- 2009-06-20 (土) 0:06
- MLB Players

#26 デーブ・キングマン(Dave KINGMAN) | OF

- 1970年6月第2ドラフト・ジャイアンツ1位(全米1番目)
- 1948年12月21日生 右投右打 198センチ 95キロ
- オレゴン州出身
選手の紹介文
1970年代から1980年代にかけて、長身のスラッガーとして結果を残したデーブ・キングマン。2度の本塁打王と長打力を見せる一方、三振も多く、打率、出塁率は非常に低かった。幾多のチームを渡り歩くこととなったが、これは自身の性格にも依存することもあり、1シーズンで4球団でプレーする珍事もあった。
オレゴン州に生まれたキングマンは、イリノイ州の高校に進学。投手として快速球を投げ込んだことで評価を高め、1967年6月ドラフトでエンゼルスから2位指名(全米29番目)、1968年1月ドラフトでオリオールズから1位指名(全米9番目)という指名を受けた。しかし、いずれの指名も拒否し、南カリフォルニア大学への進学を決めたのである。
大学に進学すると、アマチュア球界で名コーチと言われたロッド・ディドーとの出会いがあり、そこで投手としての才能より、打者としての才能に気付かされ、外野手へとコンバートすることとなった。ここを転機に、キングマンは全米代表に選出され、さらにはチームを大学ワールドシリーズへと導く活躍を見せる。そして、1970年の6月2次ドラフトでジャイアンツから1位指名(全米1番目)で指名され、プロへの道を歩み出す。
指名されたその年は2Aアマリロに参加し、60試合の出場で15HRと早くも片鱗を見せつけた。翌1971年には3Aフェニックスへと舞台を移すと、105試合の出場で打率.278、26HR、99打点と好成績を残し、7月末にはメジャーからお呼びがかかった。当時のジャイアンツには晩年のウイリー・メイズを始めとして、ウイリー・マッコビー、ボビー・ボンズという選手がいた。その中でキングマンは外野やファーストを守るなどして41試合に出場して、6HRを放っている。
1972年にはファーストとサードを兼用する形で135試合に出場し、打率.225、29HR、83打点と不安定ながらもパワーを見せつけた(さらにはサイクルヒットも達成)。守備面での不安は大きく、1973年には24HR、翌1974年も18HRしながらも安定して試合で出続けることは難しく、打率も2割前半に低迷していた。すると1975年からは放出されるような形でメッツへの移籍が決まった。内野手での出場が多かったが、移籍を機に外野手としての出場が増えることとなる。
メッツに移籍した1975年は、134試合の出場で打率.231、36HR、88打点をマークし、翌1976年も123試合の出場で打率.238、37HR、86打点という抜群のパワーを見せつけた。HRの数だけでなく、飛距離も群を抜いていたのである。しかし、打撃は豪快だが、喫する三振数も多く、常にシーズン100以上の三振を喫している点もキングマンの評価を二分していた。
1977年、メッツで開幕を迎えるが不振に苦しんでいると、6月半ばにはパドレスへの移籍が決まった。そして9月に入るとウェーバー公示でエンゼルスへ移籍し、わずかな在籍でヤンキースへと移籍。実に1シーズンで4チームを渡り歩いた。両リーグの東西計4つの全地区に在籍し、そのチームでいずれもHRを放つメジャー史上初の快挙も達成。しかし、裏を返せば、不安定な打撃とコミュニケーション力の欠如が球団を渡り歩く結果につながっている。ちなみに4球団で計132試合に出場し、打率.221、26HR、78打点というものである。
1978年からはカブスへとFA移籍。開幕当初は打率2割前半と相変わらずの低調に苦しんだが、尻上がりに良くなる内容で、119試合に出場し、打率.266、28HR、79打点をマーク。翌1979年は開幕から好調を維持し、HRも打ち重ねた。するとフィリーズの主砲であるマイク・シュミットも同じくHRを量産。キングマンとシュミットの争いは、シーズン61HRというロジャー・マリスの持つ当時のシーズン記録を塗り替えるかの期待を持たせた。
キングマンはこの年だけで、1試合3HRを2度も記録するなど、固め打ちも見せたが終盤に失速。結果としては145試合の出場で、打率.288、48HR、115打点という全てでキャリアハイの数字を残し、かろうじてシュミット(45HR)を振り切っての初の本塁打王のタイトルを獲得した。特に長打率は.613と圧倒的な数字を残したのである。
1980年は怪我もあり、わずか81試合の出場に留まると、オフには古巣メッツへの移籍が決まった。1981年はストライキによる前後期制となる中で100試合に出場し、打率.221、22HR、59打点という数字に終わっている。翌1982年、149試合に出場する中で打率.204と低い中で、37HR、99打点をマークし、自身2度目の本塁打王となっている。
