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Hideki MATSUI(松井秀喜)

New York YANKEES

#55 松井秀喜(Hideki MATSUI) | LF

松井秀喜

  • 2002年12月・ヤンキースと契約
  • 1974年6月12日生 右投左打 187センチ 95キロ
  • 石川県出身

過去3年間の成績

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 2005  NYY  162  629  108  192  45   3  23  116   78   63    2  .367 .496  .305
 2006  NYY   51  172   32   52   9   0   8   29   23   27    1  .393 .494  .302
 2007  NYY  143  547  100  156  28   4  25  103   73   73    4  .367 .488  .285
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total      681 2555  431  753 158  10 103  462  363  314   12  .371 .485  .295

選手の紹介文
「ゴジラ」復活がヤンキース世界一の鍵となる。勝負強い打撃で、チームに欠かせない存在の松井秀喜。「ゴジラ」という愛称には似つかわしくないほど、状況に応じたバッティングを見せる。かつて日米を通じて1768試合連続出場という記録を作った頃の頑丈なイメージと比べ、現在は怪我に苦しむシーズンが続いている。野球人生の岐路を乗り越えての復活が待たれるところである。

石川県に生まれた松井は、兄の影響で野球を始めることになる。当時から打撃力は高かったそうで、元々右打ちだった松井が、打ちすぎるからという理由で左打ちに変えられてしまったという逸話も持つ。子供の頃から野球だけでなく、柔道や相撲でも傑出した才能を見せるなど、後に怪物と呼ばれるエピソードに事欠かない。

地元の名門高校である星陵高校に進学した松井は、1年生の時からチームの4番を任されるほど、その打撃能力には一目置かれていた。甲子園にも1年生の夏、2年生の夏、3年生の春と夏と計4回出場。3年の春は甲子園のラッキーゾーンが撤去されたばかりにも関わらず、計3本のHRを放ち、期待に応えた。しかし、最も注目を浴びたのは3年生の夏のことで、2回戦の明徳義塾戦で5打席連続敬遠されてチームは敗れたのである。

5打席連続敬遠という作戦そのものが社会的にも大きな問題になったが、これは松井の力がずば抜けていたことの証明でもある。また、この作戦に対してクレームを挙げることなく、堂々とした振る舞いを見せたことも評価をより高めることになった。怪物と呼ばれた松井が高校時代に記録したHR数は60本を数え、ドラフトでは4球団が1位指名に入札する中で読売ジャイアンツが交渉権を獲得し、プロの扉を開いたのである。

鳴り物入りでプロ入りした松井は長嶋茂雄監督の元、高校時代に守っていたサードから外野手にコンバートされた。プロ1年目となる1993年は約半分を2軍で過ごすが、1軍では11HRを記録。翌1994年は開幕戦で2HRする当たりを見せ、シーズン通しては20HRを記録。チームもシーズン最終戦に勝って優勝を決め、日本シリーズにも勝って日本一にも輝いた。この頃は松井と大打者落合博満との3番と4番のコンビがチームの顔であった。

1995年は22HRに終わったが、1996年にはチームの優勝に貢献し、さらに38HRをマーク。本塁打王のタイトルは1本差で敗れるが、MVPを受賞。1997年も37HR放つが、2年連続で1本差で本塁打を逃してしまった。1998年は34HR、100打点で本塁打王と打点王の二冠王に輝いている。リーグを代表する選手として実績を積み上げていく中、1999年は怪我に苦しむ中で42HRをマークしている(本塁打王は逃す)。

ヤンキースタジアム初試合で満塁HRを放った松井。2000年は打率.316、42HR、108打点をマークし、本塁打王と打点王の二冠王になり、さらにシーズンMVP、日本シリーズMVPに輝く大活躍でチームの日本一に大きく貢献。2001年、打率.333、36HR、104打点で自身初となる首位打者のタイトルを手にした。チームにとって欠かせない存在となる中で、FA権取得目前となり、松井の周囲は徐々に騒がしくなっていく。

