- 2009-01-23 (金) 0:06
- MLB Players

#36 ジム・カート(Jim KAAT) | SP

- 1957年・セネタースと契約
- 1938年11月7日生 左投左打 194センチ 93キロ
- ミシガン州出身
選手の紹介文
メジャーリーグで長きに渡り活躍したジム・カート。積み上げたキャリアは25年を数え、1950年代から1980年代と4ディケードにもマウンドに立ち続けた。16年連続でゴールドグラブ賞を受賞するなど堅守の投手としても知られている。晩年に念願の世界一の美酒を味わっている。
ミシガン州に生まれたカートは高校時代から才能の溢れたサウスポーとして知られた存在だった。卒業時にセネタースと契約を交わし、プロとしてのスタートを切ると、1958年にはルーキーリーグで16勝(9敗)、防御率2.99という非凡な成績を残したのである。1959年はスタートは2Aであったが、8月にはメジャー昇格を果たした(メジャー登板は3試合のみ)。
1960年も大半は3Aで過ごし、メジャーでは13試合に登板するだけで1勝5敗という数字を残している。するとオフにチームがワシントンからミネソタに移転することが決まったのである。愛称もツインズと生まれ変わったチームで、カートは飛躍を果たすことになる。
1961年はメジャーでフルシーズン過ごすこととなった。先発ローテーションに名を連ねたカートは9勝17敗、防御率3.90と負け越してしまうが、翌1962年は18勝14敗、防御率3.14という成績でチームのエース格となったのである(チームの勝ち頭としては20勝を挙げたカミロ・パスカルがいた)。投手としての守備力は評価が高く、ゴールドグラブ賞も初受賞している。
1964年、チーム勝ち頭となる17勝(11敗)をマーク。1965年には18勝(11敗)を挙げてチームのリーグ優勝に貢献した。ワールドシリーズではドジャースと対戦し、惜しくも3勝4敗で世界一は逃している。カート自身は1勝2敗と負け越したが、相手はサンディー・コーファックス、ドン・ドライスデールという両輪を抱えていた点が差だった。
1966年には25勝(13敗)を挙げて、最多勝のタイトルを獲得。サイヤング賞候補として名前が挙がったが、当時は両リーグで1人選出する形だったこともあり、コーファックスに奪われてしまった(翌年から各リーグ1人ずつとなる)。その後も毎年のように15勝近くの白星を挙げる安定感を見せ、その間もゴールドグラブ賞の常連として顔を並べていたのである。
1972年は開幕から15試合に登板した時点で10勝(2敗)を挙げていたが、手首の怪我でシーズン後半を棒に振ってしまった。翌1973年、シーズン途中にホワイトソックスへ移籍することとなった。この移籍が転機となり、1974年には21勝(13敗)、1975年には20勝(14敗)を記録している。1976年からはナショナルリーグのフィリーズに移籍し、続けていたゴールドグラブ賞受賞も1977年まで続け、リーグを跨いで16年連続というメジャー記録を作った。
1979年、40歳になるカートは慣れ親しんだ先発からリリーフへと転身。貴重な左腕セットアッパーとしてヤンキース、カージナルスを渡り歩くことになる。1982年、カージナルスの一員としてリーグ優勝に大きく貢献。ワールドシリーズではロビン・ヨーント、ポール・モリターを擁するブリュワーズと対戦し、4勝3敗で念願の世界一の美酒を味わったのである。すでにカートは43歳になっていた。
1983年シーズン途中に解雇されたことをきっかけに現役引退を決めたカート。メジャー25年間の通算成績は283勝237敗18セーブ、防御率3.45。2461奪三振というものである。投手としては打撃も良く、通算16HRを記録している。引退後の殿堂入り投票では期間内に有効投票数を集められず、殿堂入りを惜しくも逃してしまった。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
- 最多勝:1回(1966-AL)
受賞アワード一覧
- ゴールドグラブ賞:16回(1962-AL~1975-AL、1976-NL、1977-NL)
各年度別成績一覧
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 1959 WaS 3 2 0 0 0 2 0 5.0 7 2 4 9 7 12.60 1960 WaS 13 9 0 0 1 5 0 50.0 48 25 31 39 31 5.58 1961 Min 36 29 8 1 9 17 0 200.2 188 122 82 105 87 3.90 1962 Min 39 35 16 5 18 14 1 269.0 243 173 75 106 94 3.14 1963 Min 31 27 7 1 10 10 1 178.1 195 105 38 96 83 4.19 1964 Min 36 34 13 0 17 11 1 243.0 231 171 60 100 87 3.22 1965 Min 45 42 7 2 18 11 2 264.1 267 154 63 121 83 2.83 1966 Min 41 41 19 3 25 13 0 304.2 271 205 55 114 93 2.75 1967 Min 42 38 13 2 16 13 0 263.1 269 211 42 110 89 3.04 1968 Min 30 29 9 2 14 12 0 208.0 192 130 40 78 68 2.94 1969 Min 40 32 10 0 14 13 1 242.1 252 139 75 114 94 3.49 1970 Min 45 34 4 1 14 10 0 230.1 244 120 58 110 91 3.56 1971 Min 39 38 15 4 13 14 0 260.1 275 137 47 104 96 3.32 1972 Min 15 15 5 0 10 2 0 113.1 94 64 20 36 26 2.06 1973 Min 29 28 7 2 11 12 0 181.2 206 93 39 101 89 4.41 1973 CWS 7 7 3 1 4 1 0 42.2 44 16 4 23 20 4.22 1974 CWS 42 39 15 3 21 13 0 277.1 263 142 63 106 90 2.92 1975 CWS 43 41 12 1 20 14 0 303.2 321 142 77 121 105 3.11 1976 Phi 38 35 7 1 12 14 0 227.2 241 83 32 95 88 3.48 1977 Phi 35 27 2 0 6 11 0 160.1 211 55 40 100 96 5.39 1978 Phi 26 24 2 1 8 5 0 140.1 150 48 32 67 64 4.10 1979 Phi 3 1 0 0 1 0 0 8.1 9 2 5 4 4 4.32 1979 NYY 40 1 0 0 2 3 2 58.1 64 23 14 29 25 3.86 1980 NYY 4 0 0 0 0 1 0 5.0 8 1 4 5 4 7.20 1980 StL 49 14 6 1 8 7 4 129.2 140 36 33 61 55 3.82 1981 StL 41 1 0 0 6 6 4 53.0 60 8 17 25 20 3.40 1982 StL 62 2 0 0 5 3 2 75.0 79 35 23 40 34 4.08 1983 StL 24 0 0 0 0 0 0 34.2 48 19 10 19 15 3.89 ----------------------------------------------------------------------------- Total 898 625 180 31 283 237 18 4530.1 4620 2461 1083 2038 1738 3.45
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:3回(1962-NL、1966-NL、1975-NL)
- 世界一経験:1回(1982-StL)
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Tags :
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