1984年からはアスレティックスに移籍し、出場の大半が指名打者となった。移籍1年目には打率.268、35HR、118打点をマーク。1985年は打率.238、30HR、91打点、翌1986年も打率.210、35HR、94打点と、3シーズンで計100本のHRを放った。オフにはFAとなるが、この当時は相次ぐFAでの年俸高騰から、オーナーが共謀してFA選手の契約に二の足を踏んでいたのである。どの球団からも契約の申し出がなく、結果としてはこのまま引退する形となった。
メジャー通算としては打率.236、1575安打、442HR、1210打点という成績を残し、三振数は1816個というものである。不本意な引退となるも、1987年にはかつての古巣ジャイアンツとマイナー契約を結ぶも、3Aで結果を残せずに復帰の道は閉ざされてしまった。なお。ポストシーズンには新人時代の1971年に出場しただけで、その後は出場する機会に恵まれなかった。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
- 本塁打王:2回(1979-NL、1982-NL)
受賞アワード一覧
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1971 SFG 41 115 17 32 10 2 6 24 35 9 5 .328 .557 .278 1972 SFG 135 472 65 106 17 4 29 83 140 51 16 .303 .462 .225 1973 SFG 112 305 54 62 10 1 24 55 122 41 8 .300 .479 .203 1974 SFG 121 350 41 78 18 2 18 55 125 37 8 .302 .440 .223 1975 NYM 134 502 65 116 22 1 36 88 153 34 7 .284 .494 .231 1976 NYM 123 474 70 113 14 1 37 86 135 28 7 .286 .506 .238 1977 NYM 58 211 22 44 7 0 9 28 66 13 3 .263 .370 .209 1977 SDP 56 168 16 40 9 0 11 39 48 12 2 .292 .488 .238 1977 CAL 10 36 4 7 2 0 2 4 16 1 0 .237 .417 .194 1977 NYY 8 24 5 6 2 0 4 7 13 2 0 .333 .833 .250 1978 CHC 119 395 65 105 17 4 28 79 111 39 3 .336 .542 .266 1979 CHC 145 532 97 153 19 5 48 115 131 45 4 .343 .613 .288 1980 CHC 81 255 31 71 8 0 18 57 44 21 2 .329 .522 .278 1981 NYM 100 353 40 78 11 3 22 59 105 55 6 .326 .456 .221 1982 NYM 149 535 80 109 9 1 37 99 156 59 4 .285 .432 .204 1983 NYM 100 248 25 49 7 0 13 29 57 22 2 .265 .383 .198 1984 OAK 147 549 68 147 23 1 35 118 119 44 2 .321 .505 .268 1985 OAK 158 592 66 141 16 0 30 91 114 62 3 .309 .417 .238 1986 OAK 144 561 70 118 19 0 35 94 126 33 3 .255 .431 .210 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1941 6677 901 1575 240 25 442 1210 1816 608 85 .302 .478 .236
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:3回(1976-NL、1979-NL、1980-NL)
- サイクルヒット:1回(1972-4-16-SFG)
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Tags :
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