- 2009-01-28 (水) 0:05
- MLB Players
#23 ジャーメイン・ダイ(Jermaine DYE) | RF

- 1993年6月ドラフト・ブレーブス17位(全米488番目)
- 1974年1月28日生 右投右打 196センチ 100キロ
- カリフォルニア州出身
過去3年間の成績
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 2006 CWS 146 539 103 170 27 3 44 120 118 59 7 .385 .622 .315 2007 CWS 138 508 68 129 34 0 28 78 107 45 2 .317 .486 .254 2008 CWS 154 590 96 172 41 2 34 96 104 44 3 .344 .541 .292 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1622 5984 906 1653 344 24 298 991 1200 533 46 .338 .491 .276
選手の紹介文
攻守に高いレベルを保ち、メジャーリーグを代表する外野手の一人に数えられるジャーメイン・ダイ。若い頃から勝負強さは折り紙付きで、在籍するチームの主軸として活躍してきた。ホワイトソックスに移籍した2005年、自身初となる世界一を経験。2006年にも44HR、120打点とMVP級の結果を残している。
カリフォルニア州に生まれたダイは幼少時から運動能力の高さを発揮し、野球以外にもアメリカンフットボール、バスケットボールでスター選手となっていた。当時は投手としてマウンドに立つ機会の方が多かったという。高校卒業時、1992年の6月ドラフトではレンジャーズから43位指名(全米1210番目)を受けるも拒否し、大学へ進学した。
1993年の6月ドラフトでブレーブスから17位指名(全米488番目)を受けるとそのままプロへの道を選択。ルーキーリーグではサードからスタートするが、その強肩を生かすべく、外野手にコンバートしている。1994年は1Aマコンで135試合に出場し、打率.298、15HR、98打点をマークし、41本の2塁打はリーグ最多でもある。翌1995年は2Aグリーンビルで104試合の出場で打率.285、15HR、71打点を記録している。
1996年、開幕を3Aリッチモンドで迎えるも不振に苦しんでいた(打率.232、6HR、19打点)。しかし、5月半ばに急遽メジャー昇格が決まったのである。背景にはブレーブスの主軸であるデビッド・ジャスティスの故障があったのだが、ダイの潜在能力がすでに高く評価されていたことの証明でもある。
メジャーデビューは5月17日のレッズ戦。しかもメジャー初打席でHRを放つ華々しいデビューだった。ブレーブスとしてはアトランタ移転後、初打席初HRを放った初の選手だが、メジャー全体では史上71番目の選手となる。このままレギュラーに定着すると、98試合に出場し、打率.281、12HR、37打点で地区優勝に貢献している。ポストシーズンでは活躍することは出来ず、同じ新人でワールドシリーズ第1戦で2HRしたアンドリュー・ジョーンズの方に注目が集まった(ワールドシリーズではヤンキースの前に敗れている)。
オフになるとブレーブスはレギュラー外野陣にてこ入れを行った。ジャスティスとマーキス・グリッソムの2人とインディアンスのケニー・ロフトンを交換したのである。これにより、台頭著しいダイとA・ジョーンズの出場機会を増やすものと思われた。しかし、1997年開幕直前、ダイはマイケル・タッカー、キース・ロックハートとの交換でロイヤルズへの移籍が決まったのである。
突然の移籍ではあったが、その後のダイは怪我に苦しんだ。1997年は75試合、1998年は60試合という出場に留まっている。交換でブレーブス入りした2選手が活躍する一方、若くして期待されてロイヤルズ入りしたダイは怪我に脆い選手というレッテルを貼られるなど、非常に厳しい時期でもあった。
1999年、怪我なくシーズンを過ごすと実力を発揮したダイ。158試合に出場すると打率.294、27HR、119打点に加え、44本の2塁打(リーグ2位)を放った。守備面でも評価が高く、ゴールドグラブ賞は逃したが、リーグ最多となる17個の捕殺を記録している。7月には月間32打点を挙げる猛打を見せた。さらにシーズン27HRのうち、22本は右方向へ打っている点も注目されたのである。
2000年は開幕直後から好調を維持したダイ。開幕直後の4月の月間成績は打率.388、11HR、28打点を挙げて月間MVPをマークした。オールスターもファン投票で選出されるなど、認められる存在となった。しかし、後半戦に入ってからは失速。ロイヤルズの選手として史上9人目となるシーズン30本目のHRを放った後、39試合でわずか3本しかHRを打てなかったのである。シーズン通しては157試合の出場で打率.321、33HR、118打点を記録し、ゴールドグラブ賞も初受賞している。
2001年、ストライクゾーンの変更という問題もあり、ダイは開幕から不振に苦しんだ。元々高めのボールを好んでいたダイは、その高めのボール球を振ってしまうことが欠点だったが、それを抑えることで結果を残してきた選手だけに、ボールと思われた高めのボールをストライクとコールされることは、ダイのバッティングフォームを大きく崩させることになってしまった。
シーズン終了後にFAとなることもあり、ダイは7月末にアスレティックスへの移籍が決まったのである。移籍はダイとロッキーズのネイフィ・ペレスとの間でまとまり、その後、ロッキーズとアスレティックスの間で交換トレードがまとまるという三角トレードによる移籍劇となった。アスレティックスにとっては守備力のある外野手でもあり、右の大砲でもあるダイの獲得は大きかったのである。
