- 2008-07-09 (水) 0:07
- MLB Players
#17 ランス・バークマン(Lance BERKMAN) | 1B

- 1997年6月ドラフト・アストロズ1位(全米16番目)
- 1976年2月10日生 左投両打 185センチ 93キロ
- テキサス州出身
過去3年間の成績
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 2006 Hou 152 536 95 169 29 0 45 136 106 98 3 .420 .621 .315 2007 Hou 153 561 95 156 24 2 34 102 125 94 7 .386 .510 .278 2008 Hou 159 554 114 173 46 4 29 106 108 99 18 .420 .567 .312 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1371 4802 896 1449 328 24 288 961 953 883 72 .413 .560 .302
選手の紹介文
アストロズを代表するスラッガーのランス・バークマン。スイッチヒッターとして知られるバークマンも、左打席の方が圧倒的に成績を挙げている特徴がある。かつて頭文字が同じBであるジェフ・バグウェル、クレイグ・ビジオらと共にキラー・ビーズと呼ばれたことがあったが、今は2人とも引退している。バークマンにかかる期待は必然的に大きくなってきている。
大学時代から練習熱心な選手として知られ、在学していたライス大学での3年間の通算成績は打率.385、67HR、272打点である。特に3年時には41本のホームランを記録し、1シーズンの本数としては大学史上3番目に位置するものである。そしてバークマンは、1997年のドラフトでアストロズに1位指名(全米16番目)を受けてプロ入りを果たした。契約したその年、1Aキシミーで53試合に出場し、打率.293、12HR、35打点を記録している。
1998年は2Aジャクソンで開幕を迎え、122試合に出場し、打率.306、24HR、89打点をマークし、この年の後半には3Aニューオーリンズへ昇格している。翌1999年は開幕から3Aに定着し、7月にボストンで行われたフューチャーゲームに選抜され、アメリカ代表の3番ライトで先発出場を果たしている(結果は3打数無安打)。
さらにバークマンは、翌年に行われるシドニーオリンピック出場を懸けた予選のアメリカ代表メンバーにも選抜されている。アメリカ国籍を持つ24人のマイナーリーガーしか選ばれない名誉あるものだが、ちょうどメジャーからお呼びがかかったために、この代表メンバー入りを辞退することになった。こうして、1999年7月16日にメジャーリーグの舞台に初めて立つことになった。メジャー1年目は34試合の出場で、打率.237、4HR、15打点に終わっている。
2000年のアストロズの外野にはモイゼス・アルー、リチャード・ヒダルゴ、ロジャー・セデーニョ、ダリル・ウォードといたために、バークマンは3Aでの開幕を迎えた。しかし、4月末にはメジャー昇格し、一旦はマイナー降格するがセデーニョが左手の薬指を骨折し、離脱して以降はメジャーに定着した。この年のバークマンは、114試合に出場し、打率.297、21HR、67打点を記録し、飛躍のきっかけをつかんだ。
2001年はメジャーで開幕を迎え、外野の一角を占めた。4月は一時的に打率が4割に届きそうになるほどの好調ぶりを見せ、チームメイトのアルーらと首位打者争いを繰り広げた。6月14日の対ツインズ戦では2本のホームランを含む5打数4安打6打点の猛打を見せた。この3日後の17日から自己最長の21試合連続ヒットを記録した。この活躍により、前年44本のホームランを放ちながらスランプに陥っていたヒダルゴに代わり、チームの4番に座ることもあった。
さらにオールスターゲーム初出場も果たしたバークマン。試合途中からセンターに入り、6回の打席ではポール・クオントリルから内野安打を放つ。バークマンを刺激したのは、この年限りでの引退を発表していたトニー・グウィンと話す機会を持てたことだ。グウィンもバークマンの打撃哲学には太鼓判を押したという。シーズンが終わってみれば、156試合の出場で、打率.331、34HR、126打点と堂々たる成績を残した。さらにスイッチヒッターとしては史上初の30HR、50本の2塁打を記録するなど、文句のつけようがない。
この年はバークマンにとっては初めてのポストシーズンも経験。しかし、ブレーブスとのディビジョンシリーズではあっさりと3連敗してしまい、アストロズのシーズンは終わってしまった。バークマン自身も12打数2安打と結果を残せなかったことが悔やまれるところである。ポストシーズンに弱いといわれるアストロズではあったが、ロイ・オズワルトら若手投手の台頭もあり、近い将来のワールドシリーズ出場が期待された。
2002年もバークマンの勢いは止まらず、打率.292、42HR、128打点と好成績を残し、初めて打点王のタイトルも手にした。アストロズの選手としての打点王は1994年のバグウェル(116打点)以来の快挙でもある。MVP投票でも3位に食い込むほどの飛躍を果たしている。しかし、翌2003年は打率.288、25HR、93打点と数字を大きく落とした。
