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Dave KINGMAN(デーブ・キングマン)

Major League Baseball

#26 デーブ・キングマン(Dave KINGMAN) | OF

デーブ・キングマン

  • 1970年6月第2ドラフト・ジャイアンツ1位(全米1番目)
  • 1948年12月21日生 右投右打 198センチ 95キロ
  • オレゴン州出身

選手の紹介文
通算442HRを記録するなどスラッガーだったキングマン。1970年代から1980年代にかけて、長身のスラッガーとして結果を残したデーブ・キングマン。2度の本塁打王と長打力を見せる一方、三振も多く、打率、出塁率は非常に低かった。幾多のチームを渡り歩くこととなったが、これは自身の性格にも依存することもあり、1シーズンで4球団でプレーする珍事もあった。

オレゴン州に生まれたキングマンは、イリノイ州の高校に進学。投手として快速球を投げ込んだことで評価を高め、1967年6月ドラフトでエンゼルスから2位指名(全米29番目)、1968年1月ドラフトでオリオールズから1位指名(全米9番目)という指名を受けた。しかし、いずれの指名も拒否し、南カリフォルニア大学への進学を決めたのである。

大学に進学すると、アマチュア球界で名コーチと言われたロッド・ディドーとの出会いがあり、そこで投手としての才能より、打者としての才能に気付かされ、外野手へとコンバートすることとなった。ここを転機に、キングマンは全米代表に選出され、さらにはチームを大学ワールドシリーズへと導く活躍を見せる。そして、1970年の6月2次ドラフトでジャイアンツから1位指名(全米1番目)で指名され、プロへの道を歩み出す。

指名されたその年は2Aアマリロに参加し、60試合の出場で15HRと早くも片鱗を見せつけた。翌1971年には3Aフェニックスへと舞台を移すと、105試合の出場で打率.278、26HR、99打点と好成績を残し、7月末にはメジャーからお呼びがかかった。当時のジャイアンツには晩年のウイリー・メイズを始めとして、ウイリー・マッコビーボビー・ボンズという選手がいた。その中でキングマンは外野やファーストを守るなどして41試合に出場して、6HRを放っている。

1972年にはファーストとサードを兼用する形で135試合に出場し、打率.225、29HR、83打点と不安定ながらもパワーを見せつけた(さらにはサイクルヒットも達成)。守備面での不安は大きく、1973年には24HR、翌1974年も18HRしながらも安定して試合で出続けることは難しく、打率も2割前半に低迷していた。すると1975年からは放出されるような形でメッツへの移籍が決まった。内野手での出場が多かったが、移籍を機に外野手としての出場が増えることとなる。

メッツに移籍した1975年は、134試合の出場で打率.231、36HR、88打点をマークし、翌1976年も123試合の出場で打率.238、37HR、86打点という抜群のパワーを見せつけた。HRの数だけでなく、飛距離も群を抜いていたのである。しかし、打撃は豪快だが、喫する三振数も多く、常にシーズン100以上の三振を喫している点もキングマンの評価を二分していた。

1977年、メッツで開幕を迎えるが不振に苦しんでいると、6月半ばにはパドレスへの移籍が決まった。そして9月に入るとウェーバー公示でエンゼルスへ移籍し、わずかな在籍でヤンキースへと移籍。実に1シーズンで4チームを渡り歩いた。両リーグの東西計4つの全地区に在籍し、そのチームでいずれもHRを放つメジャー史上初の快挙も達成。しかし、裏を返せば、不安定な打撃とコミュニケーション力の欠如が球団を渡り歩く結果につながっている。ちなみに4球団で計132試合に出場し、打率.221、26HR、78打点というものである。

三振の数も非常に多く、出塁率という観点からは厳しいものがある。1978年からはカブスへとFA移籍。開幕当初は打率2割前半と相変わらずの低調に苦しんだが、尻上がりに良くなる内容で、119試合に出場し、打率.266、28HR、79打点をマーク。翌1979年は開幕から好調を維持し、HRも打ち重ねた。するとフィリーズの主砲であるマイク・シュミットも同じくHRを量産。キングマンとシュミットの争いは、シーズン61HRというロジャー・マリスの持つ当時のシーズン記録を塗り替えるかの期待を持たせた。

