- 2009-02-02 (月) 0:05
- MLB Players
#50 ジェイミー・モイヤー(Jamie MOYER) | SP

- 1984年6月ドラフト・カブス6位(全米135番目)
- 1962年11月18日生 左投左打 183センチ 77キロ
- ペンシルベニア州出身
過去3年間の成績
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 2006 Sea 25 25 2 1 6 12 0 160.0 179 82 44 85 78 4.39 2006 Phi 8 8 0 0 5 2 0 51.1 49 26 7 25 23 4.03 2007 Phi 33 33 1 0 14 12 0 199.1 222 133 66 118 111 5.01 2008 Phi 33 33 0 0 16 7 0 196.1 199 123 62 85 81 3.71 ----------------------------------------------------------------------------- Total 637 584 31 9 246 185 0 3746.2 3876 2248 1074 1881 1743 4.19
選手の紹介文
40代半ばにしても未だメジャーリーグで先発ローテーションの座を守り続けるジェイミー・モイヤー。ひょろひょろとしたのらりくらりの軟投派の投手としてチェンジアップを様々なスピードで投げ分け、年齢と共に円熟味を増す、遅咲きを絵にかいたような選手である。長い現役生活の中で世界一を果たせないでいたが、2008年に故郷に本拠を構えるフィリーズの一員として世界一の栄冠を勝ち取る幸運に恵まれた。
ペンシルベニア州に生まれたモイヤーは高校時代に、野球の他にバスケットボールやゴルフもプレーしていたという。地元フィリーズの大ファンで、1980年に球団史上初の世界一となったときは学校を抜け出してパレードにも参加したという。セントジョセフ大学に進学したモイヤーは、1984年のシーズンに16勝をマークし、防御率1.99、90奪三振という素晴らしい記録を残した。モイヤーがこのときつけていた背番号10は、後に同大学の永久欠番になっている。
そして、この年のドラフトでカブスに6位(全米135番目)で指名されプロ入り。念願のプロ入りを果たしたモイヤーは、契約後にルーキーリーグに参加し、14試合に登板し、リーグ最多の104回2/3を投げ、9勝3敗の防御率1.89、120奪三振を記録し、最多勝と最多奪三振でもリーグトップに立った。翌1985年は1Aで8勝(2敗)、2Aで7勝(6敗)と好成績を残し、その評価を高めた。
1986年は開幕を2Aで迎えるが、3Aを経て、6月半ばにはメジャーへ初昇格を果たす。メジャー初登板で初勝利を飾るなど、デビューは快調だった。先発ローテーションに加わり、8月半ばには初完封も記録し、結局、16試合に先発し、7勝4敗という新人としては充分合格点に値する成績を残す。翌1987年は初めてメジャーでフルシーズンを過ごし、12勝15敗という数字を残す。
1988年は9勝15敗の防御率3.48という成績に終わり、シーズンオフにはレンジャーズへのトレードが決まった。モイヤーと共にレンジャーズ入りする選手の中には、ラファエル・パルメイロも含まれていた。移籍1年目は開幕4試合の登板で3勝0敗、防御率2.28という最高のスタートを切ったはずが、左肩の痛みに苦しみ、シーズン半ばの約3ヶ月を故障者リストで過ごすという尻すぼみのシーズンとなってしまった。さらに1990年は先発で開幕を迎えるが、4月後半にはブルペンに回ることになり、シーズン終了後、解雇を通達されてしまう。
カージナルスと契約した1991年は、開幕こそメジャーの先発として迎えるが、8試合に登板(先発は7試合)し、0勝5敗と落ち込むと、5月末にはマイナー降格。メジャーからお呼びがかからず、3Aで残りのシーズンを過ごし、オフになると再び解雇されてしまった。
1992年は古巣のカブスのスプリングトレーニングに参加するが結果は出せなかった。カブスサイドからはマイナーの投手コーチにならないかとの打診もあったが、これを断り、モイヤーは投手としての可能性に懸けた。当時は日本でもヨーロッパでも野球ができればどこでもいいという心境だったと後に語っている。この年はタイガースと契約するが、1度もメジャーへ上がれず、オフにはまた解雇された。