2002年、開幕序盤は不振に苦しんだが、復調後は驚異的なペースでHRを量産した。終わってみれば打率.334、50HR、107打点という結果を残し、首位打者のタイトルは福留孝介に譲る形になったが、本塁打王、打点王の二冠王に加え、自身3度目のMVPを受賞。チームの日本一にも貢献した。そして、オフにはFA宣言。日本プロ野球を飛び出し、ヤンキースと3年間2100万ドルで契約するに至った。日本で継続していた連続試合出場は1250試合で、舞台をメジャーリーグに移すことになった。

メジャー1年目となる2003年、トロントで迎えた開幕戦で初打席初安打で打点を記録。本拠地ヤンキースタジアム初見参となった4月8日の対ツインズ戦では、メジャー初HRを満塁HRで飾っている。この年は163試合に出場し、打率.287、16HR、106打点という成績を残した。日本時代とは印象の異なる数字に終わったが、2塁打数はリーグ8位となる42本を記録し、外野手としてもリーグ2位となる13捕殺を記録するなど器用な選手であることを証明した。なお、オールスターゲームにも初出場を果たしている。

チームもリーグ優勝を果たし、メジャー1年目にしてワールドシリーズを体験。日本野手初となるワールドシリーズでのHRも放っている(世界一は惜しくも逃した)。なお、新人で106打点をマークしたわけだが、ヤンキースの新人としてはジョー・ディマジオ(1936年/125打点)、トニー・ラゼリ(1926年/114打点)に次ぐ、3番目の記録となる。新人王は惜しくもエンジェル・ベローアに次ぐ2位に終わっている。

2004年は開幕を日本で迎えた。かつての本拠地東京ドームに戻ってきた松井は開幕2戦目でHRを放ち、ファンの喝采を浴びた。数年来固定していなかったヤンキースのレフトが松井で固定されたことも取り上げられた。結果的に162試合に出場し、打率.298、31HR、108打点をマーク。ポストシーズンでは、ディビジョンシリーズとリーグチャンピオンシップシリーズの計11試合で打率.412、3HR、13打点と大当たりしている(しかし、レッドソックスの前に敗れた)。

2005年、162試合に出場し、打率.305、23HR、116打点をマーク。192安打を記録し、2塁打数は45本を数えた。メジャーデビューから3年連続100打点以上というのも、1940年以降ではアルバート・プホルスと松井しか記録していない快挙である。日米通算でのHR数が400本の大台を突破。オフにはヤンキースと4年間5200万ドルで契約延長に合意している。

怪我からの完全復活が待たれる。2006年は、開幕前のWBCに日本代表としての出場を断ったことで話題になった。シーズンに入ってからは好調を維持していたが、5月11日の対レッドソックス戦で守備時に浅いフライを捕りに行った際、左手首を骨折するアクシデントに見舞われてしまう。結果的に日本時代から継続していた連続試合出場が1768試合(日本で1250試合/メジャーで518試合)で止まってしまった。9月に入って復帰は果たしたが、わずか51試合の出場に終わる試練のシーズンとなっている。

2007年、開幕早々に故障者リスト入りするが、復帰後には日米通算での2000本安打を達成。2000本目の安打は最初はエラーと発表されたが、その後にヒットを修正される一打であった。夏場には驚異的な打撃で、7月の月間成績は打率.345、13HR、28打点をマーク。終盤にかけて右膝の痛みもあり失速したが、結果的に143試合の出場で、打率.285、25HR、103打点という成績を残している。

2008年は開幕前に結婚を発表。シーズン開幕後も好調を維持し、一時はリーグトップとなる打率を記録したが、左膝の状態が思わしくなく、3年連続となる故障者リスト入り。早期に手術を行い、来季に備える選択肢があったが、即手術をするのではなく、治療を続けながらシーズン終盤の復帰を目指す道を選んだ松井。賛否両論はあるが、その動向には注目が集まる。

<written by Kenji@webmaster>

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 2003  NYY  163  623   82  179  42   1  16  106   86   63    2  .353 .435  .287
 2004  NYY  162  584  109  174  34   2  31  108  103   88    3  .390 .522  .298
 2005  NYY  162  629  108  192  45   3  23  116   78   63    2  .367 .496  .305
 2006  NYY   51  172   32   52   9   0   8   29   23   27    1  .393 .494  .302
 2007  NYY  143  547  100  156  28   4  25  103   73   73    4  .367 .488  .285
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 Total      681 2555  431  753 158  10 103  462  363  314   12  .371 .485  .295

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