- 2009-05-31 (日) 0:02
- MLB Players

#20 グレッグ・ボーン(Greg VAUGHN) | OF

- 1986年6月2次ドラフト・ブリュワーズ1位(全米4番目)
- 1965年7月3日生 右投右打 183センチ 92キロ
- カリフォルニア州出身
選手の紹介文
HRが乱れ飛んだ1990年代後半に、シーズン50HRを記録したことのあるグレッグ・ボーン。三振は多く、打率も低かったが、四球をよく選んでおり、出塁率はそれなりに高かった。1998年にはパドレスの主軸として打棒を発揮し、チームのリーグ優勝に大きく貢献している。従兄弟にはモー・ボーンがいる。
カリフォルニア州で生まれたボーンは、地元のチームであるジャイアンツのボビー・ボンズ、ウイリー・マッコビーに憧れて野球を始めた。フットボールとの掛け持ちをしていたボーンは、高校卒業時の1984年1次ドラフトでカージナルスから5位指名(全米112番目)、2次ドラフトでブリュワーズから4位指名(全米75番目)を受けるが、いずれも拒否して大学への進学を決めている。
実力が評価されていたこともあり、1985年1次ドラフトでもパイレーツから1位指名(全米19番目)、2次ドラフトでもエンゼルスから3位指名(全米69番目)を受けるがこれも拒否。そして、1986年のドラフトでブリュワーズから1位指名(全米4番目)を受けてプロ入りを決めた。指名後にルーキーリーグに参加し、66試合で打率.291をマークする非凡さを見せている。
1987年、1Aベロイトに舞台を移すと、139試合の出場で打率.305、33HR、105打点という抜群の結果を残し、このリーグの本塁打王となった。翌1988年は2Aエルパソへ昇格し、131試合の出場で打率.301、28HR、105打点と好成績で本塁打王と打点王の二冠王に輝く活躍を見せ、ブリュワーズ傘下での評価は高まる一方だった。
1989年は3Aデンバーで開幕を迎えると、ボーンの勢いは全く衰えることはなく、8月に入った段階でメジャー昇格の声がかかったのである。昇格前の3Aでは、110試合の出場で打率.276、26HR、92打点という数字で、またも本塁打王と打点王の二冠王に輝いている。メジャー昇格後は38試合に出場し、打率.265をマークしている。
1990年以降はメジャーに定着し、レフトの定位置も確保した。チームメイトには若いゲーリー・シェフィールドもおり、合わせて期待は大きかったが、なかなか数字が伸びなかった。打率も2割台前半に留まっていたが、1993年には154試合の出場で打率.267、30HR、97打点と一つの壁を乗り越えたかに思えた。
そんな中で1994年シーズンは開幕直後の怪我に悩まされた。1995年は打率.224と以前の状態に戻ってしまい、こうして迎えた1996年、トレード期限ギリギリの7月31日にパドレスへの移籍が決まったのである。この年は移籍前のブリュワーズで102試合に出場し、打率.280、31HR、95打点を記録していたが、パドレスへの移籍後は初めてのナショナルリーグの投手に苦しみ、43試合の出場で、打率.206、10HR、22打点という記録に留まっている。
1997年開幕時は、レフトにリッキー・ヘンダーソンがいたため、代打役に回っていた。代打で400万ドルを取るボーンをどうにかしようと、オールスター前にヤンキースとの間で移籍話が持ち上がった。交換相手はケニー・ロジャースとマリアーノ・ダンカンというかなり具体的なところまで進んだが、メディカルチェックで右肩に故障が見つかり、ご破算となった。ヤンキースのオーナーであるジョージ・スタインブレナーから「ボーンの肩は手術で使いものにならない」と言う言葉まで吐きかけられ、ボーンは大きくプライドを踏みにじられたのである。
オールスター後も代打役が続いたが、わずかなチャンスを生かそうとボーンは必死になった。そのうちにヘンダーソンがエンゼルスへ移籍することになり、ようやくレギュラーの座が手元に転がり込んでいた。この年のボーンは120試合の出場で、打率.216、18HR、57打点という数字を残している。
1998年に入るとボーンは開幕から好調をキープ。チームとしてはケン・カミニティが怪我で戦線離脱するということもあったが、トニー・グウィン、ウォーリー・ジョイナーらとともにチームを引っ張った。この年はマーク・マグワイア、サミー・ソーサのHR協奏曲に沸いたが、ボーンも負けてはいなかった。しかし、49本目のHRの後は2週間近くもHRが出ずに苦しんだが、最終戦にようやく50号を放つことが出来た。シーズン通しては158試合の出場で打率.272、50HR、119打点というものである。
