- 2008-12-23 (火) 0:02
- MLB Players
#12 ジェフ・ケント(Jeff KENT) | 2B

- 1989年6月ドラフト・ブルージェイズ20位(全米521番目)
- 1968年3月7日生 右投右打 185センチ 93キロ
- カリフォルニア州出身
過去3年間の成績
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 2006 LAD 115 407 61 119 27 3 14 68 69 55 1 .385 .477 .292 2007 LAD 136 494 78 149 36 1 20 79 61 57 1 .375 .500 .302 2008 LAD 121 440 42 123 23 1 12 59 52 25 0 .327 .418 .280 ------------------------------------------------------------------------------ Total 2298 8498 1320 2461 560 47 377 1518 1522 801 94 .356 .500 .290
選手の紹介文
勝負強い打撃を見せるセカンドベースマンのジェフ・ケント。6年連続を含む8度のシーズン100打点をマークしたこともあるクラッチヒッターである。ジャイアンツ時代にはバリー・ボンズと中軸を担いながらも、実は犬猿の仲で周囲の注目を集めた。シーズンMVPは受賞しているが、世界一を経験していない点が惜しまれる。
1968年、カリフォルニア州に生まれたケントは高校2年時に打率5割という猛打を記録。大学に入ってもショートで軽快な守備を見せ、チームをカレッジ・ワールドシリーズへ導いた。そして、1989年のドラフトで、ブルージェイズから20位指名を受け、プロ入りする。その年、ルーキーリーグで73試合プレーし、打率.224ながら、リーグトップの13本のHRを放つパワーを見せつけた。
順調にマイナーの階段を昇り、1992年にメジャー昇格を果たすが、優勝を狙っていたブルージェイズとして当時メッツにいたデビッド・コーンを獲得するため、交換用意としてケントの名前が挙がり、メッツへのトレードが決まった。しかし、メッツ時代はわずかなミスにニューヨークのファンから容赦ないヤジを浴びることが、ケントを狂わせた。チームの雰囲気を壊す存在と悪いイメージがつきまとまっていた。こうして、1996年途中にインディアンズへ移籍が決まり、シーズン終了後にはジャイアンツへの移籍が決まった。
ジャイアンツに移籍するまでのケントは内野のどのポジションでも守れるということから、どちらかといえば便利なプレイヤーとしての扱いだった。しかし、ダスティ・ベイカー監督に出会ったことで、ポジションはセカンドへ固定。これがケントの打撃にも好影響を及ぼした。移籍1年目に29HR、121打点を記録。さらに翌1998年は、打率.297、31HR、128打点を記録。1999年は怪我に悩まされたが、打率.290、23HR、101打点を記録し、3年連続100打点突破を果たし、それまでの壁を取り払ったかのような活躍ぶりを見せた。
若い頃のケントは非常に短気な性格として、そのトラブルメーカーぶりは周囲を悩ませるほどだった。しかし、年齢と共に落ち着きが備わってくる。そんなケントに大きなスポットライトが当たったのは2000年のことである。開幕から打点を重ね続けたケントは前半戦だけで82打点を記録。これは1989年にケビン・ミッチェルが記録した前半戦の球団記録である81打点を塗り替えるものである。
しかもこの年のオールスターでは、初めてのファン投票による選出。締め切りの最終週でクレイグ・ビジオ、エドガード・アルフォンゾという2人を抜き去っての選出であった。このケントとボンズの打棒でチームを引っ張り、チームを地区優勝へ導いた。リーグ4位となる125打点を記録し、4年連続で100打点を達成したケント。この4年間で合計475打点というのは、ロジャース・ホーンスビーが1922年から1925年の間に達成した4年間472打点を抜き去るメジャー記録であった。
さらにリーグ5位の打率.334をマーク。これはケントにとってはキャリア初の打率3割であった。そして、この年のオフにはケントにとって嬉しい知らせが届いた。MVP受賞の知らせである。これまで打撃タイトルを一つも獲得してなかったケントが初めて手にしたタイトルがこのシーズンMVPである。ケントは32人の1位票のうち、22票を集め、本命であったボンズを引き離してのMVP受賞。セカンドとしてのMVPは1984年のライン・サンドバーグ以来であり、史上最高のセカンドの一人として名を連ねたことになる。
期待をかけられて臨んだ2001年は開幕から打率が2割半ばという低調ぶりだった。しかし、6月終わりには3割の近くまで打率を上げてきた。驚異的なペースでホームランを打ったボンズを支えたのは、このケントの存在であるということは否定できない。しかし、この年のケントは159試合に出場し、打率.298、22HR、106打点に終わり、MVPを取った翌年としては少し物足りない数字となった。
2002年のケントは152試合に出場し、打率.313、37HR、108打点という好成績を残し、チームを引っ張った。チームもシーズン95勝を挙げてワイルドカードとしてポストシーズンに進出。ディビジョンシリーズ(対ブレーブス)、リーグチャンピオンシップシリーズ(対カージナルス)を勝ち抜き、ワールドシリーズへコマを進めることになったのである。ケントにとって初めてのワールドシリーズとなったが、エンゼルス相手に3HRする活躍を見せるも、3勝4敗で世界一には届かなかった。