1993年はオリオールズに拾われるような形で契約を交わし、3Aで8試合に登板し、6勝無敗の防御率1.67という成績を残してメジャーへ昇格。すでに30歳になっていたモイヤーだが、1完封を含む12勝(9敗)をマークした。モイヤーにとっては6年ぶりのメジャーでの2桁勝利である。その後2年間は、5勝、8勝に終わったが、FAの資格を得たモイヤーはレッドソックスへの移籍を決めた。
ブルペンでスタートした1996年だが、7月には本格的に先発に回り、7勝1敗という成績で、トレード期限ギリギリにマリナーズへの移籍が決まった。移籍先のマリナーズでも11試合に先発し、6勝2敗という成績を残した。2チーム合わせると13勝3敗を記録したことになり、勝率.813は両リーグでトップである。こうして遅咲きのつぼみは大きな花を咲かせようとしていた。
1997年は、キャリア最多の17勝(5敗)をマークし、チームの地区優勝に大きく貢献。初めてのポストシーズンのマウンドも経験した(しかし、5回途中でノックアウト)。翌1998年は3完封含む15勝(9敗)を挙げ、この年のシーズン途中で抜けたランディ・ジョンソンの穴を充分に埋める活躍を見せた。
1999年はシーズン前半に7連勝を挙げる活躍を見せたモイヤー。7月に開場したセーフコフィールド初試合の先発も任された。この年は14勝(8敗)をマークしている。翌2000年は開幕序盤の約1ヶ月半を故障リストで過ごすもシーズン通して13勝(10敗)を挙げた。チームもワイルドカードでポストシーズンへコマを進めたが、肘を痛めた影響により、大事な試合で登板することができなかった。
こうして迎えた2001年は、開幕からチームの投打の歯車が噛み合い、快進撃を見せた。その中でモイヤーはキャリア初の20勝(6敗)を達成。防御率も3.43で、38歳にしてキャリア最高のシーズンを迎えたモイヤーだった。チームも地区優勝を飾り、モイヤーとしては自身2度目のポストシーズンのマウンドに立つことができた。ディビジョンシリーズ(対インディアンズ)では、第2戦と第5戦のマウンドに上がり、2試合の登板で被打率.186(43打数8安打)、防御率1.50を記録するなど、チームの勝利に大きく貢献した。さらにリーグチャンピオンシップシリーズ(対ヤンキース)では第3戦に先発し、7回を4安打2失点と好投して、このシリーズ唯一の勝利をチームにもたらしている。
2002年はリーグ4位となる投球回数230回2/3を投げて13勝(8敗)をマーク。2003年は40歳にして21勝7敗、防御率3.27と安定した数字を残している。2004年こそ7勝(13敗)に終わるが、翌2005年は13勝(7敗)と復活。7月8日のエンゼルス戦に勝利し、通算勝利数を200の大台に乗せた。この年は開幕投手も務めたが、チャーリー・ハフ(1994年/マーリンズ)以来の最年長開幕投手と話題になり、5月25日のオリオールズ戦では同じ年齢のパット・ボーダーズと42歳バッテリーを組むなど、年齢面での話題には事欠かなかった。オフにはマリナーズと1年の契約延長を決めている。
2006年は黒星が先行する投球が続き、8月にはフィリーズへの移籍が決まったモイヤー。若返りを進めたいマリナーズとポストシーズンを目指すフィリーズの思惑が一致した結果である。フィリーズ移籍後、初登板で球団史上最年長での白星を記録したモイヤーは、残りのシーズンで8試合に先発し、5勝2敗と期待に応えている。オフになると2年間1050万ドルでフィリーズとの契約延長に合意した。
2007年、33試合に先発し、14勝12敗、防御率5.01と44歳の年齢を感じさせない投球を見せた。翌2008年は前年同様33試合の先発で、16勝7敗、防御率3.71という成績でチームの勝ち頭となって、フィリーズの地区優勝に貢献。ポストシーズンでは思うような成績は残せなかったが、球団史上28年ぶりとなる世界一の美酒を味わったのである。45歳以上でのシーズン2桁勝利はジャック・クイン、サチェル・ペイジ、フィル・ニークロに次ぐ、史上4人目の快挙である。
2008年シーズンオフにフィリーズと2年間1300万ドルで更なる契約延長に合意。年齢と共に存在感はどんどん増していくモイヤー。通算白星はすでに246個を数えている。メジャー全30球団から白星も挙げており、かつて11シーズンに渡り在籍したマリナーズでの通算成績は145勝87敗というもので、白星、先発試合数、投球回数で球団記録を持っている。モイヤーがメジャーリーグのマウンドから降りるのはいつになることだろうか。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
