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Jim THOME(ジム・トーミ)

Chicago WHITE SOX

#25 ジム・トーミ(Jim THOME) | 1B

ジム・トーミ

  • 1989年6月ドラフト・インディアンズ13位(全米331番目)
  • 1970年8月27日生 右投左打 193センチ 100キロ
  • イリノイ州出身

過去3年間の成績

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 2006  CWS  143  490  108  141  26   0  42  109  147  107    0  .416 .598  .288
 2007  CWS  130  432   79  119  19   0  35   96  134   95    0  .410 .563  .275
 2008  CWS  149  503   93  123  28   0  34   90  147   91    1  .362 .503  .245
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     2160 7344 1431 2048 397  24 541 1488 2190 1550   19  .406 .560  .279

選手の紹介文
出塁率の高さに定評のあるトーミ。メジャーリーグを代表するHR打者であるジム・トーミ。メジャー通算HR数も500本の大台に乗せており、年齢による衰えも全く感じさせない打棒を見せる。怪我さえなければ。シーズン通して30HR、100打点は確実に残せる頼れる打者である。通算500本目のHRはメジャー史上初となるサヨナラHRで飾ったことでも話題になった。

高校時代は野球の他にもバスケットボールでも名を馳せており、両方の球技でイリノイ州を代表する選手として活躍した。そして、1989年のドラフトでインディアンズから13位指名(全米331番目)を受けてプロ入り。指名された年はルーキーリーグで55試合に出場し、打率.237、0HR、22打点と結果を残せなかった。ポジションはショートからサードに変わっている。

1990年、1Aバーリントンで34試合に出場し、打率.373、12HR、34打点という好成績を残した。そのまま上のランクの1Aキンストンへ昇格し、ここでも打率.308をマークするなど高い打撃能力を見せたトーミだが、この年は怪我に苦しみ、シーズン後半戦は試合に出場できなかった。しかし、残した成績はトーミへの期待を膨らませるのに十分だった。

1991年、2Aカントンで84試合に出場し、打率.337、5HR、45打点をマーク。3Aコロラドスプリングでも打率.285を記録したトーミは9月にメジャー昇格を果たした。デビュー戦となった9月4日のツインズ戦では4打数2安打1打点という最高の結果を残した。10月4日のヤンキース戦ではメジャー初HRを放ったが、ヤンキースタジアムの上段まで運ぶ特大のHRであった。

更なる飛躍が求められた1992年、開幕前から右手首を痛めてしまい、故障者リストで開幕を迎えてしまう最悪の結果になってしまった。5月半ばに戦線復帰したはずが、次は右肩を痛めてしまい再び故障者リスト入り。この年はメジャーで40試合に出場するのみで打率.205、2HR、12打点に終わった。このまま怪我に泣くシーズンとして終わってしまうかと思われたが、最後に3Aのポストシーズンに12試合出場し、打率.313、14打点をマークしている。

再起をかけた1993年、3Aで開幕を迎えたトーミは115試合に出場し、打率.332、25HR、102打点をマーク。HRこそリーグ3位だったが、首位打者と打点王のタイトルを獲得し、あわや三冠王という大活躍を見せた。こうしてシーズン終盤に晴れてメジャー昇格。47試合の出場で、打率.266、7HR、22打点という成績を残している。

1994年は初めてメジャーでフルシーズンを過ごした。しかし、奇しくもストライキによる短縮シーズンだったこともあり、結果的には98試合の出場に留まったが、打率.268、20HR、52打点を記録。サードを守る選手としての20HRとなると、この年のリーグ最高となる記録である。長打力を見せたトーミのこの時点の課題は、右投手を.304と打ち込んでいるのに対し、左投手には.167と抑えられている点である。

インディアンズで活躍していた頃のトーミ。1995年、チームは地区優勝を飾る中で、トーミは打率.314、25HR、73打点をマークした。リーグ5位の97四球もあり、リーグ3位の出塁率.438を記録。1954年以来のワールドシリーズ進出を決めたインディアンズだったが、惜しくもブレーブスの前に敗れ、世界一になることは出来なかった。その中でトーミはポストシーズン14試合の中で打率.213ながら、4HRを放ち、さらにチームトップの10打点を記録し、大舞台での勝負強さも見せた。

