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Kenny LOFTON(ケニー・ロフトン)

Cleveland INDIANS

#7 ケニー・ロフトン(Kenny LOFTON) | CF

ケニー・ロフトン

  • 1988年6月ドラフト・アストロズ17位(全米428番目)
  • 1967年5月31日生 左投左打 183センチ 82キロ
  • インディアナ州出身

選手の紹介文
5年連続盗塁王にもなった“韋駄天”ケニー・ロフトン。1990年代後半のインディアンズ黄金時代に先頭打者として活躍したケニー・ロフトン。5年連続盗塁王に輝くなど、その俊足ぶりには大きな注目が集まった。晩年は幾多の球団を渡り歩いたが、勝つ味を知る優勝請負人として移籍したチームに影響を及ぼした。2007年を最後にメジャーの舞台ではプレーしていない。

大学時代は野球とバスケットボールをプレーしており、特に力を入れていたのはバスケットボールだった。バスケットボールでもチームが全米ベスト4に入る活躍を見せたが、ロフトンがやりたかったのは野球の方であった。1988年のドラフトでアストロズから17位指名を受けてプロ入りを果たす。マイナー時代から俊足ぶりを発揮し、1991年9月にメジャー昇格。メジャーデビューとなる9月14日のレッズ戦では、4打数3安打3得点と大当たりした。そして、オフにインディアンズへの移籍が決まる。

1992年、初めてメジャーでフルシーズン過ごし、148試合に出場。打率.285に66盗塁を記録し、盗塁王のタイトルを手にする。インディアンズとしては1946年のジョージ・ケース以来の盗塁王である。しかし、新人王投票ではパット・リスタッチに次ぐ2位に終わってしまうが、リーグ2位の14捕殺を記録するなど、外野手としての強肩も見せつけた。前年、3Aで喫した95個の三振も54個に減らすなど成長の跡を見せたのである。

1993年も勢いは留まらず、リーグ4位の打率.325、リーグ3位タイの116得点など先頭打者としての実力をいかんなく発揮。シーズン70盗塁もマークし、2年連続の盗塁王となった。1シーズンで打率.325、70盗塁を記録したのは、これまでタイ・カッブ、ウイリー・ウイルソン、ティム・レインズの3人しかおらず、ロフトンはその中に仲間入りを果たしたことになる。さらに初めてのゴールドグラブ賞も獲得している。

1994年は4月末からキャリアハイの17試合連続ヒットをマーク。ストライキのため、シーズンは途中で中断されたが、その中で打率.349(リーグ4位)、60盗塁を記録し、球団史上初の3年連続盗塁王に輝いている。さらにMVP投票でも、フランク・トーマスケン・グリフィーアルバート・ベルに次ぐ4位に付けている。

1995年は、故障者リスト入りしたこともあり、わずか118試合の出場に留まったが、54盗塁を記録。4年連続の盗塁王となり、リーグトップの13本の3塁打を放っている。特にシーズン最後の1ヶ月で22盗塁も記録し、チームを1954年以来のポストシーズン進出に押し進める原動力となった。マリナーズとのリーグチャンピオンシップシリーズでは打率.458(24打数11安打)と気を吐き、チームの勝利に大きく貢献。ワールドシリーズの舞台に立つことも出来た(しかし、ブレーブスの前に2勝4敗で敗れる)。

インディアンズには縁があり、3度もユニフォームに袖を通した。1996年、キャリアハイの210安打、132得点に加え、自らの持つ球団記録を塗り替える75盗塁をマーク。5年連続盗塁王となり、4年連続のゴールドグラブ賞受賞と輝かしい記録に包まれている。オールスターゲームにも過去2度出場しているが、ファン投票で選出されたのはこの年が初めてであった。

順調にキャリアを積んでいたロフトンも1997年開幕直前にマーキス・グリッソム、デビッド・ジャスティスとの交換でブレーブス入りすることが決まった。開幕直後は好調だったロフトンも左股関節の痛みがあり、満足したシーズンとは言えなかった。この年のオールスターは古巣インディアンズの本拠地ジェイコブズフィールドで行われたが、故障者リスト入りしていたロフトンも選出され、クリーブランドのファンから大きな拍手を受けていた。結局、122試合にしか出場できず、期待された盗塁はわずか22盗塁に終わってしまう(打率は.333で5年連続の3割マーク)。

オフにFAとなり、古巣のインディアンズと契約したロフトン。154試合に出場し、打率.283ながら、43盗塁を記録するなど、本来のロフトンのプレーが見られた(盗塁王は66盗塁のリッキー・ヘンダーソン)。盗塁成功率は84.4パーセント(64回試みて54回成功)であり、ロフトンが得点を挙げた試合では、チームは51勝26敗(勝率.662)と高勝率をマークするなど、理想のトップバッターぶりを見せた。この年、通算400盗塁を記録している。

