Home > MLB Players > Dwight GOODEN(ドワイト・グッデン)

Dwight GOODEN(ドワイト・グッデン)

Major League Baseball

#16 ドワイト・グッデン(Dwight GOODEN) | SP

ドワイト・グッデン

  • 1982年6月ドラフト・メッツ1位(全米5番目)
  • 1964年11月16日生 右投右打 192センチ 95キロ
  • フロリダ州出身

選手の紹介文
「ドクターK」と呼ばれた若かりし日のドワイト・グッデン。1980年代のメッツ快進撃に貢献した「ドクターK」ことドワイト・グッデン。19歳で華々しくメジャーデビューし、新人王、サイヤング賞、世界一と欲しいものを全て手に入れた。しかし、薬物依存となり一時はプレーする権利を失ってしまう。復帰後、ヤンキース在籍時にノーヒッターを達成。通算194勝に終わったが、寄り道しなければもっと多くの白星を積み重ねていたはずだ。

フロリダ州タンパに生まれたグッデン。野球好きな父の影響で自然と野球をプレーすることになった。4歳年下には甥としてゲーリー・シェフィールドがおり、2人は幼少時から遊び仲間だったという。高校進学後、2年生時には7勝0敗、防御率0.76、3年生時には7勝4敗、防御率1.30と圧倒的な数字を残したのである。特に3年生の時は投球回数74イニングに対して、130奪三振と抜群の三振奪取率を誇った。

投手として荒削りながら高い才能を見せたグッデンは1982年のドラフトで、メッツから1位指名(全米5番目)を受けることになった。契約後、即ルーキーリーグに移り、5勝4敗、防御率2.47という成績を残したものの、この頃はホームシックに苦しんでいたという。翌1983年、1Aリンチバーグで開幕を迎えると19勝4敗、防御率2.50と大ブレイクを果たしたのである。

1984年は開幕から2A、3Aを飛び越えてメジャーリーグの舞台へと足を踏み入れることとなった。19歳の若さでメジャーリーガーとなったグッデンは、150キロ代後半の速球と切れ味鋭いカーブで白星を積み重ねた。前年新人王であるダリル・ストロベリーとのコンビはメッツの象徴となった。オールスターゲームにも史上最年少で選出されて3者連続三振を奪っているなど、怖いもの知らずな面を見せた。

この年のグッデンは、シーズン通して31試合に先発し、17勝9敗、防御率2.60、276奪三振という成績を残した。新人王にも選出されたが、メッツとしてはストロベリーに次いで2年連続の受賞となる。19歳の選手によるシーズン17勝はウォーリー・バンカー(1964年)の19勝に次ぐ記録となる。シーズン276奪三振もハーブ・スコア(1955年)の245個を塗り替えるものである。

1985年、グッデンはさらに飛躍を果たし、35試合の先発で24勝4敗、防御率1.53、268奪三振で投手三冠王となった。20歳という史上最年少でのサイヤング賞も受賞。シーズン防御率1.53は、ボブ・ギブソン(1968年)の1.12以来の好成績となったのである。若くしてメジャーリーグ史上に残る投手として名を残したのである。

グッデンにとって1985年は大きな飛躍となる1年となった。1986年も開幕から白星を重ねた。オールスターゲームにも3年連続で選出され、先発投手の名誉も手にした。対するアメリカンリーグの先発が23歳のロジャー・クレメンスということで、21歳のグッデンとの投げ合いは大きな注目を集めた。結果としてはクレメンスが3イニングを完全に抑え、グッデンは打たれてしまった。この対決の再戦は、この年のワールドシリーズで迎えることとなったのである。

グッデンは17勝6敗、防御率2.84、200奪三振という好成績を残せば、メッツの投手陣もグッデン含む先発5人が2桁勝利、中継ぎのロジャー・マクドゥエルも14勝を挙げるなど、2桁勝利投手が6人も誕生。チームはシーズン108勝をマークして地区優勝を果たした。リーグチャンピオンシップシリーズ(対アストロズ)では敗戦投手にはなったが、2試合に登板して防御率1.06と安定感を見せている(リーグ優勝を果たした)。

