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John FRANCO(ジョン・フランコ)

Major League Baseball

#31 ジョン・フランコ(John FRANCO) | RP

ジョン・フランコ

  • 1981年6月ドラフト・ドジャース5位(全米125番目)
  • 1960年9月17日生 左投左打 178センチ 84キロ
  • ニューヨーク州出身

選手の紹介文
クローザーにセットアッパーとして活躍したジョン・フランコ。身長178センチと小柄ではあるが、左腕からの強気な攻めと決め球のスクリューでメジャーリーグを代表するクローザーとなったジョン・フランコ。レッズとメッツで実績を積み重ねた。晩年はセットアッパーに移るが、左腕として貴重な働きを見せた。44歳まで現役を続け、通算では1119試合にも登板している(引退した時点ではメジャー2位となる大記録)。メッツの中ではキャプテンを任されるほど人望が厚かったのである。

ニューヨーク州ブルックリンで生まれ育ったフランコは子供の頃からシェイスタジアムに通う生粋のメッツファンである。サンディ・コーファックスと同じ高校を卒業したフランコは、大学1年時に2度のノーヒッターを達成し、頭角を現した。そして、1981年のドラフトでドジャースから5位指名(全米125番目)を受けて、プロの道を歩むことになった。契約したその年に1Aベロビーチで3試合の完投含む7勝4敗の防御率3.53と好成績を残した。

1982年は2Aと3Aの2つのクラスで11勝(7敗)をマーク。翌1983年は3Aで開幕を迎えるも、5月に入り、レッズ傘下へ移籍することになった。レッズ傘下の3Aインディアナポリスで先発投手として6勝10敗という成績を残す。1984年のレッズの開幕ロースターからははずれるが、開幕間もなくメジャーからお呼びがかかり、4月24日にはメジャーデビューを果たした。ちなみに4月29日には初セーブを記録し、この年はブルペン投手として54試合に登板している。

マイナーでは先発投手として育てられたフランコもメジャーでは救援に徹した。1985年は救援投手として11連勝をマークし、終わってみれば12勝3敗12セーブ、防御率2.18と大いに奮闘した。翌1986年、それまでクローザーを務めていたテッド・パワーが先発に回り、フランコは本格的にチームのクローザーとして定着した。シーズン通して74試合に登板し、6勝6敗29セーブの防御率2.94をマークし、初めてオールスターのメンバーにも選出されている(しかし、登板機会はなし)。

1987年、開幕から好調で最初に登板した計9イニングを無安打無得点に抑え、救援投手の「ノーヒッター」を達成。最初に対戦した32人の打者のうち、エラーでの出塁による1人を除く31人を凡退に抑え込んだ。オールスターにも2年連続で選出され、オールスター初登板を果たしたフランコは68試合の登板で8勝5敗32セーブを挙げた。このセーブ数はサウスポーのクローザーとしてメジャートップの記録である。

1988年も勢いは留まることなく、42回のセーブ機会で39個のセーブを挙げ、最多セーブ王のタイトルを獲得。レッズとしてはクレイ・キャロルの持つ37セーブというシーズンの球団記録を塗り替えたことになる。7月には14試合に登板し13セーブをマークして、この間の防御率が0.61で月間MVPを受賞。夏場の間には28イニング連続無失点も記録している。翌1989年も4勝8敗32セーブをマークしたが、オフには2対2の交換トレードでメッツに移ることになった。フランコがレッズで記録した通算セーブ数は148個を数える。

メッツ投手陣の精神的な柱だった。生まれ故郷のニューヨークに戻り、憧れだったメッツのユニフォームを着ることになったフランコ。見事なクローザーぶりを見せ、移籍1年目にして、5勝3敗33セーブをマークし、自身2度目の最多セーブ王となった。これは1984年にジェシー・オロスコが記録した32セーブという球団記録を越えるものである。しかしこの年、フランコにとって悔しかったのは、フランコが加わったメッツが地区2位に終わり、フランコが抜けたレッズが世界一になったことである。

1991年も52試合に登板し、5勝9敗30セーブを挙げ、通算セーブ数も200の大台に乗せた。なんとしてもポストシーズンで投げたいフランコだったが、1992年、1993年と共に怪我に泣き、2年とも2度の故障者リスト入りを経験。セーブ数はそれぞれ15個、10個に留まるという苦しいシーズンを過ごした。

復活を懸けた1994年、ストライキによりシーズンが短縮されたが、その中で47試合に登板し、1勝4敗30セーブをマーク。通算セーブ数も275個となり、左腕クローザーとしてデーブ・リゲッティの252セーブを抜き去った。さらにメッツ移籍後でも118セーブを挙げたことになり、オロスコがメッツの一員として記録した107セーブを抜き去り、メッツという球団を代表するクローザーにもなった。