1996年は過去最高の151試合に出場し、打率.311、38HR、116打点を挙げ、シルバースラッガー賞を受賞した。サードを守る選手として打率3割、30HR、100打点を記録したのはリーグ史上、1985年のジョージ・ブレット以来の快挙である。リーグを代表するスラッガーにのしあがったトーミは、球団新記録となる123四球もマークした(1980年のマイク・ハーグローブによる111四球という球団記録を塗り替えたことになる)。

1997年、チームはマット・ウイリアムを獲得したこともあり、トーミがファーストへコンバートすることになった。その影響もあってか、大台の40HRを記録。ファーストの守備でもリーグ6位となる守備率.993をマークしている。さらに初めて、オールスターゲームにも出場を果たすことになる(結果は代打で凡退)。また、この年は自身2度目のワールドシリーズを経験するが、第7戦までもつれる熱戦の末、マーリンズの前に敗れてしまった。

1998年、5月末からキャリアハイの16試合連続ヒットを記録したりしたが、夏場に手を痛めたことから約1ヶ月の離脱を経験。その中で打率.293、30HR、85打点をマークした。地区優勝を果たしたインディアンズはリーグチャンピオンシップシリーズでヤンキースと対戦し、このシリーズでトーミは打率.304、4HR、8打点を記録したものの、惜しくも2年連続のワールドシリーズ進出はならなかった。

1999年は33HR、108打点を挙げ、左打者として球団史上初の3年連続30HRという快挙を達成。しかし、127四球に171三振というのは共にリーグトップの記録。四球と三振がリーグトップなのは、1958年のミッキー・マントル以来のこととなる。ポストシーズンではディビジョンシリーズ(対レッドソックス戦)において2連勝3連敗で敗れ去るのだが、トーミは打率.353、4HR、10打点を記録する勝負強さを見せている。

2000年はチームに怪我人が出たこともあり、地区2位に終わってしまい、連続地区優勝は5年でストップした。その中でトーミはファーストと指名打者で合わせて158試合に出場し、打率.269、37HR、106打点を挙げる。この年は通算記録で1000本安打と200HRを記録する区切りのシーズンとなっている。

打率が上がれば三冠王も夢ではなかったトーミ。2001年、開幕3週間で打率.125と絶不調に苦しんだが、4月21日のタイガース戦で逆転サヨナラ2ランHRを放ち、復調のきっかけを掴んだ。結果的に156試合の出場で打率.291、49HR、124打点という成績に終わった。自身初となる本塁打王のタイトルも充分に視野に捕らえていたが、結局リーグ2位の49HRに終わってしまう(1位はサミー・ソーサの50HR)。シーズン49HRは左打者としての球団記録(1936年のハル・トロスキーによる42HR)を塗り替えており、シーズン124打点も1954年のラリー・ドビーによる126打点に次ぐものである。

チームは2年ぶりに地区優勝を飾ったが、ディビジョンシリーズでマリナーズに敗れてしまう。トーミは打率.158で大きなブレーキになった。世界一は経験していないトーミだが、ポストシーズンに縁のある恵まれた選手である。ポストシーズンで放ったHR数はマントル、レジー・ジャクソンの18本に次ぐ、史上2位(当時)の17本を数えている(後にマニー・ラミレスバーニー・ウイリアムスがこの記録を塗り替えてしまっている)。

2002年、開幕早々に4試合連続HR(4月10日~13日)を記録したトーミ。さらにシーズン中盤にもメジャー記録にあと1試合と迫る7試合連続HR(6月25日~7月3日)も放つ好調を維持。147試合の出場で打率.304、52HR、118打点という数字を残した。シーズン52HRはインディアンズの球団記録(1995年のアルバート・ベルによる50HR)を塗り替える新記録となっている。しかし、本塁打王にタイトルには縁がなく、アレックス・ロドリゲス(57HR)に次ぐリーグ2位に終わってしまった。

かつては大砲と呼ばれる選手が何人もいたインディアンズだが、緊縮財政というチーム方針から次々と主力選手を放出しており、その中で残された形になったのがトーミであった。そのトーミに対して残留交渉を行うがまとまらず、2002年オフにFAとなった。イリノイ州出身のトーミにはカブス入りが有力視されていたが、選んだのはフィリーズだった。6年間8500万ドルという契約内容である。

