- 2009-01-05 (月) 0:04
- MLB Players

#4 デューク・スナイダー(Duke SNIDER) | OF

- 1944年・ドジャースと契約
- 1926年9月19日生 右投左打 183センチ 86キロ
- カリフォルニア州出身
選手の紹介文
1950年代を代表するスラッガーであるデューク・スナイダー。まだドジャースがブルックリンに本拠を構えていた頃のドジャースの中心打者として、球団宿願の世界一(1955年)に大きく貢献した。ニューヨークに3球団構えていた時代であり、各球団のセンターはスナイダー、ウイリー・メイズ、ミッキー・マントルが守っており、それぞれが比較される対象だったのである。
カリフォルニア州の裕福な家庭に育ったスナイダー。父親がセミプロ選手であったこともあり、自然と野球を覚えるようになった。野球の他にもアメリカンフットボールではクォーターバックとして強肩を発揮するなど、高い運動能力を見せた。子供の頃から堂々とした振る舞いを見せていたことから父親が「デューク(公爵)」と綽名を付けたという。
1944年、17歳の若さでドジャースと契約。マイナーリーグでプレーし、131試合の出場で打率.294、149安打、9HR、50打点をマーク。在籍したリーグでは2塁打(34本)、HR(9本)はリーグトップであり、25個の捕殺数もリーグトップであるなど、非凡な成績を残したのである。その後、兵役で一時離脱を経て、1946年に戦線復帰。翌1947年4月にはメジャー昇格を果たした。
メジャー1年目は非常に厳しく、40試合に出場し24三振(83打数)を喫する散々な成績でマイナー降格となった。マイナーでは打率3割を越える安定感を見せており、課題は選球眼だった。ドジャースは年間257安打を記録したことのあるジョージ・シスラーを特別コーチとして招き、ストライクとボールの見極めを徹底的に行うことで選球眼を鍛えたのである。
1949年からメジャーに定着。ドジャースのセンターを守り、146試合に出場したスナイダーは、打率.292、23HR、92打点をマークし、チームのリーグ優勝にも貢献した。しかし、ワールドシリーズ(対ヤンキース)では打率.143(21打数で8三振)とさっぱりで、世界一を逃したのである。
1950年、152試合の出場で打率.321、31HR、107打点と成長の跡の見せた。シーズン199安打はリーグトップの記録である。翌1951年も150試合に出場し、打率.277、29HR、101打点をマーク。この頃のドジャースはスナイダーの他、ジャッキー・ロビンソン、ロイ・キャンパネラ、ギル・ホッジス、ドン・ニューカムらの才能が集まり、黄金時代を迎えつつあった。
1952年、スナイダーは打率.303、21HR、92打点を挙げて、チームもリーグ優勝を果たした。ヤンキースと再びワールドシリーズを戦うことになり、前回の雪辱を果たすべくスナイダーは、打率.345、4HR、8打点と大当たりを見せた(しかし、惜しくも7戦まで戦いヤンキースの前に敗れた)。シリーズでの4HRはベーブ・ルース、ルー・ゲーリッグ以来、史上3人目の快挙となった。
1953年からがスナイダーの全盛期とされ、打率.336、42HR、126打点と一皮むけた成績を残した。ワールドシリーズではヤンキースと戦い、スナイダーは5打点挙げる活躍を見せるも世界一は果たせなかった。翌1954年も打率.341、40HR、130打点と好成績を残すが、シーズンはメイズ率いるジャイアンツに敗れてしまった。
1955年、148試合に出場し、打率.309、42HR、136打点をマークして、自身初の打撃タイトルとなる打点王を獲得。シーズンMVPの名誉も獲得している。ワールドシリーズへ出場し、再度ヤンキースと対戦。このシリーズで打率.320、4HR、7打点と大当たりを見せ、ついに念願である世界一の美酒を味わったのである。シリーズ4HRを2度も達成したスナイダーは大舞台での勝負強さを発揮した。
1956年は打率.292、43HR、101打点という成績で本塁打王のタイトルを獲得。ワールドシリーズではヤンキースと戦い、スナイダーは5打点を挙げる活躍を見せるも2年連続世界一は果たせなかった。翌1957年、打率.274、40HR、92打点を記録し、5年連続での40HRを達成。そのオフにはドジャースが西海岸のロサンゼルスへ移転することが決まったのである。同じニューヨークに居を構えていたジャイアンツもサンフランシスコに移転することとなり、一つの時代に終焉が告げられたのである。
1958年、ロサンゼルスを本拠地としてプレー。本拠地ロサンゼルス・メモリアル・コロシアムはフットボール専用球場を元にしており、右中間が膨らんでいた変形球場であり、左打者のスナイダーにおいては厳しかった。移転1年目は膝の故障もあり、106試合の出場に留まり、打率.312、15HR、58打点という成績に終わったスナイダー。翌1959年も打率.308、23HR、88打点という成績を残すが、ブルックリン時代の面影は見られない。
