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Ernie BANKS(アーニー・バンクス)

Major League Baseball

#14 アーニー・バンクス | SS

アーニー・バンクス

  • 1953年・カブスと契約
  • 1931年1月31日生 右投右打 185センチ 81キロ
  • テキサス州出身

選手の紹介文
「ミスターカブ」と言われ、キャリアの全てをカブスに捧げた。メジャーキャリアの全てをカブスに捧げた強打のショートストップ、アーニー・バンクス。2度のMVP獲得に加え、通算512本ものHRを放ったバンクスも、ワールドシリーズには縁がなかった。陽気な性格で人気者のバンクスは、NBAのマイケル・ジョーダンが登場するまでシカゴのヒーローであった。口癖は「レッツ・プレー・ツー!(2試合やろう!)」であるなど、常に野球に対し前向きに取り組んだ男でもある。

1931年、テキサス州ダラスに12人兄弟の2番目として生まれたバンクスは、セミプロで野球をやっていたという父親の影響で子供の頃から野球に親しんでいた。幼いながらも厳しい家計を助けながら、野球に熱中したバンクス。高校時代は野球チームがないためにソフトボールをプレーするが、大きなソフトボール相手でも豪快な打撃を見せていた。そして、1950年にニグロリーグの名門カンザスシティ・モナークスと契約するに至った。

黒人のジャッキー・ロビンソンがメジャーリーグに風穴を空けたことで、同じ黒人のバンクスにも将来的にメジャーリーガーとなる可能性が出てきた時代でもある。モナークスには伝説の名投手サチェル・ペイジや、強打の捕手ジョシュ・ギブソンがおり、オフになるとロビンソンも加わり、遠征先でバンクスと共に二遊間を組むこともあったという。

兵役に2年間出た後、インディアンズやドジャースから誘われるが、それらを断ってモナークスへ復帰。その後、カブスとホワイトソックスとの激しい争奪戦の果て、1953年9月にカブスと1万ドルで契約を結ぶことになる。こうしてバンクスはメジャーリーガーへの道を歩み始めたわけだが、契約したその年、シーズン終盤の10試合にだけ出場して初HRも記録している。

1954年、154試合全てに出場し、打率.275、19HR、79打点をマーク。翌1955年にも全試合出場となる154試合に出場して、打率.295、44HR、117打点と長打力を発揮した。44本というHR数は、歴代のショートストップの中でもトップというものである。さらにそのうちの5本のHRが満塁HRであり、バンクスの勝負強さを証明している。

チームは優勝にほど遠くとも、2年連続でMVPを受賞したバンクス。細みな体でありながら強靱なリストで長打を連発したバンクスは、メジャーデビューの試合から424試合連続出場というメジャー記録も樹立した。1956年は打率.297、28HR、85打点に終わるが、翌1957年は打率.285、43HR、102打点をマーク。しかし、どれだけバンクスが打とうともチームは下位を低迷したままだった。

1958年、154試合の出場で、打率.313、47HR、129打点という素晴らしい成績を残した。3年前に自らが作ったショートストップとしてのシーズン最多HR数を更新し、さらに本塁打王と打点王の二冠王に輝いた。チームは72勝82敗の地区5位タイに終わったが、好成績が評価されてMVPを獲得している。翌1959年も155試合に出場し、打率.304、45HR、143打点という成績を残し、2年連続の打点王と共に2年連続のMVPも獲得。しかし、チームは74勝80敗で地区5位タイに終わっている。

1960年、156試合の出場で打率.271、41HR、117打点で4年連続の40HR以上、100打点以上を記録すると共に、バンクス自身も2度目の本塁打王を獲得している。チームが低迷しているのは残念だったが、ショートストップとしてこれだけの打撃を見せたことが当時のメジャーリーグでは例外的なことで、誰もが高い評価を与えた。

1961年、膝を痛めた影響からレフトに回り、その後にファーストに回ったバンクス。コンバート直後は守備に慣れず苦しんだが、1962年には37HR、104打点をマークした。その後も全盛期ほどの衝撃的な活躍を見せる場面は減ってきたものの、記録を積み上げ、1970年5月12日には地元リグレーフィールドで通算500本目のHRを放っている。

多くのファンに愛され、それに実力で応えた。結果的に1971年を最後にユニフォームを脱ぐが、結局ワールドシリーズの舞台には立つことが出来なかった。同い年のウイリー・メイズはワールドシリーズで伝説的なプレーを見せたのとは対照的ではあったが、それでもシカゴのファンはバンクスを愛した。通算2528試合の出場で、打率.274、512HR、1638打点という記録を残した。

1977年に殿堂入りしたバンクスだが、自らが付けていた背番号14が歴史あるカブス史上初の永久欠番となった。打てるショートとして知られるバンクスも、実はファーストとして出場した試合の方が多いとは、余り知られていない事実である。2000年に日本で行われたカブス対メッツの開幕戦では自らマイクを持ち、日本のファンとセブンスイニングストレッチを楽しむなど、引退後も至る所で活躍。ちなみにバンクスの持っていたショートとしてのシーズン最多HRは、アレックス・ロドリゲスが更新している。

<written by Kenji@webmaster>

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1953  CHC   10   35    3   11   1   1   2    6    5    4    0  .385 .571  .314
 1954  CHC  154  593   70  163  19   7  19   79   50   40    6  .326 .427  .275
 1955  CHC  154  596   98  176  29   9  44  117   72   45    9  .345 .596  .295
 1956  CHC  139  538   82  160  25   8  28   85   62   52    6  .358 .530  .297
 1957  CHC  156  594  113  169  34   6  43  102   85   70    8  .360 .579  .285
 1958  CHC  154  617  119  193  23  11  47  129   87   52    4  .366 .614  .313
 1959  CHC  155  589   97  179  25   6  45  143   72   64    2  .374 .596  .304
 1960  CHC  156  597   94  162  32   7  41  117   69   71    1  .350 .554  .271
 1961  CHC  138  511   75  142  22   4  29   80   75   54    1  .346 .507  .278
 1962  CHC  154  610   87  164  20   6  37  104   71   30    5  .306 .503  .269
 1963  CHC  130  432   41   98  20   1  18   64   73   39    0  .292 .403  .227
 1964  CHC  157  591   67  156  29   6  23   95   84   36    1  .307 .450  .264
 1965  CHC  163  612   79  162  25   3  28  106   64   55    3  .328 .453  .265
 1966  CHC  141  511   52  139  23   7  15   75   59   29    0  .315 .432  .272
 1967  CHC  151  573   68  158  26   4  23   95   93   27    2  .310 .455  .276
 1968  CHC  150  552   71  136  27   0  32   83   67   27    2  .287 .469  .246
 1969  CHC  155  565   60  143  19   2  23  106  101   42    0  .309 .416  .253
 1970  CHC   72  222   25   56   6   2  12   44   33   20    0  .313 .459  .252
 1971  CHC   39   83    4   16   2   0   3    6   14    6    0  .247 .325  .193
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     2528 9421 1305 2583 407  90 512 1636 1236  763   50  .330 .500  .274

受賞タイトル一覧

  • MVP2回(1958,59)
  • 本塁打王2回(1958,60)
  • 打点王2回(1958,59)
  • ゴールドグラブ賞1回(1960)
  • オールスター出場11回(1955~62,65,67,69)

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