ワールドシリーズでは第2戦と第5戦に先発したグッデン。第2戦ではオールスター以来となるクレメンスとの投げ合いになったが、打ち込まれ敗戦。結果としてグッデンは2試合に登板し、0勝2敗、防御率8.00と全く振るわなかった。振るわなかったがチームは踏ん張り、第7戦までもつれる熱戦でメッツは世界一となったのである。グッデンは21歳にして手に入れたいものを全て手に入れた。しかし、栄光の裏で影が忍び寄ってきたのである。後に世界一達成後、コカインパーティで騒ぎ、優勝パレードにも参加できなかった。

1987年、スプリングトレーニングでコカインの陽性反応が出たことから約2ヶ月も出遅れた。6月に入ってからの戦線復帰となるが、25試合に登板し、15勝7敗、防御率3.21、148奪三振を記録したのはさすがである。翌1988年は34試合の先発で18勝9敗、防御率3.19、175奪三振をマーク。メッツも地区優勝を果たすが、リーグチャンピオンシップシリーズ(対ドジャース)ではオーレル・ハーシハイザーと投げ合い、白星を挙げられなかった。

1989年は肩の痛みに苦しみ、わずか9勝(4敗)に終わるが、まだ24歳という若さで通算勝利数を100の大台に乗せた。1990年は19勝(7敗)と復活。1991年も13勝(7敗)を挙げるが、肩を再び痛めてしまったのである。その後、1992年は10勝13敗と初めて負け越し、翌1993年も12勝15敗に終わってしまう。1994年はシーズン途中にコカインの陽性反応で出場停止となると、翌1995年シーズンは丸々出場できず、精神的なリハビリに励むこととなった。若い怪物投手が転落してしまったのである。

紆余曲折を経てヤンキース時代にはノーヒッター達成。1996年、FAとなりヤンキースと契約。同じニューヨークに本拠を構えるメッツでチームメイトだったストロベリーと再び同じユニフォームを着ることになったのである。開幕時は振るわなかったグッデンだったが、5月14日の対マリナーズ戦でノーヒッターを達成。この年は11勝7敗、防御率5.01、126奪三振をマークしている。ヤンキースはこの年、18年ぶりの世界一となるが、グッデンはポストシーズンのロースターに入っていない。

1997年もヤンキースに在籍し、9勝(5敗)に終わった。翌1998年からはインディアンズに移籍するもかつてのような投球は披露できていない。2000年はデビルレイズ、アストロズと渡り歩き、最後は古巣ヤンキースへ移籍。ヤンキースのブルペン投手としてワールドシリーズのマウンドに立ったが、役割は敗戦処理に過ぎない。

2001年、ヤンキースの招待選手としてスプリングトレーニングに参加するが、解雇されるとそのまま現役引退を決めた。通算成績は194勝112敗、防御率3.51、2293奪三振に終わっている。引退後も飲酒運転、暴力で逮捕され、コカインからも脱却できず再逮捕されるなど、転落人生となっている。仮に自分を律する強い意志があれば殿堂入りも間違いないだけの才能があっただけに非常に惜しまれる。

【written by Kenji@webmaster】

獲得タイトル一覧

  • 投手三冠王:1回(1985-NL)
  • 最多勝:1回(1985-NL)
  • 最優秀防御率:1回(1985-NL)
  • 最多奪三振:2回(1984-NL、1985-NL)

受賞アワード一覧

  • サイヤング賞:1回(1985-NL)
  • 新人王(1984-NL)
  • シルバースラッガー賞:1回(1992-NL)