1994年から3地区制になり、ポストシーズン進出の希望が叶うかと思われたが、同地区にブレーブスがいたためにその希望はなかなか果たせずにいた。毎年30セーブ近くを挙げるフランコにとってポストシーズンでの登板はまさに悲願でもあった。変化があったのは1999年のことである。開幕早々にメジャー史上2人目の通算400セーブを達成したが、7月に左手中指を痛めてしまい、故障者リスト入り。この間にアーマンド・ベニテスの台頭でメッツのクローザーの座を奪われてしまい、戦線復帰したフランコにはセットアッパーの座しか残っていなかった。

フランコがセットアッパーになったこの年、チームはワイルドカードでポストシーズン進出。フランコにとっては初めてのポストシーズン出場となる。計6試合に登板し、1勝をマークしている(しかし、リーグチャンピオンシップシリーズでブレーブスに惜敗)。この年までで通算418セーブを挙げているフランコには、歴代トップのリー・スミス(478セーブ)の記録を抜ける可能性もあるために他チームへの移籍も考えられたが、フランコはメッツ残留を選んだ。

ニューヨークを愛するフランコはスト後も積極的にチャリティーに動いた。セットアッパーに定着して迎えた2000年には62試合に登板して、チームのリーグ優勝に貢献。そして、フランコにとっては念願であるワールドシリーズの舞台を踏むことができた。計3試合に登板し、無失点に抑え、第3戦では勝利投手にもなっている。翌2001年も58試合に登板し、6勝2敗の防御率4.05という数字を残したフランコだったが、シーズン終盤のブレーブス戦でブライアン・ジョーダンに逆転サヨナラ満塁HRを打たれてしまい、チームの逆転優勝の望みを消してしまう。

オフに左肘にメスを入れた影響で2002年シーズンは登板機会がなかった。2003年、43歳となったフランコは現役へ復帰し、38試合に登板(0勝3敗2セーブ)。翌2004年もメッツの一員で投げ続け、57試合の登板で2勝7敗という数字を残している。オフにメッツを解雇されるとアストロズと1年契約を結んだ。メジャー最高年齢投手となったが、結果を残せずに2005年7月に解雇され、そのまま現役を退いた。

メジャー通算成績としては1119試合に登板し、90勝87敗424セーブ、防御率2.89というものである。通算424セーブは現時点でメジャー史上において、トレバー・ホフマンマリアーノ・リベラ、スミスに次ぐ4位に付けており、左腕投手としては歴代トップでもある。

【written by Kenji@webmaster】

獲得タイトル一覧

  • 最多セーブ:2回(1988-NL、1990-NL)

受賞アワード一覧

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G  GS  CG SHO   W   L  SV     IP    H   SO   BB    R   ER    ERA
 -----------------------------------------------------------------------------
 1984  Cin   54   0   0   0   6   2   4   79.1   74   55   36   28   23   2.61
 1985  Cin   67   0   0   0  12   3  12   99.0   83   61   40   27   24   2.18
 1986  Cin   74   0   0   0   6   6  29  101.0   90   84   44   40   33   2.94
 1987  Cin   68   0   0   0   8   5  32   82.0   76   61   27   26   23   2.52
 1988  Cin   70   0   0   0   6   6  39   86.0   60   46   27   18   15   1.57
 1989  Cin   60   0   0   0   4   8  32   81.2   77   60   36   35   28   3.12
 1990  NYM   55   0   0   0   5   3  33   68.2   66   56   21   22   19   2.53
 1991  NYM   52   0   0   0   5   9  30   55.1   61   45   18   27   18   2.93
 1992  NYM   31   0   0   0   6   2  15   33.0   24   20   11    6    6   1.64
 1993  NYM   35   0   0   0   4   3  10   36.1   46   29   19   24   21   5.20
 1994  NYM   47   0   0   0   1   4  30   50.0   47   42   19   20   15   2.70
 1995  NYM   48   0   0   0   5   3  29   52.2   48   41   17   17   14   2.44
 1996  NYM   51   0   0   0   4   3  28   54.0   54   48   21   15   11   1.83
 1997  NYM   59   0   0   0   5   3  36   60.0   49   53   20   18   17   2.55
 1998  NYM   61   0   0   0   0   8  38   65.2   66   59   29   28   26   3.62
 1999  NYM   46   0   0   0   0   2  19   41.2   40   41   19   14   13   2.88
 2000  NYM   62   0   0   0   5   4   4   56.2   46   56   26   24   21   3.40
 2001  NYM   58   0   0   0   6   2   2   53.1   55   50   19   25   24   4.05
 2003  NYM   38   0   0   0   0   3   2   34.1   35   16   13   11   10   2.62
 2004  NYM   52   0   0   0   2   7   0   46.0   46   36   24   28   27   5.28
 2005  Hou   31   0   0   0   0   1   0   15.0   23   16    9   13   12   7.20
 -----------------------------------------------------------------------------
 Total     1119   0   0   0  90  87 424 1246.2 1166  975  495  466  400   2.89

キャリアハイライト一覧

  • オールスター出場:4回(1986-NL、1987-NL、1989-NL、1990-NL)

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