真価が問われる2004年、160試合の出場で打率.316、30HR、106打点と好成績を記録した。特に5月は月間24打点を挙げる活躍で、長打率は.785マークする猛打を見せた。終盤には37試合連続出塁も記録。アストロズとしては1999年にバグウェルが記録した44試合の記録に次ぐものでもある。しかし、オフにフットボールをプレーしていた際に右膝靱帯を断裂する大怪我に見舞われてしまった。
2005年のバークマンの開幕は5月と遅かった。なかなかHRが出ずに苦しんだが、後半戦に行くに従って復調した。9月の月間成績は打率.319、11HR、27打点と大当たりし、チームのポストシーズンに大きく貢献した。結果的に132試合の出場で、打率.293、24HR、82打点という結果を残している。なお、これまでファーストを守っていたバグウェルが怪我ということもあり、外野を守っていたバークマンはこの年からファーストを主に守るようになった。
ブレーブスとのディビジョンシリーズでは2勝1敗で迎えた第4戦、劣勢だった8回裏にバークマンの満塁HRで1点差まで追い上げると、9回裏にブラッド・オースマスの同点HRで延長戦にもつれ込んだ。試合は延長18回までもつれ、結果はクリス・バークのサヨナラHRで勝利。リーグチャンピオンシップシリーズでもカージナルスを退け、球団史上初のリーグ優勝を果たした。ワールドシリーズではホワイトソックスの前に4連敗で敗れたが、バークマンは打率.385、6打点と結果は残している。
2006年、万全の体調で望み、152試合の出場で、打率.315、45HR、136打点というキャリアハイの成績を残した。バークマン自身、シーズン40HR以上が2度目となるが、スイッチヒッターで40HRを2度以上記録したのは、他にミッキー・マントルしかいない(マントルは4度記録)。ちなみに45HRの内訳は、左打席で40HR、右打席で5HRである。MVP投票ではライアン・ハワード、アルバート・プホルスに次ぐ3位となっている。
2007年は若干数字を落とし、打率.278、34HR、102打点という結果に終わった。とはいえ、34HRはリーグ5位タイの記録でもある。珍しい記録ではあるが、バークマンは9月21日の試合でHRを放った。実はバークマンは7年連続で9月21日にHRを放っており、ルー・ゲーリッグの7年連続(6月8日、1932~38年)と並ぶメジャー記録でもある。
2008年、開幕から好調を維持しているバークマン。前年から共に中軸を担うカルロス・リーや移籍による加入選手もいるが、チームの軸となるのはバークマンである。果たしていない世界一を目指し、バークマンのバットにかかる期待は大きい。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
- 打点王:1回(2002-NL)
受賞アワード一覧
各年度別成績一覧
YEAR Team G AB R H 2B 3B HR RBI SO BB SB OBP SLG AVG ------------------------------------------------------------------------------ 1999 Hou 34 93 10 22 2 0 4 15 21 12 5 .321 .387 .237 2000 Hou 114 353 76 105 28 1 21 67 73 56 6 .388 .561 .297 2001 Hou 156 577 110 191 55 5 34 126 121 92 7 .430 .620 .331 2002 Hou 158 578 106 169 35 2 42 128 118 107 8 .405 .578 .292 2003 Hou 153 538 110 155 35 6 25 93 108 107 5 .412 .515 .288 2004 Hou 160 544 104 172 40 3 30 106 101 127 9 .450 .566 .316 2005 Hou 132 468 76 137 34 1 24 82 72 91 4 .411 .524 .293 2006 Hou 152 536 95 169 29 0 45 136 106 98 3 .420 .621 .315 2007 Hou 153 561 95 156 24 2 34 102 125 94 7 .386 .510 .278 2008 Hou 159 554 114 173 46 4 29 106 108 99 18 .420 .567 .312 ------------------------------------------------------------------------------ Total 1371 4802 896 1449 328 24 288 961 953 883 72 .413 .560 .302
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:5回(2001-NL、2002-NL、2004-NL、2006-NL、2008-NL)
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