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Dave WINFIELD(デーブ・ウインフィールド)

Major League Baseball

#31 デーブ・ウィンフィールド(Dave WINFIELD) | OF

デーブ・ウインフィールド

  • 1973年6月ドラフト・パドレス1位(全米4番目)
  • 1951年10月3日生 右投右打 201センチ 100キロ
  • ミネソタ州出身

選手の紹介文
パドレスのキャプで殿堂入りを決めたウインフィールド。鳴り物入りでメジャー入りし、走攻守で万能ぶりを発揮したデーブ・ウインフィールド。FA時代到来と共に大型契約を交わし話題になるものの、念願の世界一を果たすには晩年まで待たなければならなかった。オールスター出場も12回を数え、通算安打数は3110本を数えている。殿堂入りも果たし、背番号31番はパドレスの永久欠番に指定されている。

ミネソタ州セントポールに生まれたウインフィールドだが、生まれた日(1951年10月3日)はジャイアンツのボビー・トムソンがプレーオフで「世界中が聞いたHR」を放った日であり、その時点で運命は決まっていたのかもしれない。幼少時から野球に加え、バスケットボールでも桁違いの実力を見せていた。高校卒業時にはオリオールズから40位指名(全米882番目)を受けるも大学進学を選択している。

大学進学後は、野球では投手として13勝1敗、打者として打率.400をマークすれば、バスケットボールでもスター選手として活躍した。卒業時にはパドレスから1位指名(全米4番目)を受けるが、その他にもNBAのアトランタ・ホークス、ABAのユタ・スターズというバスケットボールの2リーグに加え、大学時代はプレーしていないアメリカンフットボールでもNFLのミネソタ・バイキングスからもドラフト指名を受けたのである。

異なる3種目でドラフト指名を受けるということは、ウインフィールドがいかに万能なアスリートであるかの証明でもある(異なる3種目でのドラフト指名はデーブ・ローガンとウインフィールドの2人だけである)。異なる3種目に加え、4つのリーグからの指名となるとウインフィールドが史上初となる。結果として野球を選んだウインフィールドは、パドレスとの契約に合意したのである。

ドラフト指名から2週間後にはパドレスのユニフォームを着て、メジャーリーグの舞台に立ったのである。マイナーリーグを経験せずにメジャーリーグでプレーすることになったのである。デビュー戦で早くもヒットを記録すると、そのまま6試合連続安打を記録。この年は56試合に出場し、打率.277、3HR、12打点という数字に終わっている。

2年目となる1974年からパドレスの外野の一角を手にしたウインフィールドは、この年145試合に出場し、打率.265、20HR、75打点という成績に終わっている。走攻守で万能なプレーを見せる点で大器の片鱗を見せつつも、4年目くらいまでは打率.270前後、15HR程度に留まっていたのである。5年目となる1977年、打率.275、25HR、92打点という成績でオールスターゲームに初出場したことが飛躍のきっかけとなった(オールスターゲームでは2安打を記録)。

1978年は打率.308、24HR、97打点と好成績を残すと、翌1979年も打率.308、34HR、118打点をマークし、打点王のタイトルを獲得した。すでにオールスターゲームの常連メンバーとなっていたウインフィールドは、ゴールドグラブ賞を1979年に初受賞するとその後はこちらも常連としてその後も選出されるようになる。1980年は打率.276、20HR、87打点とそれまでと比較して数字を落としたが、これはオフにFAとなることから怪我を恐れ、力をセーブしていたという話しもある。

鳴り物入りでヤンキース入りするも世界一は果たせず。1980年シーズンオフに晴れてFAとなったウインフィールド。まだポストシーズン出場経験のないウインフィールドは勝てるチームへの移籍を希望していた。ヤンキース、メッツ、ブレーブス、アストロズなどの誘いの中で、ヤンキースを選択。実に10年間2300万ドルという当時としては破格となる長期、かつ高額である契約内容に注目が集まったのである。

ヤンキース移籍1年目となる1981年はストライキによる前後期制となったが、ウインフィールドは105試合の出場で打率.294、13HR、68打点と期待を裏切った。しかし、チームはポストシーズンに進出し、ディビジョンシリーズ(対ブリュワーズ)では打率.350をマークしたウインフィールド。リーグチャンピオンシップシリーズ(対アスレティックス)は打率.145と落ち込むがチームは勝ち抜いてリーグ優勝を決めた。

ドジャースとのワールドシリーズでは2勝4敗で敗れたのだが、ウインフィールドは22打数1安打と全く振るわず、戦犯になってしまったのである。個性的なオーナーであるジョージ・スタインブレナーは「ミスター・オクトーバー」と呼ばれる勝負強さを見せたレジー・ジャクソンに対して、「ミスター・メイ」とウインフィールドを揶揄したのである。スタインブレナーがどうしても欲しいとして獲得したウインフィールドだが、以降確執が伝えられる機会が増えていった。