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G  GS  CG SHO   W   L  SV     IP    H   SO   BB    R   ER    ERA
 -----------------------------------------------------------------------------
 1984  NYM   31  31   7   3  17   9   0  218.0  161  276   73   72   63   2.60
 1985  NYM   35  35  16   8  24   4   0  276.2  198  268   69   51   47   1.53
 1986  NYM   33  33  12   2  17   6   0  250.0  197  200   80   92   79   2.84
 1987  NYM   25  25   7   3  15   7   0  179.2  162  148   53   68   64   3.21
 1988  NYM   34  34  10   3  18   9   0  248.1  242  175   57   98   88   3.19
 1989  NYM   19  17   0   0   9   4   1  118.1   93  101   47   42   38   2.89
 1990  NYM   34  34   2   1  19   7   0  232.2  229  223   70  106   99   3.83
 1991  NYM   27  27   3   1  13   7   0  190.0  185  150   56   80   76   3.60
 1992  NYM   31  31   3   0  10  13   0  206.0  197  145   70   93   84   3.67
 1993  NYM   29  29   7   2  12  15   0  208.2  188  149   61   89   80   3.45
 1994  NYM    7   7   0   0   3   4   0   41.1   46   40   15   32   29   6.31
 1996  NYY   29  29   1   1  11   7   0  170.2  169  126   88  101   95   5.01
 1997  NYY   20  19   0   0   9   5   0  106.1  116   66   53   61   58   4.91
 1998  Cle   23  23   0   0   8   6   0  134.0  135   83   51   59   56   3.76
 1999  Cle   26  22   0   0   3   4   0  115.0  127   88   67   90   80   6.26
 2000  TB     8   8   0   0   2   3   0   36.2   47   23   20   32   27   6.63
 2000  Hou    1   1   0   0   0   0   0    4.0    6    1    3    4    4   9.00
 2000  NYY   18   5   0   0   4   2   2   64.1   66   31   21   28   24   3.36
 -----------------------------------------------------------------------------
 Total      430 410  68  24 194 112   3 2800.2 2564 2293  954 1198 1091   3.51

キャリアハイライト一覧

  • オールスター出場:4回(1984-NL~1986-NL、1988-NL)
  • 世界一経験:3回(1986-NYM、1996-NYY、2000-NYY)
  • ノーヒッター:1回(1996-5-14-NYY/マリナーズ戦)

Comments:0

Comment Form
Remember personal info

Trackback:0

TrackBack URL for this entry
http://circlechange.com/players/dwight-gooden/trackback
Listed below are links to weblogs that reference
Dwight GOODEN(ドワイト・グッデン) from Circle Change

Home > MLB Players > Dwight GOODEN(ドワイト・グッデン)

ナショナルリーグ・球団情報
アトランタ・ブレーブス(Atlanta BRAVES) フロリダ・マーリンズ(Florida MARLINS) ニューヨーク・メッツ(New York METS) フィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia PHILLIES) ワシントン・ナショナルズ(Washington NATIONALS) シカゴ・カブス(Chicago CUBS) シンシナティ・レッズ(Cincinnati REDS) ヒューストン・アストロズ(Houston ASTROS) ミルウォーキー・ブリュワーズ(Milwaukee BREWERS) ピッツバーグ・パイレーツ(Pittsburgh PIRATES) セントルイス・カージナルス(St.Louis CARDINALS) アリゾナ・ダイヤモンドバックス(Arizona DIAMONDBACKS) コロラド・ロッキーズ(Colorado ROCKIES) ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles DODGERS) サンディエゴ・パドレス(San Diego PADRES) サンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco GIANTS)
アメリカンリーグ・球団情報
ボルチモア・オリオールズ(Baltimore ORIOLES) ボストン・レッドソックス(Boston RED SOX) ニューヨーク・ヤンキース(New York YANKEES) タンパベイ・レイズ(Tampa Bay RAYS) トロント・ブルージェイズ(Toronto BLUE JAYS) シカゴ・ホワイトソックス(Chicago WHITE SOX) クリーブランド・インディアンズ(Cleveland INDIANS) デトロイト・タイガース(Detroit TIGERS) カンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City ROYALS) ミネソタ・ツインズ(Minnesota TWINS) ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles ANGELS) オークランド・アスレティックス(Oakland ATHLETICS) シアトル・マリナーズ(Seattle MARINERS) テキサス・レンジャーズ(Texas RANGERS)
カレンダー
« 2009 年 7 月 »
M T W T F S S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
Amazon.co.jp
タグクラウド
QRコード
Circle Change QRcode
メタ

Return to page top