- 2009-04-08 (水) 0:04
- MLB Players
#31 ジョン・レスター(Jon LESTER) | SP

- 2002年6月ドラフト・レッドソックス2位(全米57番目)
- 1984年1月7日生 左投左打 187センチ 86キロ
- ワシントン州出身
過去3年間の成績
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 2006 Bos 15 15 0 0 7 2 0 81.1 91 60 43 43 43 4.76 2007 Bos 12 11 0 0 4 0 0 63.0 61 50 31 33 32 4.57 2008 Bos 33 33 2 2 16 6 0 210.1 202 152 66 78 75 3.21 ----------------------------------------------------------------------------- Total 60 59 2 2 27 8 0 354.2 354 262 140 154 150 3.81
選手の紹介文
レッドソックスの左のエースとして、抜群の安定感を見せるジョン・レスター。150キロの速球に加え、120キロ近いカーブやチェンジアップを加えた投球でアウトを積み重ねる。メジャーデビュー後に癌と診断され、命をかけて乗り越えて戻ってきた。世界一を経験し、ノーヒッターも達成するなど、この上ない華々しい復活劇を見せている。
ワシントン州に生まれたレスターは高校時代から指折りの選手として注目されていた。野球以外でもバスケットボールでも活躍。野球ではファーストを守る野手であったが、時にマウンドに上がることで左腕投手としての方がより注目されることになったのである。長身で細身の投手として、高校時代には3度のMVPを受賞するなど、能力を発揮していた。
2002年のドラフトでレッドソックスから2位指名(全米57番目)を受けてプロ入りした。契約金は100万ドルである。契約した後、ルーキーリーグでは1試合にだけマウンドに上がり、投球回数はわずか0回2/3で5安打1四球の6失点という内容で終わっている。いずれにしてもレスターの潜在能力に対しては非常に高く評価されていた。
2003年、開幕を1Aオーガスタで迎えると序盤から安定感ある投球を見せた。一時肩を痛めたことで投球制限もあったが、残した数字は24試合の登板(先発は21試合)で、6勝9敗、防御率3.65というものであった。オフにはアレックス・ロドリゲスとマニー・ラミレスの交換トレードがまとまりかけたときには、レスターも一緒に移籍するところだった(結果的にこのトレードは破談)。
2004年はランクが上の1Aサラソタに昇格し、21試合の登板(先発は20試合)で7勝6敗、防御率4.28、97奪三振(投球回数は90回1/3)をマーク。翌2005年は2Aポートランドに舞台を移すと、26試合に先発し、11勝6敗、防御率2.61、163奪三振(投球回数は148回1/3)という成績で、リーグの最優秀防御率、最多奪三振のタイトルを獲得した。オフにはマーリンズとの間にジョシュ・ベケット、マイク・ローウェルを交えた交換トレードがまとまったが、レッドソックスはレスター放出を拒んだ。
2006年は開幕を3Aポータケットで迎えると、11試合の登板で3勝4敗、防御率2.70という数字を残していた。6月にはようやくメジャー昇格の声がかかったのである。デビュー戦は6月10日の対レンジャーズ戦では4回1/3を3失点で降板(勝敗は付かず)。続く6月16日の対ブレーブス戦では6回を5安打1失点でメジャー初勝利をマークした。ティム・ハドソンに投げ勝っての初勝利である。
6月21日の対ナショナルズ戦では6回を3安打1失点の10奪三振という内容で連勝。その後も白星を重ねたが、特に7月18日の対ロイヤルズ戦では8回を1安打無失点に抑える投球を見せた。最終回を同じ新人のジョナサン・パペルボンが締めて、新人2投手による完封リレーを完成させている。デビューから5連勝を果たし、8月後半に背中に痛みを訴えて戦線を離脱したが、デビュー1年目に15試合の先発で7勝2敗、防御率4.76という成績を残したことになる。
暗雲が立ちこめたのは背中の痛みの精密検査が出てからであった。診断結果は未分化大細胞リンパ腫と最悪の結果だったのである。野球どころではなく病との戦いの日々が始まった。治療の日々は過酷でレスターの体力を奪い取った。不幸中の幸いか、確立された治療法があったことで順調な回復を見せ、12月には完治。2007年のスプリングトレーニングには参加できたが治療の代償は大きく、体力作りからの再開だった。
2007年シーズンはマイナーで開幕を迎え、1Aから2A、そして3Aと着実に階段を昇り、7月半ばにメジャー復帰を果たした。7月23日の対インディアンズ戦で復活登板を果たし、6回2失点という内容で勝利も手にした。この後はメジャーに定着して、12試合の登板(先発は11試合)で4勝0敗、防御率4.57という数字を残している。さらにこの年のワールドシリーズ第4戦の先発のマウンドにも上がり、5回2/3を3安打無失点に抑え、レッドソックスの世界一に大きく貢献したのである。まさに地獄から天国を味わったシーズンであったといえる。
2008年は開幕からレッドソックスの先発ローテーションに定着。5月19日の対ロイヤルズ戦ではノーヒッターを達成。許したランナーは四球による2人のみという圧巻の投球である。センターを守るジャコビー・エルズベリーのダイビングキャッチにも助けられた。癌からの復活を知るものには、このノーヒッターは非常に大きな価値のある大偉業だったのである。
レッドソックスの先発ローテーションを一貫して守り、終わってみれば33試合の先発で16勝6敗、防御率3.21、152奪三振という数字を残した。ポストシーズンではディビジョンシリーズ(対エンゼルス)では好投を見せたが、リーグチャンピオンシップシリーズ(対レイズ)では2敗するなど結果を残せなかった。オフには5年間3000万ドルで契約延長に合意。紆余曲折はあったが、オプションを含めると2014年まではレッドソックスのユニフォームを着続けることになりそうだ。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
受賞アワード一覧
各年度別成績一覧
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 2006 Bos 15 15 0 0 7 2 0 81.1 91 60 43 43 43 4.76 2007 Bos 12 11 0 0 4 0 0 63.0 61 50 31 33 32 4.57 2008 Bos 33 33 2 2 16 6 0 210.1 202 152 66 78 75 3.21 ----------------------------------------------------------------------------- Total 60 59 2 2 27 8 0 354.2 354 262 140 154 150 3.81
キャリアハイライト一覧
- 世界一経験:1回(2007-Bos)
- ノーヒッター:1回(2008-5-19-Bos/ロイヤルズ戦)
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