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Jason VARITEK(ジェイソン・バリテック)

Boston RED SOX

#33 ジェイソン・バリテック(Jason VARITEK) | C

ジェイソン・バリテック

  • 1994年6月ドラフト・マリナーズ1位(全米14番目)
  • 1972年4月11日生 右投両打 188センチ 104キロ
  • ミシガン州出身

過去3年間の成績

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 2006  Bos  103  365   46   87  19   2  12   55   87   46    1  .325 .400  .238
 2007  Bos  131  435   57  111  15   3  17   68  122   71    1  .367 .421  .255
 2008  Bos  131  423   37   93  20   0  13   43  122   52    0  .313 .359  .220
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     1330 4401  573 1156 266  13 161  654 1024  529   25  .346 .439  .263

選手の紹介文
レッドソックスのキャプテンであるバリテック。常勝レッドソックスのキャプテンとして、ホームベースを守るジェイソン・バリテック。2009年はFAとなったことから移籍の噂もあったが、結果的には収まる場所に収まった。年齢による衰えは打撃面で見られるが、チームにとっては欠かせない存在であることは間違いない。通算4度のノーヒッターを経験している捕手としての評価は高く、頼れる存在である。

ミシガン州に生まれたバリテックは、幼い頃から野球の才能に満ち溢れていた。12歳の頃にはリトルリーグの全米代表に選出され、海外での試合も経験。リトルリーグのワールドシリーズでの世界一も経験している。ちなみにこのときはショート、サードや捕手を守っていた。高校進学後はサードと捕手を併用し、州のチャンピオンにもなった。卒業時の1990年ドラフトではアストロズから23位指名(全米608番目)を受けるも拒否して大学へと進学している。

大学は名門ジョージア工科大学へと進学を決めた。1992年のバルセロナオリンピックの全米代表にも選出されるなど評価を高め、1994年にはチームを大学チャンピオンに導いている。当時の大学のチームメイトには、後のメジャーリーガーとなるノマー・ガルシアパーラ、ジェイ・ペイトンらがいた。1993年ドラフトでツインズから1位指名(全米21番目)を受けるが拒否し、大学へ残る道を選んだ。この裏には代理人スコット・ボラスの知恵があったという。

大学時代のバリテックが優れた選手であったことは、卒業時に背番号33番が永久欠番に指定されていることからも確認できる。1994年ドラフトでマリナーズから1位指名(全米14番目)を受けるも、すぐには契約せずに独立リーグの球団に入団するなど、交渉は長引いた。マリナーズと契約合意に至ったのは1995年4月のことである。

契約後に2Aポートシティに参加し、104試合の出場で打率.224、10HR、44打点という数字に終わっている。翌1996年も同じく2Aでフルシーズンを過ごすと、134試合に出場し、打率.262、12HR、67打点をマーク。捕手としてはまだパスボールが多いなど、発展途上中だったのである。

1997年、3Aタコマに昇格し、87試合の出場で打率.254、15HR、48打点とパワー面で結果を残し始めた中の7月末、突如レッドソックスへの移籍が決まった。共にレッドソックス入りしたのはデレク・ロウである。この交換トレードの交換相手はリリーバーのヒースクリフ・スローカムである。レッドソックス傘下に移ったバリテックは、シーズン終盤にメジャー昇格を果たし、1試合にだけ出場している。

1998年からメジャー定着を果たすこととなった。この年の扱いは正捕手スコット・ハッテバーグの控えという立場で86試合に出場するに留まっている。翌1999年はスプリングトレーニングから好調で、そのままレッドソックスの正捕手の座を奪い取った。144試合に出場し、打率.269、20HR、76打点という数字で、パワーのある面を見せている。

捕手としてのリードを含めた守備力という点では評価は徐々に高まっていった。その中で2000年は139試合の出場で打率.248、10HR、65打点と前年の成績を下回ってしまったが、オフには2002年以降の3年間1490万ドルという契約延長に合意。翌2001年は開幕2戦目となる4月4日の対オリオールズ戦で野茂英雄のノーヒッターを演出した。とはいえ、この年は右肘を痛めるアクシデントで6月半ばを最後に戦線離脱している(わずか51試合に出場したのみである)。

A・ロドリゲスとの乱闘騒ぎを起こした際のバリテック。2002年、戦線に復帰すると4月27日のデビルレイズ戦では、かつて交換トレードで共にレッドソックス入りしたロウのノーヒッターを演出。打撃成績としては132試合の出場で打率.266、10HR、61打点という数字に終わったが、捕手としては自チームの投手の把握に努め、チーム内の信頼は高まっていく。課題はここ3シーズン遠ざかっているポストシーズンへの進出であった。

2003年は守備に打撃にチームを引っ張った。勝ちに飢えていたチームはケビン・ミラーデビッド・オルティスビル・ミラー、トッド・ウォーカーなどの新加入で生まれ変わろうとしていた。バリテック自身も自身初となるオールスターへの選出も果たすなど、存在感を徐々に高めていった。142試合に出場し、打率.273、25HR、85打点と打撃面での貢献も目立ち、チームはワイルドカードとして3年ぶりのポストシーズン出場を決めている(惜しくもリーグチャンピオンシップシリーズでヤンキースの前に敗れた)。

