Home > MLB Players > Christy MATHEWSON(クリスティ・マシューソン)

Christy MATHEWSON(クリスティ・マシューソン)

Major League Baseball

#* クリスティ・マシューソン(Christy MATHEWSON) | SP

クリスティ・マシューソン

  • 1900年・ジャイアンツと契約
  • 1880年8月12日生 右投右打 185センチ 89キロ
  • ペンシルベニア州出身

選手の紹介文
ワールドシリーズで3完封を記録したマシューソン。抜群の制球力とスクリューボールを武器に一時代を築いたクリスティ・マシューソン。1905年のワールドシリーズで3試合を完封勝利で飾ったことは伝説になっている。積み上げた白星は373個を数え、歴代3位になる大記録である。当時のニューヨークの優秀な消防隊にちなんで「ビッグ・シックス(Big Six)」という愛称で呼ばれた。

ペンシルベニア州に生まれたマシューソンは、スポーツ万能で学業成績も良いという模範的な学生だった。スポーツでは野球の他にフットボールをプレーしていたという。1899年に大学を中退し、プロ野球の世界に身を投じた。マイナーリーグの球団と契約したわけだが、この期間にスクリューボールを習得したという。

1900年にはマイナーのノーフォークと契約し、20勝2敗と圧巻の好成績を残していたところ、7月にジャイアンツと契約するに至った。待望のメジャーの舞台に上がったが、わずか6試合の登板で0勝3敗と振るわなかったのである。ジャイアンツは一旦、マシューソンをノーフォークに送り返したが、マシューソンの実力を評価していたレッズがルール5ドラフトで指名したのである。

レッズ傘下に籍を置いたマシューソンだが、ジャイアンツ側と交渉し、交換トレードという形で再度ジャイアンツ傘下に戻ることになった。1901年は21歳という若さで、シーズン20勝(17敗)を挙げる活躍を見せたのである。一方で打撃でも高い才能を見せていたこともあり、マシューソンをファースト、もしくはショートにコンバートする案もあったそうだが、新監督のジョン・マグローがストップをかけ、投手として投げ続けることになった。

1903年は30勝13敗、防御率2.26、267奪三振をマークし、最多奪三振のタイトルを獲得。1904年も33勝12敗、防御率2.03、212奪三振、翌1905年も31勝9敗、防御率1.28、206奪三振を挙げ、3年連続でシーズン30勝&最多奪三振となり、リーグを代表する投手になった。特に1905年は最多勝、最優秀防御率のタイトルも手にし、投手三冠王になったのである。さらにこの年はワールドシリーズで第1戦、第3戦、第5戦に先発し、3戦で完封勝利を飾る圧巻の投球でジャイアンツに世界一をもたらした。実に6日間で3完封を挙げたことになり、長い歴史を見ても、大舞台でこのときのマシューソンに匹敵する投球を見せた投手はいないのである。

通算373勝を挙げた完全なる投手である。1908年は56試合に登板(先発は44試合)し、37勝11敗、防御率1.43、259奪三振という圧巻の成績を残した。シーズン37勝は未だに抜かれていないメジャー記録である。投球回数は390回2/3であり、与四球は42個ということを考えると抜群の制球力を持っていたことがわかる。

制球力には定評があったマシューソンは、1913年に68回連続イニング無四球という記録を打ち立てている。後にビル・フィスチャー(1962年/84回1/3)、グレッグ・マダックス(2001年/72回1/3)に抜かれているが、メジャーリーグ初期に燦然と輝く大記録であることは間違いない。

1911年から3年連続リーグ優勝を果たしたが、この3年間のワールドシリーズの結果は、8試合の登板で2勝5敗と振るわないものだった。しかし、防御率は1.57ということもあり、投球そのものが悪かったわけではなく、周囲に足を引っ張られたというのが実状であった。しかし、マシューソンはその現実を愚痴ることなく、あるがままを受け入れたという。当時のマグロー監督とは対照的な存在感を放っていたことになる。

1901年から1914年までの14年間で、13度のシーズン20勝をマークしたマシューソン。1916年シーズン途中にレッズへの移籍が決まり、この年限りで現役は退いたが、その後はレッズの監督を務めている(レッズでは1試合にだけ登板し、1勝挙げている)。メジャーリーグにマシューソンが残した数字は373勝188敗、防御率2.13、2502奪三振というものである。

投手としてだけでなく打者としての才能もあった。折しも時代は第一次世界大戦を迎えつつあり、マシューソンも1918年には志願してヨーロッパ戦線に出征。ここで毒ガスを吸引してしまい、肺に障害を負ってしまった。結果として肺結核を煩ってしまうことになる。

帰国後、1923年にはブレーブスの球団社長を務めたが、1925年には45歳の若さで帰らぬ人となってしまった。奇しくも、召された日はその年のワールドシリーズ第1戦が開催される日で、両チームの選手(セネタースとパイレーツ)は喪章を付けてのプレーとなった。1936年、メジャーリーグでの第1回の殿堂入り投票で選出されマシューソン。長身で知性も兼ね備えた男前のマシューソンの人生の幕切れはとても儚いものとなった。

