シーズン中のほとんどは家を空けていた。そんな父に憧れて野球を始めたリプケンは、子供の頃からリトルリーグで活躍。高校に入ると打者としては5割近い打率に、投手としても高い才能を見せていた。そして1978年、リプケンはオリオールズから2位指名を受けて、プロ入りすることになった。

マイナーではショートやサードを守り、1979年には1Aで打率.303をマークするなど、順調に成長を続けたリプケン。1980年は2Aで144試合に出場し、打率.276、25HR、78打点という好成績でメジャー昇格を目前のものとした。1981年はスプリングトレーニングから活躍し、開幕メジャーも夢ではないと思われたが、当時のオリオールズの監督であったアール・ウィーバーの決断でもう1年マイナーで過ごすことになった。これもリプケンへの期待が大きい故の決断だった。

1981年3Aでスタートしたリプケンだが、メジャーでストライキが行われ、前後期に分かれる不規則なシーズンとなった。後期優勝を狙うオリオールズは、打線強化が必要となったため、方針を変更しリプケンのメジャー昇格を決めた。しかし、出場のほとんどが代打や代走で思うような活躍は出来なかった。そして、チームも優勝戦線から脱落してしまった。

1982年の開幕前にそれまでオリオールズのサードを守っていたダグ・デシンセイをエンゼルスへ送り、リプケンは開幕からメジャーに定着した。初めてメジャーでフルシーズンを過ごしたリプケンは160試合に出場し、打率.264、28HR、93打点という好成績で新人王を獲得した。最初はサードからスタートしたリプケンも、シーズン途中からショートにコンバート。ちなみに連続試合出場の大記録はこの年の5月30日から始まっている。

大型遊撃手として、その概念を大きく変えた。1983年、リーグトップの211本安打を放ち、打率.318、27HR、102打点をマークする打撃で、前年の新人王に続き、自身初のMVPを獲得。チームの主砲であるエディー・マレーとと共にリーグ優勝に導くだけの働きを見せた。フィリーズとのワールドシリーズでは、打率.167とスランプのままで終わったリプケンだが、チームは4勝1敗で世界一の栄冠を手にし、その歓喜の輪に加わることが出来た。この年は初めてのオールスター出場も果たすなど、リプケンにとっては忘れられないシーズンとなったといえるだろう。

1984年にはサイクルヒットを記録。1985年、左足首を痛めるアクシデントがあったが、連続試合出場は継続したリプケン。安定した成績を残し続けるリプケンはオールスターのファン投票でも最多投票を集めるなど、リプケンの名前はすでに全国区であった。

1987年、実弟のビリー・リプケンがメジャー昇格し、3塁コーチだった父シニアもオリオールズの監督に就任。弟と二遊間を守り、親子3人で同じユニフォームを着るということはメジャー史上初のことだった。リプケンの連続試合出場の記録と共に続いていた連続イニング出場の記録は、シーズン終盤に不調になったため、監督である父が8243イニングでこれを止める決断を下した。

1988年は開幕6連敗すると父が解任。リプケン自身も開幕から絶不調で、チームの連敗は21まで伸びてしまった。1990年は打率.250と打撃は不振を極めたが、ショートの守備では95試合連続ノーエラーという当時のメジャー記録を作り、守備率も.996とメジャー新記録を作った。翌1991年は打率.323、34HR、114打点という好成績を残し、自身2度目のMVPを受賞。この年はオールスターゲームでもMVPを獲得し、自身初のゴールドグラブ賞も受賞するなど、最高のシーズンとなった。

その人柄も多くのファンに支持された。ストライキで中断した1994年には2000試合連続出場を果たしたリプケン。ルー・ゲーリッグの持つ2130試合連続出場というメジャー記録の更新まで、時間が迫ってきた。ストライキが空けた1995年のシーズン終盤、その日はやってきた。9月5日、ゲーリッグの記録に並んだ試合で自らHRを放ち、記録更新となった翌日の試合でもHRを放ち、自らで自らの大偉業に花を添えた。

1996年6月14日には衣笠祥雄の持つ2215試合連続出場という日本記録までも更新した。この年の途中からサードにコンバート。ショートとしての連続試合出場の記録は2216試合でストップすることになる。打撃面では26HR、102打点と衰えを見せないが、ショートとしての守備範囲が狭くなってきているというのが、周囲の評価であった。