2003年、フィリーズでの移籍1年目は開幕戦でいきなり4打数3安打という華々しくデビューを飾ったトーミ。結果的に159試合の出場で打率.266、47HR、131打点という好成績を残し、ついに本塁打王のタイトルを受賞した。フィリーズの球団記録(1980年のマイク・シュミットによる48HR)にあと1本と迫るものである。MVP投票でも4位にランクされるなど、リーグが変わっても変わらぬ実力を見せつけた。

2004年は開幕前に右手中指を怪我するアクシデントがあったが、開幕してしまえば好調を維持した。6月14日のレッズ戦では通算400HRを達成し、さらに6月の月間HR数は15本を数え、フィリーズの月間HR数の球団タイ記録を樹立している。結果、143試合に出場し、打率.274、42HR、105打点という数字を残し、この年から開場したシチズンズバンク・ボールパークの1年目を飾った。

2005年は腰の痛み、右肘の痛みに苦しみ、2度の故障者リスト入りで、わずか59試合の出場に留まった。打率.207、7HR、30打点と大きく数字を落とし、不本意なシーズンで終わっている。しかも、トーミ不在時にライアン・ハワードが台頭し、新人王を獲得するだけの打棒を見せた為に、オフになってフィリーズはトーミの放出を決断。契約は残っていたが、残契約分の半額をフィリーズが負担する形でホワイトソックスへの移籍がまとまった。交換相手にはアーロン・ロワンドが含まれていたのである。

フィリーズ移籍1年目に本塁打王となった。2006年、ホワイトソックスの指名打者として迎えたシーズンは143試合の出場で打率.288、42HR、109打点という好成績を残し、怪我に泣いた前年からの完全復活をアピールした。翌2007年も130試合に出場し、打率.275、35HR、96打点という数字を残している。9月16日のエンゼルス戦ではトーミの通算500本目のHRをサヨナラHRで飾った。メジャー史上23人目の500HRとなったが、サヨナラHRでの達成は初めてである。

トーミは13.68打数に1HRしている計算になり、この割合はマーク・マグワイア(10.61打数)、ベーブ・ルース(11.76打数)、バリー・ボンズ(12.90打数)に次ぐ、史上4位にランクしている。トーミがメジャーリーグを代表するスラッガーであることを証明する数字である。

【written by Kenji@webmaster】

獲得タイトル一覧

  • 本塁打王:1回(2003-NL)

受賞アワード一覧

  • シルバースラッガー賞:1回(1996-AL)
  • ロベルトクレメンテ賞(2003-NL)

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1991  Cle   27   98    7   25   4   2   1    9   16    5    1  .298 .367  .255
 1992  Cle   40  117    8   24   3   1   2   12   34   10    2  .275 .299  .205
 1993  Cle   47  154   28   41  11   0   7   22   36   29    2  .385 .474  .266
 1994  Cle   98  321   58   86  20   1  20   52   84   46    3  .359 .523  .268
 1995  Cle  137  452   92  142  29   3  25   73  113   97    4  .438 .558  .314
 1996  Cle  151  505  122  157  28   5  38  116  141  123    2  .450 .612  .311
 1997  Cle  147  496  104  142  25   0  40  102  146  120    1  .423 .579  .286
 1998  Cle  123  440   89  129  34   2  30   85  141   89    1  .413 .584  .293
 1999  Cle  146  494  101  137  27   2  33  108  171  127    0  .426 .540  .277
 2000  Cle  158  557  106  150  33   1  37  106  171  118    1  .398 .531  .269
 2001  Cle  156  526  101  153  26   1  49  124  185  111    0  .416 .624  .291
 2002  Cle  147  480  101  146  19   2  52  118  139  122    1  .445 .677  .304
 2003  Phi  159  578  111  154  30   3  47  131  182  111    0  .385 .573  .266
 2004  Phi  143  508   97  139  28   1  42  105  144  104    0  .396 .581  .274
 2005  Phi   59  193   26   40   7   0   7   30   59   45    0  .360 .352  .207
 2006  CWS  143  490  108  141  26   0  42  109  147  107    0  .416 .598  .288
 2007  CWS  130  432   79  119  19   0  35   96  134   95    0  .410 .563  .275
 2008  CWS  149  503   93  123  28   0  34   90  147   91    1  .362 .503  .245
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     2160 7344 1431 2048 397  24 541 1488 2190 1550   19  .406 .560  .279

キャリアハイライト一覧

  • オールスター出場:5回(1997-AL~1999-AL、2004-NL、2006-AL)

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