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Eddie MURRAY(エディー・マレー)

Major League Baseball

#33 エディー・マレー | 1B

エディー・マレー

  • 1973年6月ドラフト・オリオールズ3位
  • 1956年2月24日生 右投両打 188センチ 91キロ
  • カリフォルニア州出身

選手の紹介文
史上最高のスイッチヒッターであるマレー。物静かで地味な印象はあるが、チーム内での存在感や残した成績は抜群のエディー・マレー。3000本安打と500HRの両方を達成したのはハンク・アーロンウイリー・メイズに次ぐ史上3人目であり、スイッチヒッターとしては、マレーが史上初である。1試合左右両打席HRを11回を記録したのはマレーのみであるなど、スイッチヒッターとして残した成績はミッキー・マントルを上回っている。

1956年、カリフォルニア州ロサンゼルスで生まれたマレー。高校時代には後に華麗な守備で殿堂入りも果たすオジー・スミスとチームメイトとして共にプレーする機会にも恵まれた。そして、1973年にオリオールズから3位指名を受けて、プロ入り。即メジャー昇格とはいかず、マイナーで4年間もじっくりと鍛え上げ、長打も兼ね備えたスイッチヒッターとして磨きをかけた。

1977年、メジャー初昇格と同時にオリオールズのファーストのポジションを確保。1年目から160試合に出場し、打率.283、27HR、88打点という好成績を残し、見事に新人王を受賞。翌1978年も161試合の出場で、打率.285、27HR、95打点と前年とほぼ同じ数字を残し、2年目のジンクスを全く感じさせない打撃を見せた。その後も安定した数字を残し、1979年にはチームのリーグ優勝に貢献。はじめてのワールドシリーズの舞台では、HRも記録したが世界一になることは出来なかった。

1980年には初めて打率3割をマークし、HRも32本と30本台をマークしたマレー。翌1981年、ストライキによる中断もある変則シーズンという中で、99試合に出場し、22HR、78打点を記録したマレーは本塁打王と打点王の二冠王に輝いた。この時点ですでにマレーは、オリオールズの不動の4番打者としての地位を確固たるものに築きあげていたといえる。

後に連続試合出場のメジャー記録を打ち立てるカル・リプケンがメジャーに定着したのは1982年のことである。この年、打率.316、32HR、110打点をマークしたマレーと新人王を獲得したリプケン。このリプケンは、人格者であるマレーを非常に慕い、選手としてももちろんだが、人間としても尊敬する最高の関係ができあがった。この2人がオリオールズの軸となり、チームは強くなっていった。

勝負強い打撃でチームメイトの信頼は抜群だった。こうして迎えた1983年、チームの監督もこれまで14年も務めてきたアール・ウィーバーからジョー・オルトベリに代わり、生まれ変わろうとしていた。162試合に出場し、打率.306、33HR、111打点という猛打でチームをリーグ優勝に導く活躍を見せたマレー。ワールドシリーズではフィリーズと戦い、3勝1敗で迎えた第5戦では世界一を決定づける2打席連続HRを放ち、世界一の美酒を味わうことになる。

その後も安定した成績を残し続けるマレーとリプケンだが、1983年の世界一を最後にチーム力は低下。1988年にはオリオールズ開幕21連敗という不名誉なメジャー記録を作ってしまった。そして、この年限りで12年間プレーしたオリオールズに別れを告げ、翌1989年から生まれ故郷ロサンゼルスのドジャースへ移籍することになるのだが、現役中という立場でありながらも、オリオールズはマレーの背番号33を永久欠番としている。

1990年にはキャリア最高の打率.330をマーク。結局、ドジャースでは3年間プレーし、1992年からの2年間はメッツでプレー。1993年は154試合に出場し、打率.285、27HR、100打点と好成績を残した。1994年からはインディアンズへ移籍し、強くなっていくインディアンズの中で通算450本のHRとメジャー記録となる11度目の左右両打席HRを記録した。

