Home > MLB Players > Joe JACKSON(ジョー・ジャクソン)

Joe JACKSON(ジョー・ジャクソン)

Major League Baseball

#* ジョー・ジャクソン | OF

ジョー・ジャクソン

  • 1908年・アスレティックスと契約
  • 1889年7月16日生 左投左打 183センチ 79キロ
  • サウスカロライナ州出身

選手の紹介文
かつて大打者として名を馳せたジョー・ジャクソン「嘘だと言ってよ、ジョー(Say it ain’t so, Joe)」とはかつての大打者であるジョー・ジャクソンに向かって子供が発した言葉とされており(捏造との噂もあるが)、現代でも引用される場合が多々ある。「シューレス・ジョー」と呼ばれたジャクソンは、いわゆる「ブラックソックス・スキャンダル」に巻き込まれ、球界を追われた悲運の大打者として記憶されている。

1889年、アメリカ南部のサウスカロライナ州に生まれたジャクソン。子供の頃から丈夫だったわけではなく、どちらかと言えば病弱な部類に入っていたという。とはいえ、当時のサウスカロライナ州では綿の産地として知られており、至る所にある紡績工場は人手不足もあり、子供も同じように働かされた。

ジャクソンも例外ではなく、学校に行くことなく紡績工場で子供時代を過ごすこととなる。読み書きを学ぶ機会がなかったことは後々を考えると大きな痛手となるのだが、その中でも逞しさを身につけ、病弱な面を打ち消していった。野球を学んだのは紡績工場での休憩中であり、その中で若き日のジャクソンは卓越した打撃センスで頭角を現すこととなる。

1907年にはマイナーリーグのグリーンビルと契約してプレーすることとなったジャクソンは好成績を残した。ちょうどその頃、履いていたスパイクが足に合わずに、スパイクを履かずにストッキングでプレー。それでも好成績を残したことから、翌日の新聞には「シューレス・ジョー(裸足のジョー)」と書かれ、そのニックネームが定着することとなる。

1908年には、当時フィラデルフィアに本拠を構えていたアスレティックスから引っ張られる形で、ジャクソンはメジャーリーグの世界に足を踏み入れることとなった。監督コニー・マックは最大級の賛辞を送り、デビュー戦でいきなり4番センターとして起用され、ヒットも記録。

シューレス・ジョーという愛称で語り継がれている華々しいデビューを飾るも、読み書きができない田舎育ちの青年ジャクソンは周囲からからかわれることとなってしまい、イジメの対象となってしまう。結果的にはわずか数日でサウスカロライナへ逆戻り。周囲の説得でフィラデルフィアに戻るも、結果的にはこの年は5試合だけの出場に留まっている。

1909年もアスレティックスに籍を置くが、自らマイナーでのプレーを志願し、メジャーではわずか5試合に出場するのみ。高い評価をしていたマック監督も結果的にはインディアンズへの放出を決めることとなった。

クリーブランドに移った1910年は20試合の出場に終わってしまうが、打率.387(75打数29安打)を挙げるするなど才能の片鱗を見せた。そして翌1911年は147試合に出場し、打率.408をマーク。首位打者のタイトルこそタイ・カッブ(打率.420)に奪われるが、233安打を記録している。

その後も高い打率を残し続けたジャクソンは、1915年のシーズン途中に球団の財政難からホワイトソックスに放出されるが、インディアンズに在籍していた5年半の間に通算打率.352をマークするなど、すでにメジャーリーグを代表する選手になっていた。

ジャクソンの打撃スタイルは鋭く振り抜き、ライナー性の打球を飛ばすというものである。不要な力を入れないの打撃フォームは多くの選手の模範となり、あのベーブ・ルースも模範にしたという。まさにメジャーリーグ最高の打者という評価もけっして過大評価と言えなくもない。

ホワイトソックス移籍後もその打撃センスは衰えることなく、1917年にはチームも球団創立2度目の世界一に輝き、ジャクソンも貢献。まさに順風満帆と思われるが、オーナーであるチャールズ・コミスキーが正当な報酬を与えないという問題があった。特にホワイトソックスの選手は他球団の選手と比べて低く、日ごとに選手間の不満は募っていた。

クーパーズタウンに名を連ねる日が来るだろうか。1919年には再びリーグ優勝を果たしたホワイトソックス。ジャクソンも打率.351をマークするなど大きく貢献した。そんなメジャーリーグには八百長の噂が絶えない時代でもあった。強くとも給料の安いホワイトソックスというイメージが定着していることもあり、1919年のレッズとのワールドシリーズ前から八百長の噂はあったのである。

結果的には3勝5敗で敗れ、世界一を逃したホワイトソックス。チーム内に不可解なプレーはあったが、ジャクソンは打率.375という高い成績をマーク。翌1920年シーズンもジャクソンは打率.382を挙げるなど、一流選手としての成績を残したが、ここで1年前の1919年ワールドシリーズの八百長が大きく報道されることとなってしまう。