2004年、さらに変革を進めるレッドソックスの中でバリテックの存在は核となりつつあった。チームの象徴的な存在でありながら、浮き気味となっていたガルシアパーラを放出してまでレッドソックスは勝つことにこだわったのである。7月24日の対ヤンキース戦では、この年からヤンキース入りしたアレックス・ロドリゲスと死球を巡って乱闘騒ぎも起こした。この年は137試合の出場で打率.296、18HR、73打点という数字を残している。

チームはワイルドカードとしてポストシーズンに進出。リーグチャンピオンシップシリーズでは宿敵ヤンキースと戦い、3連敗後に4連勝する劇的なリーグ優勝を果たした。ワールドシリーズも4連勝で制し、レッドソックスに86年ぶりの世界一をもたらしたのである。こうしてバリテックはリトルリーグ、大学野球、メジャーリーグの3つで世界一を経験した史上2人目の選手となった。

そして、オフにFAとなるが、レッドソックスは同時にFAとなったペドロ・マルチネス、ロウらを差し置いて、バリテックとの再契約を優先。4年間4000万ドルという内容で合意したのである。再契約と同時にレッドソックスのキャプテンにも任命された。これはカール・ヤストレムスキー(1969~83年)、ジム・ライス(1986~89年)以来、球団史上3人目の大役である。バリテックのユニフォームには「C」のマークが入り、それはキャプテンであることを示している。

2005年は133試合に出場し、打率.281、22HR、70打点という成績を残し、ゴールドグラブ賞とシルバースラッガー賞の同時受賞も果たした。オールスターゲームにも2度目の選出を果たしたが、今回はファン投票での選出である。オールスターゲームではヒットも放っている(前回選出時には出場機会がなかった)。

2006年、左膝を痛めた影響で出場は103試合に留まった。成績は打率.238、12HR、55打点に終わっている。7月18日の対ロイヤルズ戦の出場を持って、レッドソックスの捕手として991試合の出場となり、これはカールトン・フィスクの球団記録を塗りかえ、多くのファンから祝福されている。怪我での離脱を経て、9月に捕手としての1000試合出場を果たした際は、フィスクも迎えて盛大に祝されたのである。

2004年と2007年の2度もレッドソックスを世界一に導いた。2007年は序盤は振るわなかったが、徐々に調子を上げていったバリテック。終盤の9月1日の対オリオールズ戦ではクレイ・バックホルツをリードし、ノーヒッターを達成。この年は131試合の出場で打率.255、17HR、68打点という数字を残している。チームもワイルドカードで勝ち上がるとそのままリーグ優勝を果たし、ワールドシリーズでもロッキーズを制して、3年ぶりの世界一となったのである。

2008年、打撃は2割台前半を彷徨う苦しさがあった。捕手面では5月19日の対ロイヤルズ戦において、ジョン・レスターのノーヒッターを引き出した。バリテック自身、4度目のノーヒッターとなり、そのリード面の巧みさが結果として現れたことになる。しかし、シーズン通しては打率.220、13HR、43打点という結果に終わった。地区優勝を果たすも、リーグチャンピオンシップシリーズでは7戦までもつれた上で、レイズの前に敗れ、シーズンが終了するとそのままFAとなったのである。

他球団移籍も噂されたが、結果的には1年間500万ドルとレッドソックスとの再契約に合意した。この契約にはオプションがついており、球団選択なら500万ドル、選手選択なら300万ドルという内容である。年齢的には晩年にさしかかっているが、まだまだレッドソックスへの貢献度は高く、さらなる活躍が期待される。

【written by Kenji@webmaster】

獲得タイトル一覧

受賞アワード一覧

  • ゴールドグラブ賞:1回(2005-AL)
  • シルバースラッガー賞:1回(2005-AL)

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1997  Bos    1    1    0    1   0   0   0    0    0    0    0  1.00 1.00  1.00
 1998  Bos   86  221   31   56  13   0   7   33   45   17    2  .309 .407  .253
 1999  Bos  144  483   70  130  39   2  20   76   85   46    1  .330 .482  .269
 2000  Bos  139  448   55  111  31   1  10   65   84   60    1  .342 .388  .248
 2001  Bos   51  174   19   51  11   1   7   25   35   21    0  .371 .489  .293
 2002  Bos  132  467   58  124  27   1  10   61   95   41    4  .332 .392  .266
 2003  Bos  142  451   63  123  31   1  25   85  106   51    3  .351 .512  .273
 2004  Bos  137  463   67  137  30   1  18   73  126   62   10  .390 .482  .296
 2005  Bos  133  470   70  132  30   1  22   70  117   62    2  .366 .489  .281
 2006  Bos  103  365   46   87  19   2  12   55   87   46    1  .325 .400  .238
 2007  Bos  131  435   57  111  15   3  17   68  122   71    1  .367 .421  .255
 2008  Bos  131  423   37   93  20   0  13   43  122   52    0  .313 .359  .220
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 Total     1330 4401  573 1156 266  13 161  654 1024  529   25  .346 .439  .263

キャリアハイライト一覧

  • オールスター出場:3回(2003-AL、2005-AL、2008-AL)
  • 世界一経験:2回(2004-Bos、2007-Bos)

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