この年はパドレスもポストシーズンを勝ち抜き、リーグ優勝を果たし、ボーンとしても初めてワールドシリーズの舞台に立つことが出来た。ヤンキースとのワールドシリーズ第1戦には2本のHRを放ったものの、投手陣がこのリードを守れず逆転負けしてしまう。このまま4連敗でシリーズを終えてしまったわけだが、ボーンがこのシリーズで放ったヒットは第1戦の2本のHRのみであるなど、主砲として責任は果たすことが出来なかった。
1999年は開幕直前に交換トレードでレッズに移ることになった。そして、153試合に出場し、打率こそ.245ながら、45HR、118打点をマーク。レッズの選手として、45HR、100打点を同時に達成するというのは1977年のジョージ・フォスター以来の快挙でもあった。この年はシーズン最後のメッツとの1ゲームプレーオフに敗れ、ポストシーズンに進出することが出来なかった。そして、オフにFA宣言し、デビルレイズと契約を結んだ。
デビルレイズに移籍して1年目の2000年は、開幕直後に通算HR数も300本の大台に乗せた。ボーンの他にフレッド・マグリフ、ホゼ・カンセコ、ビニー・キャスティーヤなどを揃え、周囲も期待して迎えたシーズンだったが、怪我人続出でチームは開幕から低空飛行。ボーンも6月末に故障者リスト入りしたこともあり、この年は127試合に出場に留まり、打率.254、28HR、74打点に終わってしまった。
2001年に復帰をかけるも、怪我に悩まされてしまい、打率.233、24HR、82打点と結果を残すことが出来なかった。2002年も開幕から打率1割台に低迷し、6月末の段階でシーズンを終えることとなった。2003年は開幕前にデビルレイズを解雇され、ロッキーズと契約。しかし、わずか22試合しか出場できず、そのまま現役を退くこととなったのである。通算成績は打率.242、1475安打、355HR、1072打点となる。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
受賞アワード一覧
- シルバースラッガー賞:1回(1998-NL)
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1989 Mil 38 113 18 30 3 0 5 23 23 13 4 .336 .425 .265 1990 Mil 120 382 51 84 26 2 17 61 91 33 7 .280 .432 .220 1991 Mil 145 542 81 132 24 5 27 98 125 62 2 .319 .456 .244 1992 Mil 141 501 77 114 18 2 23 78 123 60 15 .313 .409 .228 1993 Mil 154 569 97 152 28 2 30 97 118 89 10 .369 .482 .267 1994 Mil 95 370 59 94 24 1 19 55 93 51 9 .345 .478 .254 1995 Mil 108 392 67 88 19 1 17 59 89 55 10 .317 .408 .224 1996 Mil 102 375 78 105 16 0 31 95 99 58 5 .378 .571 .280 1996 SD 43 141 20 29 3 1 10 22 31 24 4 .329 .454 .206 1997 SD 120 361 60 78 10 0 18 57 110 56 7 .322 .393 .216 1998 SD 158 573 112 156 28 4 50 119 121 79 11 .363 .597 .272 1999 Cin 153 550 104 135 20 2 45 118 137 85 15 .347 .535 .245 2000 TB 127 461 83 117 27 1 28 74 128 80 8 .365 .499 .254 2001 TB 136 485 74 113 25 0 24 82 130 71 11 .333 .433 .233 2002 TB 69 251 28 41 10 2 8 29 82 41 3 .286 .315 .163 2003 Col 22 37 8 7 3 0 3 5 13 8 0 .326 .514 .189 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1731 6103 1017 1475 284 23 355 1072 1513 865 121 .337 .470 .242
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:4回(1993-AL、1996-AL、1998-NL、2001-AL)
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