世論に後押しされる形で八百長騒ぎは法廷へ持ち込まれた。しかし、八百長の確証となるものはなく全員無罪となった。しかし、初代コミッショナーとなったばかりのケネシー・ランディスは事態を問題視。法廷では決着が出ていたものの再調査し、1921年8月にジャクソンを含むホワイトソックスの主力8人の選手に永久追放の処分を下した。八百長の噂が渦巻くメジャーリーグの闇の部分を切り捨てたというような形である。一連の事件が「ブラックソックス・スキャンダル」と呼ばれる。

こうして不本意な形でジャクソンのメジャー生活にはピリオドが打たれることとなった。その後は生まれ育ったサウスカロライナで偽名を使って野球をプレーしていたという。しかし、マイナーリーグのコーチになろうとしてもコミッショナーに拒否されることもあったという。晩年は居酒屋を営んでいたそうだが、「ブラックソックス・スキャンダル」から30年以上経ち、初めてテレビで無実を訴えるはずだった4日前に心臓発作で急死。永久追放処分のまま生涯を終えることとなった。

メジャー13年間で1330試合に出場し、打率は歴代3位となる.356をマークし、安打数は1774安打を数えている。読み書きが出来ないことからバカにされ、ひどいヤジに苦しんだジャクソンも、田舎の香りをもつ素朴な青年であり、多くのファンに親しまれた選手であることは間違いない。

映画「フィールドオブドリームス」ではファンの思いが形になり、復帰を果たした「シューレス・ジョー」ことジャクソン。晴れてクーパーズタウンに名を連ねる日が来ることを祈るのみである。

<written by Kenji@webmaster>

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1908  PhA    5   23    0    3   0   0   0    3   --    0    0  .130 .130  .130
 1909  PhA    5   17    3    3   0   0   0    3   --    1    0  .222 .176  .176
 1910  Cle   20   75   15   29   2   5   1   11   --    8    4  .430 .587  .387
 1911  Cle  147  571  126  233  45  19   7   83   --   56   41  .463 .590  .408
 1912  Cle  154  572  121  226  44  26   3   90   --   54   35  .447 .579  .395
 1913  Cle  148  528  109  197  39  17   7   71   26   80   26  .453 .551  .373
 1914  Cle  122  453   61  153  22  13   3   53   34   41   22  .389 .464  .338
 1915  Cle   83  303   42   99  16   9   3   45   11   28   10  .386 .469  .327
 1915  CWS   45  158   21   43   4   5   2   36   12   24    6  .363 .399  .272
 1916  CWS  155  592   91  202  40  21   3   78   25   46   24  .384 .495  .341
 1917  CWS  146  538   91  162  20  17   5   75   25   57   13  .364 .429  .301
 1918  CWS   17   65    9   23   2   2   1   20    1    8    3  .397 .492  .354
 1919  CWS  139  516   79  181  31  14   7   96   10   60    9  .410 .506  .351
 1920  CWS  146  570  105  218  42  20  12  121   14   56    9  .433 .589  .382
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     1332 4981  873 1772 307 168  54  785  158  519  202  .413 .517  .356

Comments:0

Comment Form
Remember personal info

Trackback:0

TrackBack URL for this entry
http://circlechange.com/players/joe-jackson/trackback
Listed below are links to weblogs that reference
Joe JACKSON(ジョー・ジャクソン) from Circle Change

Home > MLB Players > Joe JACKSON(ジョー・ジャクソン)

ナショナルリーグ・球団情報
アトランタ・ブレーブス(Atlanta BRAVES) フロリダ・マーリンズ(Florida MARLINS) ニューヨーク・メッツ(New York METS) フィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia PHILLIES) ワシントン・ナショナルズ(Washington NATIONALS) シカゴ・カブス(Chicago CUBS) シンシナティ・レッズ(Cincinnati REDS) ヒューストン・アストロズ(Houston ASTROS) ミルウォーキー・ブリュワーズ(Milwaukee BREWERS) ピッツバーグ・パイレーツ(Pittsburgh PIRATES) セントルイス・カージナルス(St.Louis CARDINALS) アリゾナ・ダイヤモンドバックス(Arizona DIAMONDBACKS) コロラド・ロッキーズ(Colorado ROCKIES) ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles DODGERS) サンディエゴ・パドレス(San Diego PADRES) サンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco GIANTS)
アメリカンリーグ・球団情報
ボルチモア・オリオールズ(Baltimore ORIOLES) ボストン・レッドソックス(Boston RED SOX) ニューヨーク・ヤンキース(New York YANKEES) タンパベイ・レイズ(Tampa Bay RAYS) トロント・ブルージェイズ(Toronto BLUE JAYS) シカゴ・ホワイトソックス(Chicago WHITE SOX) クリーブランド・インディアンズ(Cleveland INDIANS) デトロイト・タイガース(Detroit TIGERS) カンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City ROYALS) ミネソタ・ツインズ(Minnesota TWINS) ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles ANGELS) オークランド・アスレティックス(Oakland ATHLETICS) シアトル・マリナーズ(Seattle MARINERS) テキサス・レンジャーズ(Texas RANGERS)
カレンダー
« 2008 年 12 月 »
M T W T F S S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
Amazon.co.jp
タグクラウド