- 2008-08-02 (土) 0:05
- MLB Players
#57 フランシスコ・ロドリゲス(Francisco RODRIGUEZ) | RP

- 1998年9月・エンゼルスと契約
- 1982年1月7日生 右投右打 183センチ 78キロ
- ベネズエラ出身
過去3年間の成績
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 2005 LAA 66 0 0 0 2 5 45 67.1 45 91 32 20 20 2.67 2006 LAA 69 0 0 0 2 3 47 73.0 52 98 28 16 14 1.73 2007 LAA 64 0 0 0 5 2 40 67.1 50 90 34 22 21 2.81 ----------------------------------------------------------------------------- Total 332 0 0 0 21 14 146 383.1 251 510 164 109 101 2.37
選手の紹介文
デビュー時の鮮烈さが未だに記憶に新しいフランシスコ・ロドリゲス。巻き付くような右腕から繰り出される速球を武器に、メジャーリーグを代表するクローザーとしての実績を着実に積み上げている。その奪三振率からK-RODという愛称で呼ばれ、エンゼルスの球団史上初の世界一に多大な貢献をもたらしたのは2002年のことである。2008年は驚異的なセーブ数を積み上げており、シーズン記録の更新も期待されている。
ベネズエラ出身のロドリゲスは、その速球が注目され、まだ16歳だった1998年9月に契約金90万ドルでエンゼルスと契約を交わす。翌1999年にルーキーリーグで12試合に登板(先発は9試合)し、1勝1敗の防御率3.31という成績に終わるが、投球回数51回2/3に対して69奪三振という数字を残すなど、順調なプロへの船出だった。
1Aで迎えた2000年、150キロを越える速球やカーブ、スライダーを武器に快投したロドリゲス。シーズン途中に肩と肘に痛みを訴えたこともあり、わずか13試合の登板(先発は12試合)に終わるが、その中で4勝4敗の防御率2.81という数字を残した。ピッチングに関しての評価は高く、その将来には多くの注目が集まる。
2001年、怪我の影響もあり戦線復帰したのは5月末のことである。1Aの上のクラスで復帰したロドリゲスは素材の良さは見せるが、結果としては20試合に先発し、5勝7敗の防御率5.38というものに終わる。制球が定まらず、17個のワイルドピッチを記録するなど安定感はなく、将来的にはブルペンへの移動も考えられていた。そんな中でも114イニングを投げて、147奪三振をマーク。これは9イニング換算では12個の三振を奪っていることになる。
2002年は2Aで開幕を迎え、主にブルペンからのピッチングが続いた。23試合に登板し、3勝3敗9セーブの防御率1.96、61奪三振(投球回数41回1/3)という数字を残すと、6月には3Aへ昇格。3Aでは27試合に登板し、2勝3敗6セーブ、防御率2.57、59奪三振(投球回数42回)という記録を残すと9月にはロースター拡大と共にメジャー昇格を果たした。
メジャー初登板は9月18日のアスレティックス戦で、この時は1イニングで2個の三振を奪った。さらに翌日の試合では1イニングで3者連続三振をマークする凄まじさを見せたロドリゲスは、結局5試合に投げて勝敗はつかないが、5回2/3を投げて失点はゼロ。対戦した打者21人から13個の三振を奪った。そして、チームはワイルドカードでポストシーズン進出を果たすが、本来なら8月31日より前の段階でロースター入りしていない選手はポストシーズンに出場できない中で、ロドリゲスは故障者選手との入れ替えという特例でポストシーズンのロースターに名を連ねることになった。
ヤンキースとのディビジョンシリーズでは第2戦に2番手として登板し、一時はアルフォンゾ・ソリアーノに逆転の2ランHRを打たれるが、チームはギャレット・アンダーソン、トロイ・グラウスらのHRで逆転し、白星がロドリゲスの元に転がり込んだ。この勝利がエンゼルスにとって16年ぶりとなるポストシーズン勝利である。続く第3戦では同点の場面で登板し、抑えきった後にチームが逆転したこともあり、再度白星を手にした。この勢いでエンゼルスは王者ヤンキースを倒し、リーグチャンピオンシップシリーズへコマを進めた。
