- 2008-12-18 (木) 0:05
- MLB Players

#23 デビッド・ジャスティス(David JUSTICE) | OF

- 1985年6月ドラフト・ブレーブス4位(全米94番目)
- 1966年4月14日生 左投左打 191センチ 91キロ
- オハイオ州出身
選手の紹介文
持ち前の長打力と勝負強さで勝てるチームを渡り歩いたデビッド・ジャスティス。1990年に新人王を獲得するとスター街道をひた走った。数多くのタイトルを獲得しながらワールドシリーズの舞台を経験できずに引退せざるを得なかった大選手は多い中で、在籍したチームがワールドシリーズへ進出したのは7度を数える(出場自体は6度)。
大学時代に野球、バスケットボール、サッカーなどで活躍していたジャスティスは、1985年のドラフトでブレーブスから4位指名(全米94番目)を受け入団を決めた。契約したこの年、ルーキーリーグで66試合に出場し、打率こそ.245ながら、リーグトップとなる10HRを放ち、プロとして最高のスタートを切った。翌1986年は1Aの2つのクラスでプレー。合わせて3割近い打率を残し、さらに22HRを記録するパワーも見せた。
その後は怪我もあり、プロの壁にぶつかるような形で苦しんだが、随所にパワーのあるところを見せ、周囲の評価を高めていった。3Aで開幕を迎えた1989年は、ずっとライトを守ってきたジャスティスにファーストを守らせるなどメジャー昇格へ向けて本格的な動きが始まる。そんな中、5月末と9月最初の2回、メジャーからお呼びがかかり、ジャスティスはついに新しい舞台に踏み入れたのである。
新人王候補として期待されて迎えた1990年、打率.282、28HR、78打点と素晴らしい数字を残し、見事に新人王を獲得。最初はファーストを守っていたが、8月に入り不振のデール・マーフィーがフィリーズへ放出されると、ジャスティスがマーフィーの代わりにライトに回った。本来のポジションに回ったことが幸いしたか、8月は3試合で5HRするなど、月間打率.301に加え、11HR、29打点をマークしている。
1991年は開幕から好調で2年目のジンクスは微塵も感じさせなかった。5月は打率.381、5HR、26打点という成績で月間MVPを獲得。6月末までにリーグトップの51打点を挙げていたが、背中の痛みがあり、そこから約2ヶ月の故障者リスト入り。8月末にジャスティスが戦線復帰すると、チームは31勝14敗という破竹の勢いで勝ち進み、前年の最下位からリーグ優勝まで駆け上がり、ワールドシリーズへ進出することとなった。ツインズと第7戦までもつれ込む激しい戦いを繰り広げるが、世界一の座を手にすることは出来なかった。
1992年もチームの主軸として、21HR、87打点という成績を残し、チームを2年連続でワールドシリーズへ導いた(しかし、ブルージェイズの前に敗れる)。開幕直後に故障者入りするアクシデントもあったが、メジャーデビュー以来3年連続20HRを記録する。これは球団史上、ボブ・ホーナー、マーフィーに続く3人目の快挙でもある。
1993年はジャスティスの持ち前の長打力が大きく花開いたシーズンとなった。打率.270、40HR、120打点というリーグを代表する成績を残し、初めてとなるシルバースラッガー賞を獲得。MVP投票でもバリー・ボンズ、レニー・ダイクストラに次ぐ3位に付けた。翌1994年も開幕から好調で、34試合連続出塁という球団記録も樹立。打率.313に加え、リーグ2位の69四球、リーグ4位の出塁率.427をマークしている。ただ、ストライキによる中断が残念だった。
1995年のジャスティスは、左肩の調子が悪く怪我に苦しんだ。わずか120試合の出場に終わり、打率.253、24HR、78打点と物足りない数字でシーズンを終えるが、ハイライトはポストシーズンの最後に待っていた。3年ぶりにワールドシリーズへコマを進めたブレーブス。3勝2敗と王手をかけて迎えた第6戦、ジャスティスは値千金のソロHRを放ち、この1点をトム・グラビンからマーク・ウォーラーズへの完封リレーで守りきり、世界一の栄冠を手にしたのである。ブレーブスとしてのアトランタ移転後初となる世界一に大きく貢献したことになる。
1996年、開幕から打率.321と好調をキープしていたジャスティスだったが、5月半ばに試合中に右肩を怪我してしまい、残りのシーズンを棒に振ってしまった。この年もチームはワールドシリーズへ進出するのだが、ジャスティスは打席に立つことすら出来ずに終わってしまう。そして怪我からの再起をかける1997年の開幕直前、チームメイトのマーキス・グリッソムと共にインディアンズへの移籍が決まってしまう。交換相手はケニー・ロフトンだった。
突然のアメリカンリーグへの移籍に戸惑ったジャスティスだったが、打率.329、33HR、101打点という成績で、自身2度目のシルバースラッガー賞とカムバック賞も受賞。肘と膝に故障を抱えていたため、指名打者としての出場も非常に目立った。翌1998年、146試合に出場するが、打率.280、21HR、88打点と持ち前の長打力は発揮されなかったが、通算1000本安打に通算200HRを記録するなどジャスティスにとっては区切りの年になった。
