- 2009-05-28 (木) 0:09
- MLB Players

#19 ダンテ・ビシェット(Dante BICHETTE) | OF

- 1984年6月ドラフト・エンゼルス17位(全米424番目)
- 1963年11月18日生 右投右打 192センチ 108キロ
- フロリダ州出身
選手の紹介文
かつて強打を売りにした1990年代ロッキーズ打線の看板打者だったダンテ・ビシェット。1995年には本塁打王と打点王の二冠王に輝く打棒を発揮すれば、1996年には「30-30」クラブ入りを果たすなど、高い運動能力を見せている。1990年代の強打ロッキーズ打線を語るに欠かせない選手である。
フロリダ州に生まれたビシェットは、10歳の頃に当時アスレティックスに在籍していたレジー・ジャクソンのワールドシリーズでのHRを見て、野球への思いを強くした。大学への進学の道を選び、迎えた1984年ドラフトでエンゼルスから17位指名(全米424番目)を受けてプロへの扉を開くこととなった。指名されたその年は、1Aセイラムで64試合に出場するも打率.232に終わっている。
1985年は1Aクアドシティーズでフルシーズンを過ごした。137試合の出場で打率.265、11HR、78打点、25盗塁と非凡な数字を残している。翌1986年は1Aパームスプリングと2Aミッドランドの2ランクで計130試合に出場し、合わせて打率.278、22HR、109打点という成績で評価を高めた。この頃までは外野手をメインとして、ファーストやサードも守っていたが、徐々に外野手のみにシフトしていった。
1987年、3Aエドモントンで92試合に出場し、打率.300、13HR、50打点という数字を残した。翌1988年も3Aで開幕を迎え、132試合の出場で打率.267、14HR、81打点に加え、リーグトップタイとなる10本の3塁打を放っている。そして、この年のシーズン終盤の9月に待望のメジャー昇格を果たした(わずか21試合の出場で打率.261に終わっている)。
1989年は3Aとメジャーを半々で過ごすも、結果を残せなかった。翌1990年はメジャーでフルシーズン過ごすも、109試合の出場で打率.255、15HR、53打点と非凡な長打力を見せている。そして、オフにはデーブ・パーカーとの交換により、ブリュワーズへの移籍が決まったのである。
1991年、ブリュワーズの開幕スタメンの座を手にするが、134試合に出場して打率.238と苦しみ、107三振を喫するほどの不振で期待を裏切ってしまった。翌1992年には出場機会も減り、さらに怪我もあり、わずか112試合にしか出場できなかった。結果としてブリュワーズには2年間の在籍で満足できる活躍は出来ていない。そして、この年のオフに新球団ロッキーズへ移籍することとなった。
1993年、打者天国と言われるマイルハイスタジアムを本拠地とするロッキーズでビシェットの打棒が発揮されたのである。141試合に出場し、打率.310、21HR、89打点という数字をマーク。翌1994年はストライキにより中断されたが、116試合の出場で打率.304、27HR、95打点に加え、21盗塁という快速な面も見せている。
1995年はストライキ明けの短縮シーズンであったが、本拠地も新開場されたクアーズフィールドに移り、さらにビシェットの長打力に磨きがかかることになる。139試合の出場の中で、打率.340、40HR、128打点という圧倒的な数字を残して、本塁打王と打点王の二冠王に輝いている。リーグトップタイの197安打を記録することに加え、シルバースラッガー賞も初受賞したこの年、MVP投票でもバリー・ラーキンに次ぐ2位に付けている。
1996年、膝に問題を抱えながらのシーズンとなったが、打撃面では冴えていた。結果としては159試合に出場し、打率.313、31HR、141打点という好成績をマーク。さらに31盗塁を記録したこともあり、「30-30」クラブ入り。チームメイトであるエリス・バークスも40HR、32盗塁を達成しており、チーム内で2人の「30-30」達成は1987年のメッツ(ダリル・ストロベリーとハワード・ジョンソン)以来となる快挙となる。
1997年は151試合の出場で打率.308、26HR、118打点という数字を残した。翌1998年は、それまでロッキーズ打線の中核を担っていたアンドレス・ガララーガが移籍したこともあり、重荷のかかることが予想されたが、ビニー・キャスティーヤらと共にロッキーズ打線を支えた。キャリアハイの161試合に出場して、リーグトップの219安打を放ち、打率.331、22HR、122打点という記録を残している。
1999年は151試合の出場で打率.298と3割を切ってしまったが、34HR、133打点と十分な長打力を見せている。オフにはレッズへの移籍が決まった。そして、2000年シーズン終盤にレッドソックスへと移籍。2001年は大半を指名打者で過ごし、107試合の出場で打率.286に終わっている。2002年はドジャースと契約するも、開幕前に現役引退を決めた。
引退後の2004年に突如、独立リーグで現役復帰し、49試合の出場で打率.312、18HR、54打点をマーク。投手としてマウンドにも上がっている。その後は息子の成長を見守るべく、リトルリーグのコーチを務めるなど奮闘。近い将来に息子がメジャーリーグにデビューする日が来るのかもしれない。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
- 本塁打王:1回(1995-NL)
- 打点王:1回(1995-NL)
受賞アワード一覧
- シルバースラッガー賞:1回(1995-NL)
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1988 Cal 21 46 1 12 2 0 0 8 7 0 0 .240 .304 .261 1989 Cal 48 138 13 29 7 0 3 15 24 6 3 .240 .326 .210 1990 Cal 109 349 40 89 15 1 15 53 79 16 5 .292 .433 .255 1991 Mil 134 445 53 106 18 3 15 59 107 22 14 .272 .393 .238 1992 Mil 112 387 37 111 27 2 5 41 74 16 18 .318 .406 .287 1993 Col 141 538 93 167 43 5 21 89 99 28 14 .348 .526 .310 1994 Col 116 484 74 147 33 2 27 95 70 19 21 .334 .548 .304 1995 Col 139 579 102 197 38 2 40 128 96 22 13 .364 .620 .340 1996 Col 159 633 114 198 39 3 31 141 105 45 31 .359 .531 .313 1997 Col 151 561 81 173 31 2 26 118 90 30 6 .343 .510 .308 1998 Col 161 662 97 219 48 2 22 122 76 28 14 .357 .509 .331 1999 Col 151 593 104 177 38 2 34 133 84 54 6 .354 .541 .298 2000 Bos 30 114 13 33 5 0 7 14 22 8 0 .336 .518 .289 2001 Bos 107 391 45 112 30 1 12 49 76 20 2 .325 .460 .286 2000 Cin 125 461 67 136 27 2 16 76 69 41 5 .353 .466 .295 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1704 6381 934 1906 401 27 274 1141 1078 355 152 .336 .499 .299
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:4回(1994-NL~1996-NL、1998-NL)
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