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Hank GREENBERG(ハンク・グリーンバーグ)

Major League Baseball

#5 ハンク・グリーンバーグ(Hank GREENBERG) | 1B

ハンク・グリーンバーグ

  • 1930年・タイガースと契約
  • 1911年1月1日生 右投右打 192センチ 98キロ
  • ニューヨーク州出身

選手の紹介文
ユダヤ系のスター選手として活躍したグリーンバーグ。ユダヤ系選手として、メジャー初のスタープレイヤーとなったハンク・グリーンバーグ。MVPを2回受賞し、本塁打王と打点王をそれぞれ4回獲得するスラッガーとして活躍した。1938年にはシーズン58HRを記録している。折しも時代が時代であり、全盛期に約4年間も兵役に捕らわれたのは非常に残念なことだった。

ニューヨーク州に生まれたグリーンバーグだが、両親はルーマニアからの移民してきたユダヤ人だった。子供の頃から大柄だったグリーンバーグは、体が大きい故に不器用に見えたこともあり、精力的にトレーニングに取り組んだ。高校時代にはジャイアンツから声がかかるが、期待通りの評価を得ることが出来ず、結果的に大学への進学を選んだ。

大学進学後、ヤンキースがグリーンバーグに接触。契約金1万ドルの提示があったが、同じファーストのポジションにルー・ゲーリッグがいることから、ヤンキースからの誘いを断った。そこでタイガースからの契約金9000ドルという提示があり、契約内容としては大学卒業まで待つということもありタイガースを選択。結果的に大学を中退して、プロ入りすることになったのである。

1930年はマイナーの2チームでプレーし、合わせて21HR、99打点をマーク。シーズン終盤に1試合だけメジャーを経験している。翌1931年は126試合に出場し、打率.318、15HR、85打点に加え、リーグトップの41本の2塁打を記録した。そして、1932年は154試合の出場で打率.290、39HR、131打点を記録して、このリーグのMVPに輝いた。そしてマイナーリーグを卒業することになったのである。

1933年からメジャーに定着したグリーンバーグ。まだ22歳だったが、シーズン途中にファーストのレギュラーを奪うと、打率.301、12HR、87打点を挙げる非凡さを見せたのである。1934年は打率.339、26HR、139打点を記録し、2塁打数もリーグトップの63本と好成績を残したのである。チームもミッキー・カクレーンチャーリー・ゲリンジャーらを擁しており、リーグ優勝を果たしている(ワールドシリーズではカージナルスの前に惜敗)。

1935年、打率.328、36HR、170打点という成績を残し、本塁打王と打点王の二冠王に輝き、MVPも受賞。チームもリーグ優勝を果たし、2年連続のワールドシリーズ進出を果たした。カブス相手に4勝2敗で世界一に輝いたが、グリーンバーグは第2戦で死球が元で骨折してしまい、少し早くシーズンを終えた。翌1936年は開幕早々に、痛めた手首を再度痛めてしまい、このシーズンを棒に振る形になってしまったのである。

再起にかけることになる1937年、打率.337、40HR、183打点を挙げる猛打で見事に復帰を果たした。シーズン183打点は、ゲーリッグの持つアメリカンリーグ記録(184打点/1931年)に1点届かなかった。翌1938年も打率.315、58HR、146打点をマーク。ベーブ・ルースの当時のメジャー記録(60HR/1927年)に2本及ばず、ジミー・フォックスの記録(58HR/1932年)と並ぶ形で終わってしまった。

HRよりも打点を挙げることにこだわりがあったという。1940年から外野手にコンバートし、打率.340、41HR、150打点をマークし、MVPと二冠王に輝き、チームのリーグ優勝に貢献した。翌1941年途中から第二次世界大戦による徴兵で戦場に駆り出されることになり、バットを銃に置き換えた。メジャー復帰を果たすのは、1945年シーズン途中のことだった。タイガースは優勝争いをしており、グリーンバーグの復帰はリーグ優勝、ワールドシリーズ制覇に貢献し、世界一の美酒を味わったのである。

翌1946年は打率.340、41HR、150打点という成績で打撃二冠王に輝き、兵役のブランクを感じさせなかった。オフに年俸闘争の結果、パイレーツへの放出されることになり、ナショナルリーグ初の10万ドルプレイヤーとなった。パイレーツの本拠地フォーブスフィールドは右打者に不利な球場だったが、グリーンバーグの為にレフト側にブルペンを作り、距離を縮めた。グリーンバーグはこの年限りで引退したが、チームメイトのラルフ・カイナーがこの恩恵を受けて、HRを量産したのは後日談である。

現役引退後はインディアンズのフロント入り。1956年には殿堂入りも果たしている。タイガース時代の背番号5も永久欠番となり、グリーンバーグの栄誉を讃えている。通算成績は331HR、1276打点に終わっているが、仮に戦争に4年間駆り出されることがなければ、果たしてどこまで数字を伸ばしていたのだろうか。

【written by Kenji@webmaster】

獲得タイトル一覧

  • 本塁打王:4回(1935-AL、1938-AL、1940-AL、1946-AL)
  • 打点王:4回(1935-AL、1937-AL、1940-AL、1946-AL)

受賞アワード一覧

  • シーズンMVP:2回(1935-AL、1940-AL)

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1930  Det    1    1    0    0   0   0   0    0    0    0    0  .000 .000  .000
 1933  Det  117  449   59  135  33   3  12   87   78   46    6  .367 .468  .301
 1934  Det  153  593  118  201  63   7  26  139   93   63    9  .404 .600  .339
 1935  Det  152  619  121  203  46  16  36  170   91   87    4  .411 .628  .328
 1936  Det   12   46   10   16   6   2   1   16    6    9    1  .455 .630  .348
 1937  Det  154  594  137  200  49  14  40  183  101  102    8  .436 .668  .337
 1938  Det  155  556  144  175  23   4  58  146   92  119    7  .438 .683  .315
 1939  Det  138  500  112  156  42   7  33  112   95   91    8  .420 .622  .312
 1940  Det  148  573  129  195  50   8  41  150   75   93    6  .433 .670  .340
 1941  Det   19   67   12   18   5   1   2   12   12   16    1  .410 .463  .269
 1945  Det   78  270   47   84  20   2  13   60   40   42    3  .404 .544  .311
 1946  Det  142  523   91  145  29   5  44  127   88   80    5  .373 .604  .277
 1947  Pit  125  402   71  100  13   2  25   74   73  104    0  .408 .478  .249
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     1394 5193 1051 1628 379  71 331 1276  844  852   58  .412 .605  .313

キャリアハイライト一覧

  • オールスター出場:5回(1937-AL~1940-AL、1945-AL)
  • 世界一経験:2回(1935-Det、1945-Det)
  • 殿堂入り:1956年(投票率:85.0%)※8回目
  • 永久欠番:#5(Tigers)

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