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Darryl STRAWBERRY(ダリル・ストロベリー)

Major League Baseball

#18 ダリル・ストロベリー(Darryl STRAWBERRY) | OF

ダリル・ストロベリー

  • 1980年6月ドラフト・メッツ1位(全米1番目)
  • 1962年5月12日生 左投左打 200センチ 90キロ
  • カリフォルニア州出身

選手の紹介文
長距離砲として天性の才能を持っていたストロベリー。2メートルを超える長身から天性の長打力で一時代を作ったダリル・ストロベリー。華のある選手として1980年代を代表するスラッガーであることは事実だが、1990年代以降は故障、ドラッグ、暴力という度重なるトラブルで問題児のレッテルを貼られた。持ち合わせた才能を発揮しきれなかった点は悔やまれる。

カリフォルニア州に生まれたストロベリー。何の不自由もなく少年時代を過ごしたが、中学生の頃に父親が蒸発したことがストロベリー少年の心に大きな影を落としたと言われている。野球、バスケットボール、アメリカンフットボールで高い才能を見せていたストロベリーはプロスポーツ選手になる強い意志を持っており、野球を選択した。

1980年のドラフトでメッツから全米1番目となる1位指名を受けたストロベリー。ルーキーリーグから始まったプロのキャリアは着実に階段を駆け上り、1982年には2Aジャクソンで129試合に出場し、打率.283、34HR、97打点、45盗塁と抜群の成績を残している。このリーグの本塁打王となり、最多四球(100個)、最高長打率(.602)も記録している。

1983年は開幕こそ3Aだったが、5月にはメジャー昇格の声がかかったのである。メジャー1年目となるシーズンは122試合に出場し、打率.257、26HR、74打点、19盗塁と新人らしからぬ数字を残し、新人王にも選出されている。21歳の若者はあっさりとメジャーリーグレベルの実力を証明したのである。

1984年、19歳のドワイト・グッデンもメッツに昇格し、ストロベリーとのコンビがメッツの顔になるのは時間の問題だった。この年は147試合に出場し、打率.251、26HR、97打点、27盗塁を記録し、オールスターゲームにも初選出されるなど、2年目のジンクスは感じさせなかった。翌1985年は怪我で111試合にしか出場できなかったが、29HRを記録するなど、スラッガーとしては一際目立った存在だったのである。

1986年は抜群の投手陣を抱えたメッツが地区優勝を果たした。ストロベリーも136試合に出場し、打率.259、27HR、93打点、28盗塁をマークしている。ディビジョンシリーズ(対アストロズ)では12三振を喫しながらも、ノーラン・ライアンからのHRを含む2本のHRを放つなど、貴重な働きを見せた。ワールドシリーズ(対レッドソックス)でも1HR、3盗塁を記録し、メッツの17年ぶりとなる世界一に貢献している。

本塁打王にもなり、「30-30」も達成している。1987年、打率.284、39HR、104打点、36盗塁を記録し、自身初となる「30-30」を達成。チームメイトであるハワード・ジョンソンも「30-30」を達成しており、メジャー史上初となるチーム内2選手が達成する形となった。翌1988年には打率.269、39HR、101打点、29盗塁をマークし、本塁打王のタイトルを獲得した。リーグチャンピオンシップシリーズ(対ドジャース)では敗れている。

1989年は不振に苦しみ、打率.225、29HR、77打点、11盗塁という成績に終わってしまった。チームもカブスに次ぐ地区2位に終わっている。翌1990年は打率.277、37HR、108打点、15盗塁と好成績を残したが、チームは2年連続で地区2位。オフにはFAとなり、故郷カリフォルニア州に本拠を構えるドジャースと5年間2225万ドルで契約を交わすこととなったのである。

移籍1年目となる1991年こそ、139試合に出場し、打率.265、28HR、99打点と結果を残した。しかし、翌年以降は怪我に苦しみ、まともに試合に出場できない日が続いた。1992年と1993年共にシーズン5HRに終わり、周囲の期待を大きく裏切ってしまった。1994年はドジャースから解雇され、かろうじてジャイアンツと契約を交わすが、結果的に4HRに終わっている。これにはコカインにより身を崩したことが原因と言われている。

