- 2009-05-11 (月) 0:09
- MLB Players
#29 クリス・カーペンター(Chris CARPENTER) | SP

- 1993年6月ドラフト・ブルージェイズ1位(全米15番目)
- 1975年4月27日生 右投右打 198センチ 102キロ
- ニューハンプシャー州出身
過去3年間の成績
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 2006 StL 32 32 5 3 15 8 0 221.2 194 184 43 81 76 3.09 2007 StL 1 1 0 0 0 1 0 6.0 9 3 1 5 5 7.50 2008 StL 4 3 0 0 0 1 0 15.1 16 7 4 5 3 1.76 ----------------------------------------------------------------------------- Total 250 232 25 12 100 70 0 1537.1 1576 1171 468 768 697 4.08
選手の紹介文
怪我からの復活を目指しているクリス・カーペンター。若き日から才能を評価されながらも、肩を痛めて解雇されたこともある。カージナルスとマイナー契約を交わして、サイヤング賞受賞にチームの世界一も経験。5年間6350万ドルという大型契約を交わすも、そこからさらに肩痛で苦しみ、結果を出せていない。
ニューハンプシャー州に生まれたカーペンターは、野球やホッケー、フットボールを楽しむ少年だった。土地柄的に野球よりもホッケーが盛んではあったが、その中でカーペンターは同郷のマイク・フラナガンに憧れていた。リトルリーグ時代には8歳にして12歳の打者を抑えるなど、投手として早熟な面も見せている。
高校時代には野球とホッケーの両方で州の代表に選ばれるなど、潜在能力の高さを発揮。そして、迎えた1993年ドラフトでブルージェイズから1位指名(全米15番目)を受けたのである。ちょうど前年に世界一になり、この年にも世界一となるブルージェイズのからの指名に悩みはしたが、指名から約2ヶ月後に契約合意に至った。
1994年、ルーキーリーグでキャリアをスタートさせたカーペンターは、デビュー戦で6回を1安打無失点に抑える圧巻の投球を披露。15試合に先発し、6勝3敗、防御率2.76(リーグ3位)という成績で幸先のいいスタートを切ったのである。翌1995年は1Aデゥネディンで15試合に先発し、3勝5敗、防御率2.17をマークし、一気に2Aノックスビルに昇格。最初は打ち込まれるが、最後に7試合の登板での防御率は3.00と抑え込んでいる(2Aでは12試合の先発で3勝7敗、防御率5.18)。
1996年は2Aでフルシーズン過ごし、28試合の先発で7勝9敗、防御率3.94、150奪三振という成績を残したカーペンター。その将来性は高く評価されており、同じ2Aのチームにはシーズン終盤にケルビン・エスコバルが昇格してきて、さらに1Aにはロイ・ハラディがいるなど、近い将来の投手王国が予想されたのである。
1997年、開幕を3Aシラキュースで迎えると5月に入った時点でメジャー昇格の声がかかった。ブルージェイズ史上6番目に若い22歳と18日でのメジャーデビューとなったが、デビュー戦(5月12日の対ツインズ戦)では先発して3回7失点でKO。最初の3試合の登板で防御率12.71と散々な成績でマイナー降格した。7月末にメジャー復帰し、8月19日の対ホワイトソックス戦で初勝利。9月9日のエンゼルス戦では散発3安打の完封勝利をマークした。ブルージェイズの新人としてはジョン・セルティ(1986年)以来の快挙となる。メジャー1年目は14試合の登板(先発は13試合)で3勝7敗、防御率5.09という数字に終わった。
1998年、開幕時はブルペン投手だったが、5月からはブルージェイズの先発ローテーション入りを果たした。サイヤング賞受賞経験のあるロジャー・クレメンス、パット・ヘントゲンらとローテーションに名を連ねたのである。大先輩のアドバイスを元にチェンジアップに微調整を加えるなどして、結果としては33試合の登板(先発は24試合)で、12勝7敗、防御率4.37という数字を残している。
1999年は開幕から快調な投球を見せたが、6月には右肘の痛みで一時故障者リスト入り。そこからは復帰し、チームとしてもエスコバル、ハラディも先発入りするなど、カーペンターを含む若手3投手に大きな期待がかけられ始めた。しかし、9月に入ってから再度右肘痛でリタイアし、さらに手術が決まってしまった。これによりシーズンを終えたが、24試合の先発で9勝8敗、防御率4.38という結果に終わっている。
2000年に復帰をかけることとなるが、スプリングトレーニングから右肘痛を抱える状態だった。開幕後も150キロ近い速球を投げることが出来るが、チェンジアップをうまく操れずに苦しんだのである。34試合に登板(先発は27試合)するも、10勝12敗、防御率6.26という成績に終わった。チームとしてはカルロス・デルガドを始めとして、トニー・バーティスタ、ホゼ・クルーズなど好打者が揃っていたこともあり、カーペンターの踏ん張りがあれば、ポストシーズン進出も可能だったのではないか、とまで言われた(結果、シーズン83勝で地区3位)。
2001年、開幕時は好調だったが、夏場に7連敗と苦しんだ。終わってみれば34試合の先発で11勝11敗、防御率4.09、157奪三振という成績で、投球回数は初めて200回を越えた(215回2/3)。翌2002年は開幕投手を任されるも、右肩の状態が悪く4月半ばには故障者リスト入り。その後は復帰と離脱を繰り返し、シーズン通して13試合の先発で4勝5敗、防御率5.28という成績に終わっている。9月には右肩の手術を決断。そして10月にはブルージェイズを解雇された。
