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Julio FRANCO(フリオ・フランコ)

Major League Baseball

#14 フリオ・フランコ(Julio FRANCO) | 1B

フリオ・フランコ

  • 1978年6月・フィリーズと契約
  • 1958年8月23日生 右投右打 185センチ 86キロ
  • ドミニカ共和国出身

選手の紹介文
年齢不詳ながら、最年長記録を更新するフランコ。メジャーリーグでの多くの最年長記録を更新したフリオ・フランコ。1991年には首位打者となり、通算2586安打はドミニカ共和国出身選手としては最多である。年齢不詳という一面を持ち、実際の年齢はまだ不明であったりする。メジャーリーグ以外にも日本、韓国、メキシコでのプレー経験があり、それぞれの国で高い評価を得ている。

ドミニカ共和国に生まれたフランコは1978年、フィリーズと契約。ルーキーリーグからスタートすると常に打率3割を越える安定感を見せ、メジャーへの階段を着実に昇っていった。1979年には1Aで本塁打王(10HR)、1980年には1Aで打点王(99打点)を獲得。1981年は2Aで打率.301、8HR、74打点、27盗塁とオールラウンドぶりを発揮している。

1982年にはメジャーへ昇格し、16試合に出場。この年は大半は3Aで過ごしたのだが、3Aでは120試合に出場し、打率.300、21HR、66打点、33盗塁とマイナーリーグを卒業するに十分な数字を残したのである。するとオフになると2対4の交換トレードに巻き込まれて、インディアンズへの移籍が決まり、舞台を移すことになった。

1983年、インディアンズのショートストップの座を掴むと、149試合に出場し、打率.273、8HR、80打点、32盗塁という好成績を残し、新人王投票ではロン・キトルに次ぐ2位に付けたのである。その後も安定した数字を残し、1986年には打率.306と初めて3割の大台に乗せた。実にこの年から4年連続で打率3割を記録するのである。

1987年は打率.319、32盗塁という結果を残すと、翌1988年からはポジションをセカンドに移し、打率.303、10HR、54打点、25盗塁という数字で自身初のシルバースラッガー賞を受賞。オフにはレンジャーズへの移籍が決まった。インディアンズ時代の打順は2番や3番などを任されることが多かったが、レンジャーズでは中軸を任される機会が増えることになる。

移籍1年目の1989年は打率.316、13HR、92打点、21盗塁をマーク。オールスターゲームにも初出場するなど、リーグを代表する選手になった。1990年は打率.296、11HR、69打点、31盗塁に終わるが、オールスターゲームではロブ・ディブルの剛速球を右中間フェンス直撃の2塁打を放ち、唯一の得点を挙げていることからオールスターMVPに輝いている。1991年、打率.341、15HR、78打点、36盗塁という好成績で首位打者のタイトルを受賞。ウェイド・ボッグスを振り切っての首位打者獲得は価値あるものである。

順風満帆だったフランコのキャリアだが、1992年に膝の怪我を負ってしまうことで暗雲が立ちこめた。もはやセカンドやショートを守ることは困難となり、盗塁数も激減するなどプレースタイルの変更を余儀なくされたのである。1992年はわずか35試合の出場に留まり、翌1993年は指名打者として144試合に出場し、打率.289、14HR、84打点を記録するが、盗塁数は9個のみである。

バットの先端を投手に向ける独特の打撃フォーム。1994年、FAとなるとホワイトソックスと1年契約したフランコ。ストライキで中断されたシーズンだが、この年MVPとなるフランク・トーマスの後を任される4番打者として、112試合に出場し、打率.319、20HR、98打点をマーク。短縮シーズンでありながらも20HRの大台を越えたのはキャリア初のことだったが、一方で打点は100点の大台にわずか2点届かなかった(フランコはシーズン100打点を記録したことは1度もなく、それ故にこの年のストライキは惜しまれる結果となった)。

1995年、フランコは日本プロ野球に身を投じた。かつてレンジャーズ時代に師弟関係だったボビー・バレンタインが千葉ロッテ・マリーンズの監督に就任したためである。野球に取り組む姿勢は周囲の選手に大きな影響を与え、フランコ自身も打率.306、10HR、58打点をマーク。結果的にフロントとの衝突もあり、翌年からはメジャーリーグに戻ることになった。

1996年には古巣インディアンズに復帰し、打率.322、14HR、76打点を記録。チームも地区優勝を果たしたため、初めてポストシーズンを経験(ディビジョンシリーズで敗退)。1997年もインディアンズでプレーするが不振により夏場に解雇されると、すぐにブリュワーズと契約している。そして、1998年には再び日本プロ野球に1年だけの復帰を果たした。1999年はメキシカンリーグに移り、93試合で打率.423をマーク(デビルレイズで1打席だけ打席に立っている)。2000年は韓国プロ野球(サムソン・ライオンズ)と契約し、打率.327、22HR、110打点を記録したのである。

