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Greg VAUGHN(グレッグ・ボーン)

Major League Baseball

#20 グレッグ・ボーン(Greg VAUGHN) | OF

グレッグ・ボーン

  • 1986年6月2次ドラフト・ブリュワーズ1位(全米4番目)
  • 1965年7月3日生 右投右打 183センチ 92キロ
  • カリフォルニア州出身

選手の紹介文
移籍先のデビルレイズでは結果を残せなかったボーン。HRが乱れ飛んだ1990年代後半に、シーズン50HRを記録したことのあるグレッグ・ボーン。三振は多く、打率も低かったが、四球をよく選んでおり、出塁率はそれなりに高かった。1998年にはパドレスの主軸として打棒を発揮し、チームのリーグ優勝に大きく貢献している。従兄弟にはモー・ボーンがいる。

カリフォルニア州で生まれたボーンは、地元のチームであるジャイアンツのボビー・ボンズウイリー・マッコビーに憧れて野球を始めた。フットボールとの掛け持ちをしていたボーンは、高校卒業時の1984年1次ドラフトでカージナルスから5位指名(全米112番目)、2次ドラフトでブリュワーズから4位指名(全米75番目)を受けるが、いずれも拒否して大学への進学を決めている。

実力が評価されていたこともあり、1985年1次ドラフトでもパイレーツから1位指名(全米19番目)、2次ドラフトでもエンゼルスから3位指名(全米69番目)を受けるがこれも拒否。そして、1986年のドラフトでブリュワーズから1位指名(全米4番目)を受けてプロ入りを決めた。指名後にルーキーリーグに参加し、66試合で打率.291をマークする非凡さを見せている。

1987年、1Aベロイトに舞台を移すと、139試合の出場で打率.305、33HR、105打点という抜群の結果を残し、このリーグの本塁打王となった。翌1988年は2Aエルパソへ昇格し、131試合の出場で打率.301、28HR、105打点と好成績で本塁打王と打点王の二冠王に輝く活躍を見せ、ブリュワーズ傘下での評価は高まる一方だった。

1989年は3Aデンバーで開幕を迎えると、ボーンの勢いは全く衰えることはなく、8月に入った段階でメジャー昇格の声がかかったのである。昇格前の3Aでは、110試合の出場で打率.276、26HR、92打点という数字で、またも本塁打王と打点王の二冠王に輝いている。メジャー昇格後は38試合に出場し、打率.265をマークしている。

1990年以降はメジャーに定着し、レフトの定位置も確保した。チームメイトには若いゲーリー・シェフィールドもおり、合わせて期待は大きかったが、なかなか数字が伸びなかった。打率も2割台前半に留まっていたが、1993年には154試合の出場で打率.267、30HR、97打点と一つの壁を乗り越えたかに思えた。

そんな中で1994年シーズンは開幕直後の怪我に悩まされた。1995年は打率.224と以前の状態に戻ってしまい、こうして迎えた1996年、トレード期限ギリギリの7月31日にパドレスへの移籍が決まったのである。この年は移籍前のブリュワーズで102試合に出場し、打率.280、31HR、95打点を記録していたが、パドレスへの移籍後は初めてのナショナルリーグの投手に苦しみ、43試合の出場で、打率.206、10HR、22打点という記録に留まっている。

ワールドシリーズでデビッド・ウェルズから打ったHR。1997年開幕時は、レフトにリッキー・ヘンダーソンがいたため、代打役に回っていた。代打で400万ドルを取るボーンをどうにかしようと、オールスター前にヤンキースとの間で移籍話が持ち上がった。交換相手はケニー・ロジャースとマリアーノ・ダンカンというかなり具体的なところまで進んだが、メディカルチェックで右肩に故障が見つかり、ご破算となった。ヤンキースのオーナーであるジョージ・スタインブレナーから「ボーンの肩は手術で使いものにならない」と言う言葉まで吐きかけられ、ボーンは大きくプライドを踏みにじられたのである。

オールスター後も代打役が続いたが、わずかなチャンスを生かそうとボーンは必死になった。そのうちにヘンダーソンがエンゼルスへ移籍することになり、ようやくレギュラーの座が手元に転がり込んでいた。この年のボーンは120試合の出場で、打率.216、18HR、57打点という数字を残している。