<written by Kenji@webmaster>

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G  GS  CG SHO   W   L  SV     IP    H   SO   BB    R   ER    ERA
 -----------------------------------------------------------------------------
 1900  NYG    6   1   1   0   0   3   0   33.2   37   15   20   32   19   5.08
 1901  NYG   40  38  36   5  20  17   0  336.0  288  221   97  131   90   2.41
 1902  NYG   34  32  29   8  14  17   0  276.2  241  159   73  114   65   2.11
 1903  NYG   45  42  37   3  30  13   2  366.1  321  267  100  136   92   2.26
 1904  NYG   48  46  33   4  33  12   1  367.2  306  212   78  120   83   2.03
 1905  NYG   43  37  32   8  31   9   2  338.2  252  206   64   85   48   1.28
 1906  NYG   38  35  22   6  22  12   1  266.2  262  128   77  100   88   2.97
 1907  NYG   41  36  31   8  24  12   2  315.0  250  178   53   88   70   2.00
 1908  NYG   56  44  34  11  37  11   5  390.2  285  259   42   86   62   1.43
 1909  NYG   37  33  26   8  25   6   2  275.1  192  149   36   57   35   1.14
 1910  NYG   38  35  27   2  27   9   0  318.1  292  184   60  100   67   1.89
 1911  NYG   45  37  29   5  26  13   3  307.0  303  141   38  102   68   1.99
 1912  NYG   43  34  27   0  23  12   4  310.0  311  134   34  107   73   2.12
 1913  NYG   40  35  25   4  25  11   2  306.0  291   93   21   94   70   2.06
 1914  NYG   41  35  29   5  24  13   2  312.0  314   80   23  133  104   3.00
 1915  NYG   27  24  11   1   8  14   0  186.0  199   57   20   97   74   3.58
 1916  NYG   12   6   4   1   3   4   2   65.2   59   16    7   27   17   2.33
 1916  Cin    1   1   1   0   1   0   0    9.0   15    3    1    8    8   8.00
 -----------------------------------------------------------------------------
 Total      635 551 434  79 373 188  28 4780.2 4218 2502  844 1617 1133   2.13

受賞タイトル一覧

  • 最多勝4回(1905-NL,1907-NL,1908-NL,1910-NL)
  • 最優秀防御率5回(1905-NL,1908-NL,1909-NL,1911-NL,1913-NL)
  • 最多奪三振6回(1903-NL~1905-NL,1907-NL,1908-NL,1910-NL)

Comments:0

Comment Form
Remember personal info

Trackback:0

TrackBack URL for this entry
http://circlechange.com/players/christy-mathewson/trackback
Listed below are links to weblogs that reference
Christy MATHEWSON(クリスティ・マシューソン) from Circle Change

Home > MLB Players > Christy MATHEWSON(クリスティ・マシューソン)

ナショナルリーグ・球団情報
アトランタ・ブレーブス(Atlanta BRAVES) フロリダ・マーリンズ(Florida MARLINS) ニューヨーク・メッツ(New York METS) フィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia PHILLIES) ワシントン・ナショナルズ(Washington NATIONALS) シカゴ・カブス(Chicago CUBS) シンシナティ・レッズ(Cincinnati REDS) ヒューストン・アストロズ(Houston ASTROS) ミルウォーキー・ブリュワーズ(Milwaukee BREWERS) ピッツバーグ・パイレーツ(Pittsburgh PIRATES) セントルイス・カージナルス(St.Louis CARDINALS) アリゾナ・ダイヤモンドバックス(Arizona DIAMONDBACKS) コロラド・ロッキーズ(Colorado ROCKIES) ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles DODGERS) サンディエゴ・パドレス(San Diego PADRES) サンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco GIANTS)
アメリカンリーグ・球団情報
ボルチモア・オリオールズ(Baltimore ORIOLES) ボストン・レッドソックス(Boston RED SOX) ニューヨーク・ヤンキース(New York YANKEES) タンパベイ・レイズ(Tampa Bay RAYS) トロント・ブルージェイズ(Toronto BLUE JAYS) シカゴ・ホワイトソックス(Chicago WHITE SOX) クリーブランド・インディアンズ(Cleveland INDIANS) デトロイト・タイガース(Detroit TIGERS) カンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City ROYALS) ミネソタ・ツインズ(Minnesota TWINS) ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles ANGELS) オークランド・アスレティックス(Oakland ATHLETICS) シアトル・マリナーズ(Seattle MARINERS) テキサス・レンジャーズ(Texas RANGERS)
カレンダー
« 2008 年 10 月 »
M T W T F S S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
Amazon.co.jp
タグクラウド
QRコード
Circle Change QRcode
メタ

Return to page top