- 2009-05-09 (土) 0:06
- MLB Players
#21 ドントレル・ウイリス(Dontrelle WILLIS) | SP

- 2000年6月ドラフト・カブス8位(全米223番目)
- 1982年1月12日生 左投左打 198センチ 108キロ
- カリフォルニア州出身
過去3年間の成績
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 2006 Fla 34 34 4 1 12 12 0 223.1 234 160 83 106 96 3.87 2007 Fla 35 35 0 0 10 15 0 205.1 241 146 87 131 118 5.17 2008 Det 8 7 0 0 0 2 0 24.0 18 18 35 25 25 9.38 ----------------------------------------------------------------------------- Total 170 169 15 8 68 56 0 1046.2 1064 775 379 501 455 3.91
選手の紹介文
特異な投球フォームと共に、過去に鮮烈なメジャーデビューを飾ったドントレル・ウイリス。ハイキック投法と呼ばれる投球フォームは、Dトレイン(D-Train)と呼ばれ、メジャーデビュー時には新人王受賞とマーリンズの世界一奪取を両取りした。しかし、徐々に勢いは衰え、タイガース移籍後は全く振るわず、復活が待たれる。
カリフォルニア州オークランドに生まれたウイリスは、生まれて間もなく父親がいなくなり、母親の手によって育てられた。母親は溶接工として働く一方、ソフトボールの選手としてもプレーしており、ウイリスを身籠もって妊娠7ヶ月までソフトボールの捕手を務めていたという逸話を持つ。ウイリスが野球を始めるのも自然なことで、幼少時に覚えているのはスラッガーとしての母親だったという。
母親はアスレティックスの大ファンで、好きな選手はヴァイダ・ブルーだった。息子ウイリスも同じくアスレティックスのファンとなり、当時のエースであるデーブ・スチュワートに憧れたのである。アスレティックスが強かったというのもあるが、ウイリスはスチュワートの堂々たる振る舞いに惹かれたという。そして、スチュワートが引退後は、同じ左腕投手であるランディ・ジョンソン、トム・グラビンへと対象が移っている。
高校時代のウイリスはエースとして揺るがない存在となり、投球回数70回に対して、12勝1敗、防御率0.82、111奪三振と桁違いの数字を残した。140キロを超える速球に加え、カーブ、チェンジアップも評価された。そして、2000年ドラフトでカブスから8位指名(全米223番目)を受けて、プロ入りを果たすこととなる。
契約後にルーキーリーグに参加すると、9試合に登板(先発は1試合)して3勝1敗、防御率3.86という数字を残した。翌2001年には1Aボイシに昇格し、先発ローテーション入りを果たしたウイリス。15試合の先発で8勝2敗、防御率2.98という好成績を残した。チームメイトのエンジェル・グーズマンは9勝、セルジオ・ミトレも8勝を挙げて、若手投手の活躍でチームの優勝に花を添えている。
2002年はカブスのスプリングトレーニングに参加したが、開幕前に待っていたのはマーリンズへの移籍話だった。マット・クレメント、アントニオ・アルフォンセカらとの交換相手の4人の中にウイリスが含まれたのである。そして、マーリンズ傘下の1Aの2つのランクでプレーしたウイリスは、計24試合に先発して、12勝2敗、防御率1.83という数字を残している。
2003年、2Aカロライナで開幕を迎えると、6試合の先発で4勝0敗、防御率1.49と抜群の成績を残していたウイリス。5月に入って、ジョシュ・ベケットの故障者リスト入りに伴い、メジャー昇格が決定した。マーリンズの先発ローテーションに入り、そのまま破竹の勢いでメジャーに残り続けることとなる。6月の月間成績は5試合の登板で5勝0敗、防御率1.04という圧巻の成績で、6月16日の対メッツ戦では被安打1本の完封勝利もマーク。
前半戦で9勝1敗、防御率2.08という数字を残すと、オールスターゲームには怪我で離脱することとなったケビン・ブラウンの代役として出場を果たした。リーグのオールスター選出としては、アルバート・プホルス(2001年)以来の最年少出場となり、投手としてはドワイト・グッデン(1985年)まで遡らなければならない。シーズン通しては、27試合の先発で14勝6敗、防御率3.31、142奪三振という成績を挙げた。
ウイリスの快投がチーム力の刺激につながり、マーリンズはワイルドカードとしてポストシーズンに出場。そのポストシーズンではウイリスは打ち込まれ、途中からはブルペンに回った。しかし、ベケットやベテランのイバン・ロドリゲス、新人ミゲル・キャブレラなどの活躍もあり、世界一の栄冠を手にした。ウイリスは新人にして世界一の美酒に酔ったのである。オフには新人王受賞の知らせも届いた。マーリンズとしての史上初となる新人王輩出となった。
2004年は開幕から3連勝と最高のスタートを切るが、終わってみれば32試合の先発で10勝11敗、防御率4.02、139奪三振という成績に終わった。翌2005年は開幕から2試合連続完封勝利をマークし、その後も勝ち続け、実に5月最初までで7連勝。前半戦だけで13勝(4敗)を挙げて、自身2度目のオールスター出場。結果としては34試合に先発して22勝10敗、防御率2.63、170奪三振という成績で最多勝のタイトルを受賞。サイヤング賞投票でもクリス・カーペンターに次ぐ2位に付けている。
2006年、開幕前のWBCにアメリカ代表として出場するも全く結果を残せず、シーズンに入ってからも安定感を欠いた。34試合の先発で12勝12敗、防御率3.87と前年よりも大きく成績を落とした。翌2007年も35試合に先発して10勝15敗、防御率5.17とさらに数字を落とし、期待を裏切る形になってしまったのである。オフには球団の緊縮財政の方針から、主砲キャブレラと共にタイガースへの移籍が決まったのである。実績ある2人と若手選手6人(キャメロン・メイビンやアンドリュー・ミラーを含む)による大型トレードが成立することで、大きな話題となった。
2008年、開幕前には移籍先のタイガースと3年間2900万ドルで契約を合意。しかし、開幕してからは制球力が定まらず、マイナー降格するなど最悪な状況となった。わずか8試合にしか登板できず、白星は挙げていない。翌2009年に至っては血液検査により不安障害と診断され、開幕を故障者リストで迎えることとなった。マイナーで調整中だが、結果を残せておらず、今後の動向が注目される。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
- 最多勝:1回(2005-NL)
受賞アワード一覧
- 新人王(2003-NL)
各年度別成績一覧
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 2003 Fla 27 27 2 2 14 6 0 161.2 148 142 58 61 59 3.31 2004 Fla 32 32 2 0 10 11 0 197.0 210 139 61 99 88 4.02 2005 Fla 34 34 7 5 22 10 0 236.1 213 170 55 79 69 2.63 2006 Fla 34 34 4 1 12 12 0 223.1 234 160 83 106 96 3.87 2007 Fla 35 35 0 0 10 15 0 205.1 241 146 87 131 118 5.17 2008 Det 8 7 0 0 0 2 0 24.0 18 18 35 25 25 9.38 ----------------------------------------------------------------------------- Total 170 169 15 8 68 56 0 1046.2 1064 775 379 501 455 3.91
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:2回(2003-NL、2005-NL)
- 世界一経験:1回(2003-Fla)
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