キングマンはこの年だけで、1試合3HRを2度も記録するなど、固め打ちも見せたが終盤に失速。結果としては145試合の出場で、打率.288、48HR、115打点という全てでキャリアハイの数字を残し、かろうじてシュミット(45HR)を振り切っての初の本塁打王のタイトルを獲得した。特に長打率は.613と圧倒的な数字を残したのである。

1980年は怪我もあり、わずか81試合の出場に留まると、オフには古巣メッツへの移籍が決まった。1981年はストライキによる前後期制となる中で100試合に出場し、打率.221、22HR、59打点という数字に終わっている。翌1982年、149試合に出場する中で打率.204と低い中で、37HR、99打点をマークし、自身2度目の本塁打王となっている。

1984年からはアスレティックスに移籍し、出場の大半が指名打者となった。移籍1年目には打率.268、35HR、118打点をマーク。1985年は打率.238、30HR、91打点、翌1986年も打率.210、35HR、94打点と、3シーズンで計100本のHRを放った。オフにはFAとなるが、この当時は相次ぐFAでの年俸高騰から、オーナーが共謀してFA選手の契約に二の足を踏んでいたのである。どの球団からも契約の申し出がなく、結果としてはこのまま引退する形となった。

メジャー通算としては打率.236、1575安打、442HR、1210打点という成績を残し、三振数は1816個というものである。不本意な引退となるも、1987年にはかつての古巣ジャイアンツとマイナー契約を結ぶも、3Aで結果を残せずに復帰の道は閉ざされてしまった。なお。ポストシーズンには新人時代の1971年に出場しただけで、その後は出場する機会に恵まれなかった。

【written by Kenji@webmaster】

獲得タイトル一覧

  • 本塁打王:2回(1979-NL、1982-NL)

受賞アワード一覧

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1971  SFG   41  115   17   32  10   2   6   24   35    9    5  .328 .557  .278
 1972  SFG  135  472   65  106  17   4  29   83  140   51   16  .303 .462  .225
 1973  SFG  112  305   54   62  10   1  24   55  122   41    8  .300 .479  .203
 1974  SFG  121  350   41   78  18   2  18   55  125   37    8  .302 .440  .223
 1975  NYM  134  502   65  116  22   1  36   88  153   34    7  .284 .494  .231
 1976  NYM  123  474   70  113  14   1  37   86  135   28    7  .286 .506  .238
 1977  NYM   58  211   22   44   7   0   9   28   66   13    3  .263 .370  .209
 1977  SDP   56  168   16   40   9   0  11   39   48   12    2  .292 .488  .238
 1977  CAL   10   36    4    7   2   0   2    4   16    1    0  .237 .417  .194
 1977  NYY    8   24    5    6   2   0   4    7   13    2    0  .333 .833  .250
 1978  CHC  119  395   65  105  17   4  28   79  111   39    3  .336 .542  .266
 1979  CHC  145  532   97  153  19   5  48  115  131   45    4  .343 .613  .288
 1980  CHC   81  255   31   71   8   0  18   57   44   21    2  .329 .522  .278
 1981  NYM  100  353   40   78  11   3  22   59  105   55    6  .326 .456  .221
 1982  NYM  149  535   80  109   9   1  37   99  156   59    4  .285 .432  .204
 1983  NYM  100  248   25   49   7   0  13   29   57   22    2  .265 .383  .198
 1984  OAK  147  549   68  147  23   1  35  118  119   44    2  .321 .505  .268
 1985  OAK  158  592   66  141  16   0  30   91  114   62    3  .309 .417  .238
 1986  OAK  144  561   70  118  19   0  35   94  126   33    3  .255 .431  .210
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     1941 6677  901 1575 240  25 442 1210 1816  608   85  .302 .478  .236

キャリアハイライト一覧

  • オールスター出場:3回(1976-NL、1979-NL、1980-NL)
  • サイクルヒット:1回(1972-4-16-SFG)

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