1998年に入るとボーンは開幕から好調をキープ。チームとしてはケン・カミニティが怪我で戦線離脱するということもあったが、トニー・グウィン、ウォーリー・ジョイナーらとともにチームを引っ張った。この年はマーク・マグワイアサミー・ソーサのHR協奏曲に沸いたが、ボーンも負けてはいなかった。しかし、49本目のHRの後は2週間近くもHRが出ずに苦しんだが、最終戦にようやく50号を放つことが出来た。シーズン通しては158試合の出場で打率.272、50HR、119打点というものである。

この年はパドレスもポストシーズンを勝ち抜き、リーグ優勝を果たし、ボーンとしても初めてワールドシリーズの舞台に立つことが出来た。ヤンキースとのワールドシリーズ第1戦には2本のHRを放ったものの、投手陣がこのリードを守れず逆転負けしてしまう。このまま4連敗でシリーズを終えてしまったわけだが、ボーンがこのシリーズで放ったヒットは第1戦の2本のHRのみであるなど、主砲として責任は果たすことが出来なかった。

1999年は開幕直前に交換トレードでレッズに移ることになった。そして、153試合に出場し、打率こそ.245ながら、45HR、118打点をマーク。レッズの選手として、45HR、100打点を同時に達成するというのは1977年のジョージ・フォスター以来の快挙でもあった。この年はシーズン最後のメッツとの1ゲームプレーオフに敗れ、ポストシーズンに進出することが出来なかった。そして、オフにFA宣言し、デビルレイズと契約を結んだ。

パドレスにリーグ優勝をもたらしたボーンの打撃。デビルレイズに移籍して1年目の2000年は、開幕直後に通算HR数も300本の大台に乗せた。ボーンの他にフレッド・マグリフホゼ・カンセコビニー・キャスティーヤなどを揃え、周囲も期待して迎えたシーズンだったが、怪我人続出でチームは開幕から低空飛行。ボーンも6月末に故障者リスト入りしたこともあり、この年は127試合に出場に留まり、打率.254、28HR、74打点に終わってしまった。

2001年に復帰をかけるも、怪我に悩まされてしまい、打率.233、24HR、82打点と結果を残すことが出来なかった。2002年も開幕から打率1割台に低迷し、6月末の段階でシーズンを終えることとなった。2003年は開幕前にデビルレイズを解雇され、ロッキーズと契約。しかし、わずか22試合しか出場できず、そのまま現役を退くこととなったのである。通算成績は打率.242、1475安打、355HR、1072打点となる。

【written by Kenji@webmaster】

獲得タイトル一覧

受賞アワード一覧

  • シルバースラッガー賞:1回(1998-NL)

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1989  Mil   38  113   18   30   3   0   5   23   23   13    4  .336 .425  .265
 1990  Mil  120  382   51   84  26   2  17   61   91   33    7  .280 .432  .220
 1991  Mil  145  542   81  132  24   5  27   98  125   62    2  .319 .456  .244
 1992  Mil  141  501   77  114  18   2  23   78  123   60   15  .313 .409  .228
 1993  Mil  154  569   97  152  28   2  30   97  118   89   10  .369 .482  .267
 1994  Mil   95  370   59   94  24   1  19   55   93   51    9  .345 .478  .254
 1995  Mil  108  392   67   88  19   1  17   59   89   55   10  .317 .408  .224
 1996  Mil  102  375   78  105  16   0  31   95   99   58    5  .378 .571  .280
 1996  SD    43  141   20   29   3   1  10   22   31   24    4  .329 .454  .206
 1997  SD   120  361   60   78  10   0  18   57  110   56    7  .322 .393  .216
 1998  SD   158  573  112  156  28   4  50  119  121   79   11  .363 .597  .272
 1999  Cin  153  550  104  135  20   2  45  118  137   85   15  .347 .535  .245
 2000  TB   127  461   83  117  27   1  28   74  128   80    8  .365 .499  .254
 2001  TB   136  485   74  113  25   0  24   82  130   71   11  .333 .433  .233
 2002  TB    69  251   28   41  10   2   8   29   82   41    3  .286 .315  .163
 2003  Col   22   37    8    7   3   0   3    5   13    8    0  .326 .514  .189
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     1731 6103 1017 1475 284  23 355 1072 1513  865  121  .337 .470  .242

キャリアハイライト一覧

  • オールスター出場:4回(1993-AL、1996-AL、1998-NL、2001-AL)

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