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Don MATTINGLY(ドン・マッティングリー)

Major League Baseball

#23 ドン・マッティングリー(Don MATTINGLY) | 1B

ドン・マッティングリー

  • 1979年6月ドラフト・ヤンキース19位(全米493番目)
  • 1961年4月20日生 左投左打 183センチ 79キロ
  • インディアナ州出身

選手の紹介文
激しい首位打者争いを制したマッティングリー。ヤンキース一筋に現役生活を全うしたドン・マッティングリー。1980年代から90年代前半までのヤンキース低迷期を支えたキャプテンとして、ファンからの絶大なる支持を得ている。メジャータイ記録となる8試合連続HRやシーズン6本の満塁HRなども記録している。優勝には縁がなかったが、背番号23番はヤンキースの永久欠番となっている。

インディアナ州に生まれたマッティングリーは、高校時代から注目される選手だった。その実力は野球に留まらず、アメリカンフットボール、バスケットボールでも才能を発揮するアスリートだった。奨学金を得て大学進学すると思われたが、高校卒業時にヤンキースから19位指名(全米493番目)を受けるとプロ入りを決めたのである。

指名された1979年、そのまま1Aオネオンタに参加すると53試合の出場で打率.349と非凡な数字を残した。翌1980年は1Aグリーンスボロで133試合に出場し、打率.358、9HR、105打点という成績でそのリーグの首位打者となっている。1981年は2Aナシュビルに昇格すると141試合に出場し、打率.316、7HR、98打点と高いレベルを維持している。この頃はファーストの他に外野も守っていた。

1982年は3Aコロンバスで130試合に出場し、打率.315、10HR、75打点という安定した数字を残すと9月にはメジャー昇格を果たしたのである(わずか7試合だけの出場に留まっている)。翌1983年、ファーストで42試合、外野で48試合出場するが、レギュラー獲得には至らなかった(左投げながらセカンドでも1試合だけ出場している)。3Aでは打率.340を記録し、メジャーでは打率.283を記録している。

1984年、マッティングリーはファーストのポジションを手にした。するとマッティングリーの打棒が発揮され、首位打者争いを演じるほどのヒットを積み重ねたのである。首位打者争いをしたのがチームメイトのデーブ・ウインフィールドだった。FAで鳴り物入りでヤンキース入りしたウインフィールドと生え抜きのマッティングリーとの争いはシーズン最終日までもつれ込み、軍配はマッティングリーに上がった。打率.343、23HR、110打点という堂々たる成績で、MVP投票でも5位に食い込んでいる(ウインフィールドの打率は.340だった)。

1985年もマッティングリーは打率.324、35HR、145打点という成績で打点王のタイトルを獲得。シーズンMVPにも輝き、初めてのゴールドグラブ賞も受賞している。翌1986年、打率.352、31HR、113打点をマークし、積み上げた安打数は238本とヤンキースとしてのシーズン記録を樹立している。ヤンキースのキャプテンとしてリーダーシップを発揮し、名物オーナーであるジョージ・スタインブレナーとも衝突しながらも放出されることはなかったのである。

1987年、打率.327、30HR、115打点をマーク。ハイライトは7月のことであり、メジャータイ記録となる8試合連続HRを記録したのである(1956年のデール・ヤングの記録に並ぶものであり、後に1993年のケン・グリフィーも並ぶ記録を作っている)。この8試合の中で10HRするほどの大当たりを見せたのである。この年は満塁HRを6本も放っており、これもメジャー新記録である(2006年にトラビス・ハフナーがタイ記録を作っている)。

ゴールドグラブ賞9回受賞するほどのファーストの守備も評価が高い。1988年のマッティングリーは打率.311、18HR、88打点を挙げるが、チームはシーズン途中で失速。実にマッティングリーがメジャー昇格以来、ポストシーズンには縁がない日々が続いていたのである。FAでの補強に頼るチーム方針が弱体化を招き、マッティングリーのリーダーシップを持っても勝つことは出来なった。翌1989年も打率.303、23HR、113打点をマークするも、チームは低空飛行を続けたのである。

1990年からは腰痛がマッティングリーを苦しめた。長打力に陰りが見え始め、打率も3割を切った。まさに満身創痍でのプレーが続いたのだが、1994年はチームも地区1位を走る好調を見せたのである。とはいえ、ストライキで中断されたこともあり、初のポストシーズン出場は幻となった。マッティングリー自身も打率.304をマークするなど、惜しいシーズンとなった。

1995年、ようやくチームはワイルドカードとしてポストシーズン出場権を手にしたのである。マッティングリーは128試合の出場で打率.288、7HR、49打点と全盛期と比較すると見劣りするが、念願のポストシーズン出場を果たしたのである。ディビジョンシリーズ(対マリナーズ)では打率.417、1HR、6打点と活躍したが、惜しくも敗れてしまったのである。そして、体力の限界を理由にユニフォームを脱いだのである(正式な引退は1997年1月に発表している)。

奇しくもマッティングリーがヤンキースを去った1996年、世界一に輝いている。しかし、マッティングリーの功績を称え、ヤンキースは背番号23番を永久欠番に指定したのである(ちなみにメジャー昇格2年間の背番号は46番であり、23番を付けるのは1984年から)。メジャー通算成績は打率.307、2153安打、222HR、1099打点というものである。2004年からヤンキース打撃コーチとなり、2008年からはジョー・トーレを追ってドジャースのコーチに就任している。初めてヤンキース以外のユニフォームに袖を通したことになる。

<written by Kenji@webmaster>

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1982  NYY    7   12    0    2   0   0   0    1    1    0    0  .154 .167  .167
 1983  NYY   91  279   34   79  15   4   4   32   31   21    0  .333 .283  .283
 1984  NYY  153  603   91  207  44   2  23  110   33   41    1  .381 .343  .343
 1985  NYY  159  652  107  211  48   3  35  145   41   56    2  .371 .324  .324
 1986  NYY  162  677  117  238  53   2  31  113   35   53    0  .394 .352  .352
 1987  NYY  141  569   93  186  38   2  30  115   38   51    1  .378 .327  .327
 1988  NYY  144  599   94  186  37   0  18   88   29   41    1  .353 .311  .311
 1989  NYY  158  631   79  191  37   2  23  113   30   51    3  .351 .303  .303
 1990  NYY  102  394   40  101  16   0   5   42   20   28    1  .308 .256  .256
 1991  NYY  152  587   64  169  35   0   9   68   42   46    2  .339 .288  .288
 1992  NYY  157  640   89  184  40   0  14   86   43   39    3  .327 .288  .288
 1993  NYY  134  530   78  154  27   2  17   86   42   61    0  .364 .291  .291
 1994  NYY   97  372   62  113  20   1   6   51   24   60    0  .397 .304  .304
 1995  NYY  128  458   59  132  32   2   7   49   35   40    0  .341 .288  .288
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     1785 7003 1007 2153 442  20 222 1099  444  588   14  .358 .471  .307

受賞タイトル一覧

  • シーズンMVP1回(1985-AL)
  • 首位打者1回(1984-AL)
  • 打点王1回(1985-AL)
  • ゴールドグラブ賞9回(1985-AL~1989-AL、1991-AL~1994-AL)

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