リプケンが決断を下したのは1998年、本拠地最終戦である9月20日のことである。出場辞退を申し出て、連続試合出場は2632試合でストップした。この時点で一つの時代が確実に終わりを遂げたことになる。

1999年は開幕前に父シニアを亡くしてしまう不幸があった。ユニフォームの袖に父の付けていた背番号7を縫ってプレーし、シーズン終盤に通算400号HRを放った。そして、翌2000年には、開幕早々に通算3000本安打を達成。怪我による欠場が目立ってきたリプケンは、一つ一つ区切りとなる記録を作っていった。そして、2001年限りでの引退を発表した。

リプケンにとっての2001年シーズンは、各球場でリプケンの業績が称えられるような引退ツアーとなった。そして、最後となるオールスターゲームでは、リプケンが憧れだったというアレックス・ロドリゲスの粋な計らいで、かつて守ったショートを守る機会にも恵まれた。さらにこの試合でHRを放ち、自身2度目のオールスターMVPを受賞。試合を途中で中断してまで、リプケンと同じようにこの年限りで引退するトニー・グウィンの業績を称えた。

2007年の殿堂入りはほぼ確実である。2001年は不幸な事件もあり、シーズンが1週間延期された。この影響もあり、ヤンキースタジアムで最終試合を行うはずが、本拠地で最終戦を行うことに変更。そして、10月6日の対レッドソックス戦にて21年間のメジャーキャリアにピリオドを打つことになった。通算成績は打率.276、3184安打、431HR、1695打点というものである。

引退のスピーチで「第1章を終えたばかり。これから第2章が始まる」と語ったリプケン。引退後、マイナーチームを買収し、自らの名前を冠にした球場も作った。将来の殿堂入りは確実であるリプケンは、すでに第2章となる野球人生に向けて動き出している。

<written by Kenji@webmaster>

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G    AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB  SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1981  Bal   23    39    1    5   0   0   0    0    8    1   0  .150 .128  .128
 1982  Bal  160   598   90  158  32   5  28   93   95   46   3  .317 .475  .264
 1983  Bal  162   663  121  211  47   2  27  102   97   58   0  .371 .517  .318
 1984  Bal  162   641  103  195  37   7  27   86   89   71   2  .374 .510  .304
 1985  Bal  161   642  116  181  32   5  26  110   68   67   2  .347 .469  .282
 1986  Bal  162   627   98  177  35   1  25   81   60   70   4  .355 .461  .282
 1987  Bal  162   624   97  157  28   3  27   98   77   81   3  .333 .436  .252
 1988  Bal  161   575   87  152  25   1  23   81   69  102   2  .372 .431  .264
 1989  Bal  162   646   80  166  30   0  21   93   72   57   3  .317 .401  .257
 1990  Bal  161   600   78  150  28   4  21   84   66   82   3  .341 .415  .250
 1991  Bal  162   650   99  210  46   5  34  114   46   53   6  .374 .566  .323
 1992  Bal  162   637   73  160  29   1  14   72   50   64   4  .323 .366  .251
 1993  Bal  162   641   87  165  26   3  24   90   58   65   1  .329 .420  .257
 1994  Bal  112   444   71  140  19   3  13   75   41   32   1  .364 .459  .315
 1995  Bal  144   550   71  144  33   2  17   88   59   52   0  .324 .422  .262
 1996  Bal  163   640   94  178  40   1  26  102   78   59   1  .341 .466  .278
 1997  Bal  162   615   79  166  30   0  17   84   73   56   1  .331 .402  .270
 1998  Bal  161   601   65  163  27   1  14   61   68   51   0  .331 .389  .271
 1999  Bal   86   332   51  113  27   0  18   57   31   13   0  .368 .584  .340
 2000  Bal   83   309   43   79  16   0  15   56   37   23   0  .310 .453  .256
 2001  Bal  128   477   43  114  16   0  14   68   63   26   0  .276 .361  .239
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     3001 11551 1647 3184 603  44 431 1695 1305 1129  36  .340 .447  .276

受賞タイトル一覧

  • MVP2回(1983,91)
  • 新人王(1982)
  • ゴールドグラブ賞2回(1991,92)
  • シルバースラッガー賞8回(1983~86,89,91,93,94)
  • オールスター出場19回(1983~2001)

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