受賞アワード一覧
- ロベルトクレメンテ賞(2003)
各年度別成績一覧
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 1986 ChC 16 16 1 1 7 4 0 87.1 107 45 42 52 49 5.05 1987 ChC 35 33 1 0 12 15 0 201.0 210 147 97 127 114 5.10 1988 ChC 34 30 3 1 9 15 0 202.0 212 121 55 84 78 3.48 1989 Tex 15 15 1 0 4 9 0 76.0 84 44 33 51 41 4.86 1990 Tex 33 10 1 0 2 6 0 102.1 115 58 39 59 53 4.66 1991 StL 8 7 0 0 0 5 0 31.1 38 20 16 21 20 5.75 1993 Bal 25 25 3 1 12 9 0 152.0 154 90 38 63 58 3.43 1994 Bal 23 23 0 0 5 7 0 149.0 158 87 38 81 79 4.77 1995 Bal 27 18 0 0 8 6 0 116.2 117 65 30 70 67 5.21 1996 Bos 23 10 0 0 7 1 0 90.0 111 50 27 50 45 4.50 1996 Sea 11 11 0 0 6 2 0 71.2 66 29 19 36 26 3.31 1997 Sea 30 30 2 0 17 5 0 189.2 187 113 43 82 81 3.86 1998 Sea 34 34 4 3 15 9 0 234.1 234 158 42 99 92 3.53 1999 Sea 32 32 4 0 14 8 0 228.0 235 137 48 108 98 3.87 2000 Sea 26 26 0 0 13 10 0 154.0 173 98 53 103 94 5.49 2001 Sea 33 33 1 0 20 6 0 210.2 187 119 44 84 80 3.43 2002 Sea 34 34 4 2 13 8 0 231.2 198 147 50 89 85 3.32 2003 Sea 33 33 1 0 21 7 0 215.0 199 129 66 83 78 3.27 2004 Sea 34 33 1 0 7 13 0 202.0 217 125 63 127 117 5.21 2005 Sea 32 32 1 0 13 7 0 200.0 225 102 52 99 95 4.28 2006 Sea 25 25 2 1 6 12 0 160.0 179 82 44 85 78 4.39 2006 Phi 8 8 0 0 5 2 0 51.1 49 26 7 25 23 4.03 2007 Phi 33 33 1 0 14 12 0 199.1 222 133 66 118 111 5.01 2008 Phi 33 33 0 0 16 7 0 196.1 199 123 62 85 81 3.71 ----------------------------------------------------------------------------- Total 637 584 31 9 246 185 0 3746.2 3876 2248 1074 1881 1743 4.19
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:1回(2003-AL)
- 世界一経験:1回(2008-Phi)
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Tags :
- Newer: Bartolo COLON(バートロ・コロン)
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Comments:1
- Anonymous 09-02-02 (月) 13:21
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