1982年は打率.280、37HR、106打点とパワーを発揮しながらもチームはシーズンを勝ち抜けなかった。翌1983年も打率.283、32HR、116打点と主軸としての責任は果たしたが、FA補強に頼るチーム構成が選手の高年齢化に拍車をかけ、チームは地区3位に終わっている。1984年は打率.340と高打率を挙げたが、チームメイトのドン・マッティングリーの台頭により首位打者争いにシーズン最終日で敗れてしまった(マッティングリーは打率.343)。

その後もヤンキースの一員として常に毎シーズン100打点以上は記録したウインフィールドだが、チームは低迷期に入っており、浮上することはなかった。1989年は背骨の手術でシーズンを丸々棒に振ることになっている。そして10年契約の契約最終年となる1990年、開幕から極度の不振に陥っていたことまり、5月に入ってエンゼルスへの移籍が決まった。翌1991年、39歳のウインフィールドは打率.262、28HR、86打点という数字を残している。

1992年からブルージェイズへFA移籍。40歳になっていたが衰えを見せずに打率.290、26HR、108打点という主軸としての責任を果たす数字を残した。ウインフィールドはチームリーダーとしてチームとファンを鼓舞し、盛り上げたのである。その甲斐もあり、ブルージェイズに球団史上初のリーグ優勝をもたらした。ワールドシリーズでは第6戦で延長11回に決勝2点タイムリー2塁打を放つ活躍を見せ、初めて世界一の美酒を味わうことになったのである。

ブルージェイズで世界一を達成したウインフィールド。1993年からは故郷ミネソタに本拠を構えるツインズに移籍。41歳のウインフィールドは143試合に出場し、打率.271、21HR、76打点という成績を残した。大半が指名打者としての出場だったが、9月16日の対アスレティックス戦ではデニス・エカーズリーから通算3000本安打を達成した。ストライキで中断された1994年は、ストライキ決行後にインディアンズへ移籍。翌1995年にインディアンズで46試合に出場し、この年限りでユニフォームを脱ぐ決断をしている。

メジャー通算成績は打率.283、3110安打、465HR、1833打点、223盗塁と一流の数字を残した。2001年には殿堂入り資格取得1年目にして、早くも殿堂入りを決めている。特定のシーズンに爆発的な力を発揮したわけではないが、コンスタントに数字を積み上げてきたことが評価されたのである。殿堂入りのレリーフに選んだのは最初に入団したパドレスのキャップだった。また、パドレス時代に付けていた背番号は31番は永久欠番に指定されている。

<written by Kenji@webmaster>

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G    AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB  SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1973  SD    56   141    9   39   4   1   3   12   19   12   0  .331 .383  .277
 1974  SD   145   498   57  132  18   4  20   75   96   40   9  .318 .438  .265
 1975  SD   143   509   74  136  20   2  15   76   82   69  23  .354 .403  .267
 1976  SD   137   492   81  139  26   4  13   69   78   65  26  .366 .431  .283
 1977  SD   157   615  104  169  29   7  25   92   75   58  16  .335 .467  .275
 1978  SD   158   587   88  181  30   5  24   97   81   55  21  .367 .499  .308
 1979  SD   159   597   97  184  27  10  34  118   71   85  15  .395 .558  .308
 1980  SD   162   558   89  154  25   6  20   87   83   79  23  .365 .450  .276
 1981  NYY  105   388   52  114  25   1  13   68   41   43  11  .360 .464  .294
 1982  NYY  140   539   84  151  24   8  37  106   64   45   5  .331 .560  .280
 1983  NYY  152   598   99  169  26   8  32  116   77   58  15  .345 .513  .283
 1984  NYY  141   567  106  193  34   4  19  100   71   53   6  .393 .515  .340
 1985  NYY  155   633  105  174  34   6  26  114   96   52  19  .328 .471  .275
 1986  NYY  154   565   90  148  31   5  24  104  106   77   6  .349 .462  .262
 1987  NYY  156   575   83  158  22   1  27   97   96   76   5  .358 .457  .275
 1988  NYY  149   559   96  180  37   2  25  107   88   69   9  .398 .530  .322
 1990  NYY   20    61    7   13   3   0   2    6   13    4   0  .269 .361  .213
 1990  Cal  112   414   63  114  18   2  19   72   68   48   0  .348 .466  .275
 1991  Cal  150   568   75  149  27   4  28   86  109   56   7  .326 .472  .262
 1992  Tor  156   583   92  169  33   3  26  108   89   82   2  .377 .491  .290
 1993  Min  143   547   72  148  27   2  21   76  106   45   2  .325 .442  .271
 1994  Min   77   294   35   74  15   3  10   43   51   31   2  .321 .425  .252
 1995  Cle   46   115   11   22   5   0   2    4   26   14   1  .285 .287  .191
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     2973 11003 1669 3110 540  88 465 1833 1686 1216 223  .353 .475  .283

受賞タイトル一覧

  • ロベルトクレメント賞1回(1994)
  • 打点王1回(1979-NL)
  • ゴールドグラブ賞6回(1979-NL、1980-NL、1982-AL~1985-AL、1987-AL)
  • シルバースラッガー賞6回(1981-AL~1985-AL、1992-AL)

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