1999年は前半戦こそ調子が良かったが、後半戦に入るとさっぱりの状態で左投手が出てくるとはずされることもあった。打率.287、21HR、88打点と期待された数字を下回っているジャスティスに移籍の噂が出始めるのもこの頃である。そして、翌2000年6月末に外野手の補強を考えていたヤンキースへの移籍が決まり、ジャスティスはピンストライブに袖を通すこととなる。
この年のジャスティスは移籍前のインディアンズで21HRを放っており、移籍後のヤンキースでも20HRを放ったことから、キャリアハイの41HRを記録したことになる。持ち前の勝負強さも随所に披露し、ヤンキース3連覇に貢献した。しかし、翌2001年は今まで通り怪我に苦しみ、111試合の出場に留まってしまっている。打率.241、18HR、51打点という成績もあり、放出が決まってしまったのである。
2002年、開幕前にヤンキースからメッツへ移籍し、メッツのユニフォームを着ないままにアスレティックスへの移籍が決まったジャスティス。ジェイソン・ジオンビーという中心打者が抜けたばかりのアスレティックスにとって、ジャスティスの加入は大きなプラスになると思われたが、結果は118試合の出場に留まり、打率.266、11HR、49打点に終わり、そのまま現役引退を決めている。
メジャー14年間のキャリアでの通算成績は、打率.279、1571安打、305HR、1017打点というものである。そのうちで世界一を2度経験している点は価値がある。余談だが、ジャスティスはオフシーズンになると空手に汗を流し、その他にも水泳、ゴルフ、バスケットボール、ビリヤードと趣味は多彩とのことである。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
受賞アワード一覧
- 新人王(1990-NL)
- リーグチャンピオンシップシリーズMVP:1回(2000-AL)
- シルバースラッガー賞:2回(1993-NL、1997-AL)
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1989 Atl 16 51 7 12 3 0 1 3 9 3 2 .291 .353 .235 1990 Atl 127 439 76 124 23 2 28 78 92 64 11 .373 .535 .282 1991 Atl 109 396 67 109 25 1 21 87 81 65 8 .377 .503 .275 1992 Atl 144 484 78 124 19 5 21 72 85 79 2 .359 .446 .256 1993 Atl 157 585 90 158 15 4 40 120 90 78 3 .357 .515 .270 1994 Atl 104 352 61 110 16 2 19 59 45 69 2 .427 .531 .313 1995 Atl 120 411 73 104 17 2 24 78 68 73 4 .365 .479 .253 1996 Atl 40 140 23 45 9 0 6 25 22 21 1 .409 .514 .321 1997 Cle 139 495 84 163 31 1 33 101 79 80 3 .418 .596 .329 1998 Cle 146 540 94 151 39 2 21 88 98 76 9 .363 .476 .280 1999 Cle 133 429 75 123 18 0 21 88 90 94 1 .413 .476 .287 2000 Cle 68 249 46 66 14 1 21 58 49 38 1 .361 .582 .265 2000 NYY 78 275 43 84 17 0 20 60 42 39 1 .391 .585 .305 2001 NYY 111 381 58 92 16 1 18 51 83 54 1 .333 .430 .241 2002 Oak 118 398 54 106 18 3 11 49 66 70 4 .376 .410 .266 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1610 5625 929 1571 280 24 305 1017 999 903 53 .378 .500 .279
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:3回(1993-NL、1994-NL、1997-AL)
- 世界一経験:2回(1995-Atl、2000-Cle)
-
Tags :
- Newer: Tim SALMON(ティム・サーモン)
- Older: Kazuhiro SASAKI(佐々木主浩)
Comments:0
Trackback:0
- TrackBack URL for this entry
- http://circlechange.com/players/david-justice/trackback
- Listed below are links to weblogs that reference
- David JUSTICE(デビッド・ジャスティス) from Circle Change


本サイト管理人がコミッショナーを務めるファンタジーベースボールリーグの紹介。メジャーリーグの新しい楽しみ方として定着したこのリーグも2009年で早くも6年目を迎えます。拡大に拡大を重ねて、毎年のように生まれる新しいドラマ。現在、公式サイトを準備中です。