- 2008-06-09 (月) 0:07
- MLB Players

#27 カールトン・フィスク | C

- 1967年1月ドラフト・レッドソックス1位
- 1947年12月26日生 右投右打 188センチ 101キロ
- バーモント州出身
選手の紹介文
打って守れる捕手として活躍したカールトン・フィスク。24年間のメジャー生活で通算2499試合に出場し、捕手として出場したのはメジャートップとなる2226試合を数えるなど、その存在感は抜群である。捕手としてのHR数(351本)はマイク・ピアザに抜かれたが、1970年代、80年代を飾った一選手であったことは色褪せることはない。
カナダに近いバーモンド州に生まれたフィスク。子供の頃から隣のマサチューセッツ州に本拠を構えるレッドソックスのファンだった。大学時代に高い評価を得たフィスクは1967年の1月ドラフトで憧れのレッドソックスから1位指名(全米4番目)を受けて、プロへの扉を開いた。
メジャーデビューは1969年のシーズン終盤で、この年はわずかに2試合に出場するのみ。1971年にも再度メジャー昇格を果たし、完全に定着するのは1972年からである。その年、131試合に出場し、打率.293、22HR、61打点という好成績を残し新人王を受賞。9本の3塁打を記録し、盗塁阻止率もリーグトップを記録するなど、ゴールドグラブ賞も獲得している。捕手としてのリードも評価が高く、レッドソックスとしても待望の正捕手誕生となった。
1973年は135試合の出場で、打率.246、26HR、71打点を記録。しかし、翌1974年は開幕前のスプリングトレーニングで怪我をしてしまい、開幕に出遅れ、シーズン中にも怪我でわずか52試合の出場に終わった。
1975年も開幕前に怪我で出遅れ、わずか79試合の出場に終わる。しかし、その中で打率.331をマークするなど、チームをワールドシリーズ出場に導いている。そして、当時最強と呼ばれた「ビッグレッドマシン」と称されたレッズとの対戦となり、フィスクは伝説になったのである。
レッズ有利が伝えられる中、シリーズは競りに競り、1点差ゲームが続く熱戦となった。レッドソックスが2勝3敗となり舞台をボストンに移して行われる第6戦が3日連続で雨天中止となり、順延に次ぐ順延がより全米中の注目を集めることとなった。
注目の第6戦は好プレーが相次ぎ、6対6で迎えた延長12回裏、先頭打者として打席に入ったフィスクはその2球目を捕らえた。レフトスタンドへ向けて大きく上がった打球は飛距離こそ十分だが、フェアかファールかが微妙な位置へ飛んでいた。そこでフィスクはフェアになるように、両手で大きく風を送るかのような仕草を見せた。それはまるでフェアゾーンに落ちるようにと願いを込めるかのようであった。
このフィスクの願いが通じたのか打球はレフトポールに当たるサヨナラHRとなった。このフィスクのHRを願う仕草はメジャーリーグを彩る一つのプレーとして現代にも伝えられている。しかし、劇的なHRで勝利を収めたレッドソックスも第7戦で敗れ、世界一になることは出来なかった。
怪我により満足したシーズンを遅れないでいたフィスクだが、1977年には157試合の出場で、打率.315、26HR、102打点をマークし、パワーを兼ね備えた捕手であるという評判は揺るがないものとなったのである。
そして、1980年を最後にFA宣言し、ホワイトソックスへの移籍を決めたフィスク。背番号はレッドソックス時代の27から72に変えた。これは新人王を獲得した1972年にもあやかったと言われている。膝の故障もあり、満足のいくシーズンを続けるということは難しかったが、チームにとっては欠かせない選手だった。
37歳だった1985年には153試合に出場し、打率.238、37HR、107打点をマークするなど実力のあることは周知のことだった。40歳を過ぎてもプレーを続け、45歳となった1993年6月22日、捕手として史上最多となる2226試合出場を果たしている。しかし、その6日後に解雇され、そのまま引退となってしまった。というのもオーナーであるジェフリー・ラインズドルフとは犬猿の仲だった為である。
チームの為に首脳陣とぶつかることはフィスクにとってはよくあることで、結果としては悲しい幕切れとなってしまった。そんなフィスクのニックネームは「パッジ」と呼ばれた。ずんぐりむっくりした体格の選手に名付けられる事が多いが、フィスクの場合は名付け親が息子だったという。
<written by Kenji@webmaster>
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1969 Bos 2 5 0 0 0 0 0 0 2 0 0 .000 .000 .000 1971 Bos 14 48 7 15 2 1 2 6 10 1 0 .327 .521 .313 1972 Bos 131 457 74 134 28 9 22 61 83 52 5 .370 .538 .293 1973 Bos 135 508 65 125 21 0 26 71 99 37 7 .309 .441 .246 1974 Bos 52 187 36 56 12 1 11 26 23 24 5 .383 .551 .299 1975 Bos 79 263 47 87 14 4 10 52 32 27 4 .395 .529 .331 1976 Bos 134 487 76 124 17 5 17 58 71 56 12 .336 .415 .255 1977 Bos 152 536 106 169 26 3 26 102 85 75 7 .402 .521 .315 1978 Bos 157 571 94 162 39 5 20 88 83 71 7 .366 .475 .284 1979 Bos 91 320 49 87 23 2 10 42 38 10 3 .304 .450 .272 1980 Bos 131 478 73 138 25 3 18 62 62 36 11 .353 .467 .289 1981 CWS 96 338 44 89 12 0 7 45 37 38 3 .354 .361 .263 1982 CWS 135 476 66 127 17 3 14 65 60 46 17 .336 .403 .267 1983 CWS 138 488 85 141 26 4 26 86 88 46 9 .355 .518 .289 1984 CWS 102 359 54 83 20 1 21 43 60 26 6 .289 .468 .231 1985 CWS 153 543 85 129 23 1 37 107 81 52 17 .320 .488 .238 1986 CWS 125 457 42 101 11 0 14 63 92 22 2 .263 .337 .221 1987 CWS 135 454 68 116 22 1 23 71 72 39 1 .321 .460 .256 1988 CWS 76 253 37 70 8 1 19 50 40 37 0 .377 .542 .277 1989 CWS 103 375 47 110 25 2 13 68 60 36 1 .356 .475 .293 1990 CWS 137 452 65 129 21 0 18 65 73 61 7 .378 .451 .285 1991 CWS 134 460 42 111 25 0 18 74 86 32 1 .299 .413 .241 1992 CWS 62 188 12 43 4 1 3 21 38 23 3 .313 .309 .229 1993 CWS 25 53 2 10 0 0 1 4 11 2 0 .228 .245 .189 ------------------------------------------------------------------------------ Total 2499 8756 1276 2356 421 47 376 1330 1386 849 128 .341 .457 .269
受賞タイトル一覧
- 新人王(1972)
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