1995年は開幕前にコカイン使用が明るみとなり、出場停止を食らってしまった。ジャイアンツを解雇されてしまったが、ヤンキースと契約。名物オーナーであるジョージ・スタインブレナーが苦しむストロベリーに救いの手を差し伸べたのである。この年は7月にメジャー復帰し、32試合にだけ出場している。

1996年、独立リーグでのプレーを経てヤンキースに復帰。かつてのチームメイトであったグッデンも加入していたのである。シーズンでは63試合の出場で打率.262、11HR、36打点に終わったが、リーグチャンピオンシップシリーズ(対オリオールズ)ではストロベリーが3HR、5打点という驚異の打棒を見せた。勢いに乗ったヤンキースはワールドシリーズ(対ブレーブス)でも勝利を収め、18年ぶりとなる世界一を果たしている。

長い冬の時代を経て、ヤンキースで一時復活した。1997年は膝の故障で満足できるプレーが出来なかったストロベリーだが、翌1998年は101試合に出場し、打率.247、24HR、57打点と結果を残した。しかし、シーズン終盤に結腸ガンの診断がなされて離脱。ヤンキースの選手は、ポストシーズンではストロベリーが当時付けていた背番号39番を帽子に書いてプレーし、世界一の名誉を手にしたのである。

1999年、シーズン終盤にヤンキースに復帰。ポストシーズンでもヒット、HRを放ち、存在感を見せたストロベリー。2000年も現役続行を考えていたが、コカインの陽性反応が出たことでその将来が真っ暗になった。出場停止を食らい、そのまま現役を退く最悪の形になったのである。その後、ガンの転移も発覚し、まさに泣きっ面に蜂状態である。

華々しいデビューを飾ったストロベリーも、通算成績は打率.259、1401安打、335HR、1000打点に留まってしまった。私生活でも数多くのトラブルを犯し、ストロベリーという甘い名前に相応しくない結果に終わっている。才能に満ち溢れていただけに、栄光から転落した様は多くの意味を持ってくるのだといえる。

【written by Kenji@webmaster】

獲得タイトル一覧

  • 本塁打王:1回(1988-NL)

受賞アワード一覧

  • 新人王(1983-NL)
  • シルバースラッガー賞:2回(1988-NL、1990-NL)

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1983  NYM  122  420   63  108  15   7  26   74  128   47   19  .336 .512  .257
 1984  NYM  147  522   75  131  27   4  26   97  131   75   27  .343 .467  .251
 1985  NYM  111  393   78  109  15   4  29   79   96   73   26  .389 .557  .277
 1986  NYM  136  475   76  123  27   5  27   93  141   72   28  .358 .507  .259
 1987  NYM  154  532  108  151  32   5  39  104  122   97   36  .398 .583  .284
 1988  NYM  153  543  101  146  27   3  39  101  127   85   29  .366 .545  .269
 1989  NYM  134  476   69  107  26   1  29   77  105   61   11  .312 .466  .225
 1990  NYM  152  542   92  150  18   1  37  108  110   70   15  .361 .518  .277
 1991  LAD  139  505   86  134  22   4  28   99  125   75   10  .361 .491  .265
 1992  LAD   43  156   20   37   8   0   5   25   34   19    3  .322 .385  .237
 1993  LAD   32  100   12   14   2   0   5   12   19   16    1  .267 .310  .140
 1994  SF    29   92   13   22   3   1   4   17   22   19    0  .363 .424  .239
 1995  NYY   32   87   15   24   4   1   3   13   22   10    0  .364 .448  .276
 1996  NYY   63  202   35   53  13   0  11   36   55   31    6  .359 .490  .262
 1997  NYY   11   29    1    3   1   0   0    2    9    3    0  .188 .138  .103
 1998  NYY  101  295   44   73  11   2  24   57   90   46    8  .354 .542  .247
 1999  NYY   24   49   10   16   5   0   3    6   16   17    2  .500 .612  .327
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     1583 5418  898 1401 256  38 335 1000 1352  816  221  .357 .505  .259

キャリアハイライト一覧

  • オールスター出場:8回(1984-NL~1991-NL)
  • 世界一経験:4回(1986-NYM、1996-NYY、1998-NYY、1999-NYY)

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