1995年は113試合の出場で打率.323、21HR、82打点をマークし、チームをワールドシリーズへ導く活躍を見せた。そして、1996年のシーズン途中に古巣オリオールズに移籍し、この年の9月6日、地元のファンの前でHRを放ち、通算500号を達成。3000本安打と500HRを達成した初のスイッチヒッターになった。マレーはシーズン40HRを記録したことがないにも関わらず、500HRに到達した初の選手となったのである。

2003年、資格取得1年目にして殿堂入りを決めた。引退説がすでにささやかれていたが、1997年はエンゼルスとドジャースでプレーし、その上で選手生活にようやくピリオドを打った。メジャー21年間で、引退した最後の年を除いて、20年連続75打点以上を記録したのはマレーしかいない。故障者リストに入ったのはわずか2回だけという丈夫さも、マレーを大選手たらしめた要因である。

殿堂資格を手にした2003年、資格取得1年目にして殿堂入りをあっさりと決めた。スイッチヒッターとして、通算504HRは、マントルの536HRに及ばなかったが、3255本安打と1917打点はマントルよりも上である。紛れもなくメジャーリーグ最高のスイッチヒッターという称号はマレーのものだと言えるだろう。

<written by Kenji@webmaster>

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G    AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB  SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1977  Bal  160   611   81  173  29   2  27   88  104   48   0  .333 .470  .283
 1978  Bal  161   610   85  174  32   3  27   95   97   70   6  .356 .480  .285
 1979  Bal  159   606   90  179  30   2  25   99   78   72  10  .369 .475  .295
 1980  Bal  158   621  100  186  36   2  32  116   71   54   7  .354 .519  .300
 1981  Bal   99   378   57  111  21   2  22   78   43   40   2  .360 .534  .294
 1982  Bal  151   550   87  174  30   1  32  110   82   70   7  .391 .549  .316
 1983  Bal  156   582  115  178  30   3  33  111   90   86   5  .393 .538  .306
 1984  Bal  162   588   97  180  26   3  29  110   87  107  10  .410 .509  .306
 1985  Bal  156   583  111  173  37   1  31  124   68   84   5  .383 .523  .297
 1986  Bal  137   495   61  151  25   1  17   84   49   78   3  .396 .463  .305
 1987  Bal  160   618   89  171  28   3  30   91   80   73   1  .352 .477  .277
 1988  Bal  161   603   75  171  27   2  28   84   78   75   5  .361 .474  .284
 1989  LAD  160   594   66  147  29   1  20   88   85   87   7  .342 .401  .247
 1990  LAD  155   558   96  184  22   3  26   95   64   82   8  .414 .520  .330
 1991  LAD  153   576   69  150  23   1  19   96   74   55  10  .321 .403  .260
 1992  NYM  156   551   64  144  37   2  16   93   74   66   4  .336 .423  .261
 1993  NYM  154   610   77  174  28   1  27  100   61   40   2  .325 .467  .285
 1994  Cle  108   433   57  110  21   1  17   76   53   31   8  .302 .425  .254
 1995  Cle  113   436   68  141  21   0  21   82   65   39   5  .375 .516  .323
 1996  Cle   88   336   33   88   9   1  12   45   45   34   3  .326 .402  .262
 1996  Bal   64   230   36   59  12   0  10   34   42   27   1  .327 .439  .257
 1997  Ana   46   160   13   35   7   0   3   15   24   13   1  .273 .319  .219
 1997  LAD    9     7    0    2   0   0   0    3    2    2   0  .444 .286  .286
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     3026 11336 1627 3255 560  35 504 1917 1516 1333 110  .359 .476  .287

受賞タイトル一覧

  • 新人王(1977)
  • 本塁打王1回(1981)
  • 打点王1回(1981)
  • ゴールドグラブ賞3回(1982~84)
  • オールスター出場8回(1978,81~86,91)

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