1999年は右足のハムストリングを痛め、2度の故障者リスト入りがあったものの、打率.301、30盗塁をマークしている。レッドソックスとのリーグチャンピオンシップシリーズ第5戦で1塁へ滑り込んだ際、左肩を痛めるアクシデントに見舞われてしまい、オフに手術を受けるほどの大怪我となってしまった。これが原因で、翌2000年は前半戦絶望かと思われたが、驚異的な回復を見せて開幕に間に合う。しかし、4月末には左二頭筋を痛めて故障者リスト入り。この年はメジャータイ記録となる18試合連続得点を記録したが、打率.278、30盗塁に終わってしまう。

2001年も怪我の影響が大きく響き、打率.237、16盗塁に終わるなど、かつて5年連続盗塁王だった面影も徐々に色褪せてきた。オフにFAとなったロフトンは輝かしいキャリアを残したインディアンズに別れを告げ、ホワイトソックスと契約。5月には35歳となるロフトンは7月末まで22盗塁する快足ぶりを発揮すると、7月28日にジャイアンツへ移籍し、リードオフマンに定着。ジャイアンツのリーグ優勝に貢献し、ワールドシリーズへ進出。惜しくもエンゼルスの前に3勝4敗で敗れ、世界一は逃した。

かつてはゴールドグラブ賞の常連だった。2003年はパイレーツと契約するが、シーズン途中にアラミス・ラミレスと共にカブスへ移籍。カブスの地区優勝に貢献するも、リーグチャンピオンシップシリーズではマーリンズの前に敗れた。この頃には優勝請負人として名を挙げていたロフトン。2004年はヤンキースと契約するも結果を残せなかったが、2005年はフィリーズと契約し、110試合の出場ながら打率.335をマーク。翌2006年もドジャースへ移籍すると打率.301と存在感をアピールした。

2007年、レンジャーズで開幕を迎えると開幕戦で2盗塁し、通算盗塁数を600個の大台に乗せた。既に40歳となっていながら84試合の出場で打率.303、21盗塁という成績を残すと、7月末に古巣インディアンズに請われる形で復帰を果たした。守り慣れていたセンターにはグレイディ・サイズモアがいたため、レフトで出場。52試合に出場し、打率.283、2盗塁という数字に終わっている。地区優勝を果たしたこともあり、ポストシーズンの舞台に足を踏み入れ、ポストシーズン記録となる34個目の盗塁を決めている。

2007年を最後にメジャーリーグの舞台には立っていないロフトン。メジャー17年間のキャリアでの通算成績は打率.299、2428安打、116HR、781打点、622盗塁というものである。勝てるチームを渡り歩いたこともあり、ポストシーズンには計84試合に出場し、打率.244、6HR、28打点、34盗塁という記録を残している。

【written by Kenji@webmaster】

獲得タイトル一覧

  • 盗塁王:5回(1992-AL~1996-AL)

受賞アワード一覧

  • ゴールドグラブ賞:4回(1993-AL~1996-AL)

各年度別成績一覧

 YEAR Team    G   AB    R    H  2B  3B  HR  RBI   SO   BB   SB   OBP  SLG   AVG
 ------------------------------------------------------------------------------
 1991  Hou   20   74    9   15   1   0   0    0   19    5    2  .253 .216  .203
 1992  Cle  148  576   96  164  15   8   5   42   54   68   66  .362 .365  .285
 1993  Cle  148  569  116  185  28   8   1   42   83   81   70  .408 .408  .325
 1994  Cle  112  459  105  160  32   9  12   57   56   52   60  .412 .536  .349
 1995  Cle  118  481   93  149  22  13   7   53   49   40   54  .362 .453  .310
 1996  Cle  154  662  132  210  35   4  14   67   82   61   75  .372 .446  .317
 1997  Atl  122  493   90  164  20   6   5   48   83   64   27  .409 .428  .333
 1998  Cle  154  600  101  169  31   6  12   64   80   87   54  .371 .413  .282
 1999  Cle  120  465  110  140  28   6   7   39   84   79   25  .405 .432  .301
 2000  Cle  137  543  107  151  23   5  15   73   72   79   30  .369 .422  .278
 2001  Cle  133  517   91  135  21   4  14   66   69   47   16  .322 .398  .261
 2002  CWS   93  352   68   91  20   6   8   42   51   49   22  .348 .418  .259
 2002  SF    46  180   30   48  10   3   3    9   22   23    7  .353 .406  .267
 2003  Pit   84  339   58   94  19   4   9   26   29   28   18  .333 .437  .277
 2003  ChC   56  208   39   68  13   4   3   20   22   18   12  .381 .471  .327
 2004  NYY   83  276   51   76  10   7   3   18   27   31    7  .346 .395  .275
 2005  Phi  110  367   67  123  15   5   2   36   41   32   22  .392 .420  .335
 2006  LAD  129  469   79  141  15  12   3   41   42   45   32  .360 .403  .301
 2007  Tex   84  317   62   96  16   3   7   23   28   39   21  .380 .438  .303
 2007  Cle   52  173   24   49   9   3   0   15   23   17    2  .380 .438  .283
 ------------------------------------------------------------------------------
 Total     2103 8120 1528 2428 383 116 130  781 1016  945  622  .372 .423  .299

キャリアハイライト一覧

  • オールスター出場:6回(1994-AL~1996-AL、1997-NL、1998-AL、1999-AL)

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