アスレティックス移籍はダイにとって転機となった。8月の月間成績は打率.330、7HR、32打点をマーク。ロイヤルズでは97試合で47打点しか挙げられなかったが、アスレチックスでは61試合で59打点を挙げている。ライトに強肩のダイが固定することによって、センターにスピードのあるジョニー・デーモンを定着させられ、レフトにジェレミー・ジオンビーとテレンス・ロングを併用することが可能となった。
この年、後半戦に快進撃を見せたアスレティックスにはジェイソン・ジオンビー、ミゲル・テハダ、エリック・チャベスらの選手もいたが、ダイ抜きで語ることは出来ない。ワイルドカードとしてポストシーズン進出に大きく貢献したのである。しかし、ディビジョンシリーズでは自打球を膝下に当て脛骨を骨折するアクシデントに見舞われ、そのままアスレティックスのシーズンは幕を閉じてしまった。
2002年は怪我で開幕に出遅れた。前半戦は不振だったが、後半戦に入り成績は上がった。結果的に131試合の出場で打率.252、24HR、86打点をマークしている。2003年は怪我でわずか65試合の出場に終わると、翌2004年も137試合の出場で打率.265、23HR、80打点という数字に終わっている。そして、オフにはFAとなり、ホワイトソックスと2年間1015万ドルで契約を交わしたのである。
移籍1年目となる2005年、145試合に出場し、打率.274、31HR、86打点をマークしたダイ。チームもオジー・ギーエン新監督の下、主砲ポール・コナーコに加え、新加入のスコット・ポドセドニック、井口資仁の活躍もあり、地区優勝を果たすとポストシーズンも勝ち上がった。ワールドシリーズではアストロズをスウィープし、世界一を奪取。シリーズで打率.438を記録したダイはワールドシリーズMVPを受賞したが、第4戦でブラッド・リッジから放った一打がホワイトソックス88年ぶりの世界一を決定づけたのである。
2006年はダイの打棒が発揮したシーズンとなった。146試合に出場し、打率.315、44HR、120打点と全てでキャリアハイの数字を残した。MVP投票では5位に入るほどの活躍を見せている。この年のホワイトソックスはジム・トーミ(42HR)、コナーコ(35HR)、ジョー・クリード(30HR)とダイで30HRカルテットを形成。自身初のシルバースラッガー賞も受賞するなど、打撃面で結果を残したのである。
オプションを行使し、2007年もホワイトソックスの一員としてプレーしたダイ。138試合の出場で打率.254、28HR、78打点という数字を残している。シーズン中には翌年以降の2年間2200万ドルの契約延長に合意している。2008年も154試合に出場し、打率.292、34HR、96打点と打棒に陰りは見られず、MVP投票でも15位にランクインしている。時に抜群の集中力で圧倒的なパワーを見せるダイは相手チームから恐れられる存在となっている。ホワイトソックスには欠かせない選手ではあるが、移籍の話もあるというが。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
受賞アワード一覧
- ワールドシリーズMVP:1回(2005)
- ゴールドグラブ賞:1回(2000-AL)
- シルバースラッガー賞:1回(2006-AL)
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1996 Atl 98 292 32 82 16 0 12 37 67 8 1 .304 .459 .281 1997 KC 75 263 26 62 14 0 7 22 51 17 2 .284 .369 .236 1998 KC 60 214 24 50 5 1 5 23 46 11 2 .270 .336 .234 1999 KC 158 608 96 179 44 8 27 119 119 58 2 .354 .526 .294 2000 KC 157 601 107 193 41 2 33 118 99 69 0 .390 .561 .321 2001 KC 97 367 50 100 14 0 13 47 68 30 7 .333 .417 .272 2001 Oak 61 232 41 69 17 1 13 59 44 27 2 .366 .547 .297 2002 Oak 131 488 74 123 27 1 24 86 108 52 2 .333 .459 .252 2003 Oak 65 221 28 38 6 0 4 20 42 25 1 .261 .253 .172 2004 Oak 137 532 87 141 29 4 23 80 128 49 4 .329 .464 .265 2005 CWS 145 529 74 145 29 2 31 86 99 39 11 .333 .512 .274 2006 CWS 146 539 103 170 27 3 44 120 118 59 7 .385 .622 .315 2007 CWS 138 508 68 129 34 0 28 78 107 45 2 .317 .486 .254 2008 CWS 154 590 96 172 41 2 34 96 104 44 3 .344 .541 .292 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1622 5984 906 1653 344 24 298 991 1200 533 46 .338 .491 .276
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:2回(2000-AL、2006-AL)
- 世界一経験:1回(2005-CWS)
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