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Joe MEDWICK(ジョー・メドウィック)

Major League Baseball

#* ジョー・メドウィック(Joe MEDWICK) | OF

ジョー・メドウィック

  • 1930年・カージナルスと契約
  • 1911年11月24日生 右投右打 175センチ 82キロ
  • ニュージャージー州出身

選手の紹介文
ナショナルリーグ最後の三冠王となるメドウィック。悪球打ちの名人でありながらもシーズンMVP、三冠王にも輝いているジョー・メドウィック。ナショナルリーグではメドウィックが最後の三冠王となっている。気性の激しいプレーで知られ、ワールドシリーズ第7戦の激しいスライディングが反感を買い、退場を命じられることもあった。若くして驚異的な打棒を見せるが、1つの死球をきっかけに数字を落としている。

ハンガリーからの移民を両親に持つメドウィックはニュージャージー州に生まれた。幼少時から高い運動能力入りを見せ、高校卒業時にカージナルスと契約するに至った。クラスCのスコッツデールでキャリアをスタートさせると、75試合の出場で打率.419、22HR、100打点という圧倒的な成績を残したのである。翌1931年は上のランクのリーグに進み、161試合に出場し、打率.305、19HR、126打点で本塁打王と打点王の二冠王に輝いている。

1932年もマイナーで開幕を迎え、139試合の出場で打率.354、26HR、11打点という数字を残し、シーズン終盤にようやくメジャー昇格を果たしたメドウィック。1ヶ月間だけのメジャー経験だったが、26試合の出場で打率.349と好成績を残した。まだ21歳と非常に若いながらも、メドウィックはスターへの階段を昇り始めたのである。

1933年、初めてメジャーでフルシーズンを過ごすと、打率.306、18HR、98打点という好成績を残した。翌1934年には、カージナルスとしてもディジー・ディーンをエースとし、兼任監督のフランキー・フリッシュを始めとし、メドウィック、レオ・ドローチャーなどの攻撃陣を要し、「ガスハウス・ギャング」と呼ばれたチームとなった。その中でメドウィックは打率.319、18HR、106打点をマーク。チームのリーグ優勝に大きく貢献したのである。

1934年のワールドシリーズではタイガースと対戦。ディーン兄弟の踏ん張りもあり、シリーズは3勝3敗で第7戦までもつれ込んだ。第7戦は序盤にカージナルスが大量リードを奪い、試合はほぼ決していたが、6回表にメドウィックがセンター越えのフェンス直撃の大きな当たりを放つと、一気に3塁を陥れた。3塁へ滑り込んだ際、メドウィックはサードのマーブ・オーエンとの接触プレーから2人が激高し、乱闘へもつれ込んだのである。

2人の退場はなかったが、レフトの守備についたメドウィックに対して、タイガースファンからモノが投げ込まれるなど収拾が付かない状況となってしまう。試合も一時中断の後、ケネソー・ランディスコミッショナーはメドウィックを試合から欠場させなければ没収試合にすると通知。結果、メドウィックは退場するが、試合は大差でカージナルス優勢であったため、そのままリードを守りきり、世界一となったのである。この事態により、メドウィックの気性の荒さが世に知らしめることとなった。

1935年以降もメドウィックの打棒は冴え渡った。1935年は打率.353、224安打、23HR、126打点をマークすると、翌1936年も打率.351、223安打、18HR、138打点という成績で打点王のタイトルを獲得。2塁打数は64本を数え、月間50安打を2度も記録するなど、悪球打ちで知られるメドウィックの積極性が安打量産につながったのである。

死球を受けたことで、野球人生が狂ってしまった。1937年、打率.374、31HR、154打点という成績で三冠王を獲得し、シーズンMVPも受賞。この年のオールスターゲームでも4安打するなど、この年がメドウィックのピークであった。カージナルスの主軸として結果を残していたが、1940年シーズン途中にドジャースへ移籍することになった。メドウィックを含む2人と、ドジャースの4選手プラスお金(12万5000ドル)との交換だったのである。

ドジャースへ移籍後、6日後に古巣カージナルス戦があったが、この試合でメドウィックが頭に死球を受けたのである。意識不明となり、すぐさま病院に担ぎ込まれ、一命は取り留めた。古巣からの死球と言うことで憶測が憶測を呼ぶ形となったが、その試合前に相手先発投手との口論があったことが原因ではないかと言われている。いずれにしろ、この死球以降のメドウィックは、打率こそ3割近くをキープするが、HR数は激減してしまったのである。

幾つかの球団を渡り歩き、1948年を最後にメジャーリーグの舞台から消えたメドウィック。その後もマイナー球団を渡り歩くがメジャー復帰は果たせなかった。メジャーでの通算成績は打率.324、2471安打、205HR、1383打点というものである。引退後、なかなか殿堂入りが決まらなかったが、1968年にベテランズ委員会選出によりようやく殿堂入りを決めたのである。

【written by Kenji@webmaster】

獲得タイトル一覧

  • 打者三冠王:1回(1937-NL)
  • 首位打者:1回(1937-NL)
  • 本塁打王:1回(1937-NL)
  • 打点王:3回(1936-NL~1938-NL)

受賞アワード一覧

  • シーズンMVP:1回(1937-NL)

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1932  StL   26  106   13   37  12   1   2   12   10    2    3  .367 .538  .349
 1933  StL  148  595   92  182  40  10  18   98   56   26    5  .335 .497  .306
 1934  StL  149  620  110  198  40  18  18  106   83   21    3  .341 .529  .319
 1935  StL  154  634  132  224  46  13  23  126   59   30    4  .385 .576  .353
 1936  StL  155  636  115  223  64  13  18  138   33   34    3  .386 .577  .351
 1937  StL  156  633  111  237  56  10  31  154   50   41    4  .414 .641  .374
 1938  StL  146  590  100  190  47   8  21  122   41   42    0  .369 .536  .322
 1939  StL  150  606   98  201  48   8  14  117   44   45    6  .372 .507  .332
 1940  StL   37  158   21   48  12   0   3   20    8    6    0  .329 .437  .304
 1940  Bro  106  423   62  127  18  12  14   66   28   26    2  .345 .499  .300
 1941  Bro  133  538  100  171  33  10  18   88   35   38    2  .363 .517  .318
 1942  Bro  142  553   69  166  37   4   4   96   25   32    2  .337 .403  .300
 1943  Bro   48  173   13   47  10   0   0   25    8   10    1  .315 .329  .272
 1943  NYG   78  324   41   91  20   3   5   45   14    9    0  .298 .407  .281
 1944  NYG  128  490   64  165  24   3   7   85   24   38    2  .381 .441  .337
 1945  NYG   26   92   14   28   4   0   3   11    2    2    2  .309 .446  .304
 1945  BsB   66  218   17   62  13   0   0   26   12   12    3  .325 .344  .284
 1946  Bro   41   77    7   24   4   0   2   18    5    6    0  .365 .442  .312
 1947  StL   75  150   19   46  12   0   4   28   12   16    0  .373 .467  .307
 1948  StL   20   19    0    4   0   0   0    2    2    1    0  .250 .211  .211
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     1984 7635 1198 2471 540 113 205 1383  551  437   42  .360 .505  .324

キャリアハイライト一覧

  • オールスター出場:10回(1934-NL~1942-NL、1944-NL)
  • 世界一経験:1回(1934-StL)
  • 殿堂入り:1968年(投票率:84.81%)※8回目

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