2001年、メキシカンリーグでプレーしていたフランコだが、ブレーブスからオファーがかかりメジャーリーグに復帰。ファーストの守備と対左投手用の打者として重宝されることになる。ブレーブスでは2005年までプレーし、その後はメッツと2年契約。結果、2007年途中にメッツから解雇されるとブレーブスに戻ったのである。そして、この年限りでメジャーリーグからは現役引退することとなった。

2004年以降のフランコはメジャー最年長選手としてプレー。1人残された1950年代生まれのメジャーリーガーが、現役としてプレーし続けたのである。史上最年長記録として、満塁HR、代打HR、1試合2盗塁などを記録。2007年5月4日のダイヤモンドバックス戦でランディ・ジョンソンから48歳8ヶ月12日で打ったHRがメジャー史上最年長でのHRとなっている。2006年シーズン終盤にはチーム事情でサードとして先発。サードで先発出場するのは実に新人時代以来という珍事も起きている。

メジャー復帰を目指して2008年もメキシカンリーグでプレーを続けていたが、5月に入って現役引退を正式に発表した。この時点ですでに50歳は目前だったのである。メジャーでの通算成績は打率.298、173HR、1194打点、281盗塁という堂々たる成績である。長い間、現役生活を続けられた秘訣としては徹底した自己管理が挙げられる。特にコンディショニングは周囲の選手に大きな影響を与えたのである。

【written by Kenji@webmaster】

獲得タイトル一覧

  • 首位打者:1回(1991-AL)

受賞アワード一覧

  • オールスターMVP:1回(1990)
  • シルバースラッガー賞:5回(1988-AL~1990-AL、1994-AL)

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1982  Phi   16   29    3    8   1   0   0    3    4    2    0  .323 .310  .276
 1983  Cle  149  560   68  153  24   8   8   80   50   27   32  .306 .388  .273
 1984  Cle  160  658   82  188  22   5   3   79   68   43   19  .331 .348  .286
 1985  Cle  160  636   97  183  33   4   6   90   74   54   13  .343 .381  .288
 1986  Cle  149  599   80  183  30   5  10   74   66   32   10  .338 .422  .306
 1987  Cle  128  495   86  158  24   3   8   52   56   57   32  .389 .428  .319
 1988  Cle  152  613   88  186  23   6  10   54   72   56   25  .361 .409  .303
 1989  Tex  150  548   80  173  31   5  13   92   69   66   21  .386 .462  .316
 1990  Tex  157  582   96  172  27   1  11   69   83   82   31  .383 .402  .296
 1991  Tex  146  589  108  201  27   3  15   78   78   65   36  .408 .474  .341
 1992  Tex   35  107   19   25   7   0   2    8   17   15    1  .328 .355  .234
 1993  Tex  144  532   85  154  31   3  14   84   95   62    9  .360 .438  .289
 1994  CWS  112  433   72  138  19   2  20   98   75   62    8  .406 .510  .319
 1996  Cle  112  432   72  139  20   1  14   76   82   61    8  .407 .470  .322
 1997  Cle   78  289   46   82  13   1   3   25   75   38    8  .367 .367  .284
 1997  Mil   42  141   22   34   3   0   4   19   41   31    7  .373 .348  .241
 1999  TB     1    1    0    0   0   0   0    0    1    0    0  .000 .000  .000
 2001  Atl   25   90   13   27   4   0   3   11   20   10    0  .376 .444  .300
 2002  Atl  125  338   51   96  13   1   6   30   75   39    5  .357 .382  .284
 2003  Atl  103  197   28   58  12   2   5   31   43   25    0  .372 .452  .294
 2004  Atl  125  320   37   99  18   3   6   57   68   36    4  .378 .441  .309
 2005  Atl  108  233   30   64  12   1   9   42   57   27    4  .348 .451  .275
 2006  NYM   95  165   14   45  10   0   2   26   49   13    6  .330 .370  .273
 2007  NYM   40   50    7   10   0   0   1    8   13   10    2  .328 .260  .200
 2007  Atl   15   40    1   10   3   0   0    8   10    4    0  .311 .325  .250
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     2527 8677 1285 2586 407  54 173 1194 1341  917  281  .365 .417  .298

キャリアハイライト一覧

  • オールスター出場:3回(1989-AL~1991-AL)

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