2003年はカージナルスと契約を交わした。前年手術からのリハビリに費やし、カージナルス傘下のマイナーのマウンドに立ったのは6月に入ってからのこと。7月末には再度手術をすることになるなど、復帰も見えない厳しい状況であり、現役引退も考えたという。しかし、周囲の説得もあり、カージナルスと再契約を交わしたのである。
2004年、スプリングトレーニングの時点で肩に痛みはなかった。開幕ロースター入りを果たし、先発陣にも名を連ねたカーペンター。アルバート・プホルス、ジム・エドモンズ、スコット・ローレンという強力打線をバックに、徐々にピッチングは冴えていった。5月の月間成績は4勝負けなし、防御率2.62という数字を残した。9月に入ったところで肩の痛みから戦線離脱したが、28試合の先発で15勝5敗、防御率3.46、152奪三振という数字で見事に復帰を果たしたのである。
2005年には開幕直後に2年間1300万ドルでカージナルスと契約延長。開幕から抜群の安定感を誇り、前半戦だけで13勝(4敗)を挙げる活躍で、初めてのオールスター選出に加え、オールスター先発の大役も担った。特に6月半ばから9月半ばまでの16試合の登板で13連勝という破竹の勢いを見せた。連勝中の防御率は1.36というもので、この間の全16試合で7回以上を投げて、3失点以下に抑えるという抜群の内容を残し、これは1920年以降のメジャーリーグでは初となる大記録である
終わってみれば33試合の先発で21勝5敗、防御率2.83、213奪三振(投球回数は241回2/3)という全てでキャリアハイとなる数字を挙げて、自身初となるサイヤング賞も受賞。カージナルスの投手としてのサイヤング賞受賞はボブ・ギブソン以来の快挙となる。前年はチームがリーグ優勝するも離脱していたことからポストシーズンのマウンドに立てなかったが、この年はマウンドに立つことが出来た。ディビジョンシリーズ(対パドレス)、リーグチャンピオンシップシリーズ(対アストロズ)でもカーペンターは白星を挙げている(惜しくもリーグ優勝は逃したが)。
2006年も序盤から安定した投球を見せたカーペンター。32試合に先発して、15勝8敗、防御率3.09、184奪三振と前年に続くような結果を残した。シーズン最後の2試合で共に6失点以上を喫したこともあり、防御率は3点台に跳ね上がったが、この結果がサイヤング賞投票で3位に終わる原因になったと言われる。チームは地区優勝を果たした勢いでそのままリーグ優勝。ワールドシリーズ(対タイガース)の第3戦に先発し、8回を3安打無失点に抑える投球で勝利投手となった。こうしてカーペンターはカージナルスの世界一に大きく貢献したのである。
2007年からは5年間6350万ドルという大型契約を交わした。1年間のオプションがあり、最長で2012年までカージナルスの一員となることになった。こうして迎えた2007年シーズンは、開幕戦で6回5失点で敗戦投手となると、そのまま右肘に痛みを訴えて離脱。さらに手術をすることとなり、わずか1試合の登板でシーズンを終えてしまった。
2008年の7月末にようやく戦線復帰を果たしたカーペンター。その後も故障者リスト入りがあり、わずか4試合に登板するだけでシーズンは終わっている。2009年シーズンに完全復活を目指すが、開幕前にはクローザー転向という噂もある中で再び先発となることが決まった。相次ぐ怪我の中で欲しいものを全て手に入れてきた感のあるカーペンターはかつての輝きを取り戻すことが出来るだろうか。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
受賞アワード一覧
- サイヤング賞:1回(2005-NL)
各年度別成績一覧
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 1997 Tor 14 13 1 1 3 7 0 81.1 108 55 37 55 46 5.09 1998 Tor 33 24 1 1 12 7 0 175.0 177 136 61 97 85 4.37 1999 Tor 24 24 4 1 9 8 0 150.0 177 106 48 81 73 4.38 2000 Tor 34 27 2 0 10 12 0 175.1 204 113 83 130 122 6.26 2001 Tor 34 34 3 2 11 11 0 216.2 229 157 75 112 98 4.09 2002 Tor 13 13 1 0 4 5 0 73.1 89 45 27 45 43 5.28 2004 StL 28 28 1 0 15 5 0 182.0 169 152 38 75 70 3.46 2005 StL 33 33 7 4 21 5 0 242.2 204 213 51 82 76 2.83 2006 StL 32 32 5 3 15 8 0 221.2 194 184 43 81 76 3.09 2007 StL 1 1 0 0 0 1 0 6.0 9 3 1 5 5 7.50 2008 StL 4 3 0 0 0 1 0 15.1 16 7 4 5 3 1.76 ----------------------------------------------------------------------------- Total 250 232 25 12 100 70 0 1537.1 1576 1171 468 768 697 4.08
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:2回(2005-NL、2006-NL)
- 世界一経験:1回(2006-StL)
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