ツインズとのリーグチャンピオンシップシリーズでも第2戦から4試合連続で登板し、すべて無失点に抑え、さらに2勝をマークするなど、ポストシーズンという特別な期間に若干20歳のロドリゲスは不敗神話を築いた。そして、チームはワールドシリーズへの進出を果たした。
乱打戦となったワールドシリーズ第2戦に登板したロドリゲスは、6回からマウンドに上がり3イニングを完全に抑えきり、チームに勝利をもたらし、これがロドリゲスにとってポストシーズン5勝目。レギュラーシーズンで1勝も挙げていない投手が、ポストシーズンですでに5勝をマークするという離れ業をやって見せた。しかし、第4戦では打たれて初黒星となったが、第6戦、第7戦でも好投を見せ、チームは世界一に輝いた。ちょうど1年前にランディ・ジョンソンが記録したポストシーズン5勝という記録に早くも並ぶなど、メジャー生活をこの上ない形でスタートさせたのだった。
当時のエンゼルスにはトロイ・パーシバルという不動のクローザーがいたこともあり、ロドリゲスに求められた役割はセットアッパーだった。しかし、そのパーシバルも驚くボールを投げるロドリゲス。2003年は59試合登板で、8勝3敗2セーブ、防御率3.04、2004年は69試合登板で4勝1敗12セーブ、防御率1.82をマーク。特に2004年は投球回数84回で123奪三振と桁違いの三振奪取率で、オールスター出場も果たしている。
2005年からはパーシバル移籍に伴い、エンゼルスのクローザーとなったロドリゲス。66試合に登板し、45セーブを記録する安定感で最多セーブ王のタイトルを獲得した(ボブ・ウィックマンと同点受賞)。エンゼルスの球団記録はブライアン・ハービーの46セーブ(1991年)であるが、1セーブ届かなかったことになる。ちなみに9月には月間12セーブを挙げているが、これもハービーが1991年に記録した月間の球団記録に並ぶものである。
2006年も勢いは留まることを知らず、69試合に登板して前年の記録を塗り替える47セーブをマーク。2年連続の最多セーブ王に輝くと同時に、球団記録も塗り替えてしまった。9月10日の対ブルージェイズ戦で通算100セーブを達成するが、24歳の若さでの大台到達は、それまでの最年少記録だったグレッグ・オルセンの記録を1年以上も縮めたことになる。
2007年、64試合に登板してリーグ2位タイとなる40セーブをマークしたロドリゲス。オールスターゲームにも選出され、セーブも記録している。オールスター前の前半戦の防御率は2.33だったが、後半戦は3.45と若干上がってしまう課題も残った。翌2008年は開幕からセーブを積み上げ、7月中に40セーブを突破。メジャー記録であるボビー・シグペンのシーズン57セーブ(1990年)を抜く可能性が非常に高い。
150キロを越える速球と鋭いスライダーを武器とするロドリゲスは、チェンジアップも交える投球を覚え、効果的に機能し始めている。闘志を全面に出す投球スタイルは、裏目に出ることもあるが、クローザーとしては必要な要素でもある。年齢的には非常に若く、メジャーリーグ史上に残る大クローザーになる可能性を十二分に秘めている。
<written by Kenji@webmaster>
各年度別成績一覧
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 2002 Ana 5 0 0 0 0 0 0 6.2 3 13 2 0 0 0.00 2003 Ana 59 0 0 0 8 3 2 86.0 50 95 35 30 29 3.04 2004 Ana 69 0 0 0 4 1 12 84.0 51 123 33 21 17 1.82 2005 LAA 66 0 0 0 2 5 45 67.1 45 91 32 20 20 2.67 2006 LAA 69 0 0 0 2 3 47 73.0 52 98 28 16 14 1.73 2007 LAA 64 0 0 0 5 2 40 67.1 50 90 34 22 21 2.81 ----------------------------------------------------------------------------- Total 332 0 0 0 21 14 146 383.1 251 510 164 109 101 2.37
受賞タイトル一覧
- 最多セーブ王2回(2005,06)
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