緩やかに成績を落とし始め、1962年においてはわずか5HRに終わった。1963年はニューヨークに誕生して2年目のメッツと契約するも、打率.243、14HR、45打点と結果を残せなかった。翌1964年にジャイアンツとかろうじて契約したが、打率.210と大きく落ち込み、この年限りで現役引退を決めた。
1950年代、ニューヨークのメジャーリーグを引っ張ったスナイダーとメイズ、マントルを比較した場合、印象度ではスナイダーが劣っている感はあるが、残した数字としてはスナイダーが上回っている。1951年からの7年間に限れば、スナイダーは1190安打に257HR、メイズは903安打に187HR、マントルは1080安打に207HRという具合である。ロサンゼルス移転後の成績の落ち込みがスナイダーの印象を悪くしているのかもしれない。
メジャーでの通算成績は打率.295、2116安打、407HR、1333打点というものである。引退後は指導者、解説者として活躍し、執筆した本がベストスラーにもなった。1980年には野球殿堂入りを決め、背番号4番もドジャースの永久欠番に指定されている。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
- 本塁打王:1回(1956-NL)
- 打点王:1回(1955-NL)
受賞アワード一覧
- シーズンMVP:1回(1955-NL)
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1947 Bro 40 83 6 20 3 1 0 5 24 3 2 --- .301 .241 1948 Bro 53 160 22 39 6 6 5 21 27 12 4 --- .450 .244 1949 Bro 146 552 100 161 28 7 23 92 92 56 12 --- .493 .292 1950 Bro 152 620 109 199 31 10 31 107 79 58 16 --- .553 .321 1951 Bro 150 606 96 168 26 6 29 101 97 62 14 --- .483 .277 1952 Bro 144 534 80 162 25 7 21 92 77 55 7 --- .494 .303 1953 Bro 153 590 132 198 38 4 42 126 90 82 16 --- .627 .336 1954 Bro 149 584 120 199 39 10 40 130 96 84 6 .423 .647 .341 1955 Bro 148 538 126 166 34 6 42 136 87 104 9 .418 .628 .309 1956 Bro 151 542 112 158 33 2 43 101 101 99 3 .399 .598 .292 1957 Bro 139 508 91 139 25 7 40 92 104 77 3 .368 .587 .274 1958 LA 106 327 45 102 12 3 15 58 49 32 2 .371 .505 .312 1959 LA 126 370 59 114 11 2 23 88 71 58 1 .400 .535 .308 1960 LA 101 235 38 57 13 5 14 36 54 46 1 .366 .519 .243 1961 LA 85 233 35 69 8 3 16 56 43 29 1 .375 .562 .296 1962 LA 80 158 28 44 11 3 5 30 32 36 2 .418 .481 .278 1963 NYM 129 354 44 86 8 3 14 45 74 56 0 .345 .401 .243 1964 SF 91 167 16 35 7 0 4 17 40 22 0 .302 .323 .210 ------------------------------------------------------------------------------ Total 2143 7161 1259 2116 358 85 407 1333 1237 971 99 .380 .540 .295
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:8回(1950-NL~1956-NL、1963-NL)
- 世界一経験:1回(1955-Bro)
- 殿堂入り:1980年(投票率86.49%)
- 永久欠番:#4(Dodgers)
-
Tags :
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