2003年からはアストロズへFA移籍。2年間1990万ドルという契約での移籍である。移籍1年目は怪我もあったが、130試合の出場で打率.297、22HR、93打点をマーク。連続シーズン100打点の記録は6年でストップしてしまった。翌2004年は25試合連続ヒットを記録するなど好調をキープ。結果的に145試合に出場し、打率.289、27HR、107打点をマーク。チームもリーグチャンピオンシップシリーズまで進出するが、ケントが3HRに7打点を挙げるもカージナルスの前に敗れて、ワールドシリーズへの道は閉ざされた。ちなみにこの年、サンドバーグの持つセカンドとしての通算HR数(277本)を抜いている。
オフにFAとなるとドジャースと3年間2100万ドルで契約を交わしたケント。2005年、37歳になるケントは149試合に出場し、打率.289、27HR、105打点という好成績を残した。通算記録としても2000本安打と300HRの両方を達成するなど節目のシーズンとなっている。
2006年には怪我もあったため、わずか115試合の出場に終わってしまった。しかし、ディビジョンシリーズ(対メッツ)ではあっさりと3連敗するも、ケント自身は打率.615(13打数8安打)という勝負強さを見せている。翌2007年は136試合に出場し、打率.302、20HR、79打点をマーク。2008年は打率.280、12HR、59打点という数字を残し、オフにはFAとなっている。
毎年のように着実に数字を積み重ね、歴代のセカンドベースマンと比較しても遜色のない数字を残している。2008年までの通算成績は、打率.290、2461安打、377HR、1518打点と一流の域に入る。性格は厳格な面を見せ、周囲との軋轢も何度も起こしている点が残念ではある。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
受賞アワード一覧
- シーズンMVP:1回(2000-NL)
- シルバースラッガー賞:2回(2000-NL、2001-NL)
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1992 Tor 65 192 36 46 13 1 8 35 47 20 2 .324 .443 .240 1992 NYM 37 113 16 27 8 1 3 15 29 7 0 .289 .407 .239 1993 NYM 140 496 65 134 24 0 21 80 88 30 4 .320 .446 .270 1994 NYM 107 415 53 121 24 5 14 68 84 23 1 .341 .475 .292 1995 NYM 125 472 65 131 22 3 20 65 89 29 3 .327 .464 .278 1996 Cle 39 102 16 27 7 0 3 16 22 10 2 .328 .422 .265 1996 NYM 89 335 45 97 20 1 9 39 56 21 4 .331 .436 .290 1997 SF 155 580 90 145 38 2 29 121 133 48 11 .316 .472 .250 1998 SF 137 526 94 156 37 3 31 128 110 48 9 .359 .555 .297 1999 SF 138 511 86 148 40 2 23 101 112 61 13 .366 .511 .290 2000 SF 159 587 114 196 41 7 33 125 107 90 12 .424 .596 .334 2001 SF 159 607 84 181 49 6 22 106 96 65 7 .369 .507 .298 2002 SF 152 623 102 195 42 2 37 108 101 52 5 .368 .565 .313 2003 Hou 130 505 77 150 39 1 22 93 85 39 6 .351 .509 .297 2004 Hou 145 540 96 156 34 8 27 107 96 49 7 .348 .531 .289 2005 LAD 149 553 100 160 36 0 29 105 85 72 6 .377 .512 .289 2006 LAD 115 407 61 119 27 3 14 68 69 55 1 .385 .477 .292 2007 LAD 136 494 78 149 36 1 20 79 61 57 1 .375 .500 .302 2008 LAD 121 440 42 123 23 1 12 59 52 25 0 .327 .418 .280 ------------------------------------------------------------------------------ Total 2298 8498 1320 2461 560 47 377 1518 1522 801 94 .356 .500 .290
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:5回(1999-NL~2001-AL、2004-AL、2005-AL)
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Tags :
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