- 2009-01-20 (火) 0:02
- MLB Players

#11 レフティー・ゴメス(Lefty GOMEZ) | SP

- 1929年・ヤンキースと契約
- 1910年11月26日生 左投左打 188センチ 81キロ
- カリフォルニア州出身
選手の紹介文
1930年代のヤンキース黄金時代を代表する左腕投手のレフティー・ゴメス。投手三冠王を2度も獲得するなど、抜群の実力を誇った。特に大舞台での勝負強さは圧巻でヤンキースの5度の世界一に貢献している。ジョークを愛する愉快な人間でもあり、「グーフィ」と呼ばれ、チームのムードメーカーとしても機能した。
スペイン系とアイルランド系の流れを持ち、カリフォルニア州に生まれたゴメス。速球派の左腕投手として非凡な才能を見せ、高校卒業後にはマイナー球団でプレーする道を選んだ。1929年にはマイナーのサンフランシスコで18勝11敗、防御率3.44という成績を残し、ヤンキースと契約するに至った。
1930年4月にメジャーデビューを飾ったゴメス。この年はメジャーではわずか2勝(5敗)に終わり、大半をマイナーで過ごした。そして翌1931年、ヤンキースで先発ローテーションに定着すると、21勝9敗、防御率2.67とエース級の働きを見せたのである。移籍組のレッド・ラフィングと共にヤンキース投手陣を引っ張る存在となった。
1932年、37試合に登板(先発は31試合)し、24勝7敗、防御率4.21という成績を挙げて、チームのリーグ優勝に貢献。ワールドシリーズではカブスとの対戦となったが、第2戦に先発したゴメスは1失点完投勝利をマークし、白星を手にした。このシリーズはヤンキース4連勝で、ベーブ・ルース、ルー・ゲーリッグらと共にゴメスは世界一の美酒を味わうことになった。
1933年、16勝(10敗)をマークし、防御率3.18、163奪三振という数字で最多奪三振のタイトルを獲得した。オールスターゲームが初めて開催されたこの年、3回を2安打無失点に抑える投球でオールスターの初勝利投手になっている。さらに打撃はあまり得意じゃないゴメスがオールスター史上初打点を記録する幸運にも恵まれた。
1934年は26勝5敗、防御率2.33、158奪三振という内容で投手タイトルを総ナメ(投手三冠王)した。MVP投票でもミッキー・カクレーン、チャーリー・ゲリンジャーに次ぐ3位に入っている。その後の2年間は12勝(15敗)、13勝(7敗)に終わるが、1937年には21勝11敗、防御率2.33、194奪三振という好成績を残し、自身2度目となる投手三冠王となった。
ヤンキースの主戦投手として、1936年からの4年連続世界一に大きく貢献したゴメス。1940年には腕を痛めた影響でわずか3勝(3敗)に終わってしまった。1941年には15勝(5敗)を挙げて復活は果たしたが、翌1942年が6勝(4敗)に終わるとオフにはブレーブスに10000ドルで売りに出されたのである。結果、1943年開幕前にブレーブスを解雇され、セネタースと契約。シーズンでは1試合にだけ登板して現役を引退した。
メジャー通算成績は189勝102勝、防御率3.34、1468奪三振というものである。積み上げた189個の白星はヤンキースの一員と挙げたものであり、これは球団史上レッド・ラフィング(273勝)、ホワイティ・フォード(236勝)に次ぐものである。
大舞台に強いゴメスはオールスターゲームで3勝(1933年、1935年、1937年)を挙げており、歴代トップの記録でもある。ワールドシリーズでも計7試合に登板し、6勝0敗、防御率2.86を記録するなど、その勝負強さは折り紙付きだった。1972年にベテランズ委員会選出による野球殿堂入りを決めている。
記録もさることながら、軽快なジョークを飛ばしたことでも人気を集めた。インディアンズ戦でボブ・フェラーと対戦した際は濃霧だった為、打席に入ったゴメスは顔の前でマッチを擦った。剛球を持つフェラーに顔の位置を知らしたのだと語っている。ノーアウト1塁で投手ゴロを掴んだゴメスは、2塁に入ったショートストップに投げるのではなく、ベースから離れたセカンドに送球し、どういう反応をするか見たかったと言ったりしたという。しかし、強打者ジミー・フォックスを打席に迎え、マウンド上のゴメスはあえて首を振り続けフォックスの調子を狂わそうとしたが、じらして投げたボールをあっさりHRされることもあった。
【written by Kenji@webmaster】
獲得タイトル一覧
- 投手三冠王:2回(1934-AL、1937-AL)
- 最多勝:2回(1934-AL、1937-AL)
- 最優秀防御率:3回(1933-AL、1934-AL、1937-AL)
- 最多奪三振:2回(1934-AL、1937-AL)
受賞アワード一覧
各年度別成績一覧
YEAR Team G GS CG SHO W L SV IP H SO BB R ER ERA ----------------------------------------------------------------------------- 1930 NYY 15 6 2 0 2 5 1 60.0 66 22 28 41 37 5.55 1931 NYY 40 26 17 1 21 9 3 243.0 206 150 85 88 72 2.67 1932 NYY 37 31 21 1 24 7 1 265.1 266 176 105 140 124 4.21 1933 NYY 35 30 14 4 16 10 2 234.2 218 163 106 108 83 3.18 1934 NYY 38 33 25 6 26 5 1 281.2 223 158 96 86 73 2.33 1935 NYY 34 30 15 2 12 15 1 246.0 223 138 86 104 87 3.18 1936 NYY 31 30 10 0 13 7 0 188.2 184 105 122 104 92 4.39 1937 NYY 34 34 25 6 21 11 0 278.1 233 194 93 88 72 2.33 1938 NYY 32 32 20 4 18 12 0 239.0 239 129 99 110 89 3.35 1939 NYY 26 26 14 2 12 8 0 198.0 173 102 84 80 75 3.41 1940 NYY 9 5 0 0 3 3 0 27.1 37 14 18 20 20 6.59 1941 NYY 23 23 8 2 15 5 0 156.1 151 76 103 76 65 3.74 1942 NYY 13 13 2 0 6 4 0 80.0 67 41 65 42 38 4.28 1943 WaS 1 1 0 0 0 1 0 4.2 4 0 5 4 3 5.79 ----------------------------------------------------------------------------- Total 368 320 173 28 189 102 9 2503.0 2290 1468 1095 1091 930 3.34
キャリアハイライト一覧
- オールスター出場:7回(1933-AL~1939-AL)
- 世界一経験:5回(1932-NYY、1936-NYY~1939-NYY)
- 殿堂入り:1972年(ベテランズ委員会)
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