- 2009-03-25 (水) 0:04
- MLB Players
#40 ワン・チェンミン/王建民(Chien-Ming WANG) | SP

- 2000年5月・ヤンキースと契約
- 1980年3月31日生 右投右打 191センチ 100キロ
- 台湾出身
過去3年間の成績
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 2006 NYY 34 33 2 1 19 6 1 218.0 233 76 52 92 88 3.63 2007 NYY 30 30 1 0 19 7 0 199.1 199 104 59 84 82 3.70 2008 NYY 15 15 1 0 8 2 0 95.0 90 54 35 44 43 4.07 ----------------------------------------------------------------------------- Total 97 95 4 1 54 20 1 628.2 635 281 178 278 265 3.79
選手の紹介文
高速シンカーを武器にアウトを積み重ねるワン・チェンミン。台湾出身のメジャーリーガーとして揺るがない実績を残しており、国民的な英雄となっている。2年連続で球団トップの19勝を挙げたが、2008年は怪我で離脱。大型補強を交わした2009年のヤンキースの中でも安定感あるワンは重要な存在となりそうだ。
台湾に生まれたワンは幼少時から野球に親しんでいった。身長が高く、可能性を感じさせる選手であったワンだが、特に優れていたのは制球力だった。ずば抜けた速球を投げるというよりは持ち前の制球力で周囲の評価を高めさせ、少年野球の台湾代表に選出されたのである。日本遠征時には最優秀投手に選ばれる名誉も手にした。
中学から高校にかけては指導者の方針により連投はさせず、消耗品と言われる肩を休ませることを念頭に置いた。無口で黙々と練習を積み重ねることから、華々しく持ち上げられることはなかったが評価は高かった。ちなみにワンは子供のいない叔父と叔母に引き取られた養子だったが、ワン本人がその事実を知ったのは高校生の頃だったという。
ヤンキースと契約を交わすこととなったのは2000年5月のこと。まだワンが20歳の頃であり、契約金は190万ドルであった。1Aスタテンアイランドに参加し、14試合に先発し、4勝4敗、防御率2.48、75奪三振という数字を残している。シーズン通して2本のHRしか打たれていない点は注目を集めた。このリーグのポストシーズンでも好投し、チームにリーグ優勝を果たすなど、勝負強い面も見せている。
2001年は右肩を痛めてしまい、手術を決断したことでシーズンを棒に振った。翌2002年に同じ1Aスタテンアイランドに戻り、13試合の先発で6勝1敗、防御率1.72、64奪三振を記録している。登板したどの試合でも3点以上の失点は許しておらず、防御率はリーグ2位になっている。この年もポストシーズンで好投するなど、大舞台では結果を残している。
2003年は2Aトレントンに昇格。21試合の先発で7勝6敗、防御率4.65という成績を残し、フューチャーズゲームでは世界選抜のメンバーに選ばれた。しかし、右手中指を痛めて6月と7月に故障者リスト入りしており、ルーキーリーグでの調整登板を行うこともあった。8月末には右肩を痛めて三度故障者リスト入りしたワンは、まさに故障を多く抱えた投手だった。
2004年、2Aトレントンで再び開幕を迎えると18試合の先発で6勝5敗、防御率4.05という成績を残し、7月には3Aコロンバスに昇格。3Aでは6試合の先発し、5勝1敗、防御率2.01という一躍エース級の数字を残したのである。さらにこの年は台湾代表としてアテネオリンピックにも出場している。150キロ近い速球とスプリッター、スライダーを武器としていたが、後の大きな武器になるシンカーを習得し始めたのはこの頃だという。
2005年、開幕は3Aで迎えるが、4月末にはメジャーからお呼びがかかった。4月30日のブルージェイズ戦でメジャー初先発を果たすと、7回を6安打2失点に抑える好投(勝敗は付かず)。先発ローテーション入りしたワンは、苦しいヤンキース先発投手陣を支えた。18試合に登板(先発は17試合)し、8勝5敗、防御率4.02という記録を残している。初のポストシーズンとなるリーグチャンピオンシップシリーズ第2戦(対エンゼルス)の登板では5回2/3を4失点(自責点は1点)で敗戦投手となっている。
2006年は開幕からメジャーに定着。シーズン序盤は防御率が4点台以上でありながらも打線の援護で白星を拾っていたが、徐々に安定感を見せてきた。7月は4勝1敗の防御率3.03、8月も4勝1敗の防御率3.23と好成績を残した。チームにはランディ・ジョンソン、マイク・ムシーナなどの実績ある投手がいる中で、勝ち頭となるシーズン19勝(6敗)をマークして、最多勝のタイトルを獲得。防御率も3.63と低く、サイヤング賞投票ではヨハン・サンタナに次ぐ堂々たる2位に輝いたのである。
2007年はスプリングトレーニングで右足ハムストリングを痛めて、開幕を故障者リストで迎えた。4月末に戦線復帰し、この年3試合目の登板となる5月5日のマリナーズ戦では8回途中まで完全に抑える投球を披露。結果、ベン・ブロサードにHRを浴びて大記録は逃したが、この投球でこの年初勝利をマークした。6月に4勝、7月に5勝、8月に4勝と白星を積み重ねていったワンは、30試合の先発で19勝7敗、防御率3.70という前年に並ぶだけの成績を残した。しかし、ポストシーズンでは2試合連続でKOされるなど、散々な内容に終わっている。
2008年は開幕から好調を維持。4月22日のホワイトソックス戦で通算50勝目をマークしたワンだが、メジャー85試合目の先発で50勝達成は、かつてドワイド・グッデンが82試合で50勝達成したとき以来の最速記録となる。その後もワンは開幕6連勝とヤンキースのエースとして結果を残した。そんな中で迎えた6月15日のアストロズ戦、交流戦だったこともあり打者走者として走塁中に右足筋肉の部分断裂を負ってしまった。この怪我で2008年シーズンはそのまま終わってしまったのである。新球場が開場する2009年の復活が待たれる。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
- 最多勝:1回(2006-AL)
受賞アワード一覧
各年度別成績一覧
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 2005 NYY 18 17 0 0 8 5 0 116.1 113 47 32 58 52 4.02 2006 NYY 34 33 2 1 19 6 1 218.0 233 76 52 92 88 3.63 2007 NYY 30 30 1 0 19 7 0 199.1 199 104 59 84 82 3.70 2008 NYY 15 15 1 0 8 2 0 95.0 90 54 35 44 43 4.07 ----------------------------------------------------------------------------- Total 97 95 4 1 54 20 1 628.2 635 281 178 278 265 3.79
キャリアハイライト一覧
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